2015/02/27

【インド・ワークキャンプ2015】参加者のレポート(その1)

2月12日に成田を出発してインドでワークキャンプに参加したメンバー16名は2月22日に無事に帰国しました。皆様のお祈りを感謝いたします。

これから参加者全員のレポートを一人ずつご紹介しますが、第一号としてチャプレンをお願いした徳野昌博牧師の報告を以下に掲載します。徳野先生にインドキャンプのチャプレンをお願いするのは今回が3度目です。なお、今回を含め、今後掲載するレポートの内容は、JELA事務局が一部編集したものです。

◇◆◇

徳野牧師(左)とキャンプ参加者
今回は、キャンプ期間中に「灰の水曜日」を迎え、四旬節の時を過ごすことになりました。「灰の水曜日」当日の夕刻、礼拝が設定されており、CRHPの職員や研修生と共に、礼拝に与りました。

ショーバ先生は、説教の中で、「四旬節になると、断食に代表されるように、何かを断つ、しないということに心が向くが、逆に、前向きに、奉仕を普段以上にたくさんするとか、そういうことも良いのではないか。要するに、何かをするにしても、しないにしても、それが祈りに裏付けられたものであることが大切」と話してくださり、キャンパーに貴重な示唆となったように思いました。礼拝の最後に、参加者は額に灰で十字を記していただきました。これも印象深い体験でした。

日ごとのデボーションでは、「イエスの十字架上の七聖言」を学ぶこととし、一日に一つずつ言葉を取り上げ、み言葉を心に宿らせるよう、みんなで思いを巡らしました。

今回の作業は、定番の義足作りと幼稚園の教室のペインティング作業と着火剤作りでした。三つのチームに分かれて、順繰りにそれぞれの作業に当たりました。ということで、全員、すべての作業に携わることができました。

作業の合間を縫って、恒例の牛市場や野菜市場の見物や、村や農場、そして、CRHPに隣接する、いわゆるスラムに、幼稚園児のお迎えということで入って行き、見学もしました。村に行った折には、CRHPの地域密着型、草の根活動を見せていただき、また保健婦さんの話を直接聞くこともでき、感動しました。

野菜市場に案内されるのは、私にとって初めての経験でした。市場が開かれているダウンタウンの中、至るところ、所狭しとゴザを敷くようにして、商品の野菜や香辛料、乾物やお菓子が並べられています。どこもすごい人だかりです。そんな一隅に、ちょっと場違いな、と言うか、色合いの違うたたずまいの古びた小さな建物があり、そこにCRHPの職員さんが案内してくれました。そこはかつて、動物のとさつ場だったとのことでしたが、そこが何と、CRHPがジャムケッドにおいて最初に開設した建物だったというのです。初代の方々の苦労がしのばれました。

徳野昌博

◆◇◆

2015/02/24

大量の切手をいただきました!


先週、東京在住の支援者の方から大量の切手のご寄付いただきました。
長年にわたりコレクションされた貴重な切手を捧げてくださりありがとうございます。

国内外の珍しい切手が多数あります。

皆様からお送りいただいた未使用の切手・ハガキ(ハガキは書き損じも可)は、有効利用させていただきます。

少量でも古いものでも結構です。ご協力をお願いいたします。

 送り先:日本福音ルーテル社団(JELA)
 ハガキ・切手係
150-0013
 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
 TEL:03-3447-1521

【今回ご寄付いただいた貴重な切手】



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日本福音ルーテル社団(JELA)

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】東日本大震災被災地の仮設住宅で奏でられるハープの祈り

リラ・プレカリア研修講座3期修了生の横山恭子さんが仙台の被災者用仮設住宅でパストラルハープの実践をされていることを、2014年8月発行のジェラニュース34号7頁でとりあげました。横山さんが最近のニュースとして、このハープによる祈りを体験した仮設住宅の方々の感想を知らせてくだったので以下にご紹介します。

◇◆◇

宮城県の美田園第二仮設住宅にリラ・プレカリアのご奉仕で訪問させていただくようになってから約2年になります。きょうはこの1月29日に訪問した時のエピソードをお分ちしたいと思います。

初めの頃は皆様遠慮されていて、なかなか横になってもらうのが大変でしたが、今はカーテンを閉めて照明を少し落としますと抵抗なく横になってくださるようになりました。

リラ・プレカリアのハープによる祈りは、通常の場合お一人の方にむけて、その方の呼吸を観察してからハープを弾き始めるのですが、仮設住宅では床に複数の方が横になっておられるので、その様子や気配を感じながら曲を選んだりテンポを決めたりしています。

40分ほどの演奏が終わった後、しばらく沈黙の時間を持ちます。私は目を閉じて心の中で神様にとりなしの祈りをします。その後は皆様と交流の時間を30分から40分ほど持ちます。その中で思いがけず2名の方にフィードバックをいただくことが出来ました。今までになかったことで本当に心に残る言葉でした。

一人は80代の女性Aさんで、津波で自宅を流され親族も亡くされた方です。Aさんは私がそばに行くと静かに語り始めました。「ここの仮設住宅でも、自宅を再建した人や復興住宅への入居が決まった人たちが何人か引っ越しをしたんだよ。私たちもいずれはその日が来ると思うけど、今はまだ決まっていないから、出て行く人を見ていると心がもやもやして、なんだかいたたまれない気持ちで落ち着かなくなっていたの。でも今日のパストラルハープを聴いているうちに、だんだん心のもやもやと、いらいらする気持ちがすーっと消えていったの。不思議だねー」と言いました。私は「Aさん、良かったですね。ほんとに良かった」と言いながら、思わずAさんの手を握っていました。

すると、その隣に座っていた、Bさんが話し出したのです。彼は70代の男性ですが、前自治会長さんが仮設から引っ越しをされたので新しく自治会長になられた方で皆様から信頼されている方です。Bさんも自宅を流されました。彼は「演奏が始まったとき、なにげなく聴いていたが、だんだん心が静かになってきて時間を超えたところに行くような気がしました。この音楽は『動から静』へ移っていく音楽なんだね」と言ったのです。私はそれを聞いてまたびっくりして、Bさんに「そうですか。そんな風に感じましたか」と言ってしまいました。

主に末期の方のためのリラ・プレカリアですが、震災で大きな喪失感を抱えている方々への効用もあることがわかり、この働きの可能性について考えさせられる機会となりました。神様の大きな憐れみと恵みとに感謝しました。

横山恭子


◆◇◆

JELAは今後、東北被災地の仮設住宅等でのスピリチュアルケアを充実させたく思っています。横山さん以外のリラ・プレカリア修了生も加わり、交代で仮設住宅を訪れ、震災で心を痛めておられる多くの方々にハープによる祈りを届けることを計画中です。

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2015/02/22

【東日本大震災被災者支援】2月28日開催の大阪ラブコンサートのプロデューサーはカリスマボイストレーナー

安ますみさん
JELAが後援する「東日本大震災こころの支援 チャリティコンサートLOVE」(於:日本福音ルーテル大阪教会)の公演が今週の2月28日に迫りました。

コンサートをプロデュースする安ますみさんは、音楽業界のカリスマボイストレーナーです。六本木のジャズレストラン「サテンドール」のホームページに6回に分けて掲載された安さんの紹介記事から、気になるエピソードを以下にまとめました。本コンサートに興味のある方、参加しようかどうか思案中の方は、参考になさってください。

◇◆◇

♪ 日本の音楽界で安さんの指導を受けている、あるいは受けたことのある歌手は、演歌・ポップス・ジャズ・クラシックとあらゆる分野にわたる。なかには驚くような大物も含まれるが、本人の了承なしに名前は出せないので、安さんの著書『おじぎ呼吸ダイエット』(2010年、朝日新聞出版)やインターネット上の本人プロフィールで公開されている指導ミュージッシャンだけをあげると、プリンセス・プリンセス辛島美登里T. M. RevolutionSalyu井上芳雄……といったところ。

♪ 高校時代、学校の先生に芸大受験を強くすすめられたが、一流の音楽家の意見も必要という母に伴われて、当時の大オペラ歌手・長門美保に会いに行ったところ、「明日から私が教える」と言われた。

♪ 高校三年生の時に偶発的にメロディが浮かんだ曲がミリオンセラーとなり(レコードになった曲名は「ケメコの歌」。作者不詳・編曲=浜口庫之助として発売された)、作曲者探しで追いかけまわされ困惑。紛糾した身辺事情は一人の音楽出版社関係者の尽力で解決した。そして、その人物から所属事務所の歌手・キャシー中島(当時)へのボイストレーニングを依頼された。安さんは当時大学一年生。以後現在に至るまで、口コミの形で多数の芸能人や音楽家を指導するかたわら、朝日カルチャーセンターその他で一般人にもボイストレーニングを行ってきた。

♪ 25歳の時に銀座「テネシー」にゲスト出演し、プロのバンドをバックにジャズボーカリストとしてデビュー。今回のプログラムでも指揮に加えて、ソロで歌を披露する場面が組まれている。

♪ 1960~70年代に一世を風靡したポップスグループ「セルジオ・メンデスとブラジル’66」がカリフォルニア公演ツアーをする際、日本人が多い土地柄から日本人を入れようということになり、当時20歳の安さんに白羽の矢が立ったが、プロ歌手になるつもりはなかったのでツアーへの参加を断念。

◆◇◆

ユニークな経歴ですね。上で名前のあがった井上芳雄さんは現在、ミュージカルスターとして飛ぶ鳥を落とす勢いですが、元日に放映されたウィーンフィルのニューイヤー・コンサートでは音楽評論家と一緒にゲストとしてNHKテレビに出演していました。実は、井上さんも以前はこのLOVEコンサートに毎年ボランティアで出演されていたのです。将来、井上さんレベルのスターになるかもしれない出演陣にご期待ください。

本チャリティコンサートは、2007年から毎年秋にルーテル市ヶ谷教会で催され、JELAのアジア子ども支援と東日本被災者支援のために、2014年までの8年間で200万円を超すご寄付をいただきました。今回はその珍しい地方公演というわけです。

ソロで、デュオで、グループでとバラエティ豊かに繰り広げられる歌の数々(全部英語での歌唱です)、それを楽しく味わうことが東日本大震災被災者支援につながり
ます。近畿地方の皆さん、どうかこの絶好のチャンスをお見逃しなく!

【詳細は下記URLをご覧ください】
東日本大震災こころの支援 チャリティコンサートLOVE

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2015/02/19

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】キャロル・サックがルーテル浜松教会で講演

2月7日に日本福音ルーテル浜松教会を会場に行われた、伝道を兼ねた講演会にキャロル・サックが招かれました。1時間半にわたり、リラ・プレカリアについてエピソードを交えて話しながら、ハープと歌による祈りを実演し、集まった方たちに感銘を与えました。参加した教会員のお一人から当日の模様についてメールをいただきましたので、ご紹介します。なお、本来のリラ・プレカリアは、病床にある方や心身に痛みを持つ方のベッドわきで、そのお一人を対象に、ハープと歌による祈りを捧げるものですが、以下のメールでは、講演会の聴衆を前にしたキャロルの実演を便宜上、「リラ・プレカリア」と呼んでいることをお断りしておきます。

◇◆◇


主の御名を賛美します。

昨日のリラ・プレカリアは、本当に素晴らしい会となりました。朝から夕方まで一日、キャロル先生には本当に大変なご奉仕をしていただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

30人程度の集まりになると想像しておりましたが、何と61名も集まり、神様の御業には本当に驚きました。当日の様子については、ルーテル浜松教会総会にて伝道部報告として報告いたしました。牧師先生をはじめ教会員一同、心より感謝しております。

キャロル先生の親しみある雰囲気、分かりやすいご講演、感動あるエピソード、声、ハープの音、祈り、に参加された人は心が開かれていったように思います。終わってからの歓談のときは、本当に豊かな時間が流れました。お疲れの中にありながら最後まで一人ひとりとお話しされているキャロル先生の様子を拝見し、この会を開けるようにしてくださった神様のご意志や意図が伝わってきました。

ぜひ、第二弾をワークショップ中心でお願いしたい、という声が挙がっておりますので、よろしくお願いいたします。
 在主
ルーテル浜松教会員

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【ブラジル子ども支援】貧しい子どもたちへの音楽教育プロジェクトを支援

JELAは2015年度のブラジル子ども支援として、日系人を中心とする現地のサンパウロ教会(牧師=徳弘浩隆JELC派遣宣教師)が推進する、子どもたちへの音楽教育プロジェクトに必要な楽器の購入のために財的支援をしています。

なぜ、ブラジルの貧しい子どもたちに音楽教育が必要なのか、徳弘浩隆宣教師から以下にご説明していただきます。

♪♪♪

「ブラジルの貧しい地域の子どもたちに音楽を教えて、何になる? もっといろいろやることがあるんじゃない?」とお思いになるかもしれません。しかし私は、そこにブラジル社会が抱える大きな問題の解決への一つの糸口があると、確信しています。

私たち日系パロキア(サンパウロ教会とDiadema集会所の日系共同体)は、日本人や日系人への伝道や奉仕をしていますが、ブラジルは多くの可能性とともに、問題も抱えた国です。人種差別は少ないとい言われていますが、貧富の格差が激しいです。貧しい地域の人たちは、その日暮らしのため将来への展望はなく、生活改善の機運は育ちません。教育や学歴がないと就職機会も少なく、たとえ就職できても大きな給与格差が待っています。政府の手厚い補助金で生活はよくなりましたが、もらうことに慣れてしまった結果、学んだり、計画を立てたり、将来へ投資をしたり、自力で道を切り開くことが難しくなっています。自尊心も育たず、自分勝手な生き方、非行や盗み、若くして結婚出産、そしてそこに将来の希望を育てにくい世代が育ち、それを再生産している状態です。

半日しか教えない公立学校では学級崩壊状態が多く、大人でも正確な読み書きができない人が多いのです。また、公立学校では音楽教育はなされず、それはお金持ちの子どもたちが私立学校や学校外教室で受けるもので、多くの人は楽譜も読めません。ブラジル特有のリズム感と大音量の音楽やサンバで一時の幸せや達成感を味わい、それが終わるとまた、現実に戻り厳しい一年を過ごすのです。

そんな地域の子どもたちに対して教会施設できちんとした音楽教育を施すことを通して、静かに人の話を聞き他人と調和できる人間に育てたいです。音楽から得る感動や達成感は、自尊心を養う大きな助けになります。「少額でも自分で授業料を払い、自分に投資すれば、将来を変えることができる」、こういう地道な生き方を音楽を道具に教えています。

Melo牧師は音楽の専門教育を受けており、教会の一般会員やその友人の伝道のためにも音楽を教え、そこから得る授業料を貧しい地域のための活動資金にしています。それだけではなかなか前に進まず、資金的にも苦しいところでしたが、このたびJELAからご支援をいただけたので、勢いよく音楽教育プロジェクトの二年目を始めることができます。

何かを変えるのは祈りによるだけではなく、また政治や革命に頼るのでもなくて、身の回りの愛する人への忍耐強い関わりからも生まれていくことを、音楽教育プロジェクトによって実践していきたいと思います。応援やお祈りを今後ともよろしくお願いします。

貧しい地域の子供たちが、自信をもってリコーダーを吹いたり、顔を赤らめて緊張しながらも喜んで合唱する姿を、一緒に応援していきましょう。
サンパウロ教会牧師・徳弘浩隆





♪♪♪

2015/02/17

【2015チャリティコンサート】今年の演奏者の抱負(その2)

世界の子ども支援チャリティコンサートを今年も5月から全国の日本福音ルーテル教会を会場に行います。

演奏者はおなじみの上野由恵さん(フルート)と2年ぶりに登場する新井伴典さん(ギター)のコンビです。

前回の上野さんに続いて、今回は新井さんの抱負をご紹介します。


♪新井伴典さん(ギター)の抱負♪
2年ぶりのJELAチャリティコンサート。非常に楽しみです。今回はレパートリーを一新し、スペインなどのヨーロッパラテン音楽、南米ラテン音楽をたくさんお届けいたします。

世界はなかなか真の平和が達成できない中、少しでも困っている人々の助けになれればといつも祈っております。そして少しでも祈りを形に出来れば幸いです。

皆様、コンサートでお会いしましょう!
新井伴典

◆◇◆

♪プロフィール 新井伴典(あらい・とものり)♪
東京、渋谷生まれ。6才よりギターを父、和夫に師事。ジュニアギターコンクール・学生ギターコンクール・第6回スペインギター音楽コンクールで優勝し、92年ドイツ国立ケルン音楽大学入学。98年卒業までにヨーロッパ各地の主なコンクールで入賞を重ね、2000年ドイツ国家演奏家資格コース終了。
現在までに原 善伸、佐々木 忠、ゾーラン デュキッチ、トーマス ミュラー=ぺリングに師事。
飯森範親の指揮でギターの2大協奏曲「アランフェス協奏曲」と「ある貴神のための幻想曲」を演奏し絶賛される。
ALM RECORDSより3つのソロアルバム「アブリール」「スペインの城」「シンプル・エッセンス」はいずれもレコード芸術誌”特選版”に選出。GGレーベルよりアルポリール・ギタートリオ「アルポリズム」を発表。
また、次世代ギタリストの育成、コンクール上位入賞など後進の指導にも力を入れる。
現在までにドイツ、ポーランド、オーストリア、イタリア、チェコ、ベルギー、フランス、フィリピン、インドネシア、タイ、ネパールで演奏。
上野学園大学クラシックギター科非常勤講師(大学、短大、高校、中学)。現代ギターGG学院講師。
新井伴典オフィシャルサイト:http://www5.ocn.ne.jp/~tomoarai/

【JELAのチャリティ音源情報】 *以下には、新井さんの演奏は含まれていません。
「チャリティ音楽ダウンロード」情報は、こちらをご覧ください。
好きな讃美歌、愛唱讃美歌がありましたらダウンロードいただければ幸いです。
1曲150円、アルバム全13曲で1500円となっております。

■通常のパッケージCD(2000円+送料)も事務局では販売しております。
ご希望の方は、JELAチャリティCD係 までお問合せください。
 住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26  日本福音ルーテル社団
TEL:03-3447-1521/FAX:03-3447-1523
 E-mail: jela@jela.or.jp

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【2015チャリティコンサート】今年の演奏者の抱負(その1)

世界の子ども支援チャリティコンサートを今年も5月から全国の日本福音ルーテル教会を会場に行います。

演奏者はおなじみの上野由恵さん(フルート)と2年ぶりに登場する新井伴典さん(ギター)のコンビです。

お二人からコンサートへ向けての抱負を寄せていただきましたので、今回は上野さんの分を、次回に新井さんの分をご紹介します。


♪上野由恵さん(フルート)の抱負♪
今年も「世界の子ども支援 チャリティコンサート」に参加できることを大変嬉しく思っています。昨年も各会場でたくさんの方々と音楽の喜びを共有し、心通い合う時間を過ごすことができました。自分にできることは小さなことですが、こうした活動を続けさせていただけることに心から感謝しております。

今年はギターの新井伴典さんと、これまでとは違った「ラテン」色の濃いプログラムをお届けいたします。爽やかな初夏の陽気の中、熱気溢れる演奏をお楽しみください。

上野由恵


◆◇◆

♪プロフィール 上野由恵(うえの・よしえ)♪
東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学をアカンサス音楽賞を得て首席卒業。同大学大学院修士課程修了。
第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E・ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞。第1回北京ニコレ国際フルートコンクールセミファイナリスト。
これまでに、E・インバル、小林研一郎、広上淳一、北原幸夫、大友直人、梅田俊明、松尾葉子、上野正博、飯森範親、渡邊一正、山下一史、三ツ橋敬子の各氏らの指揮による国内外のオーケストラ(読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、芸大フィルハーモニー管弦楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団)や、チェコ・フィル六重奏団、ベルリン・フィル首席奏者によるアマルコルド・カルテット・ベルリン等と共演。
2005年皇居内桃華楽堂にて御前演奏。2006年韓国トンヨン国際音楽祭(イサンユンフェスティバル)より招かれ演奏。2008年首相官邸での日中首脳会談晩餐会で演奏。2014年にはロシア・モスクワでの国際交流演奏会に出演。
各地でのソロリサイタルの他、「NHK-FM名曲リサイタル」、「N響広場」、「気ままにクラシック」等、多数のラジオやテレビ番組に出演。2010年からJELA主催「世界の子ども支援チャリティコンサート」に毎年登場し、全国でのコンサートツアーを行っている。
2011年オクタヴィア・レコードよりデビューCDを2枚同時リリース。「イサン・ユンフルート作品集」は『レコード芸術』準特選盤、朝日新聞特選盤に選ばれる。2013年9月に3枚目のCD「東欧の歌-ハンガリー田園幻想曲-」をリリース、『レコード芸術』準特選盤に選ばれる。
現在、ムラマツレッスンセンター、洗足学園音楽大学講師を務める。
上野由恵オフィシャルウェブサイト http://www.yoshieueno.info/

★参考記事
上野さん掲載記事「朝日新聞(夕刊)
上野さん掲載記事「朝日新聞(CD評)

【JELAのチャリティ音源情報】
上野さんによる「チャリティ音楽ダウンロード」情報は、こちらをご覧ください。
好きな讃美歌、愛唱讃美歌がありましたらダウンロードいただければ幸いです。
1曲150円、アルバム全13曲で1500円となっております。

■通常のパッケージCD(2000円+送料)も事務局では販売しております。
ご希望の方は、JELAチャリティCD係 までお問合せください。
 住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26  日本福音ルーテル社団
TEL:03-3447-1521/FAX:03-3447-1523
 E-mail: jela@jela.or.jp

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【世界の子ども支援】パナソニックのサイトにJELAの記事が掲載されました

JELAパナソニック株式会社からこれまでに、インドとカンボジアの支援先に922台に及ぶパナソニック製ソーラーランタンを無償で寄贈していただきました。(台数は2013年~2014年12月現在)

このランタンが現地の人々の生活向上にどのように役立っているかを明らかにするために、JELAは被寄贈者一人ひとりから得られた300近い情報を整理分析しました。その結果わかったことについて、昨年末にパナソニック担当者をお招きして中間報告会を実施しました。

多数のアンケート結果をもとに寄贈効果を量的に見きわめようとするこの取り組みをパナソニックは好意的に受けとめてくださり、報告会の内容を以下の形で記事にまとめあげ、自社のサイトに和文と英文で掲載してくださいました。

◇ パナソニック「徹底した調査でソーラーランタンの効果を検証:日本福音ルーテル社団(JELA)
http://panasonic.net/sustainability/jp/lantern/2015/02/jela.html

◇ Panasonic "Impact Survey in Verifying the Power of Solar Lanterns JELA" (English)
http://panasonic.net/sustainability/en/lantern/2015/02/jela.html

JELAはこのように、パナソニックが推進する「ソーラーランタン10万台プロジェクト」に今後も協力してまいります。また、ソーラーランタン寄贈効果に関する調査は今後も継続的に行い、データが十分にそろった段階で、何らかの学術的な会合で発表することを目指しています。

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2015/02/16

【求人】日本福音ルーテル社団 JELA 職員募集 受付終了しました

ご応募ありがとうございました。受付は終了しました。
一般社団法人・日本福音ルーテル社団(JELA
職 員 募 集
※現在、募集はしておりません。

募集職種:一般事務
募集人数:1
雇用形態:正職員(入社後3か月間は試用期間)
勤務地:ジェラ・ミッションセンター(東京都渋谷区恵比寿1-20-26
待遇:① 給与・賞与・手当=当社団規定による。
   ② 勤務時間=9001700
   ③ 休日・休暇=完全週休二日制(土・日)。休暇は当社団規定による。
   ④ 福利厚生=各種社会保険あり。
応募条件:
    高校卒業以上の方。
    英語力がある方(業務により海外出張あり)。
    パソコン基本ソフト(ワード、エクセル、パワーポイント等)が使いこなせること。
提出書類:
    履歴書(提出日の三か月以内に撮影された本人の写真貼付)
    職務経歴書
    最終学歴校卒業証明書
    クリスチャンの方は信仰経歴書
    その他(TOEICその他、英語の資格がある方はその成績証明書)

提出期限:2015215日(当日必着)
提出先:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 日本福音ルーテル社団(JELA)職員募集係
問い合わせ先:JELA森川
電話03-3447-1521、ファクス03-3447-1523、メールmorikawa@jela.or.jp
選考方法:書類選考通過者に面接・作文
選考スケジュール:
    書類選考=20152月末ごろ結果を通知します。
    面 接=同3月中旬ごろ実施します。
    結果通知=同3月末ごろ通知します。
    入社時期=201541日(応相談)
以上


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日本福音ルーテル社団(JELA)

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2015/02/12

【短期宣教師(J3)だより】帰国後に神学校に行くキャロリン・キーナンさん

3月に米国に帰国する3名のJ3の皆さんの日本での思い出深いエピソードをお伝えしてきましたが、その中のキャロリン・キーナンさんが、アメリカの神学校で学ぶ決心ができたことは特別に嬉しいニュースですので、帰国なさる前にキャロリンさんの思いをご自身の言葉で以下にご紹介します。 

◇◆◇

神学校へ行きたいという思いは、実は日本に来る前からありましたが、牧師になる自信がなかったので真剣には考えないようにしていました。

アメリカにいたとき母教会の牧師に、どういうふうに神学校に行くことを決めたのかと訊ねたことがあります。彼女は微笑んでいましたが、神様からの召しはどのようにわかるのかと私が真剣に聞いていると見てとったのでしょう、とても良い助言をしてくれました。「神学校へ行くのはね、そうする以外に道はないと感じるほど、それが明確にわかるまで待ちなさい。いつの日かきっと、わかる時が来るから」。答えを聞いた私は、「その時」が決して来ないよう強く願ったのでした。

アメリカでのキャロリンさん
去年の夏、日本での2年間の奉仕を終えた後どうするか、真剣に考え始めました。米国での教師資格を持っているので先生になろうか、図書館の司書も悪くないし、学者もいいな、と次々にアイデアが浮かびました。どれもが私にとっては楽しく感じられ、またやるだけの技量も備えていると思えました。しかしいずれも、確かにこれだ、と言える確信がなく、何がいいのかわからなくなりました。考え続けるうちに、上にあげた職業についている自分が想像できなくなり、逆に繰り返し神学校のことが頭をかすめました。私は自分が神学校に行くべきだと心の中でわかっていたのです。他のことでは満足できないのですから。教師、司書、学者……どれも喜んで打ちこめる仕事です。でも、満足は得られない。もっと別のものを自分は求めている。ようやくそれが分かった私は両親に電話で、神学校に行くことにしたと伝えました。そして、この決断を自身のブログでも公開しました。アメリカ人の教会仲間に知らせてしまった以上、後戻りができないことを知っていたからです。
日本で活躍するキャロリンさん

ここに至るまでは長い道のりでした。神学校に行って牧師になる、たぶんそれは、16歳で家の修繕キャンプに参加した時以来ずっと心にわだかまっていた思いです。必要なのは、最後のジャンプをするための勇気でした。アメリカでの生活は毎日が心地よく安楽で、神様の召しについて真剣に考えなくても快適に過ごせました。じれったくなった神様は、そんな私を根底からゆさぶる必要を感じられたのでしょう。それで、食べ物から言葉、何から何までアメリカとは全く違う日本に私を置かれたのです。

日本で生きていくために、自分にないと思っていた勇気を奮う必要に迫られました。日本での2年間は、ある意味、とても居心地が悪くて恐かったです。もちろん、喜びに溢れた毎日でしたが、アメリカしか知らない者にとっては不便で不安でした。しかし、いろいろな恐れを抱いて毎日を過ごすことを通して、神学校に行くことを決断するための力と勇気が与えられたのです。

神学校に行くかどうかの呪縛から私を真に解き放ってくれたのは、日本での未知の体験から培かわれた勇気でした。この2年間は、神学校で学んだり牧師になったときに必要となるであろう事についての訓練と学びの期間でした。

牧師になるために神学校に行くと決めた今、私の心には平安があります。神学校での学びを今から本当に楽しみにしています。日本では先生でしたが、学生に戻って机と椅子の生活をやり直すのは、そんなに悪くないかもしれませんね。

日本の皆さん、私に勇気を与えてくださり、ありがとうございます!

キャロリン・キーナン
左からJ3のモーガンさん、キャロリンさん、ローラさん
◇◆◇

以上の話に関連した、キャロリンさんの日本での教会体験を愉快なエピソードとともに記した記事を、4月発行のジェラニュース次号に掲載します。お楽しみに!

2015/02/10

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】ウィメンズカンファレンスでも用いられるパストラルハープ


リラ・プレカリアのリーダーであるキャロル・サック宣教師はWomen’s Conference(WC)という修養会に毎年参加することで気分が一新し、信仰も新しくされるそうです。この集まりは、日本在住の外国人婦人宣教師たちが自分たちの霊的リニューアルのために始めたものですが、今では日本人・外国人、クリスチャン・ノンクリスチャンの区別なく、英語がわかる女性なら誰でも参加でき、霊的な憩いの場となっています。今年は1月30日から2月1日にかけて、天城山荘(伊豆半島)で行われました。ゲストスピーカーの講演、ワークショップ、ハイキング、温泉での入浴、瞑想、礼拝、軽い運動……プログラムは盛りだくさん。笑いの絶えない会です。大人と赤ちゃん以外は参加できないため、毎日の子どもの世話をしばし忘れ、自らの信仰を振り返り、霊的な蓄えができる貴重な場でもあるようです。

キャロルさんから、今年のWCについて以下のレポートをいただきました。

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ここ数年、あるいはもう少し前から、WCにハープを持ってきてほしいと言われるようになりました。去年と今年は、金曜・土曜の夜の祈りの時間のリーダーになるように頼まれ、リラ・プレカリのことをみんなの前で話しました。日本中から集まった信仰深い女性たちを前にして、JELAの数々の働きについて分かち合える素晴らしい機会となりました。今年はイギリスと台湾から参加した人もいました。

土曜の午後は「音楽の聖所」担当者として、礼拝堂でハープを静かに奏でる役をいただきました。私が弾いている間、誰でも自由に出入りしてよいのです。中にいる人々は礼拝用の長椅子に横たわって、心ゆくまでハープの音色に耳を傾け、安らいでいました。心地よすぎて寝てしまう人もありましたが(笑)。

最終日、閉会礼拝の聖餐式でもハープを弾きました。ハープと歌による祈りを、いろいろな場で分かち合いたい私にとって、とても名誉なことでした。


キャロル・サック
*英文をJELA事務局が訳しました。

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英語でコミュニケーションできる女性の方々にこの集会をお勧めします。信仰を深めるとてもよい機会です。毎年1月下旬の週末に、二泊三日で催されます。詳しくは以下をご覧ください。
http://wocon.net/

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2015/02/09

【ワークキャンプ】12日に向かうインド現地から歓迎の手紙が

いよいよ今週12日にインド・ワークキャンプ参加者が現地に向けて出発します。お世話になる団体であるCRHP(Comprehensive Rural Heath Project=病院を基盤として総合的に人々の健康維持に取り組む非営利組織)の運営責任者ショウバ・アローレ博士と、博士の弟で事務的な窓口となってくださっているラヴィさんから歓迎の手紙が届いているので紹介いたします。

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親愛なる日本の皆さんへ
 インドへ、そしてジャムケッドの CRHPへようこそ!

皆さんのインドへの旅は(特に初めての人にとっては)、とても新鮮な経験となることでしょう。インドは日本と大きく異なっています。文化、人々、ライフスタイルのどれもが日本とまったく違います。皆さんはこの地で貴重な体験をすることでしょう。インドの人々の75%は農村部に住み、1カ月100ドル未満で暮らしています。そんな“本当のインド”を目の当たりにできる特権を皆さんは与えられたのです。

 ほとんどの旅行者は、ちゃんとしたホテルに泊まり観光名所を巡るだけです。でも、皆さんは違います。この国の“こころ”を体験するでしょう。人々の温かさと善意に接するだけではなく、もっと大切なこと、インドの多くの人々の人生を変える働きに関わることになるでしょう。皆さんは人生を分かち合うためにCRHPにいらっしゃり、私たちがここでやっている働き、愛を与え、健康を育み、人々の人生を変える働きに加わり、神の大使として、より良い世界を築き上げ、出会う一人ひとりに特別な何かを与える存在となることでしょう。

 インドとCRHPに皆さんを歓迎します。ここでは皆さんは単なるゲストではなく、家族の一員なのです。

 ナマステ!(現地語で「こんにちは/さようなら」)の意)
神様の祝福がありますように。
ショウバ& ラヴィ・アローレ
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引率3名を含む16名の旅の安全が守られ、上記に記されたように、現地で有意義な体験ができるように、皆様お祈りをいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


【参加者募集中! JELAの海外ワークキャンプ】
2015米国グループ・ワークキャンプ参加者募集(応募締切2015年4月末まで)

【関連リンク】
ワークキャンプ関連記事(JELAブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【ブラジル青年ボランティア】サンパウロ教会の新しい動き

2014年4月からブラジルのサンパウロ教会(徳弘浩隆宣教師)や福祉施設でボランティアをしている藤﨑喬史さん(ルーテル恵み野教会員)の活動報告1月分が届きました。皆様に一部をご紹介したいと思います。JELAは藤崎さんのブラジル渡航費や現地での語学研修費をサポートしています。

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【元旦礼拝のメッセージ】
日系教会元旦礼拝(ホーリネス教会リベルダーデ地区)で元旦礼拝が行われました。日系教会を代表して徳弘牧師がメッセージを語りました。印象深かったのは、「どんな一年でも私次第、あなた次第、神さま次第」との言葉です。何を信じて歩けばよいか分からなくなることがあります。私は神さまを知り、信じることを体験として持っているので、よかったと思います。また、それを伝えることができたら幸せなことだとも思いました。

【日伯交流イベントでボランティア】
国際交流基金の日本語学習者(ブラジル人大学生が対象)のための日本語研修がありました。私は日本語ボランティアとして参加し、プレゼンテーション作りの手伝いをしました。驚いたことに、ブラジル人学生は、日本語がとても上手でした。外国人の方に日本をより良く思っていただけることは、平和の一歩だとも思いました

【ポルトガル語礼拝(サンパウロ教会)】
教会では、昨年1年間を振り返り、ポルトガル語礼拝を今後どのように活性化していくかについて協議しました。今後の方針については、メロ牧師と信徒の皆さんで大まかに下記の柱を決めました。
 1.多くのひとにキリストの福音に触れてもらおう
 2.音楽を楽しめる教会にしていこう
 3.音楽教室を始めることで地域の人に向けて教会の門戸を開こう

聖書研究でも、メロ牧師の賜である「音楽」を最大限に活かそうと賛美歌を活用したものの、どのような聖書の場面か、誰がどんな時代背景で作った詩・曲なのか等、去年は音楽の形式的な事にばかり目がいってしまったので今年は、どのように歌うと楽しいかを実践していくとことになりました。

【今後の予定】
 1.音楽教室の活性化(教会に活気を与えるために教会と音楽教室のビラ配りを地域に行う)
 2.教会会計をエクセルで処理する方法をレクチャーすること
 3.子どもたちとお別れをするときに、物ではなく、長く残るものを託すこと
 4.子どもたちが全員、主の祈りを暗唱できるようにすること
 5.ジアデマのリフォームを完成させること
 6.連絡網を整備すること

私の任期は2015年3月までなので、集大成の月となるよう努力いたします。

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藤崎さんの活躍がお分かりになったと思います。JELAでは、上記ブログジェラニュースで紹介していきますので楽しみにお待ちください。


の【ポルトガル語礼拝(サンパウロ教会)】にある「音楽を楽しめる教会」に共感し、本年度の支援対象にしています。音楽が子どもたちの情操教育に役立ち、また教会に活力を与えるものだと考えています。詳細は、追って

【関連リンク】
JELAのブラジル支援ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2015/02/02

【短期宣教師(J3)だより】キャロリン・キーナンさんのローカル線の旅

3月に米国に帰る短期宣教師の日本での思い出を紹介してきましたが、最終回を飾るのは熊本の九州学院で英語を教えてきたキャロリン・キーナンさんです。ネブラスカ州の田舎からやってきたキャロリンさん、日本ではどんな所が気に入ったのでしょうか。以下、本人によるレポートです。

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キャロリンさん(左)とローラさん
ローラ・フェントレスさんと私には、日本に来たらぜひともやりたいことがありました。それは、ローカル電車にゆられて旅することです。日本各地を鈍行列車でめぐるって、ロマンチックだと思うんです。青春18きっぷのおかげで夢が叶い、思い出に残る経験ができました。

2013年の夏、東京で何泊かすることから旅はスタートしました。東京から一路むかったのは山形です。まる一日かかり、着いたときはメッチャクチャに疲れていましたが、日本人がアメリカ人と同じぐらいスターバックスが好きでよかったです。途中途中でスターバックスのパンやコーヒーにありつけ、つかの間のリラックスが得られました。スターバックス万歳! 

翌日私たちは山寺に行き、山を登る途中に散在する多くのお寺に目を見張りました。山寺の頂上から眺める光景も息を呑むほどの素晴らしさ。私はアメリカの田舎出身なので、日本に来てから故郷の風景を懐かしく思い、それが見られないのが残念でしたが、アメリカに帰ったら日本の田舎の風景を懐かしむことでしょう。他では見られない美しさに満ちた何かがそこにはありました。山寺を堪能した後は、ソフトクリームをほおばりつつ、きれいな浅瀬の川の中を裸足で歩きながら興奮を鎮めました。川は山の裾野から山形市に流れていました。

次に向かったのは仙台・松島の海岸です。ものすごくうれしかった。日本にやって来るまで海に行ったことがなかったし、来てからも遠くから眺めただけだったのです。海の水にさわったことも体を沈めたこともありませんでした。日本三景の一つ、松島をどれほど待ち焦がれたことでしょう。来たかいがありました。山寺とは全く違う風景ですが、それに負けず劣らず魅力的でした。

次の訪問地は会津若松。ローラさんも私もNHKのドラマ『八重の桜』を見ていましたので、主人公・八重の故郷が拝めることに気持ちが昂ぶりました。さらに興奮したのは、はじめて旅館に泊まったことです。すっごくよかった! きれいな庭とすてきなお風呂。泊まった夜には祭りがあって、浴衣姿で見に行きました。踊り、浴衣、歌、灯り……あまりにすばらしく、失神するところでした。

残念ながら旅は長くは続きません。旅が終われば、熊本でのいつもの生活が待っていました。その夏、知らなかった日本、あまり知られていない日本の良さが少しわかった気がしたのですが、良い経験ばかりではなく、困ったこともありました。でも全体的には、日本でした旅の中でも気に入ったものだったと言えそうです。

この経験を通して、自分やローラさん、そして日本のことについて、また、神様がどうして私を日本に連れて来られたのか、私が何を学ぶためにそうされたのか、いろいろ学ぶことができました。将来いつまでも忘れないと思います。
浴衣を着て祭りに参加するキャロリンさん(右)とローラさん
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お読みいただいたように、キャロリンさんはとても快活ですが、真剣さも兼ね備えていて、神様に対してすごく正直な方です。実は、日本にいる間に牧師への確かな召命が与えられ、帰国後にはミネソタの神学校に行くことになっています。その辺の事情については別に書いていただきましたので、ジェラニュースの4月号でご紹介しようと思います。お楽しみにお待ちください。

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