2015/08/11

【アメリカ・ワークキャンプ2015】参加者のレポート(その3)

横井里月さんからレポートが届きましたので以下に掲載します。横井さんは、このキャンプに今回で三度目の参加です。
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。

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横井里月(JELC松橋教会・19才)


今回のキャンプのテーマは「Reframe」(再構成、再生)で、自分の中でリフレームされたことを考えました。一番自分の中で大きくリフレームされたのは、クリスチャンとしての在り方です。 クリスチャンであることに今まで以上に誇りを持つようになりました。キャンプで出会ったアメリカの友達は、神様への信仰心がとても強く、いつもはふざけている子でも、毎日のデボーションにはしっかり取り組み、自分から神様への想いや考えを口にします。それぞれが修繕対象の家へ行くために乗るバンには"Honk if you love Jesus!"(「イエス様を愛しているならクラクションを鳴らせ!」)とペンキで書いてあり、通りすがりの知らない人たちが次々にクラクションを鳴らしていきます。

私のクルー(※1)のワークの内容は、スクレイピング(古いペンキを削り落とす作業)とペンキ塗りでした。クルーと初めて対面したとき、私はとても緊張していました。なぜなら、お互いが初対面の上に、自分の英語力に自信がなかったからです。自分が話す英語が通じなかったり、相手の話している内容が分からなかったり、コミュニケーションをとるのにとても苦労しました。言っていることが分からずに何度も聞き返したりして申し訳ない気持ちになり、英語がうまく話せなくてごめんねと伝えると「そんなことないよ、気にしないで!」とみんなが励ましてくれました。

レジデント(※2)は女性の方で、娘さんとお母さんの3人暮らしでした。彼女はとても神様を愛していて、毎日ワークを始める前にお祈りをしてくれました。彼女はとてもパワフルで明るくて、いつも笑顔で"Hi Liz!"と声をかけてくれました。日本人と会ったのは私が初めてだったそうで、日本のこと自体よく知らないと言っていました。しかし、私に会ったのがきっかけで日本に興味を持ってくれるようになり、最終日には「遠いところから来てくれたのね、本当にありがとう!」とハグしてくれました。


木曜日の夜のプログラムでは、キャンパー全員が自分の過去と向き合いました。その時、多くの人がうつむきながら、あるいは涙を流しながら、必死に祈っている姿を見ました。そこではいろいろなことを考え、神様の偉大さを感じました。

私は、ワークキャンプに行って、何よりも自分に自信がついたと思います。クリスチャンであることに今まで以上に誇りを持つようになり、自分の良さや自分らしさに気づくことができました。そして多くのクリスチャンと出会うことで、自分の中でいろいろなものがリフレームされ、神様に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私は今回が3回目のワークキャンプとなりましたが、また次の世代の子たちにこのような、またはこれ以上の経験をしてほしいと思いました。このような経験ができたことに感謝し、いつかこのような機会を作る側にも立ちたいです。神様、ワークキャンプに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!


※1:レジデント=修繕する家屋に住んでいる方のこと
※2:クルー=6人のメンバーで家屋の修繕を一緒にしながらキャンプを過ごすグループ

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