2016/07/28

【宣教師支援】ボーマン・ナタン宣教師、31年間の奉仕を終えて米国へ

31年にわたり日本宣教に尽くされたボーマン・ナタン宣教師が7月27日の午後、8月の帰国を前にJELAを訪ねてくださいました。
熊本弁で話すボーマン宣教師

ボーマン宣教師はジョン&ベルニダ・ボーマン宣教師夫妻の子どもとして日本でお生まれになり、日本の中では日本福音ルーテル神水教会、同松橋教会、慈愛園など、熊本の教会・福祉施設で長期間奉仕されてきました。言葉の端々に熊本弁がこぼれる愉快な先生です。

JELA事務所では中川浩之理事、森川博己事務局長、そして職員全員が先生と1時間半近くお話をし、別れを惜しみました。8月すぐにアリゾナ州に引っ越され、これからはアメリカの地でご家族と一緒に新たな人生を始められるとのことです。

長年に渡り日本のために尽くされたボーマン宣教師に感謝するとともに、米国でのさらなるご活躍をお祈りいたします。

【関連リンク】
宣教師支援のニュース(JELAブログ)
JELAの宣教師支援事業について
日本福音ルーテル社団(JELA)

日本での思い出を話すボーマン宣教師

ボーマン宣教師を囲んでの記念写真(JELAミッションセンターホールにて撮影)

2016/07/26

【JELAの無料講座】9月8日「詩編入門」のご案内

今年から参加費は無料(会場にリラ・プレカリア研修講座への献金箱を設置)といたします。
皆様お誘い合わせのうえ、ご来場くださいますようご案内申し上げます。

9月8日の「詩編入門」担当の左近豊講師(日本基督教団美竹教会牧師、東京神学大学・大学院非常勤講師)に聴きどころをお寄せいただきましたのでご紹介します。

◇◆◇

旧約聖書「詩編」は祈りの学校と呼ばれます。祈りには感謝、讃美、そして嘆きと訴えがあります。ひとつの世界の終わりを見つめながら、旧約聖書の祈りの言葉は洗練され、推敲され、磨きをかけられ、最もふさわしい表現を模索し格闘と葛藤を繰り返しながら紡がれてきました。

悲嘆の内に失われゆく言葉を回復するための静謐な戦いを経た言葉。瓦礫に失われた言葉を探し求め、ついに見い出し、携え脱出する詩人たちの営みが生み出した言葉。言い表すことのできない圧倒的な苦しみにある人たちの悲しみに言葉を与え、痛みに名を与える言葉。

3・11以後の社会に生きる私たちにとって、崩壊後の世界にたたずむ嘆きの傍らにあって、既に来た終わりと未だ来ていない究極の終末の間にどのように生きるかを示す旧約聖書の祈りを共に学んでまいりましょう。
左近 豊

◆◇◆

【2016年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
電話03-3447-1521
時間:午前10:30~12:00
参加費:無料(会場に献金箱を設置し、自由献金とします)

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

第7回川柳ひろば入選句発表!

下の三句が入選句として選ばれました(柏木哲夫・選)。入選した方にはプレゼント(粗品)をお送りします。

<最優秀賞>
  • これいいね本当ねいいねどうでもね (とんちゃん)
<優秀賞> 
  • 空腹で聖餐のパン多く取る (マルセリーノ)
  • みなスマホ赤ちゃんだけがこちら見る (青きドナウ)

今回の投句分(2016年3月~6月にJELAに届いたもの)には次のような作品もありました。(川柳ひろば管理人選、柳名略、景品なし)
  • やれることすべて健康次第です
  • 代表になれたが五輪(ごりん)ありまんの?
  • 母の日にカーネーションを置く墓石
  • マスキング一度はしたい女房にも
  • 無駄遣いする子が知事を慰める
  • 釣りは要らぬと胸張る男五円だけ
  • まず離脱それから先を考える
  • 新幹線たこ焼き充満大阪発
  • 川柳ならおれでもできると四句八句

JELAは皆様からの投句を随時受け付けています。7~10月、11~2月、3~6月にJELAに届いた中から、柏木哲夫先生が最優秀1句、優秀2句ずつをお選びになり、それぞれ12月、4月、8月発行のジェラ・ニュースおよびJELAのホームページの川柳ひろば欄に掲載します。皆様のユニークな作品をお待ちしています。(川柳ひろば管理人・森川博己)


◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
   住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 
   FAX:03-3447-1523
   E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。


【関連リンク】

最新の機関紙「ジェラニュース40号」電子版を掲載しました

皆様にJELAの活動をお伝えする機関紙「ジェラニュース40号」の電子版をホームページにアップいたしました。

お手元に「ジェラニュース」が届いている方で、ホームページ上で読めるなら送付の必要がないという方がいらっしゃれば、ご一報いただければ幸いです。郵送代金の削減につながりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

郵送での「ジェラニュース」停止のお手続きは下記のE-メールアドレス(jela@jela.or.jp)にご一報いただきたくご協力をお願いいたします。


【停止に必要な情報】
件名:「機関紙もしくはニュース不要などと」お書きください。
郵便番号:
ご住所:
お名前(漢字とカナ)
お電話番号:
お電話による停止のお手続きは、電話:03-3447-1521 JELAニュース係まで
電子版では「ジェラニュース」のバックナンバーもご覧いただけます。

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA

2016/07/15

【宣教師支援】ブレント・ウィルキンソンさん、再び熊本に

ルーテル学院中学・高等学校での2年間の教員生活を終え、今年の3月に米国に帰国した短期宣教師(J3)のブレント・ウィルキンソンさんが、再度来日し、同校の教員として2018年3月まで教えることになりました。

任務を完了して帰国したJ3が数か月の間に同じ仕事に復帰するのは非常に珍しいことですが、4月の地震で新任のJ3が帰国してしまい、教員が足りなくなった学校を慮り、余震が続く中でブレントさんは再来日を決断してくださいました。評判の良かった先生の復帰に、学校や生徒も大喜びです。

 以下に一問一答形式で、ブレントさんの復帰への思いをJELAが聞きました。

◇◆◇

JELAアメリカに帰った後、何か計画はあったのですか。
<ブレント>4月から就職活動をしていて、ふたつほど決まりかけていました。高等学校の留学派遣コーディネータと、歴史・スペイン語の教員です。

JELA熊本でもう一度教えてくれないかと声をかけられたとき、どんな感じでしたか。
<ブレント>最初は、「冗談じゃないよ、みんなにサヨナラして、アメリカに帰国したばかりなんだよ」でした。友だちや家族と再会できてすごく嬉しかったし、久しぶりのアメリカ生活を満喫している最中でしたから。

<JELA>熊本に大きな地震があったことを知ったのはいつですか。
<ブレント>4月14日の前震が発生したときアメリカは朝でしたが、私が地震を知ったのは午後のラジオ・ニュースでした。テレビやインターネットのニュースでも目にしました。それから一週間後に熊本復帰の話が来たというわけです。

<JELA>熊本に戻ろうと思ったのには、何か理由がありますか。余震が収まってもいないのに、どうして戻って来ようと決めたのですか。
<ブレント>地震が理由です。この地震で、熊本の皆さんが想像できないほどの苦労をされていると感じました。私にできることは何か、それは、少し前まで勤めていた九州ルーテル学院の教師仲間や熊本の牧師先生たちの負担を少しでも軽くすることではないか、と思ったんです。それから、私がまた教えることで、生徒たちの教育レベルを保てたらとも考えました。

<JELA>熊本に戻る決心をするとき、家族や友達と相談しましたか。したのなら、あなたが「熊本にまた行く」と行ったとき、どんな反応やアドバイスがありましたか。
<ブレント>何年も留守にしてアメリカに帰ったばかりだったので、家族や友人のほとんどはがっかりしました。でも、私の決心をわかってくれたと思います。

<JELA>2回目のJ3として、今度はどんなことをしたいですか。前の2年間とは別の、特に達成したいことがありますか。
<ブレント>やるべきことは前と同じですが、それを、より良くできるようにがんばりたいです。生徒には英語を、前回以上にわかりやすく教えたいし、バイブルスタディも、もっと有意義なものにしたいです。九州ルーテル学院のJ3は毎年、英語のカリキュラムがよりよいものになるように変更しているんですが、その改善作業にも貢献したいです。仕事以外では、日本語がもっとうまくなりたいことと、日本のいくつかの山に登ってみたいし、ラーメンをもっとたくさん食べたいです!

2014年当時、九州ルーテル学院で生徒に英語を教えるブレントさん

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