2016年10月11日火曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて その2

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座の修了生が複数名奉仕をしている桜町聖ヨハネホーム(社会福祉法人聖ヨハネ会。東京・小金井市)が創立30周年を迎え、記念の祝賀会が9月22日に開かれました。リラ・プレカリアの奉仕者4名もお招きいただき、奉仕内容の説明と演奏の機会を与えていただきました。

定期的に桜町聖ヨハネホームで奉仕し、祝賀会に出席した中川愛弓さんに原稿をお寄せいただきました。長文のため、3回に分けてお伝えいたします。

その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある
その3 反響の大きさ

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「リラの音楽には何かがある」
中川愛弓

演奏する3人
私たちはハープを弾く前にお祝いの言葉を述べ、リラ・プレカリアの紹介をしました。演奏は、「Ubi caritas」、「Kyrie」、「Tryggare kan」の3曲を弾き、ハミングと歌を入れました。皆さんは宴会の場でしたが、箸を置き、ビールや飲みものを口にする方も徐々に減ってゆき、まぶたを閉じたり、天井を見つめ何かを思うような、静かな場に変わっていったのが分かりました。

客席にいた崎山さんは、私たちが席に戻ると「本当にリラの音楽には何かがあるんだよね、空気がかわっていたよ……」と語っていました。音楽が始まると、皆さんの肩がスッと下がって場の空気が緩んだのを感じたそうです。演奏した私たちは、いつもの奉仕の場のようにも感じました。

演奏後、次のようなコメントを皆さんからいただきました。
  • 聖ヨハネ会前修道院長「あなたがたのされていることは、大切な意味のあることだと私たちは思っています。これからもお願いしますね。」
  • 聖ヨハネ会園長「皆さんのされていることが、とても良く分かり、良かったです。職員にとってもたいへんに良かったです。」
  • 聖ヨハネ会副園長「いつも、バタバタの中で、いらしていただいている気配を感じながら動いていますけど、今度いつか、職員に聴かせてあげたいと思いました。」
  • 施設職員の方「いつもお会いしていても、ちゃんと聴いたことがなかった。心が落ち着きます。力がもらえるような音楽なんですね、聴けて良かった。」
  • 病院ボランティアの方「涙が出ました。私もこのような音楽に看送られたい。」
  • 朗読ボランティアの方「クリスマスなどのイベントの時に弾いてほしい。」

普段、私たちが奉仕する時、患者さんや利用者さんは眠っておられることが多いので、今日のような反応を聞かせていただいてリラの音楽に驚きを感じました。

皆さん、それぞれに生きる毎日の中で、いろんなことがあって、辛かったり、悲しい出来事があって、そこに沁み入るのがリラの音楽なのだろう、その痛みに寄り添えるのがリラの音楽なのだろうと、祈りの音楽の力を目の当たりにしました。

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その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その3 反響の大きさ

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