2018/08/13

【米国ワークキャンプ2018】参加者レポート5(梅津 幸奈)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。



参加者の感想文を掲載します。


◇◆◇

梅津 幸奈・16歳(東京都)

昨年に続いて二回目の参加です。ワークキャンプでの学びがきっかけで、今年の3月に堅信礼を受けました。自分の意志で信仰の道を進むと決め、その思いを持って参加しました。

今回のテーマ「Grit(障害や試練を乗り越えるための勇気・忍耐力)」を初めて考えた時、私が信仰を持ち続けるために必要な「何か」だけれど、漠然としか想像ができませんでした。とりあえず、出発前に心に決めたことは、昨年は英語があまり話せず後悔し、初めての海外で緊張することも多く仲間に助けられたので、①英語でたくさんコミュニケーションをとること、②初めて参加する仲間を少しでも助けること、でした。


事前に知人に英会話の特訓をしてもらったお陰もあり、今年はホストファミリーやクルーメンバーの言っていることがよくわかりました。英語が下手でも昨年も友達ができ充実していましたが、言葉がわかるとより一層交流が深まるので、やはり準備 は大切だと思いました。

聞くことは上達しましたが、伝える方はまだまだ力不足を感じることもありました。それでも諦めず伝えようと努力をしていると、クルーメンバー(*家を一緒に修繕する仲間)が私の思いをより深く説明してくれたり、わかりやすい言い方を教えてくれたりして、助けてくれました。「家族と離れ、慣れない言葉を使い、困った人のために働くことは勇気のいることだ」と言ってもらい、勇気が湧いて、一人で頑張るのではなく、みんなを信頼して一緒に頑張れば良いことに気付かされました。


素晴らしいクルーメンバーに恵まれ、同年代の友人とボランティアや神様のことを語り合う機会を持つことができて、デボーション(*聖書を介した分かち合い)は貴重な時間でした。


一人暮らしのお年寄りのお宅のペンキ塗りや階段作りは大変なこともありましたが、辛いとは感じませんでした。最後の日に娘さんが涙を流して喜んでいました。


最終日のデボーションで「今までとは異なるどのような方法でイエスを見て体験したか」を話し合った時、全員同じ答えがすぐに浮かびました。それは「国や言葉や文化が違っても、わかり合い、助け合い、神様の愛を伝えるために行動する仲間を通してイエスさまを感じることができた」という思いでした。私がこれから信仰の道を歩む中で苦しい時があるかもしれませんが、同じ思いを持ち、わかり合える仲間がいることを身をもって感じたこの経験は、これからの私の大きな支えになると思います。

最後になりましたが、このキャンプを支えてくださった皆様、お祈りくださった皆様に感謝します。



◆◇◆