2018/08/14

【米国ワークキャンプ2018】参加者レポート7(井上 水樹)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。



参加者の感想文を掲載します。


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井上 水樹・18歳(京都府)

高校3年生になって初めてこのキャンプに参加しました。終わってから私が初めに思ったことは、もっと前から参加したかったということです。そのぐらい充実してました。

ホームステイ先から離れ、クルー(*一緒に家の修繕をする仲間)との初対面の日。とても緊張していました。どんな人かなとか、みんな日本人を受け入れてくれるかなとか、英語どんだけ喋れるだろうとか、いろんなことを考えてとっても不安でした。

自己紹介の時、自分の番が回ってくるのがとっても怖かったですが、いざ自分の番になって自己紹介すると、優しく受け入れてくれて嬉しかったです。クルーの中で私が一番年上の18歳だったのでみんなにびっくりされたのは、思い出しても面白いです。

2日目からワーク作業を開始しました。私のとこのワークは、ペンキ塗りとかではなく、電動ドライバーでネジをとめたり、プラスチックの板を家の外周にはめるといった作業でした。

初めて家の修繕みたいなことをするので、どうしたらいいかわからず戸惑いました。他のみんなは私よりも慣れた手つきでやっていて、さらに焦りも感じました。また、メジャーの使い方が、日本でセンチメートルやメートル単位で数えますが、アメリカではフィートという単位で長さを図るので、慣れない単位で苦労しました。
まだ完全にクルーと打ち解けていない状態で、お昼ご飯の時とかもずっと緊張していました。でも レジデント(*修繕する家の住人)の方やクルーの人が話しかけてくれたおかげで、徐々に打ち解けていくことができました。

私はクリスチャンではないのですが、昼のディボーションタイム(*聖書を用いての分かち合いの時間)で、神様についてや神様と自分を結びつけて考えることがあり、普段考えたこともないようなことを考え、それを英語で話すということはとても難しいことでした。後から日本語で振り返った時に、もっとこう言えばよかったなとか、この考えのほうが伝わりやすかったかなと考えました。

夜のプログラムで私が一番印象に残っているのは、自分を赦せるなら鉛筆を折るというものです。私は自分を赦すことが出来ず鉛筆を折ることができませんでした。なんで赦せないのか自分でもわかりませんが、ここで折ってしまうのは違うなと思いました。

私はこのキャンプを通じて、神様と向き合うのはもちろん、今まで人生の中で一番自分自身と向き合うことができたなと思いました。自分の心の中で思っていることを自分でちゃんと読み取り考えることができたのは、このキャンプだけだと思います。私にとって忘れられない、とてもいい経験になりました。

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