研修生にJELAが奨学金を毎年提供している学校法人アジア学院による「アジア学院ランチ in Tokyo~感謝の集い~」が、6月23日に、東京・港区の聖アンデレ教会にて開かれ、JELAから中川浩之理事長と下川正人職員が出席しました。
この催しは、栃木県にあるアジア学院までなかなか足を運ぶことのできない首都圏在住の支援者に、都内の会場で昼食を囲みながら学生と交流してもらおうと、アジア学院が昨年から始めたものです。当日は、アジア学院の全学生(30人)や多くの職員、そして数十名の支援者らが集い、大変賑やかなイベントとなりました。
ランチでは、アジア学院で研修生によって育てられた食材を使って、研修生たちが自国の美味な郷土料理を振る舞いました。食事の間は、研修生たちとその支援者がそれぞれ会話に花を咲かせ、充実した時間でした。
JELAは今年度、ミャンマー人のメアリーさんという方に奨学金支援をしています。彼女はインドにあるルター派の神学校で神学修士号を取得した牧師ですが、今年4月からアジア学院にて有機農業や農村開発を学び、ご自身の出身地であるミャンマー・チン州の農民たちの生活向上に貢献したい、とのことです。「自分のコミュニティの力になりたい」という情熱にあふれた方で、「JELAの支援によってアジア学院での研修が可能になり、自分や自分のコミュニティの助けとなります」との感謝の言葉を頂いています。
輪になって歌い踊る学生たち |
また最近、アジア学院での研修が卒業生に及ぼす影響を、外部機関が調査した結果をまとめた冊子が出版され、それについてアジア学院の荒川朋子校長から紹介・説明がなされました。アジア学院の働きについて、外部による評価がなされるのは初めてとのことで、非常に画期的な調査で、結果の内容もアジア学院の教育の有意義さを示すものとなっています。冊子のPDF版(英語・日本語)はこちらからダウンロードすることができます。
会の最後には、研修生たちにが楽しい音楽と踊りを披露し、大変華やかな締めくくりでした。