2018/09/26

【ブラジル音楽ミニストリー】音楽会とスープの夕べ

JELAが支援するブラジルの音楽ミニストリーに関する最新報告が届きました。報告者は徳弘浩隆牧師です。

今回は音楽教室の学期途中に行われた音楽発表会などの模様を紹介しています。

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9月22日の土曜日夕方、続々と人が教会に集まってきました。ちょっとおめかしした子どもたちと、お母さんやお父さんも。ジアデマ教会メンバーは台所でスープの準備、サンパウロ教会の聖歌隊は本番前のリハーサルです。

この日は、8月から12月末までの二学期の中間のイベントと発表会です。家族や地域の方も招いて、音楽会に各種スープと軽食を楽しみましょうというイベントです。

最初にサンパウロ教会の聖歌隊が日本語やポルトガル語の歌を披露しました。それに子どもたちの発表が続きます。短い数小節を弾くだけの子もいますが、お母さんたちはスマホで録画して一生懸命見ています。ピアノ、リコーダー、そしてみんなで歌も歌いました。
子どもたちは20人くらい来てくれました。

発表会で演奏や歌を披露する子どもたち
子どもたちの演奏の次は、メロ先生の友人のプロのトランペットの先生。トランペットを吹いてくれて、すこし楽器の特徴やそれがどのようにできたか話してくれると、みんな珍しそうに聞き入っています。
トランペット演奏に聴き入る子どもたち
それが終わると別の子どもたちの発表があり、サンパウロ教会聖歌隊の「翼をください」の混成三部合唱で音楽会は終わり。それぞれ大拍手でした。子どもたちに参加賞と発表をした子にプレゼント、スタッフやボランティアの保護者の方へも感謝の言葉。そして、軽食の部に移りました。ワインもあって楽しそうに歓談する人もいて夜は更けていきました。

発表会後はスープとワインでにぎわう会場
子どもを抱くメロ牧師

「ドイツや日本のような先進国は子どものころから義務教育で音楽や芸術もあるので、日本人は今日の聖歌隊のようにしばらく練習したらすぐに合唱もできるんですよ。ブラジルの公立学校では今それがなくてとても残念ですね。でも、こうして教会で子どもに音楽を教えて、心の成長に役立てばと思っています。週に三回教会を開けていろんな人が出入りしてくれるのを感謝しています。これからもこの地域の教会としてやっていきます。これからもよろしくお願いしますね」とメロ先生も挨拶をして拍手喝采でした。

私は音楽が苦手でしたが、子どものころからの教育は大切だと思います。いちおう基礎を習っているので、練習したら、こんな自分が今は楽譜の読み方や腹式呼吸を教えて、大人のパート練習もすることができるので不思議な気持ちです。子どもたちの人生・将来が少しずつ良くなっていくならこれからもやっていこうと、スタッフで話し合いました。
(徳弘浩隆)

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