JELAとUNHCRが在日難民の専門学校進学の支援
RVEP (Refugee Vocational Education Programme)を開始します
JELA(Japan Evangelical Lutheran Association=日本福音ルーテル社団; 古屋四朗理事長)とUNHCR(The Office of the United Nations High Commissioner for Refugees=国連難民高等弁務官駐日事務所; カレン・ファルカス駐日代表)は、2020年5月20日に「Respect to the Joint Implementation of the Refugee Vocational Education Programme (難民専門学校教育プログラム)=RVEP」の協定書を締結しました。
RVEPは、経済的な理由で専門学校への進学を断念せざるを得ない難民への進学支援を行うものです。日本国内では、「高等教育の修学支援新制度」という文部科学省の実施する進学支援があり、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校に進学できるチャンスが広く開かれました。すでにUNHCRでは、大学や大学院への進学支援を行う「難民高等教育プログラム(Refugee Higher Education Program – RHEP)を持っていますが、各種専門学校が対象とはなっておりません。今回のJELAとUNHCRの提携により、難民の専門学校への進学の道が開かれることになります。
JELAでは、UNHCRからRHEPに関心を持つ人々が必ずしも大学や大学院への進学を希望している訳ではなく、専門学校への潜在的な進学ニーズをあることを知り、昨年からRVEPの構想を練ってきました。皆さまどうぞJELAとUNHCRのRVEPにご期待ください。
期間:2020年7月~2023年3月まで(就学期間:2021年4月~2023年3月の2年間)
対象:日本政府による難民認定者等
支援:入学金および学費の免除(JELAがRVEP奨学金として負担)
募集:2名
詳細は、RVEPのWEBサイトから https://www.unhcr.org/jp/refugee-vocational-education-programme
JELAは、1984年から日本国内の難民を支援しています。中でも難民の方が家賃・光熱費など全て無料で利用できる難民用シェルター「JELA House(ジェラハウス)」は国内の難民支援の草分け的存在です。
備考:
高等教育の修学支援新制度:文部科学省
RHEP(UNHCR難民高等教育プログラム)