2016/09/30

【川柳ひろば】重度障がい施設で明るく前向きに生きる

このニュースブログや機関誌『ジェラニュース』でおなじみ(?)の「とんちゃん」(ペンネーム。「川柳ひろば」常連投稿者)はある福祉施設に昨年10月に入居され、折にふれ、鉛筆書きの便りと川柳をたくさん送ってくださいます。

最近、その施設内で川柳ファンが増えているというニュースが届きましたので、ご紹介します。

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川柳のファン増えた
とんちゃん

『とんちゃん川柳』を掲示してある所は私のいる2階と、4階の掲示板です。4階にはトレーニング用の平行棒があり、私も時々使用しています。ついでに川柳の新作ができると、古いのと交換していました。最近では面倒になって重ね貼りをします。

先日、施設内の理容室のA子さんが、「私、とんちゃんの川柳の大ファンなの」と言ってくれました。たまたまそこに理学療法士のB先生が通りがかって、「ちょっと、ファンの第一号は僕だからな」と言いました。

川柳の作品を書かなくても、まず関心を示すことで川柳作家が増えれば、時間はかかるけれど、それはそれでとても良いことです。

毎週お年寄りをショートステイに連れて来られて、掲示板の川柳を読んで帰られる利用者のご家族の夫婦に、たまたまお会いしました。「あなたが、とんちゃんでしかた」と感激された様子で、握手を求められました。

職員の方々からも「吹き出してしまった」「おもしろかった」などと好評をいただき、嬉しく思いました。

日常生活に大きな変化はないけれど、それをコミカルに、そしてリズミカルに詠みたいと思います。

  • 具沢山食べきれなくてもうたくさん
  • 舌鼓(したつづみ)打ってそのあと腹鼓(はらづつみ)


そして今日の一句が次のものです。

  • むせる人食べて嬉しい無洗米
*むせる人も、この無洗米を食べればむせなくなるのではないか、という単純な発想です。食欲の増す季節なので、食べることにやはり目が移ります。

重度の障がいを持つ施設内で少しでも皆が明るく前向き志向で過ごせる場の提供に協力したいと思いました。句が面白く笑ってもらえるのが私の喜びでもあります。

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◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
   住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 
   FAX:03-3447-1523
   E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。


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