2019/08/30

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート14(R.F.)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 



参加者の感想文を掲載します。 

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R.F.(東京都)

今回のキャンプで特に印象強く残ったものは、言語や文化が違う中で作り上げられた人と人との繋がりでした。キャンプ以前から外国の友達は何人かいましたが、生活を共にし、共同作業に勤しんだ仲間とはまた違う繋がりを感じることができました。

最初は、中々自分の思うことが伝えられず、ワークサイト(※修繕する家屋現場)でどうやってこの場を切り抜ければいいのかなど、最低限のコミュニケーションだけで言われたことを理解出来た限りのことをしていただけでした。

そんな自分を見かねたクルー(※一緒に家屋の修繕をしたグループ)リーダーをはじめ、クルーの仲間たちが聞き取りやすい英語でゆっくり話しかけてくれたり、会話の輪の中に入れるように話題を降ってくれたり、日本のことについての質問をたくさんしてくれました。

これらのような優しい気遣いによって少しずつ自分のクルーだけでなく、他のクルーの人たちとも少しずつ仲を縮めることができ、まだ上手とは言えない英語でしたが、自ら積極的に話しかけたり、輪の中に入っていくことができるようになりました。

Rさん(左)と仲良しクルー


僕はこのキャンプに参加する前、どう周りにとけこめばいいのか、自分の英語は通じるのか、相手の英語を聞き取ることが出来るのかなど、心配なことばかりでした。また、現地の人に対しても英語がわからない僕達を面倒くさがったりしないかとか、相手にしてくれないのではないかなど、不安を抱いていました。

Rさん(階段前列)と大勢のクルー仲間たち

しかし、実際にワークキャンプが始まるとそんなことは全然なく、日本では感じることの出来ないような人の温かさを感じることが出来ました。自分たちとは住む文化が違うけれど、日本にもこのキャンプで貰った人の温もりを持ち帰り、それを今度は自分が人に与えられるようになれればなと思いました。


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