2019/08/27

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート8(武田 好々良)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 



参加者の感想文を掲載します。 

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武田 好々良(東京都)


私は、友達からの誘いでこのワークキャンプに参加しました。最初は正直、行くのが面倒
ワークに集中する好々良さん

だと思ったり、海外に行くことに不安を感じたりして躊躇ったまま、友達に行く、と返事が出来ずにいました。そして、母の言葉や双子の意思に流されるがままに、私は空港へ向かいました。そのまま飛行機に乗り、アメリカへ。現地に着いたとき、見るもの全てが日本とは違う雰囲気で、私の適当だった気持ちは、次第に好奇心へと変わっていきました。

ホームステイ一日目は、仲良しの友達と離れてしまい、一人のように感じて心細く、仲良しの子と一緒の部屋割りだったホテルにまだ居たかったと思っていたことを覚えています。しかし、ホームステイ先では、暖かく迎えてくださり、一緒のグループの子達と夜に話したり、アイスを食べに行ったりと、楽しく過ごすことができました。最初は長く感じていた一日が、短く感じ、あっという間にたくさんの思い出が詰まった一週間になりました。

そしてついに、ワークキャンプが始まりました。ミシガン州からイリノイ州に、長い時間をかけて車で移動し、学校が見えてきたときは、落ち着いていた心臓が次第にバクバクと音を立てて鳴り始めました。派手に出迎えてくれたスタッフの方たちを、今でも覚えています。

グループ分けをしたときが一番緊張したと思います。しかし、当然他の子たちも、私と同じように別々の場所からきているため、誰かと話している様子はなく、ただ椅子に座っているだけでした。それを見て、緊張していた心が少しほぐれたように感じました。


リーダーが進行して話を進めているときは何を言っているのか明確なことがわからず、単語を聞き取って判断するしかなく、必死に耳を傾けていました。話を振られたときには、あやふやに答えるしかなかった私に、優しく、フレンドリーに、返事をしてくれました。また、廊下ですれ違っただけで、「Hi!」と声をかけてくれたり、困っているときには、「手伝いましょうか?」と当たり前のように声をかけてきてくれるアメリカの習慣に、本当に感動しました。
塗装を楽しむ好々良さん(右)と奏穂さん
修理をしなければいけない現場へ向かい、作業前にはみんなで手を繋いで神様にお祈りしました。この時間があるから、私は気持ちを落ち着かせて作業できたのだと思います。また、自分からなにをすればいいのか聞くときには、合っているかわからない英語で必死に伝え、伝わったときは凄く達成感がありましたが、もっと英語が喋れたらなあ……と度々後悔しました。クルーの皆とお別れをする最後の日に、プレゼントを渡した時、「Thank you!」と言ってくれたことを、この先一生忘れないと思います。


この短いようで長かった二週間は、本当にいいものになり、以前の私よりも成長したことをこの身に感じています。もし、あの時に行かない選択をすれば、一日中家で、暇を過ごしていると思うと、本当に来てよかったと心の底から思います。このワークキャンプで様々な場面で神様に助けてもらい、また神様についてより信仰を深められたと思います。

仲間ととうもろこし畑の前にて、好々良さん(左から2番目)

そして、より海外への興味が沸き、前よりも英語を勉強しようという気持ちが大きくなり、次行くときにはもっと話せるようになっていたいと強く思います。


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