JELAは7月30日から8月5日にかけて、中高生を対象にしたワークキャンプ「English Bible & Workcamp 2023」を開催いたしました!
今年のキャンプテーマは「Irreplaceable(かけがえのない)」。全国から集った中高生と共に、栃木県の那須塩原市にあるキリスト教主義の農村指導者養成専門学校「アジア学院(略称:ARI)」を会場に、農作業や留学生との交流、職員の方のお話、そしてバイブルスタディやディボーションを通して、「かけがえのない」食と命と平和そして聖書の神様との関係について学びました。
「2度目のキャンプで学んだこと」 菊地 恵那
アジア学院のキャンプで学んだことは、いのちと土の大切さだ。私がアジア学院に来たのは2回目だ。1回目に来たときと同じ話を聞いたはずだが、私の中での考え方が変わったように思えた。1回目に来たとき、私は友達と遊ぶことやおいしいごはんに夢中だった。しかしバイブルスタディやアジア学院で聞いたお話をしっかり受け止め、考えることができた。
バイブルスタディで、私達は人と神との関係や人と人の関係、人と土や自然界との関係について考える機会があった。私達が生きていることは当たり前ではない。生きるためには食べることが必要だ。野菜や果物などを作るには良い土があってこそだと教わった。アジア学院では土を大切にしていることを聞き、液体肥料を使わずに鶏の糞や生ゴミを土に還していくいのちの循環によって、良い土を作っていることを知り、土の大切さに気づくことができた。また私達が食べているお肉や野菜にもいのちがある。豚のいのちが半年しかないこと、食べられるために育てられている家畜を改めて想うと、与えられているいのちを大切にしていきたいと思った。
私達は夜にデボーションをした。その日のバイブルスタディの振り返りやテーマに沿って話し合いをした。私が1番印象に残っているデボーションのテーマは「大切にしていること」だ。私が大切にしていることは友達や家族、友達とおしゃべりをすること、食べることなどだ。今までそれができるのは当たり前だと思っていた。しかし考えてみると当たり前なわけがない。喋るのには相手が必要だし、食べることも食べ物がなければ食べることはできない。人も食べ物もいのちそのものだ。いのちが育っていくためには食べ物が必要であり、食べ物を育てていくためには土が必要だ。良い土は作ろうとしなければできない。つまり当たり前のことではない。今まで当たり前だと思っていたこと1つ1つを大切にしていこうと思った。
おしゃべりをすることが大好きな私は、アジア学院にいる留学生の人たちと少しでも話せるように自分から声をかけるようにしていた。しかし声をかけることはできても、相手の言っていることや周りが笑っているのになぜ笑っているのかわからない状況があり、また話したいことはたくさんあるのに英語が出てこない状況もあり、そこにもどかしさを感じていた。私の周りにいる友達は日本人で、英語を使うのは学校の授業のときくらいだ。英語の勉強はしていないというわけではない。ただ私は、普段喋ることはないし、文法や単語を覚えることが苦手であまり好きではない、というのを理由に英語を避けてきてしまった。しかし、もっと喋りたい、自分の思っていることや、やりたいことを伝えたいという思いが私の中に生まれた。外国の人で日本語が通じない、だから諦める、ではなく、言葉の壁を乗り超えてもっとたくさんの人と繋がったり、話しをしたりしたい。そのためにめんどうくさい、好きじゃないという思いを捨て、英語を勉強していこうと思った。人と話すことは楽しく、私にとって大切なことだ。アジア学院で学んだこと、今の自分にできる最大限のことをやっていこうと思う。
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