JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。
今回は、2018年のキャンプにも参加した太田士勇也さんの感想文を掲載します。
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太田 士勇也(東京都)
柱用の穴を掘る士勇也さん(左) |
僕は今回、自分にとって2回目となるワークキャンプに参加しました。
ワークキャンプ1日目はクルーという作業をする5〜6人のグループとの顔合わせでした。そのクルーの中ではひとりひとり役職が決まっています。僕はそれらの役職の中でも一番英語を使う機会が少なく英語に慣れていない人には最適である、ブレークメイカー(クルーの食糧管理担当者)という役職につこうとしていました。しかし、僕はブレークメイカーになれずに、クオーターマスターというその日に使う工具を準備するという英語に慣れていない僕にとって難易度の高い仕事についてしまいました。僕はブレークメイカーではなくクオーターマスターになってしまい、これから始まるワークキャンプの1週間が不安になりました。
ワークキャンプ2日目はクルーでの初作業でした。会ってすぐのアメリカの人たちと一緒に作業をしなければなりませんでした。
僕はクオーターマスターになったことや、英語に慣れていないことから不安でいっぱいでした。しかし、自分から積極的に声をかけたり困ってそうな仲間を助けたりしているうちに、クルーのメンバーが英語が慣れていない僕にも分かりやすいようにゆっくり喋ってくれたり、体で表現してくれたりと優しく接してくれたので、クルーのメンバーと段々と仲良くなることができて、初日の不安が少しずつ安心に変わっていくのを感じました。
電動のこぎりの指導を受ける士勇也さん(左) |
ワークキャンプ3日目以降はクルーのメンバーと順調に仕事を進められて冗談を言えるような中にまでなり、クルーがアットホームな感覚がしました。この時自分が抱えていた不安が完全に安心に変わったのを今でも覚えています。
クルーと作業をしているうちにあっという間にワークキャンプの最終日は訪れてしまいます。別れはいつ何時もとても辛いです。しかも、アメリカの友達だけあって次いつ会えるか分からないような状況でとても寂しかったです。
士勇也(後列右から2番目)とクルーの仲間 |
しかし、神様が僕を国も文化も年齢も違う人クルーのメンバーと僕を出会わせて、仲良くさせてくれたのだから、またどこかで必ず会えると信じてワークキャンプを後にしました。今となってはクルーのメンバーと一緒に作業をした事、毎晩毎晩外に出てクルーのメンバーや他のクルーや友達とバレーをしたり、追いかけっこをしたりと、たくさん遊び、プログラムの時には一緒に考え、一緒に賛美し、たくさんのアメリカの人たちと交流を持ち、大きな経験をできたこと全てが僕の思い出となって、これからの人生の生きる糧になるんだろうなと思いました。
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