10月9日から22日まで日本福音ルーテル教会(JELC)主催のブラジル宣教50周年記念訪伯団ツアーが行われ、JELAのポール星崎職員を含む6名が参加しました。訪問団はサンパウロ、リオ・デ・ジャネイロやポルトアレグレなどの都市をはじめとしたJELC、IECLB(ブラジル福音告白ルーテル教会)の関連教会と、JELAがこれまで支援してきた団体・施設を訪問しました。日系人ルーテル教会員との交流やブラジルの文化と大自然の観光といったイベント満載のツアーとなりました。
10月11日 ブラジル宣教50周年記念FESTA(サンパウロ市)
プログラム中に演奏するAMILUの子どもたちとあゆ子先生 |
午前中は、サンパウロ市内観光と日本移民資料館を訪問。午後、サンパウロ教会(徳弘牧師)が主催するJELCの「ブラジル宣教50周年記念FESTA」(礼拝と祝会のイベント)に出席しました。おおぜいの関係者や一般客を含め250人以上が来場したイベントは、隣の佐賀県民会館をお借りして行われました。記念礼拝で始まり、訪伯団長の大柴牧師(JELC副議長、同むさしの教会牧師)による講演会や食事会など盛りだくさんの内容で、FESTAは5時間に及びました。
記念の手提げ袋を持つAMILUキッズ |
JELAが支援しているサンパウロ教会の音楽教育プロジェクト「AMILU」に参加している子どもたち4名もFESTAに登場し演奏しました。子どもたちは、AMILU担当のMelo牧師と音楽教師のさかのうえあゆ子先生の指導の下、リコーダーの演奏を披露してくれました。演奏後には、徳弘牧師が子どもたちとAMI LUプロジェクトを紹介しました。子どもたちには、記念品として、AMILUのロゴ入りの手提げ袋が贈呈されました。
これが記念品の手提げ袋 |
10月12日 ジアデマ集会所
サンパウロ市内から南に車で約30分の所にあるファヴェーラ(貧困地域)にある、JELAが日系福音ルーテルパロキアと協力して建設を支援したジアデマ集会所でも記念集会が行われ、前日の記念礼拝に参加した地元の子どもたち2名(イザベラとパウロ)がMelo牧師の伴奏に合わせてリコーダーの演奏を披露してくれました。
AMILUプロジェクトにはこれまでに20人ほどの子どもたちが参加してきましたが、長続きする子は少ないとのこと。子どもたちの性格や住んでいる環境も影響するそうですが、楽器などを始めてすぐに良い結果を求めるため、それが出ない場合は、諦めてしまうケースが多いそうです。子どもたちに音楽に興味を持たせて、このような演奏発表の場を与え続けることが課題の一つです。
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世界の子ども支援(JELAニュースブログ)