2016/10/25

【世界の子ども支援チャリティコンサート】 2017年春の演奏予定者がJELAを訪問

JELAは2004年より毎春、全国各地のルーテル教会にてチャリティコンサートを開催しています。会場で集められた献金は、JELAの「世界の子ども支援」の働きのために用いられています。2016年は7会場にてヴァイオリン&ピアノのデュオコンサートを開催、計約700名のご来場があり、合わせて66万円の献金をいただきました。

14回目となる2017年も今年同様、ヴァイオリンとピアノの競演をお届けする予定です。ヴァイオリンには今年に引き続き真野謡子さん、そしてピアノには初登場の後藤加奈さんをお迎えします。10月21日の朝、そのお二人がJELAを訪問し、1Fホールにてデモ演奏を聴かせてくださいました。
真野謡子さん後藤加奈さん
 
真野さんと後藤さんは日頃から「Duo Iris(デュオ・イリス)」として共に音楽活動をしており、この日も息の合った優雅な演奏を2曲披露してくださいました。エルガーの『朝の歌』とパガニーニの『カンタービレ』です。来年のコンサートでもとり上げられるかもしれません。今から待ち遠しい気持ちになりました。

第14回世界の子ども支援チャリティコンサートは、2017年5~7月の土日祝に10公演程度を予定しております。詳細が決まりましたら改めて本ブログ上にてお知らせします。

 【関連リンク】 
チャリティコンサート関連記事(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2016/10/20

【ブラジルAMILUだより】ミュージカルに挑戦?

サンパウロ教会の徳弘浩隆牧師より、9月の音楽ミニストリー(AMILU)便りが届きましたので、以下ににご紹介します。

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休暇中の英語研修からMelo先生が帰ってきました。来年の日本研修に向けて、日本語にも引き続き取り組むと、意欲満々です。そして、音楽教室も楽しく再開しました。

留守中は大人のリコーダーと聖歌隊は自主練習、子どものリコーダーや音楽はお休みにしようと思っていましたが、子どもたちや保護者の方の願いを聞いて、続けてきました。
大人たちも熱心にAMILUの授業を受けます
先月も報告しましたが、子どもたちは楽器に触れたりするほかに、徳弘牧師夫妻がDisney体操をしたら大好評。その後はエビカニ体操なんかもやってみましたら、これも大好きになって歌ったり踊ったりしてくれます。

 そして、歌に合わせて体を動かすことも大事という話になり、クリスマス劇の練習となったのです。
クリスマス劇は、ピアノの伴奏のほか、大人の聖歌隊が歌い、それらに合わせて登場したり、芝居をしたりする台本です。聖歌隊も歌いながら星の役や、宿屋さんの役などを受け持ち、子どもたちは、マリアやヨセフ、羊飼いに東の国の博士たち、そして天使や羊さんなどに扮します。劇の直後はみんなで歌う讃美歌のなかでリコーダーも演奏します。
クリスマス劇の練習指導を楽しむMelo先生(左端)と徳弘先生(中央・ダウンベスト)
12月のクリスマスの礼拝は、「子どもたち+応援の聖歌隊(これも大人のAMILU生徒たちです)」で演じるクリスマス劇を「聖書朗読の代わり」にします。劇が終わると登場人物がすべてそろい、そのまま、牧師がその様子を解説しながら、子どもにも大人にもわかりやすい短いメッセージをする…、そんなアイデアで盛り上がっています。

毎週水曜日のAMILUの時間がみんな楽しみ。そして、第一日曜日の子どもの礼拝の後でもみんなで練習をすることになり、日曜日も集まってくれます。今年再開した子どもの礼拝は、先日は10人ほどが来てくれました。遠い街から一時間かけて車でやってくる兄弟もいます。
日曜日の子どもの礼拝に集まった子どもたちの様子
リコーダーをして、聖歌隊の練習もして、それからみんなで合わせます。製作中の衣装を着て、天使の羽もつけてみて、飼い葉おけの代わりの段ボール箱、宿屋の代わりの説教台、なにもかもが新しくて楽しい勉強です。AMILUの後のお茶の時間は子どもも大人も楽しいおしゃべりの時間です。
AMILUとクリスマス劇の練習後のお茶の時間
ミュージカルとまではいきませんが、音楽や演奏に合わせて、照れずに思いっきり演技すること。自分の出るタイミングの曲を聞き分けて、音楽に合わせてゆっくり回ったり演技したりすること。みんなの動きや立ち位置を見て自分の場所を決めることや、周りの人や指導者の顔を見て指示に従うことは、指揮者を見ながらみんなと合わせて演奏したり歌うことにもつながります。これも音楽を学んだり協調性を養ったりするための、本当に良い勉強の場だなと、みんな感じています。
 
さて、これからどうなりますか。応援してください。そして、お楽しみに!(徳弘浩隆)

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2016/10/18

【JELAの無料講座】10月20日(木)「途方に暮れる時―その答えは」のご案内

今年から参加費は無料(会場にリラ・プレカリア研修講座への献金箱を設置)といたします。
皆様お誘い合わせのうえ、ご来場くださいますようご案内申し上げます。
賀来周一講師

10月20日の「途方に暮れる時―その答えは」の賀来周一講師(キリスト教カウンセリングセンター理事長)に講義のエッセンスをお寄せいただきましたのでご紹介します。

「わたしたちはどうしてよいか分からず、途方に暮れる出来事を経験することがあるものです。そのような危機的状況にあっても、なお希望と慰めを我がものとする生き方とは何かをご一緒に考えてみたいと思います。」(賀来周一)

【2016年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
電話03-3447-1521
時間:午前10:30~12:00
参加費:無料(会場に献金箱を設置し、自由献金とします)

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)


2016/10/17

【新しい短期宣教師】ゲイル・ネルソンさんの紹介

先日、ご紹介しましたランダル・タレントさんに続き、9月下旬に来日したもう一人の新しい短期宣教師、ゲイル・ネルソンさんの自己紹介です。(英語の原文をJELA事務局が訳しました)。 
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はじめまして、ゲイル・ネルソンと申します。フロリダ州のジャクソンヴィルという所で生まれましたが、2歳の時に同州のタンパに両親と引っ越ししました。引っ越しや旅で全米各地を訪れており、行ったことがないのは、50州のうち5州だけです。韓国とグアムにも住んだことがあります。

お友達と笑顔でポーズをするゲイルさん(右)
私は20年間、米軍の警察官として、10年間は現役で、残りの10年は予備軍として勤務していました。軍役後に、フロリダ州のキーウエストで1年間バーテンダーをしたのちに、フロリダでまた警察官として働きはじめました。6年後に警察管を辞めて米国のルーテル神学校に入りました。神学校では、宗教の修士号をとりました。神学校に通っていた時期に五つ子(!)を産みました。五つ子が9歳になった頃に、教師として再就職をして、小学校5年生に算数と科学を教えていました。

私はたくさんの趣味や興味をもっています。大好きなのはサイクリングです。熊本では自転車を購入してサイクリングを楽しみたいです。ヨット遊びもよくします。青い海に囲まれている時に感じる心のやすらぎと静けさが何とも言えません。庭いじりも好きで、果物、ハーブと野菜を好んで植えますが、観葉植物を育てることも好きです。他には、手芸、読書、ハイキングやレースカーの運転なども好きです。
ゲイルさんが所有していたヨット「Cutting Edge」(最先端)号
日本で奉仕できる機会が与えられて感謝しています。神様の導きに従って、ここ日本で交流する方たちと共に歩むことができるようにお祈りいたします。

ゲイルさんが航海中に撮った海上からの夕焼け

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2016/10/11

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて その3

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座の修了生が複数名奉仕をしている桜町聖ヨハネホーム(社会福祉法人聖ヨハネ会。東京・小金井市)が創立30周年を迎え、記念の祝賀会が9月22日に開かれました。リラ・プレカリアの奉仕者4名もお招きいただき、奉仕内容の説明と演奏の機会を与えていただきました。

定期的に桜町聖ヨハネホームで奉仕し、祝賀会に出席した中川愛弓さんに原稿をお寄せいただきました。長文のため、3回に分けてお伝えいたします。

その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある
その3 反響の大きさ

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反響の大きさ
中川愛弓

祝賀会の翌日、病院ボランティアの方から感想を聞く機会がありました。その方は、何年か前に娘さんをガンで亡くされたそうで、「娘に(リラ・プレカリアを)聴かせてやりたかった」と涙され、「でも、娘に会えた気がしました」と話されました。

演奏当日の様子
また、祝賀会に出席されていたヨハネ会本町高齢者センターの方から以下のメールをいただきましたので、ご紹介いたします。

「皆様の演奏に接し、キリスト教主義に基づく愛の実践活動は、宗派を超えて一致していることを実感させていただきました。また、私たちが充分に表現しえない部分を皆さま方にフォローしていただき、愛の実践活動の本質的な支え方・考え方をご来賓の方々にお伝えできたのではないかと思います。皆様方のハープの調べは、ご利用者の呼吸に合わせて奏でるのが特徴でした。まさしく、人間支援の本質ともいうべきスタンスです。」

これらの反響を「嬉しいこと」にするだけではなく、
私自身の在り方を見つめる時をいただいた事なのだと、深く思いました。
リラ・プレカリアの奉仕を続けていくために必要なリラ・プレカリアの真髄に「立ち戻る」恵みを与えられましたことを感謝いたします。

【前回までの記事】
その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある

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【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて その2

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座の修了生が複数名奉仕をしている桜町聖ヨハネホーム(社会福祉法人聖ヨハネ会。東京・小金井市)が創立30周年を迎え、記念の祝賀会が9月22日に開かれました。リラ・プレカリアの奉仕者4名もお招きいただき、奉仕内容の説明と演奏の機会を与えていただきました。

定期的に桜町聖ヨハネホームで奉仕し、祝賀会に出席した中川愛弓さんに原稿をお寄せいただきました。長文のため、3回に分けてお伝えいたします。

その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある
その3 反響の大きさ

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「リラの音楽には何かがある」
中川愛弓

演奏する3人
私たちはハープを弾く前にお祝いの言葉を述べ、リラ・プレカリアの紹介をしました。演奏は、「Ubi caritas」、「Kyrie」、「Tryggare kan」の3曲を弾き、ハミングと歌を入れました。皆さんは宴会の場でしたが、箸を置き、ビールや飲みものを口にする方も徐々に減ってゆき、まぶたを閉じたり、天井を見つめ何かを思うような、静かな場に変わっていったのが分かりました。

客席にいた崎山さんは、私たちが席に戻ると「本当にリラの音楽には何かがあるんだよね、空気がかわっていたよ……」と語っていました。音楽が始まると、皆さんの肩がスッと下がって場の空気が緩んだのを感じたそうです。演奏した私たちは、いつもの奉仕の場のようにも感じました。

演奏後、次のようなコメントを皆さんからいただきました。
  • 聖ヨハネ会前修道院長「あなたがたのされていることは、大切な意味のあることだと私たちは思っています。これからもお願いしますね。」
  • 聖ヨハネ会園長「皆さんのされていることが、とても良く分かり、良かったです。職員にとってもたいへんに良かったです。」
  • 聖ヨハネ会副園長「いつも、バタバタの中で、いらしていただいている気配を感じながら動いていますけど、今度いつか、職員に聴かせてあげたいと思いました。」
  • 施設職員の方「いつもお会いしていても、ちゃんと聴いたことがなかった。心が落ち着きます。力がもらえるような音楽なんですね、聴けて良かった。」
  • 病院ボランティアの方「涙が出ました。私もこのような音楽に看送られたい。」
  • 朗読ボランティアの方「クリスマスなどのイベントの時に弾いてほしい。」

普段、私たちが奉仕する時、患者さんや利用者さんは眠っておられることが多いので、今日のような反応を聞かせていただいてリラの音楽に驚きを感じました。

皆さん、それぞれに生きる毎日の中で、いろんなことがあって、辛かったり、悲しい出来事があって、そこに沁み入るのがリラの音楽なのだろう、その痛みに寄り添えるのがリラの音楽なのだろうと、祈りの音楽の力を目の当たりにしました。

【前後の記事】
その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その3 反響の大きさ

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