定期的に桜町聖ヨハネホームで奉仕し、祝賀会に出席した中川愛弓さんに原稿をお寄せいただきました。長文のため、3回に分けてお伝えいたします。
その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある
その3 反響の大きさ
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反響の大きさ
中川愛弓
祝賀会の翌日、病院ボランティアの方から感想を聞く機会がありました。その方は、何年か前に娘さんをガンで亡くされたそうで、「娘に(リラ・プレカリアを)聴かせてやりたかった」と涙され、「でも、娘に会えた気がしました」と話されました。
演奏当日の様子 |
「皆様の演奏に接し、キリスト教主義に基づく愛の実践活動は、宗派を超えて一致していることを実感させていただきました。また、私たちが充分に表現しえない部分を皆さま方にフォローしていただき、愛の実践活動の本質的な支え方・考え方をご来賓の方々にお伝えできたのではないかと思います。皆様方のハープの調べは、ご利用者の呼吸に合わせて奏でるのが特徴でした。まさしく、人間支援の本質ともいうべきスタンスです。」
これらの反響を「嬉しいこと」にするだけではなく、
私自身の在り方を見つめる時をいただいた事なのだと、深く思いました。
リラ・プレカリアの奉仕を続けていくために必要なリラ・プレカリアの真髄に「立ち戻る」恵みを与えられましたことを感謝いたします。
【前回までの記事】
その1 桜町聖ヨハネホーム30周年祝会に招かれて
その2 リラの音楽には何かがある
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