2017/11/09

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】2018年度 リラ・プレカリア研修講座 募集中止のお知らせ


リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座
第7期生 募集中止のお知らせ


 このたび、一般社団法人日本福音ルーテル社団(JELA)は、リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座の第7期生(20184月から2年間)の募集を中止することにいたしました。

 リラ・プレカリア研修講座は、キリスト教の理念にもとづき、2005年にプログラム・ディレクターのキャロル・サック宣教師の指導により開講し、今日にいたるまで32名の修了生を輩出し、日本社会に生きたハープと歌による祈りを届ける役割を果たして参りました。

 しかしながら、講座を取り巻く諸事情を勘案し、議論を重ねました結果、第7期の募集を中止するに至りました。6期在校生につきましては、20173月の講座修了まで現在の教育環境を維持し、進路・奉仕先支援も行います。

 これまでリラ・プレカリア(祈りのたて琴)の教育・活動にご理解とご協力を賜りました関係者の皆様には、深く御礼を申し上げますとともに、今回の決定につきましては何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。


2017928日     

一般社団法人 日本福音ルーテル社団(JELA
長 森下 博司
事務局長 森川 博己

【関連リンク】


【ジェラニュース】第44号をただいま編集中です

12月発行予定のジェラニュースの編集・レイアウト作業に入りました。以下のような記事が掲載されます。
◇◆◇

毎年の夏に米国で行われるグループ・ワークキャンプに、今年は日本から16人が参加しました。全員の感想文(成長の記録)を写真とともにご紹介します。来年度のキャンプ募集要項も併せて掲載しています。

「政治経済的視点を踏まえた難民保護」の第7回として、無断侵入者の取り扱い、亡命偏重の難民条約の問題点などについて説明します。

<世界の子ども支援チャリティコンサート>

16名の高校生・大学生への支援内容と、支援を受ける学生からの便りの一部をご紹介します。

第10回の入選句3句と佳作十数句を発表します。

ほかにも、読者からいただいた多数のお便りなどを掲載しています。

◆◇◆

ジェラニュース(フルカラー/8ページ)は年3回発行しています。JELAの活動をわかりやすく掘り下げて取り上げ、 ホームページやブログでは伝えきれない情報も満載です。
 創刊号からのバックナンバーは以下リンクからご覧いただけます。
バックナンバー「ジェラニュース」一覧

 印刷された「ジェラニュース」をご希望の方は、下記までご連絡ください。
 【メール】 宛先:jela@jela.or.jp
・件名に「ジェラニュース希望」と明記してください。
・住所(郵便番号、アパート等の場合は建物名と部屋番号もお願いします)
・氏名(フルネーム、よみ方もお書きください)
・生年月日(月・日だけでも結構です)
・電話(携帯電話も可です)
・希望部数
・クリスチャンの方は所属教会をお教えいただければ幸いです。
※電話・FAXでも受け付けいます。
 電話:03-3447-1521
  FAXの送信先は、03-3447-1523までお願いいたします。
なお、お送りいただきました個人情報につきましては、JELAの案内等にのみ使用させていただきます。

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017/11/07

【奨学金】 学びの楽しさと感謝への気づき

JELAの奨学金を受け神奈川大学で中国語を学ぶ植松滋英さんから便りが届きましたのでご紹介します。植松さんのこれまでの人生については、ジェラニュース第42号の6ページをご覧ください。

◇◆◇

神奈川大学外国語学部中国語学科
一年 植松滋英

神奈川大学外観(© Irie428)
私の所属している外国語学部には個性的な人や留学生がたくさんいます。

私がとっている中国語の授業で最近、暗唱大会という大きなイベントがありました。個々人に割り当てられた中国語の長文を暗記し大勢の前で発表するのです。日本語でも一筋縄にはいかない量の中国の絵本のお題を出された私は、評価にも直結する発音のアドバイスを、授業で仲が良かった留学生の馮くんにお願いしました。

中国語の発音は面白く、例えば「ü」の発音は、日本語の「い」の音を出したまま、口を丸くすぼめた音なのです。そのようなアドバイスを馮くんからもらううちに、発音以外の話もするようになりました。

中でも楽しかったのが馮くんに出してもらった中国語クイズです。例えば「星巴克」という中国語の意味は「スターバックスコーヒー」なのだそうです。そのような、日本人なら推測できそうなクイズで放課後盛り上がり、夕方からのアルバイトに遅れそうになることもしばしばありました。でも、この時間は授業にひけをとらないぐらい有意義だったと思います。

私は大学の近くで一人暮らしをしています。全くなれない周囲の環境や、賑やかで楽しかった里親さんの家を離れた寂しさ、漠然とした自由に自分を律することの大変さなど、最初は戸惑いばかりでしたが、最近になってようやくそれにも慣れてきました。

植松さん(中段右端)と大学のサッカー仲間
アルバイトのない日は友達と私の家でゲームをしたり、翌日の授業の課題をみんなで協力しながら考えたりしています。このごろは、友達といる時間が一番幸せな時間だと感じています。

自活するようになって、今まで見えていなかった幸せを感じたり、感謝の気持ちがわいてきたりするようになりました。例えば、里親のお母さんに当然のようにやってもらっていた身の回りの衣食住のことです。自分のことでもないのに、嫌な顔ひとつせずやってくださっていたのだと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そのようなことに気づく機会をくださったのはJELAであり、JELAがチャンスをくださらなければ今のような幸せや出会いの実りはなかったと思います。奨学金をいただけたことはそれだけ自分が期待されているというふうにも受けとめていますので、JELAへの感謝の気持ちも忘れずにこれからも学生生活を有意義に過ごしていきたいと思います。

◆◇◆

2017/11/06

【ブラジル子ども支援】メロ牧師の日本研修だより(5)

ブラジル・サンパウロ教会のメロ牧師が5月下旬から岐阜県大垣市に滞在し、日本語・日本文化を研修中です。この日本語レッスンの費用全額をJELAが支援しています。
今回は10月の報告です。

*以下は、メロ牧師によるポルトガル語をJELA関係者が一部補足し、和訳したものです。
**日本研修だよりバックナンバー ⇒ 
(1) 、(2) 、(3) 、(4)

◇◆◇

ルーテル大垣教会で10月から日本語で司式をしています。徐々に日本の礼拝に慣れてきました。日本語レッスンの成果の現われです。

この教会の、毎週土曜の夜の集会に出席している若い女性が受洗を希望し、ルーテル教会の会員となりました。嬉しい出来事です。
ルーテル大垣教会での受洗式。右が斎藤幸二牧師

大垣教会ではまた、月に一度エキュメニカルな青年伝道集会も行っています。格式張らずに現実的なテーマを取り上げるこの集会を通して、たくさんの若者がルーテル教会を知るようになっています。

11月3日には、日本福音ルーテル教会東海教区と名古屋キリスト教協議会の共催による宗教改革500年記念大会が、金城学院大学で開催されました。東海教区長の斎藤幸二牧師とカトリック名古屋教区の松浦悟郎司教が両教会を代表して参列し、多くの牧師と信徒も出席しました。
宗教改革記念大会に出席したメロ牧師、金城学院大学にて


2017/10/31

【東日本大震災被災者支援】「キッズケアパークふくしま」からの便り

福島に「キッズケアパークふくしま」という団体があります。ここでは、子どもたちが放射線を気にせずに室内で遊べる「こどもあそびば」を毎月提供しています。JELAはこの働きに賛同し、「あそびば」に利用する施設の賃借料を2016年4月から支援しています。

先日、同団体の栗原清一郎さんから活動報告が届きましたので、以下にご紹介します。
皆様もこの働きを祈りと捧げものによってご支援いただけると幸いです。

◇◆◇

「キッズケアパークふくしま」の現状


東日本大震災から6年半が経過した今、持続する放射能汚染も被害の記憶も風化され、また各方面の復興の努力もあり、一見平穏な生活が戻ってきたかのようにも見えます。

しかし各家庭の庭にも、市内のあちこちにも、除染しきれないホットスポットがあり、また市内の除染対象地区は公共の場と居住区に限られており、田畑や山林は対象外です。除染された汚染土を入れた1立方メートルぐらいのフレコンバッグが何個も家の庭に埋められたり、放射線がもれないように土嚢で覆われて裏庭に置かれたりしています。

子どもあそび場で行ったアンケートでは、今現在でも半分の保護者が放射線を気にしていると答え、気にしていないと答えた残りの保護者も、気にすることに疲れてしまった結果でもあるようで、心の奥には不安を抱えているようにも見えます。

このような状況の中で皆様のご支援とお祈りを感謝しながら、私たちは着実に月に一回、安心して思いっきり遊べる屋内子どもあそびば(キッズケアパークふくしま)を、会場を借り遊具は持込み無料で実施しています。

この10月に37回目を終了しました。女子と男子の高校生と顧問の先生、男女の大学生、老若男女の教会員と社会人のおじさん・おばさん、インストラクターのおかあさんなど、平均20名のボランティアと一緒に、子どもたちは夢中になってあそびます。お父さんお母さんたちも一緒に楽しみます。平均参加者はボランティアも入れて130名を超えます。

お母さんたちからは、こんな声が寄せられています。
  • 「お兄さん、お姉さんたちが本気になって遊んでくださり、子どもは本当に楽しみました。ありがとうございました。」
  • 「市内の他の遊び場は、管理者はいるけれど一緒に見てくれる人はいない。ここはボランティアの皆さんが気を配って暖かく見てくださり、のびのびと遊べるので本当に嬉しそうです。」
  • 「安心して遊べる楽しい遊び場なので、これ以上何もいらないから回数をふやして欲しいです。」
  • 「赤ちゃんを連れてきてホッとして楽しめるのが嬉しいです。このような場所はあまりありません。」
この遊び場は子どもたちの追加被爆を少なくするだけでなく、楽しくおもいっきり遊ぶことにより免疫力を高め、放射線により傷ついた細胞が癌化するのを防ぐ働きもしています。

私たちは福島大学教授の菅家礼子先生の助言をいただき、子どもあそび場の実施にあたって次のことを大切にしています。
  • 子どもたちの発見の喜び、初めての経験の喜び、できたという達成感、工夫の喜びなどを奪わない。
  • 目は離さず、危ないとき以外は手を出さない。
  • 一緒に楽しく遊び、子どもたちを励ます。
30数回の実施を通して、このあそび場は本当に楽しい次のような場になってきました。
  • 年齢に関係なく一緒に遊べる場
  • 年齢を問わずに人と交われる場
  • 小さい子も大きい人もお互いを認め合っている、小規模な実社会のような場
私たちはこれからも福島の子どもたちと保護者の方たちのために、より良い成長の場、より魅力的な子育ての場を工夫し、提供していきたいと思います。

皆様からのお祈りとご支援を、今後ともよろしくお願いいたします。
(栗原清一郎)

◆◇◆

【関連リンク】 

2017/10/24

JELA理事が日弁連「憲法ポスター展」金賞受賞

朝日新聞10/21夕刊より
中川理事の受賞作品
日本弁護士連合会主催の「憲法ポスター展」で、JELAの中川浩之理事(「世界の子ども支援委員会」委員長)の作品が「大学生・社会人の部」で金賞に選ばれました。

朝日新聞が中川理事へのインタビューも交えた記事を10月21日付夕刊に掲載しています(電子版記事はこちら。全文閲覧にはログインが必要)。

中川理事は長年JELAの活動に携わり、2006年から2016年までは理事長を務めました。またデザインの技術を活かして『JELA NEWS』の創刊号からレイアウトを担当し、JELAのホームページの基幹部分や世界の子ども支援チャリティコンサートのポスターの制作なども担っています。

2017/10/20

【世界の子ども支援チャリティコンサート2018年】 演奏者がJELAを訪問

JELAは2004年より毎春、全国各地のルーテル教会などを会場にチャリティコンサートを開催しています。

今年2017年は、
15会場にてヴァイオリン&ピアノのデュオコンサートを開催し、合計927名が来場し、総額120万円以上の献金が捧げられました。この全額は、昨年に引き続き熊本地震被災学生の学費支援に用いました。ご協力ありがとうございました。

第15回となる来年のコンサートでは、ヴァイオリン&ギターによるデュオをお届けする予定です。ヴァイオリニストは三年連続のご出演となる
真野謡子さん、そしてギタリストはJELAチャリティコンサート初登場の松田弦さんです。

先日お二人がJELAをご訪問くださり、パガニーニ作曲の「カンタービレ」とバルトーク作曲の「ルーマニア民俗舞曲」の2曲を披露してくださいました。いずれもピアノの伴奏で聞くことが多い作品ですが、ギターの音色は温かみがあり、ヴァイオリンとよく調和していました。新鮮な組み合わせのデュオが、来年どのようなコンサートを繰り広げてくれるのか、期待を大きく膨らませる演奏でした。
第15回世界の子ども支援チャリティコンサートは、2018年5~7月の土日祝に10公演程度を予定しております。詳細が決まりましたら改めて本ブログ上にてお知らせします。

 【関連リンク】 

2017/10/17

【難民支援】 全難連20周年イベントをJELAホールで開催

ジェラ・ミッションセンター
難民を支援する弁護士のネットワーク団体である全国難民弁護団連絡会議(全難連) の創立20周年イベントが、10月28日(土)の午後に、東京・恵比寿のジェラ・ミッションセンター1階ホールにて開催されます。JELAと全難連はともに、国内難民支援団体のネットワーク組織である「なんみんフォーラム(FRJ)」に加盟し、協力関係にあります。

神奈川大学法科大学院教授で難民審査参与員も務めている阿部浩己氏による基調講演をはじめ、有識者によるパネルディスカッションなど、充実した内容のイベントです。

参加は申込制ですが、一般の方もご参加いただけます(16:35からの全難連年次総会を除く)。

以下にイベントの概要をご紹介します。参加をご希望の方は、10月25日(水)までに、全難連事務局のメールアドレス
へご氏名と、当日18:00からの懇親会への参加の有無をご連絡ください。
◇◆◇

全難連設立 20 周年記念イベント

日時: 2017 年 10 月 28 日(土) 13 時~16 時半
    ※16:35~17:05 に年次総会を開催

場所: 日本福音ルーテル社団(JELA)1 階ホール
    東京都渋谷区恵比寿 1-20-26(地図
    JR 山手線恵比寿駅東口より徒歩 3 分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩 5 分

主催:全国難民弁護団連絡会議
後援:一般社団法人日本福音ルーテル社団

プログラム:
13:00 開会のあいさつ
    鈴木雅子氏(弁護士、全難連世話人)
13:05 基調講演「グローバル化する国境管理と難民の保護~世界の中の日本/日本の中の世界」
    講師:阿部浩己氏(神奈川大学法科大学院教授、難民審査参与員)
14:05 弁護士から見た入管法改正後の状況
    渡邉彰悟氏(弁護士、全難連代表世話人)
14:30 コメント
    コメンテーター:川内敏月氏(UNHCR 駐日副代表
14:40 休憩
14:50 パネルディスカッション「これからの難民認定/難民保護のあり方について」
    阿部浩己氏(パネラー)
    石川えり氏(パネラー) 認定 NPO 法人難民支援協会代表理事
    渡邉彰悟氏(パネラー)
    難波満氏(コーディネーター) 弁護士、全難連事務局長
15:50 会場議論
16:30 閉会/休憩
16:35 総会(会員のみ)
18:00 懇親会@恵比寿駅周辺 ※会員以外の参加も歓迎します

◆◇◆

【関連リンク】 

2017/10/06

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】患者さんと家族の慰めになる音楽

リラ・プレカリア関係者が奉仕する病院での出来事です。だれも患者さんの臨終が間近だとは思わず、音楽が奏でられました。リラ・プレカリアは患者さんとその家族の慰めになったようです。

すべて匿名で掲載します。

◇◆◇

ある病院で、まさに息を引き取ろうとされている方に奉仕をしました。長く療養されている、まだ若い女性の方でした。

看護師さんたちは、まだ「その時」とは認識しておらず、したがって家族も呼ばれておらず、患者さんについて、「今日は朝から何も食べずに眠っているんだけど、(部屋に)入って(演奏して)くれる?」と言われて、おそばに行きました。

始まるとしばらくして、タオルケットの下で足が動きました。15分経った時、火が消えるように、静かに穏やかに呼吸の波が止まりました。廊下におられた看護師さんに声をかけました。


他の看護師、医師も駆けつけ、心臓マッサージなど処置をされる中、最後の様子をお伝えし、次の奉仕者の所へ行きました。そこで30分ほどご奉仕させていただき、部屋を出たところ、さきほどの患者さんのご家族が駆けつけておられました。

主治医の先生が手招きをし、「(患者さんが)最後に聴いた音楽をもう一度、ご家族のみなさんに聴かせてくださいますか?」と言われ、患者さんのベッド脇で、ご家族の見守る中、キリエを弾きました。

演奏が終わってからご家族が、「大好きな音楽に合わせて踊ったのかしら…最期の時に音楽がそばにあったのだと思うと、本当に嬉しいです。よかった、よかった。ありがとう。ありがとう」と涙を流されました。

リラ・プレカリアの音楽は患者さんはもちろんのこと、ご家族にとっても慰めとなるのだと改めてその力を感じました。

◆◇◆

2017/10/05

【ブラジル子ども支援】メロ牧師の日本研修だより(4)

ブラジル・サンパウロ教会のメロ牧師が5月下旬から大垣市に滞在し、日本語・日本文化の研修中です。この日本語レッスンの費用全額をJELAが支援しています。今回は9月の報告です。

*以下は、メロ牧師によるポルトガル語をJELA関係者が和訳したものです。
**日本研修だより (1)はこちらから  (2)はこちらから  (3)はこちらから


◇◆◇

 カトリック教会訪問 

外国人に向けたプログラムを展開しているカトリック大垣教会を訪問しました。ミサに参加し、ブラジル人、フィリピン人、ペルー人、ボリビア人、タイ人、韓国人に対する神父たちの働きを見守りました。

大垣カトリック教会でトニー神父と話すメロ牧師(左)

 この教会では、日本語、ポルトガル語、スペイン語、英語でのミサがあります。さらに、授業料を払うことのできない外国人のための無料の日本語教室も開いています。夜間の日本語教室と日曜日のミサにより、外国人が日本の文化を学びつつ、共に生きる場所が提供されています。

名古屋のカトリック多治見教会にも行きました。この教会では、日本語、ポルトガル語、スペイン語でミサが行われます。私は、ドミンゴス神父によるポルトガル語のミサにあずかりました。ドミンゴス神父はアルゼンチン人で、ポルトガル語とスペイン語でミサを執り行っています。名古屋の南山大学の神学の教授でもあり、日本での生活は20年になります。

● 日本と外国の若者

私たちの周りには、自分のことを受けとめてほしい、認めてほしいと思っている人たちがいます。


9月23日に私は、ラテンアメリカに興味と関心がある若者と子どもたちのための夜の集いを開き、ブラジル料理とアルゼンチン料理(米、塩味の豆、甘いタピオカ、塩味のタピオカ、他)を作りました。


写真は、ブラジル人の母親と日本人の父親を持つコウキです。彼は日本で生まれ、日本語もブラジル語も上手に話します。彼は、ルーテル教会があることを知りませんでしたが、今では大垣教会の土曜日の礼拝に参加しています。


◆◇◆







【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】修了生の便り~オーストラリアから

以前にもまして修了生の方々からの便り届くようになりました。それぞれ方が現在どのような活躍をされているかがわかり、JELAとしても嬉しい限りです。

今回は、長年オーストラリア住まいをされている第1期修了生(2007年9月修了)の石川優子さんからの便りをご紹介します。

◇◆◇

オーストラリアでの歩み

リラ・プレカリア研修講座第1期修了生
石川 優子

2011年の東日本大震災があった年にオーストラリアのゴールドコーストへ移住をして6年になります。

リラ・プレカリアの修了式で日本福音ルーテル教会の大柴譲治先生より修了証書が手渡された時、「おめでとう。祈りのたて琴を持って世界に羽ばたいてください」と言われました。

当時、私は日本に住んでいたので、なぜ世界なのか? その時は分かりませんでした。しかし現在オーストラリアで、リラ・プレカリアの働きをさせていただいております。そして、素晴らしい仲間も与えられました。

私は日本では音楽療法士として大きな病院で働いており、とても恵まれた環境にいました。今は自分の国でない所で、外国人という立場です。言わば何もないところからのスタートです。事はなかなか思うようには進みませんでした。

ある日、州立病院に行ったときに「パストラルケア」と書いてある部屋の前を通りました。そして気づいたらドアをノックして、チャプレンに「私はクリスチャンです。ハープで患者さんのためにパストラル・ミュージックを奏でたいのですが」と言っていました。

この発言が今の働きにつながっています。病院では、ランチ・タイムに誰でも集えるスペースで演奏をしています。ある教会では、ホームレスの方に夕食を提供する時のバックグラウンドミュージックとして、ハープを弾かせていただいております。そして10月からは、ホスピスでの奉仕も始まります。

小さな歩みではありますが、皆様のお祈りのおかげで、ここオーストラリアでもリラ・プレカリアの働きが広がりつつあり、神様の導きに感謝しています。これかれも、お祈りをお願いいたします。私もオーストラリアの地から、皆様の働きがますます祝福されますように、心からお祈り申し上げます。


◆◇◆

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017/10/03

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】修了生からの便り~アイルランドでの学び~

リラ・プレカリア研修講座の第3期修了生の横山恭子さんが、この夏アイルランドでハープを学んでこられました。その訪問記をご紹介いたします。

◇◆◇

アイルランドでのハープの学び

リラ・プレカリア研修講座3期修了生
横山 恭子

8年前にリラ・プレカリア研修講座に入学してアイリッシュハープと出会ってから、いつの日かアイリッシュハープのふるさとであるアイルランドでアイリッシュ音楽を学ぶことが私の夢でした。

今年の6月に夢が叶いました。アイリッシュ音楽はテンポが速いのですがスローエアと呼ばれるタイプの曲(歌詞の付いた歌の曲を楽器で演奏したもの)は比較的ゆっくりで優しい雰囲気で、情緒豊かなメロディを持っています。パストラルハープを患者さんに奏でる時に使えるのではないかと思い、嬉しくなりました。

今回は、ジャネット・ハービソンさんが主催しているアイルランドハープセンターというアイリッシュ音楽の学校の夏季講習を受講しました。得るものがたくさんありました。ジャネットさんはダブリン市内にあるトリニティカレッジの教授でもあり、学生にアイルランドの民族音楽の歴史と演奏法を指導している方です。

ジャネットさんはリラ・プレカリアについて興味を持ってくださり、色々質問してくれました。授業の中で「リラ・プレカリアの曲を弾いてもらえませんか?」と言われてびっくりしましたが、「キリエ」を弾かせてもらいました。彼女は「そのような曲は、私は初めてです」と言い、「患者さんにはとてもいいですね」と言ってくれました。

学びの最後の夜に、ジャネットさんとトリニティカレッジの生徒さんたちがコンサートをしてくださったのですが、彼女は何曲か演奏してから私の方を見て「恭子、この前聞かせてくれた曲を弾いてよ。私のハープを使っていいから。」と言うのです。あまりにも突然なので本当にびっくりして「えーっ」と思いましたが、勇気を出して前に出て行き、「キリエ」を奏でました。

終わったあとしばらくの間、沈黙の時間が流れて全員動きませんでした。キャンドルの炎だけがゆらゆらと揺れていました。一人の女性の方が私の方に近づいて来られて、「この音楽は賑やかさからだんだん静かな世界にすーっと移っていく音楽ですね」と感じたことを語ってくださいました。

今回の旅によって、リラ・プレカリアの働きがアイリッシュの方にもちゃんと伝わったことがわかり本当に感動しました。そして神様に感謝しました。

アイルランドにて筆者(右)
◆◇◆

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(4)最終回

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の最終回です。

*初回はこちらから 
◇◆◇

少女に居場所と新しい家族を与えるミニストリー
徳弘浩隆・由美子

後輩生徒にキーボードを教えるAnaさん(手前)
Anaは今はピアノだけではなくて、誘ってくれたIsabelaが上手に吹いていたリコーダーもやりたいと言い出して、両方頑張っています。

人手が足りないので彼女に頼んでみたら、新しく増えてきた生徒に、ピアノやリコーダーの初歩を教えてくれたりもします。パソコンも上手に操り、私の助手をしてくれる時もあります。

音楽教室を通して自分の居場所が見つかり、もう一つの大きな家族が見つかり、お姉さんやお母さんも呼んでくる、大切な場所になってきていると思います。

9月末は子どもたちと一緒に、音楽礼拝。そのあとは、手狭になった教会の二階部分を増築しようと献金を募り、毎週のミニバザーでお金を作り、みんなで祈り、その実現を夢見ています。

今日も息が詰まるほどでしたから、これから暑くなると(*ブラジルは日本と季節の進行が逆で、日本の冬は夏です)、今のパソコン教室は狭すぎます。せっかく作った倉庫も、楽器や教材だけでなくミニバザーの献品もしまうので、もう一杯です。子どもたちの喧嘩や大騒ぎで、順番に音楽の練習をしている教室運営がうまくいかないこともあります。台所も収納に困っていましたので、不要になったタンスや本棚の寄付で使わないものから板を取り出して、壁に棚をたくさん作りました。早く部屋を増やして、教室と教会を整えたいと思っています。

こんなところにも、皆様からの祈りと支援の寄付が、役に立っています。彼らの数年後と将来のために、音楽ミニストリーは確かに心に大切なことを刻み込んでいるように思います。これからも、ご支援をよろしくお願いいたします。(了)

◆◇◆

【関連リンク】

JELAのブラジル支援ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017/10/02

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】ホスピスで奉仕中の修了生からの便り

弓削萬里さんは、リラ・プレカリア研修講座の第1期修了生です。現在、神奈川県横須賀市にある病院のホスピスで奉仕をされています。ある日の様子を以下にご紹介いたします。

◇◆◇

神様の道具となれたことに感謝して

リラ・プレカリア研修講座第1期修了生
弓削 萬里

2017年9月22日のK病院での出来事をお伝えします。 当日、二人目の方へのパストラル・ハープの奉仕を終わるのを待っていた看護師長から、「もう少しで息を引き取られそうなか方にハープをお願いできますか」と言われ、患者さんの部屋を訪れました。

病室には、患者さんとその息子さんがいました。息子さんが見つめるお母様は、弱く静かな呼吸をされていました。私はいつの間にか「Be still」(心を静めなさい、という意味の曲)を低音で静かに弾いていました。息子さんの嗚咽に指が止まりそうになりながら、繰り返しゆっくり弾きました。

そしてオクターブを一段階上げてメロディーを引き始めた時、患者さんは静かに天に召されました。穏やかな最後でした。

温かく優しい眼差しを患者さんの姿に感じ、自然に指が別の曲を奏でました。演奏しながら、息を引きとられた患者さんが平安でありますようにと祈りました。

その間、20分くらいです。こんな私でも神様の道具となれたことに感謝いたしました。

すべての奉仕が終わり、帰り際に息子さんは私に、「音楽が大好きだった母をハープの音色で包み、最後を迎えさせることが出来て、母は喜んでいると思います。ありがとうございます。感謝いたします」と告げ、「臨終の時にたち合わせて申し訳ありません。大丈夫ですか?」と労ってくださいました。

これこそリラ・プレカリアの働きだと感謝しています。神様のお導きです。とても大切な経験をいたしました。神様に感謝の祈りを捧げました。

◆◇◆

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017/09/29

【奨学金】 アフリカ出身の奨学生から感謝の便り

JELAは、東京国際大学(埼玉・川越)で国際関係論を学ぶアフリカ出身のアルファさん(仮名)に奨学金を提供しています。アルファさんは母国での迫害を逃れ2015年に来日し、現在難民認定申請中です。知識に対する貪欲さと、人々のために働きたいという強い意志をお持ちで、留学ビザを取得して大学に入学し、JELAがその学費を支援しています。

以下、ご本人からのお礼のお手紙をご紹介します。(原文の英語をJELAが和訳)

◇◆◇

大学の講義の様子
日本で勉強が続けられる機会を与えてくださったJELAに心から感謝しています。JELAの奨学金のおかげで、私の毎日は活き活きとしたものになりました。再び大学で学べるようになりましたし、知識や経験に飢えた魂も癒やされました。

JELAが学費全額を支援してくれ、東京国際大学に通って自分の夢を追い求めることができることを幸せに思います。大学でより優れた知的スキルを獲得することで、明るい未来が始まるという希望を取り戻しつつあります。

環境が変わって大変なことも多々ありますが、東京国際大学が私にふさわしい場所であると確信しています。ここで、将来活躍するための多くのスキルを習得し、日本語を磨くことができるからです。

これからも周りの期待に応え、世界をよりよくするために貢献できればと思っています。

(アルファ)

◆◇◆

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団 (JELA)

2017/09/25

【一日神学校】 JELAミニショップを出店、ワークキャンプ・事業活動を紹介

9月23日の「一日神学校」(日本ルーテル神学校ルーテル学院大学主催)でミニショップを出店しました。

JELAのミニショップでは、来年2月に開催予定のカンボジア・ワークキャンプのお知らせやJELAの事業活動紹介をしながら、カンボジアのグッズを販売しました。

今年の「一日神学校」は、宗教改革500年記念に関連した催しが盛り沢山だったこともあり、遠方からも大勢の来客がありました。

JELAのミニショップで用意していた「クロマー」(カンボジア産の多目的スカーフ)の評判も良く、購入してその場で着る方もいました。グッズも盛況の内に完売することができました。グッズ販売の収益は全てJELAの世界の子ども支援事業のために用います。JELAのミニショップにお越しくださり、ご協力いただいた皆様に感謝します。


<カンボジア・ワークキャンプ2018、参加者募集中!>
来年の2月14~24日に開催するカンボジア・ワークキャンプの参加者を募集しています。
キャンプの内容は、現地の団体の活動支援と交流、学校校舎修復や設備設置、キリング・フィールド等の歴史的に著名な地域や博物館訪問など。
参加できるのは18歳以上(高校生不可)で健康に自信のある方、参加費は13万円です。

詳細・申し込み方法は、こちらのブログ記事をご覧ください→http://jelanews.blogspot.jp/2017/09/2018.html




【関連リンク】
JELA-workcamp(JELAのワークキャンプに関するFacebookページ)
2014年カンボジア・ワークキャンプ参加者レポート等関連記事(JELAニュース34号)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト


【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(3)

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の3回目です。

*初回はこちらから   
◇◆◇

子どもたちの居場所を大切に守っていかなければ
徳弘浩隆・由美子

左から:Anaさん、徳弘牧師、Anaさんのお母さん

日曜日。ポルトガル語の礼拝を私がしていると、途中でAnaが入ってきました。最初はお姉さんと一緒にまた来てくれたのかとみんな思ったのですが、よく見るとお母さんでした。

この日もみんな大喜びで、礼拝のあとコーヒーとパンやケーキを一緒にいただき、おしゃべりをしました。

お母さんは教会のことを気に入っているとのことで、「ちょうどいま仕事がなくて時間があるので、火曜日の教室を手伝います」と言ってくれました。

 

そして今日、お母さんが2時ごろAnaと一緒に来てくれました。3時のおやつの時間の準備を率先してやってくれて、子どもたちみんなの面倒も見てくれました。片付けや洗い物、そしてミニバザーが終わるころまで一緒にいて、その片付けも全部手伝ってくれました。
おやつの準備をするAnaさんのお母さん(左)とサンパウロ教会のメンバー

 
「サンパウロは子どもたちが荒れているし、上の子の友達なんか、うちの子を除いてもうみんな、ドラッグをやった経験があるんですってよ」と話してくれました。私たちはビックリして、「多少言うことを聞かないことがあっても、あれだけ楽しみに来てくれる子どもたちの居場所を、大切に守っていかなければ」と思いました。

よく聞くと、昔いた街で教会に通い洗礼も受けているというのですが、ちょっと系統が違う教会だったので遠慮されていた様子でした。音楽やパソコン教室を通して、子どもたちの心も成長し、少しでも健全な大人に育ってもらえるように、遠慮しないで、一緒にやりましょう、とお母さんとも意気投合しました。

事情があって、知り合いの勧めで仕事を求めてやってきて、子どもたちを生み育てた街とは違う危険がいっぱいのサンパウロで友達に恵まれ、教会の教室に楽しそうに毎週通う娘を見て、とても安心して感謝してくれている様子です。(つづく)

◆◇◆

2017/09/22

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】研修講座も大詰め、施設での実習が始まります

2016年4月から学んでいるリラ・プレカリア研修講座第6期生の6名が9月末から都内の施設で実習を開始します。

それに先立ち、9月21日(木)に実習生や、受け入れ先で実習指導にあたる本講座修了生らが集い、実習派遣式を行いました。

式では、キャロル・サック宣教師(リラ・プレカリアのディレクター)が奉仕の心得や看取りの体験などを紹介。厳かな雰囲気のなか、一同は心を合わせて祈りと黙想の時を過ごし、実習に向けて決意を新たにしました。

リラ・プレカリアは、病床にある人や、さまざまな問題で悩み苦しむ人に、ハープと歌による祈りを届ける活動です。

リラ・プレカリア研修講座の第6期の受講生と教師陣

2017/09/21

【昔の宣教師からの便り】 マーラ・ウッドさん(4) 最終回

短期宣教師(J3)として2000~2004年に日本で奉仕されたマーラ・ウッドさんからの便りの最終回です。この夏にJELAが派遣した日本人キャンパーとマーラさんの教会との交流などが語られます。

 *初回はこちらから 

◇◆◇

聖トリニティ・ルーテル教会
教会ミニストリー・ディレクター
マーラ・ウッド・ケイ

JELAから派遣されてアメリカ・ワークキャンプに参加する、若い日本の皆さんを今年もお迎えできて大変嬉しかったです。「女の子が16人参加する」とJELA職員のポールさんから最初に聞いたときは、十分なホストファミリーが与えられるかとても不安でしたが、問題なく手配することができました。そしてホストファミリーたちは、日本のティーンエイジャーたちと交流する経験を楽しみ、感謝していました。
「アメージング・グレース」の練習をする参加者たち

日本人参加者たちがクリーブランドへ到着するのが夜遅くになるハプニングもありましたが、10人の子どもたちと我が家のキャンピングカーで過ごし、夜食を振る舞えたのは、それはそれで楽しい経験でした。何人かの子たちと引率者にオハイオ州内の牧場でアメリカの田舎生活を体験してもらえたのもよかったです。

ノース・カロライナへと旅立つワークキャンパーたちを教会で見送ったときは感動しました。まだ夜明け前の暗がりの中で、私たちは教会の駐車場で共に祈りました。そして、私の母国のために主の御名によって奉仕しようと信仰の道へと踏み出していく19人を乗せて、バンは走り始めたのです。とても素晴らしい時間でした。8月6日の主日礼拝で彼女たちが「アメージング・グレース」を歌ったときも、教会の壁に響き渡る力強い歌声に心を打たれました。彼女たちは神の愛と豊かな恵みを、私たちの教会に分け与えてくれました。そのことに深く感謝しています。

長いお手紙になってしまいましたが、まだまだ書きたいことはあります。けれども結局は「私たちは皆、主イエス・キリストにある兄弟姉妹である」ということに尽きます。聖霊は、物理的な距離を超越して、私たちの人生を結び合わせてくださいます。そして言語や文化の壁はあれど、キリストにあって私たちはひとつなのです。それゆえに私は神を賛美します。いつの日か、日本を訪れて皆さんと再会できればと思います。その時まで、主がさまざまな奉仕に努める皆さんを守り、祝福してくださいますように。(了)

主にあって
マーラ

*英語原文をJELAが和訳しました。
 
◆◇◆

2017/09/19

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(2)


ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の2回目です。

*1回目はこちらから

◇◆◇

センセーがお父さんだったらいいのに
徳弘浩隆・由美子

お母さんは心配してないのだろうか、どんな暮らし向きなんだろうか? と心配しながらですが、Anaは教室スタッフのみんなの家族みたいに、いつもいる子になってきました。

ある日の夕方に彼女が、Skypeで誰かと教会の門のところで話していたのですが、あとから聞くと、もう一緒に住んでいないお父さんと話したとのこと。そういえば、7月の休暇に私たちがちょうど、彼女の故郷のマラニョン州に旅行に行った後、「どうして、私も連れて行ってくれなかったの?」と聞いてきたのを思い出しました。「センセーがお父さんだったらいいのに」と言ってきたことも思い出しました。ブラジルの子どもたちも、私のことを「センセー!」と呼んでいます。

火曜日のクラスの後の礼拝にも時々残るようになったので、「今度日曜夜の礼拝にもおいでよ」と誘うと、以前に連れてきたお姉さんと、教室に来ているもう一人の仲良しの女の子と一緒に礼拝に来てくれました。
左から:Anaさん、Anaさんの友人、Anaさんの姉、徳弘牧師

普段より少しおめかしして、三人そろってきてくれたのです。教会のみんなも大喜び。礼拝をして、そのあとお茶やケーキをいただいて、楽しくおしゃべりしました。

「こんど火曜日のおやつの時間に私がレモンムースを作ってくるから、材料代をちょうだい」というので、試しに頼んでみました。次の火曜日には、お姉ちゃんと一緒に大事そうにガラス製の大きな入れ物にレモンムースを入れて、持ってきてくれました。3時のおやつの時間は、みんなも大喜びです。Anaもうれしそうでした。

「また、日曜日の礼拝に来る?」と聞くと、「うん、今度来るよ。たぶんお母さんも一緒に来る」といいます。子どもたちが行き始めた教会の音楽とパソコンの教室、そして礼拝がどんな所か心配でお母さんが見に来るのかな? と思いました。(つづく

◆◇◆