2020/01/31

【難民支援】ジェラハウス居住の無国籍者を難民と判断 東京高裁

JELAが難民や難民認定申請中の方に無償で提供している難民シェルターJELA(ジェラ)ハウスは都内に2棟あります。そこで数年前から生活している無国籍の男性が、1月29日(水)に東京高裁で「難民」と判断されました。

無国籍の人が日本で「難民」と判断された判決はおそらく初めてのことです。JELAでは日本語のボランティアの方々と共に、男性をサポートしてきました。

今回の東京高裁の判決を受けてJELAは男性の支援に関わる方々と共に大変喜んでおります。


男性の東京高裁での出来事は、NHKのウェブサイトにも掲載されています。
「地球上で行き場を失う」無国籍男性を難民と判断 東京高裁

引き続き、JELAの難民支援へのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします!


JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)

【関連リンク】

2020/01/30

「介護と仕事の両立推進のための取り組み」を掲載しました

日本福音ルーテル社団(JELA)は、東京都の奨励のもと、事務局職員の介護と仕事の両立推進に取り組んでおり、2019年11月にプロジェクトチームを設置しました。

同月、ニーズ調査のためのアンケートを全職員に対して実施しました。
また、プロジェクトチームではこれまで、介護に関する事務局制度の整備・見直しや、内外における周知について協議を行ってきました。


2020/01/24

【続・信仰書あれこれ】信徒のための神学入門

近藤勝彦著『信徒のための神学入門』(1994年、教文館)をとりあげます。

1987年5月から翌年11月にかけて日本基督教団鳥居坂教会で著者が行った「信徒のための神学講座」における講演14回分を収録したものです。かなりハイレベルな内容ですが、わかりやすく興味深い箇所をいくつかご紹介します。

◇◆◇

主の祈り」に関する注意点
  • 教会の礼拝で用いられる「御名をあがめさせ給え。御国を来たらせ給え。御心の天に成るごとく、地にも成させ給え」(森川注:以上は1880年のプロテスタント訳の冒頭部分。日本のプロテスタント教会の礼拝で幅広く使用されている)と祈るのは注意がいります。「御名」と「御国」と「御心」について祈るのですが、最初の「御名をあがめさせたまえ」という言葉ですと、「自分をして御名をあがめさせ給え」という響きに取れます。しかしそのように理解したら、それは正しくないと思います。そうではなくて主語は「御名」それ自体ですから、「御名」があがめられるようにというのであって、自分とか誰かが問題ではないのです。御名が、あがめられるように、御国が、来るように、御心が、成るように。このことを日ごとに祈れと主は言われたのです。この祈りの中では、御名があがめられ、御国が来、御心が成る、それがおもであって、その関連で後半の日ごとの糧の祈り中で自分の人生を考えているのです。(107頁)

人を知るために必要な使命の理解
  • 一人の牧師を理解するとき、その人の今までの生い立ちを理解し、あるいは、育った成長過程、また、その方の性格、考え方というようなものを理解することで、果たして尽きているかと言いますと、そうではないわけです。その人が何のために召されているか、また、何をもって使命としているか、そこを理解しないと牧師について理解したことにはなりません。これは牧師だけではないでしょう。キリスト者すべてに当てはまるのではないでしょうか。(240頁)

福音的談話の重要性
  • ルター自身の起草になる『シュマルカルデン条項』の中に福音を伝達する制度というのが出てきます。その中でルターは四つ挙げているのですが、第一は説教、第二は洗礼、第三は聖餐によるというのです。そして、第四に「兄弟相互の談話と慰め」というのが出てくるのです。(中略)「福音的談話」が語られる諸集会は、福音伝達の媒介になるわけです。ルターは、ご承知のように万人祭司ということを言っています。……万人祭司の積極的な意味は福音を互いに伝達することです。この万人祭司が非常に具体的に生きるのは、今申しました教会の諸集会における福音の談話なのです。そこで、各人は祭司である。神の赦しと慰めを伝え、互いに執りなすことができるのです。……外に向かってこの福音的な談話を言えば、「伝道」ということになります。教会の中で諸集会における福音的談話を言いますと、それはもちろん礼拝にとって代わるものではありませんが、礼拝に対する準備であり、また礼拝の展開であるということになります。礼拝を支える裾野のような仕方で、諸集会における教会員相互の談話が意味を持ってくるのです。(280~281頁)

近藤勝彦氏には多数の著作・説教集があります。本シリーズでは2018年6月に、最初の説教集である『中断される人生』 を紹介しています。併せてお読みいただけると幸いです。

JELA理事
森川 博己

◆◇◆

2020/01/17

【続・信仰書あれこれ】幸せを届ける涙と微笑み

ジャンヌ・ボッセさんの二つの著書、『しあわせは微笑みが連れてくるの』(2012年、メディアファクトリー。以下、『微笑みが』と略記)と『しあわせは涙のあとに届くもの』(2013年、メディアファクトリー。以下、『涙のあとに』と略記)をとりあげます。

両書とも、聖書勉強会や雑談中に著者が口にした短い言葉を材料に、わかりやすい解説やエピソードを加えて編集されています。

◇◆◇

『微笑みが』発行時に著者は96歳(日本在住65年)。本の反響が大きかったので、翌年『涙のあとに』が発行されました。明るく前向きな言葉が満載の二冊です。

聖書の「マルタとマリア」の話が両書に登場します。著者の説明が興味深いのでご紹介します。
  • フェルメールの絵にも描かれている「マルタとマリア」は、もともと聖書に出てくる話ですが、この中でも忙しさの危険について記されています。自分たちの家を訪れた客であるイエス・キリストのために、食事の支度など何やかや用事に追われ、忙しく立ち働く姉のマルタ。それに対して、妹のマリアは姉の手伝いもせず、イエスのそばに座り込んで彼の話に耳を傾けています。そんな妹に腹を立てた姉マルタがイエスに訴えると「マルタ、あなたは多くのことに思い悩み心を乱している」と逆に諭されてしまう、というお話です。(『微笑みが』31~32頁)
  • 「マルタの態度は、お客をもてなす者として当たり前で、手伝ってくれない妹に腹を立てる気持ちも理解できることなのに、なぜ彼女のほうが注意されるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、イエスの真の望みは、ごちそうを用意してもらうことではなく自分の話を聞かせることでした。ですから、準備の忙しさの中で何が大切なのかわからなくなってしまっていた姉のマルタに対して、イエスはそっと諭されたのです。……もてなしてくれているマルタを批判しているのではなく、あくまでも、より大切なことをしている妹のマリアを責めてはいけないと説いているのです。(『微笑みが』32頁)
  • どちらも間違っているわけではないけれど、自分にとって今何が重要なのかをよく見極めなさいという話ですが、これをひとりの人間の中に姉と妹のどちらの部分もあると読み取ることもできます。つまり、人間には、かたくななまでに一生懸命になる部分もあれば、時に応じて大切なことに目を向ける部分もあるということです。(『涙のあとに』74頁)
  • 「放蕩息子」というたとえ話でも、まじめに親元で働き続けてきた兄が、放蕩の果てに故郷に舞い戻り、それでも父親に温かく迎えられる弟に腹を立てるのですが、これもまた同じように、ひとりの人間のさまざまな部分を表していると解釈することもできます。(『涙のあとに』74頁)

両書とも末尾に、著者の珠玉の言葉を五十音順に並べたコーナーがあります(『微笑みが』146頁以下、『涙のあとに』154頁以下)。その一部をご紹介します。
  • 愛はすべての始まりです/苦しみの先には希望がある/探さなくても幸せはある/心配しても変わらない/そばにいる人が大切な人/楽しい気分で周りを見る/必要なものはすべて与えられる/不思議を見つけて若返る/ふと気づくことは何かの知らせ/休む前に一日を振り返る/よく考えてから口にする/分かり合えば幸せ 分かち合えばもっと幸せ

『微笑みが』発売の数か月後、著者に関する大きな記事が新聞に載りました。『微笑みが』の内容をうまく紹介しています。→ 朝日新聞朝刊2012年11月27日付記事

JELA理事
森川 博己

◆◇◆

2020/01/16

【カンボジア・ワークキャンプ2020】説明会からいよいよスタート

2月12日から始まるJELAのカンボジア・ワークキャンプの準備に向けて先日説明会が行われ、参加者5名と引率者2名が集まりました。11日間に渡り、参加者はJELAが支援している原地の協力団体を訪問、ボランティア活動も行いながら、カンボジアの文化や歴史に触れるスタディーツアーにも参加する予定です。

説明会に集まった参加者たち



説明会の模様









2020/01/15

【難民支援】JELAハウス1が女性・母子専用シェルターとしてスタート

JELAが難民や難民認定申請中の方に無償で提供している難民シェルターJELA(ジェラ)ハウスは都内に2棟あります。

そのうちの「JELA(ジェラ)ハウス1」は、1月10日に新しい管理人を迎え、難民(申請者を含む)の単身女性または母子のための専用シェルターとして再スタートいたしました。

日本国内の難民支援において、女性(母子)専用というシェルターは、恐らく初めての試みとなりますが、難民支援に関わる関係各所と力を合わせて成功させたく思っています。

これからのジェラハウスにどうぞご期待ください。

引き続き、JELAの難民支援へのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします!


JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)

【関連リンク】

2020/01/14

【続・信仰書あれこれ】祈るときに起こること


祈りのちから』(クリス・ファブリー著、2017年、いのちのことば社フォレストブックス。原題は”WAR ROOM”) をとりあげます。

本書は次のような内容です。「有能な会社員の夫と一人娘。何不自由なく見えるエリザベスは夫婦の問題を抱えていた。一方、祈りの友として若い人の力になりたいと願う老婦人クララ。二人は出会い、クララは『本当の敵』と立ち向かうには『戦いの部屋』が必要だと説く。家族の愛と絆を取り戻す感動のドラマ」(帯記載の文章から)

◇◆◇

本小説には以下のような、祈りの聖書的なとらえ方を示す言葉が次々に登場します。
  • クララが今までの人生経験の中で悟った真実があった。それはたましいの深い部分で私たちが大きく変わるために、神はあえて私たちを惨めな状態に置かれることがあるということだ。自分の力ではにっちもさっちもいかないような絶望的な状況の中に私たちを置くことによって、私たちがどれほど弱く、神がどれほど力のあるお方かを悟るために。(116~117頁)
  • 祈りの目的は、神さまを説得して私たちの望みをかなえてもらうことではなくて、私たち自身の心が変えられること、神のみこころを私たちの望みとし、神のご栄光が現されることなのよ。(147頁)
  • エリザベスにまず言いたかったのは、自分の計画を携えて神の御前に出ても、結局挫折してしまうということ。私たちはまず、すっかり自分を神に明け渡し、心から従う思いをもって祈らなければならないのだ。両手を空っぽにして毎朝神に向かい、自分の欲しいものを願い求めるのではなく、神ご自身を、そして神が私のために用意なさっているものを与えてくださいと祈ることが大切なのだ。(208頁)
  • 長いあいだイエスさまと一緒に人生を過ごすうちにわかったことがあるの。神さまの目的は、私たちをよい気分にさせたり、幸せにすることではないってこと。そうではなくて、神の御子であるイエスさまのように、私たちが聖くなることなの。イエスさまに従って歩んでいるならば、どんな人でも必ず苦しみや痛みの中を通るのよ。神さまが私たちに背負うように命じているのは、発泡スチロールのようなふわふわした十字架ではなくて、ささくれだった粗削りの重い十字架なの。……でもね。一つ確かなことがあるわ。もし神さまに信頼し続けるならば、神さまは必ず私たちを緑の牧場、いこいの水のほとりへと導いてくださるってこと。……たとえどんなひどい嵐の中にいたとしても、たとえ失望、恐れ、怒りのただ中にあっても、平安と安らぎを手にすることができるの。(251~252頁)
  • よくクリスチャンのあいだで、リバイバルについて話題にされるわよね。この社会や文化が神さまの力によって変えていただく必要があるとか、ハリウッドやいたるところにどれほど罪がはびこっているかとか。……長年生きているうちにわかったことは、そのリバイバルがほかの誰でもない、まず自分自身の中で起こらなくちゃいけないんだってこと。(309頁)
  • クララが、人生に起きる全ての出来事は、私たちがほんとうに神を信頼しているかどうかを試すための試験であると言っていたことがあった。(391頁)
  • 自分の敵のためにまず祈ることは大事なことですね。その人の人生に神が介入してくださるように願い求める……私たちはまずそこから始める。するとその祈りの答えとなるような機会がふと訪れるわけです。(397頁)
  • 神さまが関心を寄せるのは、試合に勝つのは誰かということではなく、主にあって私たちが成長することなの。神さまは、試合に勝とうが負けようが、私たちがご自身に近づくことを願っていらっしゃるんだと思う。(400~401頁)
テニスの決勝戦を争う二人が共にクリスチャンであるとき、どちらも「私に勝たせてください」と祈ったのでは、神さまでなくても困りますよね。「勝たせてください」という自己中心の祈りではなく、「全力を発揮できるように助けてください」と祈るべきなのでしょう。

本書は最初に映画が存在し、それを小説にしたものです。映画はDVDで見ることができます。

JELA理事
森川 博己

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2020/01/09

【難民支援事業】板橋ジェラハウスが新体制でスタートへ!大掃除に宣教師も加勢

日本福音ルーテル社団(JELA=ジェラ)が、2019年4月にNPO法人WELgeeに管理を委託し運営を開始したシェアハウス型の難民シェルター「板橋ジェラハウスTOKIWA(トキワ)」は、同年12月末をもってWELgeeへの委託管理による運営を終了することになりました。

二段ベッドを組み立てるジェシカさんとJELAスタッフ
板橋ジェラハウスの運営を再スタートするに先立ち、大掃除と修繕チェックを行いました。家具の解体や移動などの力仕事も含む作業に、今回はボランティアとして短期宣教師(J3)のジェシカ・ヒルさん(Jessica Hill、米国バージニア州出身)が加勢してくれました。JELAスタッフとジェシカさんは、建物の周りの草むしり、壁の拭き取り、フロアの掃除機掛けなどの清掃なども行いました。

板橋ジェラハウスは、1月10日に新しい管理人が入居して新体制でスタートいたします。各個室への動線上に、入居者が顔を合わせ声をかけあえる大きなダイニングスペースを持つ板橋ジェラハウス。長年にわたるJELAの難民支援の経験を生かしつつ、各支援団体様と新しい管理人の協力を得て、入居者の現在と未来を見据えた思慮深い管理体制のもと、あたたかな交流を大事にした支援を目指します。

これからのジェラハウスにどうぞご期待ください。
引き続き、JELAの難民支援へのお祈りとご支援をよろしくお願いいたします!

板橋ジェラハウスの図面
シェアハウス型の難民シェルターです。

JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)

【関連リンク】

2019/12/27

【チャリティコンサート2020】讃美歌リクエスト募集!

JELAは毎年春に「世界の子ども支援チャリティコンサート」を開催し、世界の子ども支援事業のPRを行うとともに、来場者の皆さまからご寄付を募っています。

来年は、5回連続の出演となるヴァイオリニストの真野謡子さん、そして2016年にも出演してくださったピアニストの前田勝則さんによるデュオをお送りします(一部コンサートでは2017年演奏者の後藤加奈さん[ピアノ]が前田さんの代わりに出演予定)。

来年のコンサートに向けて、JELAではプログラムに取り入れてほしい讃美歌を募集します!
メールまたはFAXでぜひリクエストをお寄せください。

【リクエスト投稿先】
メール: jela◎jela.or.jp
(◎を@に替えてください)
FAX: 03-3447-1523
※ リクエストいただいた曲が必ず採用されるわけではありません。ご了承ください。

リクエストの締切は2020年1月26日(日)です。

コンサートの曲目や巡演日程については、決定し次第、当ブログにてお知らせいたします!

JELA事務局 年末年始休業のお知らせ

平素よりJELAの働きを覚え、お支えくださりありがとうございます。
今年も神様の導きと皆さまのお祈り・ご支援によって、事業を進めることができ、心から感謝いたします。

さて、JELA事務局は年末年始のため、2019年12月30日(月)~2020年1月3日(金)の期間は休業となります。
年明けの業務再開は、2020年1月6日(月)からとなります。

上記について何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

寒い日が続きますが、皆さま一人ひとりの健康が守られ、神様の恵みのうちに良い年をお迎えになることをお祈り申し上げます。

最新の機関紙「ジェラニュース50号」電子版を掲載しました

皆様にJELAの活動をお伝えする機関紙「ジェラニュース50号」の電子版をホームページにアップいたしました。印刷版は発送済です。ホームページからは「ジェラニュース」創刊号からのバックナンバーもご覧いただけます。

なお、お手元に「ジェラニュース」が届いている方で、ホームページで読めるなら送付の必要がないという方は、電話03-3447-1521、ファクス03-3447-1523またはメールjela@jela.or.jp(件名欄に「ジェラニュース不要」と記す)でJELA事務局にご一報いただければ幸いです。

【ジェラニュースの送付停止のために教えていただきたい情報】
  • 郵便番号
  • ご住所
  • お名前(フルネーム。用いる漢字などもお知らせください)
  • お電話番号

2019/12/24

【難民支援】ベビー用品の献品のご協力のお願い

JELAが難民や難民申請中の方に無償で提供している難民シェルターJELA(ジェラ)ハウスに、10月にクリスチャンの妊婦さんが入居されました。2020年4月中旬には女の子を出産する予定です。難民シェルターに住んでいる方々は、経済的に豊かではありません。生まれてくる赤ちゃんのためにベビー用品を集めることにいたしました。皆さんのご家庭にベビー用品などあれば献品いただければ幸いです。

ご賛同いただけます方は、以下の物品をJELAにご送付・お持ち込みにてご支援ください。

【献品にご協力いただきたいもの】

  • ベビーカー(A型・B型がございますので、一度JELAにご連絡をいただきたく思います
  • 未使用の哺乳瓶やおしゃぶりなど
  • 赤ちゃん用の洋服(女の子用が望ましい)
  • おむつ
  • 未開封で賞味期限の切れていない粉ミルク
  • その他

 献品は、2020年3月31日(火)正午までお受けいたします。

【送付先】
 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
日本福音ルーテル社団 難民支援係
TEL:03-3447-1521

献品をお持ち込みいただく場合は、受付時間が平日9~5時に限られます。ご不便をおかけいたしますが、事前にJELAへお電話いただいてからご来社いただけますと大変助かります。

 皆様のご支援・ご協力をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)


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2019/12/20

【続・信仰書あれこれ】ナウエンと読む福音書

ヘンリ・ナウエン著『ナウエンと読む福音書――レンブラントの素描と共に』(マイケル・オラーリン編、小渕春夫訳、2008年、あめんどう) をとりあげます。

表紙折り返し部分に本書の内容が次のように記されています。
キリスト教スピリチュアリティの指導者、著作家として知られ、多くの愛読者を持つヘンリ・ナウエンが、イエスの生涯、その誕生、宣教活動、受難、復活、聖霊降臨までの福音書の世界を案内。多くの著作から選りすぐった黙想で織りなすイエスのストーリーは、その独自の霊的な洞察を通して、思いもしなかった新鮮な福音の世界に導いてくれる。ナウエンの生涯に重要な霊感を与えたレンブラントの素描も併せて収録。」

◇◆◇

ナウエンはカトリック司祭でしたが、以下の部分を読めば、彼が教派を超えて多くの読者を獲得している理由がわかります。信仰共同体(=教会)について示唆に富む、真摯な考察を展開しています。関連聖句は、マタイによる福音書16章13~20節。新共同訳聖書では「ペトロ、信仰を言い表す」と題された部分です。
  • あなたがイエスに、「あなたは救い主、生ける神の子です」と言うことができるなら、イエスもまたあなたに、「あなたは岩、わたしはこの上にわたしの教会を建てよう」と言うことができます。……私たちを捕らわれの身から解放するために、救い主――油注がれた者――として神が私たちの間に来られたことに同意するとき、神は私たちの内に堅固な核を認め、私たちを信仰共同体の土台としてくださいます。私たちが「岩」であるかどうかの質が明らかになるのは、救いといやしが必要であることを告白するときです。私たちの神への依存がよくわかるほど謙遜になったときに、共同体を築く者となるのです。(91頁)
  • イエスとシモン・ペトロとの間のこの対話が、ローマ教皇の役割を説明するときだけに使われるのは、とても悲しいことです。それは、このやり取りが私たち全員のためでもあることを見逃すかもしれないからです。私たちすべては救いの必要があることを告白せざるをえない存在です。ですから私たちは、皆が堅固な核となることを受け入れるべきです(91~92頁)
  • では、御国の鍵はどうなるでしょう。何よりもそれは、イエスを救い主と告白するすべての人のものです。そうすることでそれは、神の御名で結ばれたり、解かれたりする信仰共同体のものになります。もし、キリストの体が信徒たちで形造られるなら、そのメンバーでなされる決断は、御国にかかわる決断です。「あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる<マタイ16:19>とイエスが語られたとおりです。(92頁)
  • こうした思索は、今日の聖ペトロの座の祝日に思い浮かびました。それは、何人かと食卓を囲んでいるときでした。彼らは、教会があまりに権威主義的であると思えて、カトリック教会から去った人たちでした。今後、ますます重要になることは、教会とは、司教がいたり、教皇がいたりする、単に「あちら」にあるのではなく、主の食卓を囲んだ「ここ」にあるということの認識です。(92頁)

本書は2002年に、米国のカトリック出版協会による「スピリチュアリティ」「グラフィック」の2部門で第一位を受賞しています。

本シリーズでは、ナウエンの著作のうち、『あわれみ』 『イエスの御名で』 『すべて新たに』の三冊を紹介しています。ほかに、ぜひお読みになることをお勧めしたいのは、『いま、ここに生きる』と『今日のパン、明日の糧』です。

JELA理事
森川 博己

2019/12/19

【ボランティア募集】難民シェルターの清掃をしませんか?


JELAは都内2か所に、日本で難民としての保護を求める方々のためのシェルター(住居)「ジェラハウス」を所有し、運営しています。

先日、江戸川区のジェラハウスに空室が出て、清掃が必要となったため、清掃のボランティアを募集したところ、4名の方が応えてくださり、11月28日に清掃を行いました

このたび、板橋区にあるジェラハウスが、来年1月から新たな体制でスタートすることになりました。

全室が空室という良い機会でもあるので、建物を大掃除し、新しく入居する難民の方々をお迎えできればと考えています。

板橋ジェラハウス

そこで今回もボランティアを募集いたします!
参加ご希望の方は以下の要領をお確かめください。
【日付】
2020年1月6・7・8・9日(月~木)のいずれか1日(参加希望者の都合を勘案して決定します)
【時間】
13~17時(終了後に食事会を19時頃まで予定)
【場所】
東京都板橋区(詳しい集合場所は、参加者に追って連絡します)
【内容】
ジェラハウス内居室・お風呂場・トイレ・キッチンの清掃(余裕があれば外装も)
【服装・持物】
汚れてもいい服装(ワークキャンプのような服)、捨ててもいい古いタオルなど
【申込方法】
こちらのフォームからお申込みください
応募締め切りは2019年12月27日(金)の午前9時まで!
今回も清掃作業終了後、ジェラハウス近隣での食事会を開催予定です。
みなさんのご参加を心からお待ちしております!

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

クリスマスおめでとうございます!

2019年も残りわずか、今年も、主イエス・キリストのご生誕の恵みを思い、お祝いする時季となりました。皆様はどのような時をお過ごしですか?

今年も、JELAは世界の子ども支援、来日難民支援、奨学金支給などの事業を進めてまいりました。どの事業も、新しい出会い、驚きや喜びに満ちていました。大きなチャレンジが目の前にそびえるような時には、JELAを支えて下さっている方々がいるという励まし、その方たちに誠実に説明できる働きをしていこう、という思いが原動力になりました。

今年もJELAをお祈りや寄付金でお支え下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。

JELA in 2019

クリスマスを祝うこの時期は、神であるお方が、十字架にかかられるために数千グラムの赤ん坊としてこの地上に生まれて下さったことという奇跡を事実としてかみしめる機会でもあります。
JELAの働きは、人々の心がこの方へ向かう助けとなるようなものになっているだろうか。
2019年を振り返りながら、JELAの2020年、そしてその先のあり方にも思いを馳せます。

キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、しもべの身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が「イエス・キリストは主である」と公に宣べて父である神をたたえるのです。
(新共同訳聖書 フィリピの信徒への手紙 2:6-9)

来年も、神様とともに、喜びと驚きに満ちた事業を展開していけるよう、JELA一同取り組んでまいります。
皆様のかわらぬご支援とお祈りを心よりお願い申し上げます。

クリスマスはキリストという最高のプレゼントを受ける恵みを覚える時です。
JELAへの支援をとおして、日本と世界の恵まれない人々に手を差し伸べ、主の恵みへの感謝を表しませんか?
寄付の方法については【こちら】をご覧ください。
クレジットカードもご利用いただけます。

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2019/12/17

【世界の子ども支援】インド少女支援のためのクリスマスコンサートが開催されました

日本福音ルーテル保谷教会(東京都西東京市)では、毎年12月にJELAの活動を支援するためのクリスマス・チャリティコンサートを開催してくださっています。

出演は明治学院中学校ハンドベルクワイアの皆さん。コンクールでも数々の受賞歴を誇る、実績あるグループです。

14回目となる今年のコンサートは、12月15日に開催され、111名もの方が来場なさいました。

プログラムは、クラシックからミュージカルのメドレーまでバラエティーに富んだ内容。技術的にも中学生とは思えない実力で、稲垣和良先生による指揮のもと、ピッタリと息の合った素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。

サンタクロースやトナカイに扮して演奏する
ハンドベルクワイアの皆さん
ひとりひとりが心から演奏を楽しんでいる様子が、はじけるような笑顔から伝わってきて、聞いていて、そして見ていて幸せな気持ちになるコンサートでした。

今回のコンサートで頂いた献金は、インド・コルカタ市のスラム街の女の子たちの住居や教育を支援する施設のために用いられます。現地のルーテル系NGO「LWSIT (Lutheran World Service India Trust)」が取り組んでいる働きで、現在は20人ほどの女の子たちが支援を受けています。

この女の子たちと同年代の日本の中学生たちが、コンサートでの演奏を通じて支援に関わることができることは、とても意義深いことです。ハンドベルクワイアの皆さま、ルーテル保谷教会の皆さま、そしてチャリティの趣旨に賛同くださり献金してくださった来場者の皆さまに、心から感謝いたします。

あなたもインドの女の子たちを支援しませんか?
寄付の方法はこちらから! クレジットカードでもご寄付いただけます。

【関連リンク】 
JELA世界の子ども支援関連記事(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2019/12/13

【難民支援】ジェラハウス居住者の皆さんとクリスマス食事会♪

JELAの所有・運営する難民認定申請者のためのシェルター「ジェラハウス」。
板橋区と江戸川区の2か所にありますが、今回は江戸川区のシェルターの住人の方々のために、近隣のファミリーレストランでクリスマス食事会を開催しました。

居住中の難民の方々7名をはじめ、ボランティアとして活動してくださっている方々3名、シェルターの管理人さんが参加してくださり、JELAスタッフの参加者3名と合わせて計14名の賑やかな会となりました。


言語のハードルはありましたが、それぞれが工夫してコミュニケーションをとり、打ち解けることができました。出身国の料理の話や、将来の目標のことなど、様々な話題で会話に花が咲きました。

また難民の方々にはJELAで用意したささやかなクリスマスプレゼントを差し上げました。
「楽しい夜をありがとう!」と感謝の言葉をくださる方もいて、皆さん喜んで帰っていかれたようです。

JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)


【関連リンク】

【続・信仰書あれこれ】耳をすまして


シスター・ウェンディー・ベケット著『耳をすまして――ほんとうにたいせつなこと』(2002年、新教出版社) をとりあげます。

英語原書タイトルの意味は、「芸術作品を通して祈りを学ぶ子どもの本」。登場する漢字すべてに振り仮名がふってあります。

カバー裏表紙に以下の言葉が並んでいます。
「信じること、愛すること、ゆるすこと……人生の中でとても大切なテーマを美しい12枚の絵画の中にさがしましょう/こどもと大人が共に、新しい『発見と対話』ができる一冊です/『鑑賞眼にしろ、解説の的確さにしろ、これほどの才能は稀だ』ザ・タイムズ紙 評」

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もくじの片隅に、筆者から読者に向けたメッセージが記されています。
  • ……こどもに一人で読ませて、邪魔しないことが一番と思います。……どうかこの本の内容を真剣に考えてみてください。わたしたち自身が、愛に満ちて、いつわりのない生き方をしようとしていなければ、この本に書かれていることをこどもたちと話し合うことはできません。……この本で大切なものに出会うのは、こどもだけではないでしょう。大人も、同じように大きな問題を突きつけられると思います。本当によいことや真心が大切なのは、わたしたちの生涯を通じて変わらないことだからです。この本に書いてあることはすべて、9歳のこどもの時だけではなく90歳になっても、まったく同じにあてはまるでしょう。この本を読むすべての方に、神さまの声が届けられますように。(「ご家族ならびに教師の皆様へ」)

「本当の幸せ」と題された章でとりあげられる、アレッサンドロ・アローリが1561年に描いた作品「若者の肖像」では、画面中央に大きく描かれた細身の「若者」と、右上隅の窓外に小さく描かれた、後ろ姿の逞しい人物が対比的に説明されます。

身にまとった服・装身具や室内の家具・調度品から裕福そうに見える若者は、うつろな目でこちらを見ています。一方、裸に薄い布をまとっただけの窓外の人物は、周囲の山や海に目をやり、表情は見えないもののゆったりした佇まいです。この二人の特徴を細かく描写したあと著者は、「神さまのもとでありのままの自分になれるまで、わたしたちが本当に幸せになることはありません」(23頁)と締めくくります。

解説ページの中央に、ひときわ大きく赤字で示された祈りの文章があります。そこには、こう記されています。
  • わたしたちの心が自由でいられますように。そして、たくさんの物をもっていることよりも、人にあげることのほうが幸せだと、わかりますように。よくばりになりませんように。そして、物ばかり大切にしないように助けてください。(23頁)

同じ出版社からシスター・ウェンディーの別の本、『心の美術館』と『私たちの間のイエス』 が出ています。前者は、中世の絵画・彫刻から浮世絵や現代美術まで、幅広い作品を扱っています。後者は副題「写本でたどるキリストの生涯」から内容が読み取れるでしょう。

著者は2018年の年末に88歳で亡くなりました。本書略歴欄には、「美術全般、特に絵画に関する専門知識と鑑賞・洞察力は、欧米でも高く評価されている。英国BBCテレビでは、人気美術番組の司会者としても活躍中」と記されています。

JELA理事
森川 博己

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【国際青年交流奨学金】アジア学院で学ぶ奨学生がJELAを訪問

JELAは「国際青年交流奨学金事業」を通じて、アジア学院 アジア農村指導者養成専門学校(通称アジア学院、ARI)で学ぶ研修生を毎年1名支援しています。

栃木県那須塩原市に位置するアジア学院では、アジアをはじめとする世界の農村地域から集まった様々な人々が、有機農業を軸とした研修を受けます。そして研修を終えて帰国したら、培ったノウハウやリーダーシップで、母国のコミュニティの持続可能な発展に貢献するのです。

今年度はガーナ福音長老教会の牧師、ロードソン・タグボジャさんの研修費用を支援しました。乳幼児期の病気により足に障害を抱えながらも、牧師として、教師として、そして農業指導者として、地元ガーナのコミュニティのために尽くしてこられた方です。

そのロードソンさんが12月11日、JELAのオフィスを訪問してくださいました。当日はJELAの理事が会議のため集まる日でもあったので、JELA理事と職員でロードソンさんを囲み、ささやかな食事会を催しました。

また食事の後は、ロードソンさんにガーナでの活動についてプレゼンテーションをしていただきました。

プレゼンの様子
ロードソンさんの多岐にわたる精力的な活動に感銘を受けました。アジア学院での研修を経て、ガーナへ帰国してからの一層豊かな働きに、期待が高まりました。


2019/12/10

【チャリティコンサート】来年の出演者がJELAを訪問

JELAは毎春、「世界の子ども支援事業」のためのチャリティコンサートを開催しています。会場となるのは主に全国のルーテル教会です。

17回目となる来年のコンサートで演奏してくださるのは、五年連続の出演となるヴァイオリンの真野謡子さん、そして2016年のコンサートにも出演してくださったピアノの前田勝則さんによるデュオです。

そのお二人が12月10日にJELA事務局を訪れ、職員のためにクライスラー作曲「愛の悲しみ」とモンティ作曲「チャールダーシュ」の二曲を披露してくださいました。


三年前と変わらぬ息の合った演奏で、来年のコンサートへの期待が一層膨らむひとときでした。

「第17回世界の子ども支援チャリティコンサート」は、2020年5~6月にかけて全10公演あまりを予定しています。詳しい日程は追ってこちらのブログにてご案内いたします。

【関連リンク】  
チャリティコンサート関連記事(ブログ) 
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト