JELAが主催する「JELAインド・ワークキャンプ」が2024年2月12日から11日間の日程で開催され、全国各地から大学生12名が参加し、インド、マハーラーシュトラ州のジャムケッドにある医療福祉施設「Comprehensive Rural Health Project(=CRHP)」※において、義足作りを中心としたワークを行いました。(※英語サイトへのリンク)
参加者全員のレポートを1人ずつご紹介しますが、3回目の今回は野左根 希歩さんの報告を掲載します。※レポートの内容は、JELA事務局が一部編集したものです。
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野左根 希歩
一つ目は、ワークについてです。ワークでは、義足製作とプレスクールの修繕を行いました。義足製作は、アルミをハンマーで叩き、整形していくという単純な作業でしたが、想像以上に難しかったため、私は主にプレスクールの修繕を手伝いました。壊れた壁を剥がし、粘土のような液体で固め、その上からペンキで色を塗りました。暑さや、ペンキの匂いで気分が悪くなることもありましたが、私たちが修繕作業をしている外で元気に遊んでいる子どもたちの姿を見ると頑張ることができました。
二つ目は、私たちが宿泊した施設であるCRHPでの生活についてです。CRHPの宿泊者は私たちだけでなく、様々な国からボランティアが来ていました。そんな彼らとの交流が印象に残っています。
宿泊者同士は食事の時間などで交流することができますが、私は英語が苦手ということもあり、自分から声をかけられずにいました。しかし、中庭で一緒にバレーボールをしたり、休み時間を通じて仲良くなれたことがきっかけで、段々と自分から、ジェスチャーや簡単な英語を使ってのコミュニケーションが取れるようになりました。そのおかげで、それぞれの国の文化を分かち合うことができ、視野を広げることができました。
プレスクールの教室の壁の修繕を行う野佐根さん |
三つ目は、ディボーションについてです。ディボーションは毎晩行われ、与えられた聖書の言葉を読んだ感想と、その日一日の振り返りも併せて行い、意見を交わします。私にとって初めてのディボーションだったので、聖書を通して一日を振り返るということが想像できませんでした。
しかし今回、聖書の言葉を自分が与えられたものとして読んでいくことは、自分自身と向き合うことができるのだと学びました。そして、ワークキャンプでの出来事と結びつけて考えることで、ワークキャンプの日々を単なる思い出にするのではなく、貴重な経験として忘れずにとどめておくことができました。一日の出来事を日記のように振り返るのではなく、聖書と共に振り返ることに意味があるのだと感じました。
ハーモニウムを弾く野佐根さん |
今回のワークキャンプで貴重な経験ができたことに感謝いたします。自分一人では、インドに行こうとは思いませんでした。ましてや、初めての海外にインドを選ぶことも無かったと思います。ここでの学びを今後の生活に活かしていきたいです。
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