2017年2月14日火曜日

【奨学金】 日本で学んだ大いなるエキュメニズム

JELAは昨年4月から一年間、アジア学院で研修中のマクドナルド・F・バンダさんに奨学金を提供しています。

アジア学院は途上国の若者を農村指導者として養成している栃木県の学校で、JELAは2003年からほぼ毎年、1名ないしは2名の方の年間研修費を支援しています。

今回支援するマクドナルドさんはアフリカのマラウィ共和国出身で、同国聖公会の司祭です。2011年にも同学院の一般研修生として学ばれていますが、今回はさらに学びを深めるため、研究科生として再来日されました。

マクドナルドさんの研修は2017年3月までですが、卒業論文では以下のように、JELAや日本のルーテル教会の支援について感謝を述べてくださいました(和訳=JELA事務局)。

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ルーテル保谷教会で説教をする
マクドナルドさん(2016年9月)
私はエキュメニズム(キリスト教の教会一致促進運動)を大切に考え、その進展を強く望んでいますが、アジア学院での今回の研修を通して、私の想像を超えたエキュメニズムを体験することできました。

それは日本福音ルーテル社団の愛とご支援によって示されました。日本のルーテル教会の奉仕活動の一翼をになう日本福音ルーテル社団が、聖公会の司祭である私を支えてくださるにあたり、たくさんのお金が必要だったことでしょう。アフリカで私自身が奉仕する教会を含めマラウィのどの教会にも、このような大きな働きはできないと思います。

支援は金銭的なものにとどまりません。いくつかのルーテル教会に招いてくださり、礼拝で説教をしたり、自分の働きについて話したりする機会もいただきました。他教派の聖職者に自分の教会で説教をお願いすることは、キリスト教界では大変珍しいことではないでしょうか。多くの教会は、別の教派の人に説教をさせれば、自分たちの教義と相容れないことを話すだろう、と恐れます。ところが、日本のルーテル教会の皆さんは非常に寛容で、私が自由に説教をする機会を与えてくださいました。聖餐式のお手伝いをさせてくださる教会までありました。まさにキリストにある兄弟として私を遇してくださったと言えます。

教会へ赴くにあたっては、最も快適な交通手段である新幹線を用意してくださいました。高かったでしょうに。アジア学院の学費だけでも高いのに、それに加えて高額の交通費まで負担してくださったのです。そのうえ、どの教会でもとても温かく迎えてくださいました。想像を絶するこのような歓迎に、心より感謝しています。

このたびの日本のルーテル教会とのかかわりを通して、私は別次元のエキュメニズムを学びました。今度は私の番です。同様のことを、私も他の人々のために実践しなければなりません。文化や宗教の違いを超えて、あらゆる人々と共に、あらゆる人々のために、精一杯働きたいと思っています。そしてそれこそが、JELAの皆さんに対する私の唯一の感謝の表し方です。ありがとうございました。

(マクドナルド・F・バンダ)

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