2019/12/27

【チャリティコンサート2020】讃美歌リクエスト募集!

JELAは毎年春に「世界の子ども支援チャリティコンサート」を開催し、世界の子ども支援事業のPRを行うとともに、来場者の皆さまからご寄付を募っています。

来年は、5回連続の出演となるヴァイオリニストの真野謡子さん、そして2016年にも出演してくださったピアニストの前田勝則さんによるデュオをお送りします(一部コンサートでは2017年演奏者の後藤加奈さん[ピアノ]が前田さんの代わりに出演予定)。

来年のコンサートに向けて、JELAではプログラムに取り入れてほしい讃美歌を募集します!
メールまたはFAXでぜひリクエストをお寄せください。

【リクエスト投稿先】
メール: jela◎jela.or.jp
(◎を@に替えてください)
FAX: 03-3447-1523
※ リクエストいただいた曲が必ず採用されるわけではありません。ご了承ください。

リクエストの締切は2020年1月26日(日)です。

コンサートの曲目や巡演日程については、決定し次第、当ブログにてお知らせいたします!

JELA事務局 年末年始休業のお知らせ

平素よりJELAの働きを覚え、お支えくださりありがとうございます。
今年も神様の導きと皆さまのお祈り・ご支援によって、事業を進めることができ、心から感謝いたします。

さて、JELA事務局は年末年始のため、2019年12月30日(月)~2020年1月3日(金)の期間は休業となります。
年明けの業務再開は、2020年1月6日(月)からとなります。

上記について何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

寒い日が続きますが、皆さま一人ひとりの健康が守られ、神様の恵みのうちに良い年をお迎えになることをお祈り申し上げます。

最新の機関紙「ジェラニュース50号」電子版を掲載しました

皆様にJELAの活動をお伝えする機関紙「ジェラニュース50号」の電子版をホームページにアップいたしました。印刷版は発送済です。ホームページからは「ジェラニュース」創刊号からのバックナンバーもご覧いただけます。

なお、お手元に「ジェラニュース」が届いている方で、ホームページで読めるなら送付の必要がないという方は、電話03-3447-1521、ファクス03-3447-1523またはメールjela@jela.or.jp(件名欄に「ジェラニュース不要」と記す)でJELA事務局にご一報いただければ幸いです。

【ジェラニュースの送付停止のために教えていただきたい情報】
  • 郵便番号
  • ご住所
  • お名前(フルネーム。用いる漢字などもお知らせください)
  • お電話番号

2019/12/24

【難民支援】ベビー用品の献品のご協力のお願い

JELAが難民や難民申請中の方に無償で提供している難民シェルターJELA(ジェラ)ハウスに、10月にクリスチャンの妊婦さんが入居されました。2020年4月中旬には女の子を出産する予定です。難民シェルターに住んでいる方々は、経済的に豊かではありません。生まれてくる赤ちゃんのためにベビー用品を集めることにいたしました。皆さんのご家庭にベビー用品などあれば献品いただければ幸いです。

ご賛同いただけます方は、以下の物品をJELAにご送付・お持ち込みにてご支援ください。

【献品にご協力いただきたいもの】

  • ベビーカー(A型・B型がございますので、一度JELAにご連絡をいただきたく思います
  • 未使用の哺乳瓶やおしゃぶりなど
  • 赤ちゃん用の洋服(女の子用が望ましい)
  • おむつ
  • 未開封で賞味期限の切れていない粉ミルク
  • その他

 献品は、2020年3月31日(火)正午までお受けいたします。

【送付先】
 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
日本福音ルーテル社団 難民支援係
TEL:03-3447-1521

献品をお持ち込みいただく場合は、受付時間が平日9~5時に限られます。ご不便をおかけいたしますが、事前にJELAへお電話いただいてからご来社いただけますと大変助かります。

 皆様のご支援・ご協力をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)


【関連リンク】

2019/12/20

【続・信仰書あれこれ】ナウエンと読む福音書

ヘンリ・ナウエン著『ナウエンと読む福音書――レンブラントの素描と共に』(マイケル・オラーリン編、小渕春夫訳、2008年、あめんどう) をとりあげます。

表紙折り返し部分に本書の内容が次のように記されています。
キリスト教スピリチュアリティの指導者、著作家として知られ、多くの愛読者を持つヘンリ・ナウエンが、イエスの生涯、その誕生、宣教活動、受難、復活、聖霊降臨までの福音書の世界を案内。多くの著作から選りすぐった黙想で織りなすイエスのストーリーは、その独自の霊的な洞察を通して、思いもしなかった新鮮な福音の世界に導いてくれる。ナウエンの生涯に重要な霊感を与えたレンブラントの素描も併せて収録。」

◇◆◇

ナウエンはカトリック司祭でしたが、以下の部分を読めば、彼が教派を超えて多くの読者を獲得している理由がわかります。信仰共同体(=教会)について示唆に富む、真摯な考察を展開しています。関連聖句は、マタイによる福音書16章13~20節。新共同訳聖書では「ペトロ、信仰を言い表す」と題された部分です。
  • あなたがイエスに、「あなたは救い主、生ける神の子です」と言うことができるなら、イエスもまたあなたに、「あなたは岩、わたしはこの上にわたしの教会を建てよう」と言うことができます。……私たちを捕らわれの身から解放するために、救い主――油注がれた者――として神が私たちの間に来られたことに同意するとき、神は私たちの内に堅固な核を認め、私たちを信仰共同体の土台としてくださいます。私たちが「岩」であるかどうかの質が明らかになるのは、救いといやしが必要であることを告白するときです。私たちの神への依存がよくわかるほど謙遜になったときに、共同体を築く者となるのです。(91頁)
  • イエスとシモン・ペトロとの間のこの対話が、ローマ教皇の役割を説明するときだけに使われるのは、とても悲しいことです。それは、このやり取りが私たち全員のためでもあることを見逃すかもしれないからです。私たちすべては救いの必要があることを告白せざるをえない存在です。ですから私たちは、皆が堅固な核となることを受け入れるべきです(91~92頁)
  • では、御国の鍵はどうなるでしょう。何よりもそれは、イエスを救い主と告白するすべての人のものです。そうすることでそれは、神の御名で結ばれたり、解かれたりする信仰共同体のものになります。もし、キリストの体が信徒たちで形造られるなら、そのメンバーでなされる決断は、御国にかかわる決断です。「あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる<マタイ16:19>とイエスが語られたとおりです。(92頁)
  • こうした思索は、今日の聖ペトロの座の祝日に思い浮かびました。それは、何人かと食卓を囲んでいるときでした。彼らは、教会があまりに権威主義的であると思えて、カトリック教会から去った人たちでした。今後、ますます重要になることは、教会とは、司教がいたり、教皇がいたりする、単に「あちら」にあるのではなく、主の食卓を囲んだ「ここ」にあるということの認識です。(92頁)

本書は2002年に、米国のカトリック出版協会による「スピリチュアリティ」「グラフィック」の2部門で第一位を受賞しています。

本シリーズでは、ナウエンの著作のうち、『あわれみ』 『イエスの御名で』 『すべて新たに』の三冊を紹介しています。ほかに、ぜひお読みになることをお勧めしたいのは、『いま、ここに生きる』と『今日のパン、明日の糧』です。

JELA理事
森川 博己

2019/12/19

【ボランティア募集】難民シェルターの清掃をしませんか?


JELAは都内2か所に、日本で難民としての保護を求める方々のためのシェルター(住居)「ジェラハウス」を所有し、運営しています。

先日、江戸川区のジェラハウスに空室が出て、清掃が必要となったため、清掃のボランティアを募集したところ、4名の方が応えてくださり、11月28日に清掃を行いました

このたび、板橋区にあるジェラハウスが、来年1月から新たな体制でスタートすることになりました。

全室が空室という良い機会でもあるので、建物を大掃除し、新しく入居する難民の方々をお迎えできればと考えています。

板橋ジェラハウス

そこで今回もボランティアを募集いたします!
参加ご希望の方は以下の要領をお確かめください。
【日付】
2020年1月6・7・8・9日(月~木)のいずれか1日(参加希望者の都合を勘案して決定します)
【時間】
13~17時(終了後に食事会を19時頃まで予定)
【場所】
東京都板橋区(詳しい集合場所は、参加者に追って連絡します)
【内容】
ジェラハウス内居室・お風呂場・トイレ・キッチンの清掃(余裕があれば外装も)
【服装・持物】
汚れてもいい服装(ワークキャンプのような服)、捨ててもいい古いタオルなど
【申込方法】
こちらのフォームからお申込みください
応募締め切りは2019年12月27日(金)の午前9時まで!
今回も清掃作業終了後、ジェラハウス近隣での食事会を開催予定です。
みなさんのご参加を心からお待ちしております!

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

クリスマスおめでとうございます!

2019年も残りわずか、今年も、主イエス・キリストのご生誕の恵みを思い、お祝いする時季となりました。皆様はどのような時をお過ごしですか?

今年も、JELAは世界の子ども支援、来日難民支援、奨学金支給などの事業を進めてまいりました。どの事業も、新しい出会い、驚きや喜びに満ちていました。大きなチャレンジが目の前にそびえるような時には、JELAを支えて下さっている方々がいるという励まし、その方たちに誠実に説明できる働きをしていこう、という思いが原動力になりました。

今年もJELAをお祈りや寄付金でお支え下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。

JELA in 2019

クリスマスを祝うこの時期は、神であるお方が、十字架にかかられるために数千グラムの赤ん坊としてこの地上に生まれて下さったことという奇跡を事実としてかみしめる機会でもあります。
JELAの働きは、人々の心がこの方へ向かう助けとなるようなものになっているだろうか。
2019年を振り返りながら、JELAの2020年、そしてその先のあり方にも思いを馳せます。

キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、しもべの身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が「イエス・キリストは主である」と公に宣べて父である神をたたえるのです。
(新共同訳聖書 フィリピの信徒への手紙 2:6-9)

来年も、神様とともに、喜びと驚きに満ちた事業を展開していけるよう、JELA一同取り組んでまいります。
皆様のかわらぬご支援とお祈りを心よりお願い申し上げます。

クリスマスはキリストという最高のプレゼントを受ける恵みを覚える時です。
JELAへの支援をとおして、日本と世界の恵まれない人々に手を差し伸べ、主の恵みへの感謝を表しませんか?
寄付の方法については【こちら】をご覧ください。
クレジットカードもご利用いただけます。

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2019/12/17

【世界の子ども支援】インド少女支援のためのクリスマスコンサートが開催されました

日本福音ルーテル保谷教会(東京都西東京市)では、毎年12月にJELAの活動を支援するためのクリスマス・チャリティコンサートを開催してくださっています。

出演は明治学院中学校ハンドベルクワイアの皆さん。コンクールでも数々の受賞歴を誇る、実績あるグループです。

14回目となる今年のコンサートは、12月15日に開催され、111名もの方が来場なさいました。

プログラムは、クラシックからミュージカルのメドレーまでバラエティーに富んだ内容。技術的にも中学生とは思えない実力で、稲垣和良先生による指揮のもと、ピッタリと息の合った素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。

サンタクロースやトナカイに扮して演奏する
ハンドベルクワイアの皆さん
ひとりひとりが心から演奏を楽しんでいる様子が、はじけるような笑顔から伝わってきて、聞いていて、そして見ていて幸せな気持ちになるコンサートでした。

今回のコンサートで頂いた献金は、インド・コルカタ市のスラム街の女の子たちの住居や教育を支援する施設のために用いられます。現地のルーテル系NGO「LWSIT (Lutheran World Service India Trust)」が取り組んでいる働きで、現在は20人ほどの女の子たちが支援を受けています。

この女の子たちと同年代の日本の中学生たちが、コンサートでの演奏を通じて支援に関わることができることは、とても意義深いことです。ハンドベルクワイアの皆さま、ルーテル保谷教会の皆さま、そしてチャリティの趣旨に賛同くださり献金してくださった来場者の皆さまに、心から感謝いたします。

あなたもインドの女の子たちを支援しませんか?
寄付の方法はこちらから! クレジットカードでもご寄付いただけます。

【関連リンク】 
JELA世界の子ども支援関連記事(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2019/12/13

【難民支援】ジェラハウス居住者の皆さんとクリスマス食事会♪

JELAの所有・運営する難民認定申請者のためのシェルター「ジェラハウス」。
板橋区と江戸川区の2か所にありますが、今回は江戸川区のシェルターの住人の方々のために、近隣のファミリーレストランでクリスマス食事会を開催しました。

居住中の難民の方々7名をはじめ、ボランティアとして活動してくださっている方々3名、シェルターの管理人さんが参加してくださり、JELAスタッフの参加者3名と合わせて計14名の賑やかな会となりました。


言語のハードルはありましたが、それぞれが工夫してコミュニケーションをとり、打ち解けることができました。出身国の料理の話や、将来の目標のことなど、様々な話題で会話に花が咲きました。

また難民の方々にはJELAで用意したささやかなクリスマスプレゼントを差し上げました。
「楽しい夜をありがとう!」と感謝の言葉をくださる方もいて、皆さん喜んで帰っていかれたようです。

JELAでは、ジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です! ご関心のある方は以下までご連絡ください。
Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)


【関連リンク】

【続・信仰書あれこれ】耳をすまして


シスター・ウェンディー・ベケット著『耳をすまして――ほんとうにたいせつなこと』(2002年、新教出版社) をとりあげます。

英語原書タイトルの意味は、「芸術作品を通して祈りを学ぶ子どもの本」。登場する漢字すべてに振り仮名がふってあります。

カバー裏表紙に以下の言葉が並んでいます。
「信じること、愛すること、ゆるすこと……人生の中でとても大切なテーマを美しい12枚の絵画の中にさがしましょう/こどもと大人が共に、新しい『発見と対話』ができる一冊です/『鑑賞眼にしろ、解説の的確さにしろ、これほどの才能は稀だ』ザ・タイムズ紙 評」

◇◆◇

もくじの片隅に、筆者から読者に向けたメッセージが記されています。
  • ……こどもに一人で読ませて、邪魔しないことが一番と思います。……どうかこの本の内容を真剣に考えてみてください。わたしたち自身が、愛に満ちて、いつわりのない生き方をしようとしていなければ、この本に書かれていることをこどもたちと話し合うことはできません。……この本で大切なものに出会うのは、こどもだけではないでしょう。大人も、同じように大きな問題を突きつけられると思います。本当によいことや真心が大切なのは、わたしたちの生涯を通じて変わらないことだからです。この本に書いてあることはすべて、9歳のこどもの時だけではなく90歳になっても、まったく同じにあてはまるでしょう。この本を読むすべての方に、神さまの声が届けられますように。(「ご家族ならびに教師の皆様へ」)

「本当の幸せ」と題された章でとりあげられる、アレッサンドロ・アローリが1561年に描いた作品「若者の肖像」では、画面中央に大きく描かれた細身の「若者」と、右上隅の窓外に小さく描かれた、後ろ姿の逞しい人物が対比的に説明されます。

身にまとった服・装身具や室内の家具・調度品から裕福そうに見える若者は、うつろな目でこちらを見ています。一方、裸に薄い布をまとっただけの窓外の人物は、周囲の山や海に目をやり、表情は見えないもののゆったりした佇まいです。この二人の特徴を細かく描写したあと著者は、「神さまのもとでありのままの自分になれるまで、わたしたちが本当に幸せになることはありません」(23頁)と締めくくります。

解説ページの中央に、ひときわ大きく赤字で示された祈りの文章があります。そこには、こう記されています。
  • わたしたちの心が自由でいられますように。そして、たくさんの物をもっていることよりも、人にあげることのほうが幸せだと、わかりますように。よくばりになりませんように。そして、物ばかり大切にしないように助けてください。(23頁)

同じ出版社からシスター・ウェンディーの別の本、『心の美術館』と『私たちの間のイエス』 が出ています。前者は、中世の絵画・彫刻から浮世絵や現代美術まで、幅広い作品を扱っています。後者は副題「写本でたどるキリストの生涯」から内容が読み取れるでしょう。

著者は2018年の年末に88歳で亡くなりました。本書略歴欄には、「美術全般、特に絵画に関する専門知識と鑑賞・洞察力は、欧米でも高く評価されている。英国BBCテレビでは、人気美術番組の司会者としても活躍中」と記されています。

JELA理事
森川 博己

◆◇◆

【国際青年交流奨学金】アジア学院で学ぶ奨学生がJELAを訪問

JELAは「国際青年交流奨学金事業」を通じて、アジア学院 アジア農村指導者養成専門学校(通称アジア学院、ARI)で学ぶ研修生を毎年1名支援しています。

栃木県那須塩原市に位置するアジア学院では、アジアをはじめとする世界の農村地域から集まった様々な人々が、有機農業を軸とした研修を受けます。そして研修を終えて帰国したら、培ったノウハウやリーダーシップで、母国のコミュニティの持続可能な発展に貢献するのです。

今年度はガーナ福音長老教会の牧師、ロードソン・タグボジャさんの研修費用を支援しました。乳幼児期の病気により足に障害を抱えながらも、牧師として、教師として、そして農業指導者として、地元ガーナのコミュニティのために尽くしてこられた方です。

そのロードソンさんが12月11日、JELAのオフィスを訪問してくださいました。当日はJELAの理事が会議のため集まる日でもあったので、JELA理事と職員でロードソンさんを囲み、ささやかな食事会を催しました。

また食事の後は、ロードソンさんにガーナでの活動についてプレゼンテーションをしていただきました。

プレゼンの様子
ロードソンさんの多岐にわたる精力的な活動に感銘を受けました。アジア学院での研修を経て、ガーナへ帰国してからの一層豊かな働きに、期待が高まりました。


2019/12/10

【チャリティコンサート】来年の出演者がJELAを訪問

JELAは毎春、「世界の子ども支援事業」のためのチャリティコンサートを開催しています。会場となるのは主に全国のルーテル教会です。

17回目となる来年のコンサートで演奏してくださるのは、五年連続の出演となるヴァイオリンの真野謡子さん、そして2016年のコンサートにも出演してくださったピアノの前田勝則さんによるデュオです。

そのお二人が12月10日にJELA事務局を訪れ、職員のためにクライスラー作曲「愛の悲しみ」とモンティ作曲「チャールダーシュ」の二曲を披露してくださいました。


三年前と変わらぬ息の合った演奏で、来年のコンサートへの期待が一層膨らむひとときでした。

「第17回世界の子ども支援チャリティコンサート」は、2020年5~6月にかけて全10公演あまりを予定しています。詳しい日程は追ってこちらのブログにてご案内いたします。

【関連リンク】  
チャリティコンサート関連記事(ブログ) 
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

【続・信仰書あれこれ】使徒信条によるキリスト教入門


隅谷三喜男著『私のキリスト教入門――使徒信条による』(1983年、日本YMCA同盟出版部)をとりあげます。

著者は1932年のクリスマスに受洗し、その五十周年を記念して本書を公刊しました。学生・青年向けに、自分の信仰告白として書いたということです。

一般信徒である著者は、本書の内容が神学的に問題なきようにするため、当時の東京神学大学教授・熊沢義宣氏から原稿の大半についてチェックを受けたと記しています。

◇◆◇

使徒信条というのは、「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず」に始まり、「~永遠の生命を信ず」で終わる、キリスト教会が長年唱えてきた信条の一つで、正統的キリスト教信仰の核心を表したものです。

以下では、「天地創造の神」と「全能の神」に関する説明の一部をご紹介します。

天地創造の神
  • 使徒信条が「天地の造り主を信ず」と告白しているときに、何よりも注意しなければならないことは、天地創造のプロセスを信じると言っているのではない、ということです。たとえば、一日と言っても、それは我々の生活における一日の意味ではなく、「主(神)にあっては千年は一日のようであり、一日は千年のようである」<ペテロⅡ3:8>と言われるように、我々の一日とは違った次元で語られているのです。(20頁)
  • 天地創造の信仰というのは、人間を含めてすべてのものを存在させ、これを支えている神への信仰であって、神がどういう手続き、どういう順序で天地万物を造り上げたかというようなことを信じることではないのです。……信仰とは本質的に神の支配への信頼関係であって、世界や人類の生成を説明しようとするものではないのです。そういう説明をしようとすると、それは人間が考えた世界観になってしまうわけです。(21頁)
  • 神の創造は<無からの創造>だということです。それは言い換えれば、この世界、人類は、その根源から神によって造られ、神の支配のもとにあるという信仰の告白です。存在するもの自体に存在の根拠はない、ということです。そこから、被造物を神としようとするすべての偶像崇拝が拒否されることにもなるのです。(26頁)


全能の神
  • 全能の父なる神というときには、本来、神とその被造物とは非連続のものですが、それにもかかわらず、神は私たち人間に対して関係を持たれるのだ、という信仰の告白なのです。この越えがたい溝を超えることができる神、それが全能の神なのです。キリスト教の信仰では、それを神の恩寵と表現しています。それゆえ、全能の神とは、たんに何でもできる神というようなことではなく、私たち人間をその悲惨と罪の中から救い出すためには、不可能なことをも可能とする神である、という告白です。(31頁)
  • 全能とは、したいことは何でもできるということではなく、神と人間との……断絶の関係を回復するためには、不可能を可能とする神の力であり、人格的世界における全能であることを学びました。したがって、イエス・キリストが<主>として我々に対して持つ権威も、生殺与奪は意のままということではなく、まず何よりも、人間が神に背いて犯している罪を裁く権威なのです。キリストは「わたしがこの世にきたのは、さばくためである」<ヨハネ9:39>と言われます。しかし、より重要なことは、その罪を赦す権威です。(42~43頁)


著者は労働経済学の泰斗であり、その専門的立場から著した『近代日本の形成とキリスト教』(新教新書) のような著書もあります。

JELA理事
森川 博己
 
◆◇◆

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2019/12/05

【続・信仰書あれこれ】55歳からのキリスト教入門


小島誠志著『55歳からのキリスト教入門――イエスと歩く道』(2018年、日本キリスト教団出版局)をとりあげます。

著者あとがきに次のように記されています。「近年、日本の教会では中高年になって受洗される方が増えています。そういう方々を意識して執筆しました。もう一つ願ったことは、長く信仰生活を続けて来られた方々の参考になれば、ということです。筆者の旧著『わかりやすい教理』 の延長線上にこの小著を位置づけることができれば、というのがひそかな願いです。」

◇◆◇

以下では、「永遠の命について」と題された章の一部をご紹介します。
  • ある高齢の信徒の方が、あるとき牧師である私に、ふと漏らしました。「死ねるから、大丈夫!」。……今あるこの命を生きることも楽ではないのです。次々に襲ってくる試練があります。体の不調も。自分の中にあるゆがみや屈折、他者を傷つけたり傷つけられたり。しかし、「死ねるから、大丈夫!」。やがて終わらせていただけるのです。永遠の命とは、この命がいつまでも続くことではありません。(37頁)
  • イエス・キリストは言われました。「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」<ヨハネ17:3>。この「知る」という言葉は、知識として何かを知るという意味ではありません。人と人とが出会って、交わりをもって「知る」という意味の言葉です。永遠の命というのは、イエス・キリストによって救われ神の子とされた者が、救い主のとりなしによって神に結ばれ神に出会い交わる、そういう生の中に入れられることです。(37~38頁)
  • 永遠の命というのは、終わりのない命というよりは(それも否定はされませんが)、神と御子イエス・キリストとの交わりに中に入れられることなのです。神と向き合うこの交わりの中で人間は、初めてかけがえのない人格として見出されている自分を知るのです。……この交わりは死後に始まるというようなものではなく、信仰によって今ここで始まっているものなのです。「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている」<ヨハネ5:24>。(38~39頁)
  • 永遠の命とは、私たちの所有する何かではありません。私たちが所有する終わらない命、というものではありません。永遠の命とは、永遠なる神と関わる命のことなのです。永遠なる神と交わる命のことなのです。(39頁)


本シリーズでは、小島誠志氏が著した以下の三冊も紹介しています。併せてお読みいただけると幸いです。

JELA理事
森川 博己

◆◇◆

2019/11/29

【難民支援】ボランティアの皆さんがジェラハウスの部屋を清掃!

国内で難民としての保護を求める人たちのためのシェルター「ジェラハウス」。
このたびシェルターの一室に三年近く居住されていたかたが退去されました。

長期の利用だったこともあり、退去後の部屋には年季の入った汚れが……。
というわけで11月28日(木)、名乗りを上げてくださった4名のボランティアにJELA職員が2名加わって、部屋の大清掃を行いました。

6名で3時間ほどかけて、床や壁、キッチン・トイレ・お風呂、冷蔵庫・洗濯機といった家電類など、部屋全体をくまなく掃除しました。




汚れを落としたことで部屋が格段に明るくなり、掃除前は鼻にツンときた臭いもなくなりました。次の入居者も、新しい生活を気持ちよく始めることができるのではないでしょうか。

清掃にご協力くださったボランティアの皆さん、本当にありがとうございました!

One Crewとなって作業をして下さった
ボランティアの皆さん


【関連リンク】

2019/11/22

【続・信仰書あれこれ】信じている事柄をはっきりさせる

イエスは生きておられる――私たちの信仰告白』(J.ツィンク+R.レーリヒト著、1975年、新教出版社)をとりあげます。

訳者あとがきによると、原書は「キリスト者が信じている事柄」という題で、読者一人ひとりがそれぞれの力量に応じて本文と対話し、自分の信じている事柄を、より一層明快に把握するのに役立ててほしい、というのが著者の願いだそうです。

教会学校の中学科でも学べるように、やさしい言葉づかいで訳されています。

◇◆◇

教会は己を捧げることによって生きる
  • おのれやその現状を守ったり、数をふやしたりすることが、教会の目標であってはなりません。教会は、拡がり、そして、変わり、真理に味方し、暴力に抵抗し、正義と平和とに貢献すべきです。……教会は、権力や制度をたよりにすることはゆるされません。教会は、規制する力をもたずに人と人とを結び合わせ、そして、しいたげられる者の側に立つのです。教会は、不正な扱いを受けて苦しむ時があることを覚悟しなければなりません。そして、他の人びとの上に不正が加えられる時には、雄々しく、苦しみをともに担うのでなければなりません。(25~26頁)

変化は神の霊によってもたらされる
  • もしもわたしたちが、神の霊の働きを抜きにして、聖書を解釈する場合には、わたしたちは、だれにも役立たない死文と化した伝承か、きのうの思想か、きょうの思いつきを代弁するにすぎません。聖書の真理は、それがわたしたちと世界を変革するときに、そのときだけ働くのです。根底から変革し更新することは、わたしたち人間にはできません。そのことは神の霊だけができることです。(28~29頁)

失敗から立ち直るための告白
  • わたしは信じませんでした。わたしは、わたしの自由を濫用し、そして、わたしの良心にそむきました。わたしは、いたずらに憂え、そして、妬み、恩を忘れ、疑いをいだき、失望し、不遜で、独善的でした。わたしは愛しませんでした。わたしは過ちを犯しました。わたしは、快適な道をたどりました。わたしは、大勢に順応し、そして、犠牲になることを避けました。わたしは、キリストに似る者となるまいとして、そして、キリストの道をたどることを恐れました。わたしは、目標を見失い、そして、望みをなくしました。わたしは、自分をえらい者のように思いました。わたしは、時間と能力を浪費し、不正を大目に見、苦しみと孤独とを見すごし、そして、人びとをなげやりにしました。神が幸いを賜ったのに、わたしは感謝をしませんでした。(85~87頁)

著者の一人であるイェルク・トゥインクの別の作品、『祈りを求めて』を本シリーズでとりあげています。こちらもお楽しみください。

JELA理事
森川 博己

◆◇◆

2019/11/21

【ジェラニュース】第50号をただいま編集中です

12月発行予定のジェラニュースの編集・レイアウト作業に入りました。以下のような記事が掲載されます。

◇◆◇

    <ワークキャンプ>
    • 2019アメリカ・グループ・ワークキャンプ(7-8月に実施)の参加者レポート集
    <世界の子ども支援>
    • ブラジル支援報告
    • 世界の子も支援チャリティコンサート2019年度報告
    <奨学金>
    • 「私は世界で一番幸運な人間」ロードソン・タグボジャ
    その他の記事も掲載しています。

    ◆◇◆

     ジェラニュース(フルカラー)は年3回(4・8・12月)発行しています。JELAの活動をわかりやすく掘り下げて取り上げ、 ホームページやブログでは伝えきれない情報も満載です。

     創刊号からのバックナンバーは以下リンクからご覧いただけます。
    バックナンバー「ジェラニュース」一覧

     印刷された「ジェラニュース」をご希望の方は、下記までご連絡ください。
     【メール】 宛先:jela@jela.or.jp

    ・件名に「ジェラニュース希望」と明記してください。
    ・住所(郵便番号、アパート等の場合は建物名と部屋番号もお願いします)
    ・氏名(フルネーム、よみ方もお書きください)
    ・生年月日(月・日だけでも結構です)
    ・電話(携帯電話も可です)
    ・希望部数
    ・クリスチャンの方は所属教会をお教えいただければ幸いです。

    ※電話・FAXでも受け付けています。
    電話:03-3447-1521
    FAX:03-3447-1523

    なお、お送りいただきました個人情報につきましては、JELAの案内等にのみ使用させていただきます。

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    2019/11/15

    【続・信仰書あれこれ】信仰生活における習慣の大切さ


    眠りの神学――J.ベイリー説教集』(大塚野百合訳、1970年、日本基督教団出版局・アルパ新書2) をとりあげます。

    原書(1962年)タイトルは“Christian Devotion”であり、神学的観点による「眠り」の説教集ではありません。

    ◇◆◇

    習慣の大切さを説いた説教の一部を以下にご紹介します。

    習慣は霊的歩みを確かなものにする
    • 最も偉大な聖徒たちさえも、霊的に渇くことがあると嘆いています。それは闇と疑いの時期であり、霊が死んでしまったような時期なのです。……すぐれた聖徒たちは、率先してキリスト教的なしきたりを厳守するよう、自ら鍛錬してきたのです。このように規則的にする習慣をつけて、それから一歩もはずれないように努力してきたのです。(107頁)
    • 私たちの内に霊的な火が燃えており、何にも増して神との交わりを願うときは、私たちに規則は必要ないでしょう。しかし、このような時にこそ、規則を作るべきなのです。……そうしておけば、神を求める思いが弱まり、霊的な火がくすぶるようになったとき、私たちが行っていた鍛錬が私たちを正しい道に導き、右にも左にも寄らず、まっすぐにその道を歩ませてくれるのです(107~108頁)

    習慣は感情から自分を守ってくれる
    • 毎日または毎週同じことを繰り返すということは、私たちを守ってくれることになります。……もし私に規則がなく、私の足のためにまっすぐな道を作ってくれなければ、私はのべつ幕なしに自分に言わねばなりません。「今日は教会に行く気がしない」とか、「今朝は祈る気がしない」と。その結果私は、教会にも行かず祈りもしないのです。(109頁)
    • 祈る気がしない時こそ、私はいっそう、祈りによって強められる必要があるのです。信者の集いに出たくない時こそ、私はそれらの人との交わりが、私をその中から連れ出してくれることを必要としているのです。聖餐を受けたくないと思うときこそ、キリストの体と血を食することによって、私の感情が変えられる必要があるのです。(109~110頁)

    集会参加を軽んじる習慣は信仰の減退につながる
    • かつてシカゴの有力な市民が、有名な伝道者であるドワイト・L・ムーディー を自分の書斎に迎えたとき、言ったのです。「教会の外にいても、その中にいると同じように、立派なキリスト者になれると思うんですが」と。するとムーディーは、何も言わず、やおら燃えている暖炉の火のそばに行き、真っ赤な石炭を一個火箸でつまみ出して、燃えるままにしておきました。その二人は黙って、その石炭がくすぶって火が消えてしまうのを眺めていたのです。「わかりました」とその紳士は言い、その次の日曜には教会に出かけたのです。(112頁)
    • 今もなおキリストは、私たちと共に安息日に教会に来たもうのです。主はここに、今いまし、私たちが教会に行くのは、主に会うためなのです。それゆえ、ある人たちの習慣のように、集会をやめることはしないで、主の良き習慣に従いましょう。(114頁)


    ジョン・ベイリーは、『朝の祈り 夜の祈り』 の著者として有名です。本書『眠りの神学』の末尾にはベイリーの従姉による長い手記が付されていて、著者がいかに真剣な祈りの人であったかがわかります。

    JELA理事
    森川 博己

    ◆◇◆

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    2019/11/12

    【募集】キャンパーOG/OBの皆さんへ:難民シェルターで部屋の清掃ボランティアをしませんか?

    JELAが都内に保有する難民(申請者を含む)の方へ無償提供しているシェルターハウスの清掃を手伝ってくれるボランティアを募集しています。

    JELAハウスに住む難民は、もともと日本国内でホームレスや居候(友人宅を転々とする)などをして何とかその日の宿を得て生活してきた方々です。その人たちがJELAハウスに住むことで、落ち着いて生活が送れるようになります。難民の方々が気持ちよく生活をスタートするためには部屋の掃除が不可欠です。皆さんのご協力をぜひお願いいたします。

    私たちもまたこの地上にあっては旅人なのです。聖書にあるとおり、旅人をもてなす思いをもって、シェルターを整えましょう!

    【日時】2019年11月28日(木)13時~17時(終了後に食事会19時頃までを予定)。
    【集合】都営新宿線 篠崎駅改札を出た所(改札は一カ所です)
    【内容】難民の方が使用した居室(一室)の清掃、植栽の千艇(植木の手入れ)など。
        ※難民シェルターハウスを直接見ていただけます。
    【服装・持物】汚れてもいい服装(ワークキャンプのような服)、捨ててもいい古いタオルなど。
    【申込】ご協力いただける方は、件名に「ボランティア」と記載の上、メール(jela@jela.or.jp)でご連絡ください。(申込み締切は、11月26日(火)の朝9時まで。最低3人集まらない場合は、中止となる場合がございますので、ご友人などに声を掛けていただければ幸いです)

    ボランティア終了後に、近隣のレストランで「ボランティアお疲れ様会(仮)」慰労会(参加費無料)を計画しています。だいたい19時頃までになると思います。

    海外ボランティアで活躍された皆さんに国内でも何かご協力いただければ大変ありがたいです。皆さんのお申し込みをお待ちしています。

    どうぞよろしくお願いいたします。

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    日本福音ルーテル社団(JELA)

    2019/11/11

    【世界の子ども支援】カンボジアの農村地域に今年もプレスクール建設

    JELAは毎年、カンボジアのNGO「Life With Dignity(LWD)」を通じて、カンボジアの農村地域におけるプレスクール(未就学児のための教育施設)の建設事業を支援しています。

    子どもの人口が多いカンボジアでは、経済成長に伴って教育の需要も増加していますが、その一方で農村では教育インフラの不足により学校に通えない子どもがたくさんいます。プレスクールを農村地域の設置することは、こうした子どもたちが基礎教育の機会を得ることにつながり、個人の将来の可能性が広がるのみならず、コミュニティ全体の社会経済的発展にも寄与します。

    今年度は、JELAの支援によって、コンポンチュナン州にあるプヌム・タ・サム村の小学校の敷地内に、広さ36平米のプレスクールが建設されました。

    完成したプレスクールの前に立つ先生と子どもたち

    地元自治体からの支援によってテーブルなどの備品や書籍などの教材もそろっていて、さっそく25人の児童がこの場所で学んでいます。毎日友達と会って話したり、絵を描いたり本を読んだりするのを楽しんでいるようです。

    (左:読み書きを学ぶ子どもたち)
    (右:手洗いを教わる子どもたち)

    プレスクールに通う子どもたちや、その親の感想を、以下にご紹介します。

    プレスクールに通う女の子(5歳):
    「先生と一緒に勉強できて、とても嬉しいです。ここにいる子たちとは、みんな仲良しです。将来は先生になりたいです。」
    プレスクールに通う男の子(5歳):
    「将来は警察官になりたいです。友達といっしょに勉強できてとても嬉しいです。」


    プレスクールに娘を通わせている母親(28歳):
    「私はプヌム・タ・サム村ではなく、近くの別の村に住んでいるのですが、5歳の娘をこのプレスクールに連れてきています。家からプレスクールまでは5kmほどありますが、ここで娘が勉強できることを、とても幸せに思います。プレスクールに通い始めてから、娘の読み書きがとても上達しました。将来は大学まで行って、医師になってほしいと願っています。プレスクールを建設してくださったJELAとLWDに感謝します。」

    JELAでは来年度以降もカンボジアにおけるプレスクール建設を支援していく計画です。ご興味のある方、ご支援を希望なさる方はJELA事務局(03-3447-1521, jela@jela.or.jp)までお問い合わせください。またこちらのページでJELAへの寄付方法をご案内しています。クレジットカードによるオンライン決済も承っておりますので、ぜひご利用ください。

    【参加者募集中】
    2020年 カンボジア・ワークキャンプ (締切11/30まで)

    【関連リンク】
    世界の子ども支援関連記事(JELAニュースBLOG)
    日本福音ルーテル社団(JELA)