2022/09/28

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート7(カーク麻矢)

JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します

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カーク麻矢

麻矢さん

私はこのキャンプに参加してたくさんの人と出会い、沢山の事を学びました。全国から集まったキャンパーが、一週間一緒に過ごしただけでとても仲が深まりました。初対面なのに、学年関係なくいろんな子と仲良くなりました。アジア学院の留学生やスタッフの方々ともたくさんお話ししました。


アジア学院には、いろいろなバックグラウンドをもった人が来ていました。母国で農業をしている人や、家族がいる人もいました。色々な人がアジア学院に集まって、一緒に暮らし、農作業をしていて、初めて見た光景でした。アジア学院にいた方々は皆さんとても優しくて、コミュニケーションをとってくれました。1人1人が自分の考えを持っていて、たくさんの話をしてくれました。


アジア学院での農業は、循環を大切にしていました。農薬を一切使わず、その土地に合った農業をしていて、学ぶことがたくさんありました。豚に与えている餌は、全て国内で作られたものと聞きました。海外から輸入する穀物が最近とても高くなってきていて、愛農高校でも課題になっています。アジア学院ではなるべく地元のものや自分達が作ったもので補っているのが、大変ではあると思うけれど、これからの農業でベストだと思いました。


バイブルスタディーの時間を満喫する麻矢さん(手前)
野菜の栽培にはプラスチックのマルチを使わずに紙のマルチを使っていて、土にかえるようにしていました。プラスチックの方が楽で野菜への被害も減るはずだけど、あえて紙マルチにこだわっているところが、とても良いと思いました。

キャンプの中のバイブルスタディーでは、神様が世界を作られたところを中心に学びました。学校でもこれまでたくさん聖書を学んできましたが、このキャンプでのバイブルスタディーが1番、聖書について深く考えられました。いろんな人と意見を共有して、とても良い時間でした。


一週間というとても短い間だけれど、とても楽しく、たくさん学びました。学校に帰ったら、この経験をいろんな人に共有したいと思います。

ドラム捌きを披露する麻矢さん




2022/09/15

【難民支援】入管収容者の支援活動を行っている牧師先生がJELAを訪問

日本基督教団原町田教会で牧師を務めるかたわら、定期的に入管収容施設に赴き、被収容者の支援活動を行っている宮島牧人牧師が、JELAを訪問してくださいました。

宮島先生は、出入国在留管理庁・東日本入国管理センターが所在する茨城県牛久市の教会に赴任したことをきっかけに、2009年から被収容者の支援を始め、東京都町田市に異動してからも東京出入国在留管理局で支援活動を継続なさっています。

活動内容は、被収容者との面会や差し入れの提供、仮放免希望者の支援(身元保証人等)で、休日を利用して月2回ほど通われているとのことです。長年にわたり多くの時間や金銭を使い活動を継続している先生のお働きに感服するとともに、入管行政の課題や被収容者の処遇の問題を深く憂慮し、草の根の取り組みを続ける先生の信念に大きく刺激を受けました。

JELA1階ホールにある「旅をしていたときに宿を貸し」(マタイ25:35)を表すステンドグラスの前で
宮島牧師は中央

JELAでは、難民シェルター事業の中で、収容代替措置(ATD)と呼ばれる取り組みに協力する形で、元々収容されていて仮放免となった人にご入居いただく等の支援を行っています。入管施設での支援は実施していませんが、宮島先生によると、被収容者の中には日本語学習に興味があるという人が多いとのことで、JELAがこれまで行ってきた日本語ボランティア派遣のノウハウを活かすことができるかもしれません。

今後もJELAは、様々な個人・団体との連携を更に深めつつ、日本で必要とされる難民支援を続けてまいります。

【関連リンク】

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート6(濱村 一樹)

 JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します

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濱村 一樹

僕は 今回初めてこのキャンプに参加させてもらって感じたことや学んだことがたくさんあります。

一樹さん
まず、今回のキャンプの場所は栃木県那須塩原市だったので、はっきり言ってものすごく遠かったです。まあ、最終的には事故もなく電車に乗り遅れることもなかったので、僕に親切に新幹線の乗り場を教えてくださった駅員さんに感謝しています。

キャンプ内では多くの友人ができました。その中でもARI(アジア学院)の学生とは英語で会話しました。僕は彼らに自分の学校のことや好きなアニメや日本の野球について話したが、思っていたよりも彼らの英語を聞くのが難しかったり、自分の言いたいことを英語で話しづらかったりしたので、これからはより多くの外国人と話して、自分の英語を磨いて行こうと思いました。


キャンプでのご飯には、はじめはあまり慣れなかったけど、日を追うごとにそれに慣れていきました。その中で、食事の前にはみんなが食事の感謝のための讃美歌を歌ったり、お祈りをしたりしていたので 、僕は「人間がこうして生きているのは多くの植物や動物の犠牲のお陰であるからだ」と思ったので、 これからも食事前にはそれらを感謝して食事を頂こうと思いました。


二日目のカレーワークショップでは、僕はカレーの中の人参や玉ねぎを切る作業をしました。初めは切り方に戸惑いましたが、みんなが僕に切り方を教えてくれたので、無事作業は成功しました。 

玉ねぎを初めて切る一樹さん(左)

4日目の森林の牧場では、スパゲッティを食べましたが、これはとても美味しかったです。しかし、僕はそこでポメラニアンに吠えられたので、ちょっと残念でした。そのエピソードを含めた掴めのスピーチでは、自分が思っていたよりもしっかり英語が話せたし、笑いも取れたので、ほっとしました。


ほぼ毎日あったフードライフワーク(※)では農作業をしながら多くの人達と話しました。しかし二日目三日目の農作業の時はとても暑かったので、外に出たらすぐにやめたいなと思いました。しかし、5日目、6日目にあったブルーベリーの収穫が一番楽しかったです。


また、同じくほぼ毎日あった Bible study(バイブルスタディー) では、僕は自分の意見をしっかり発表し、皆の意見を聞くことができました。その中で、三日目のBible studyで、「 他の被造物を支配することはどういうことでしょうか?」 というお題を皆で話し合いました。その中でも「互いに共存すること」 という意見が出たので、僕も納得しました。

バイブルスタディーで発表する一樹さん

したがって、僕がこのキャンプで食べ物への感謝と、人と話すこと、作業することの大切さを改めて学べたので、 本当にコロナ渦の中のキャンプに行けてよかったです。だから、僕がこのキャンプに行けるように準備をしてくれた全ての人々に感謝の気持ちを伝えようと思いました。


 

2022/09/14

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート5(高野 遥)

 JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します。

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高野 遥

私はアジア学院に、1週間過ごしていて、学んだことが2つあります。

1つ目は、英語を通してコミュニケーション力の上達ができたことです。私は、とても英語が苦手で、授業を聞いても塾に行っても分からず、とても苦労をしました。文法や単語もまだ自分の知っている範囲までしか覚えることができませんでした。けれど、1週間生活していく中で、留学生の人達と話す機会ができたことにより、少しずつ単語を覚えるようになったり、自分で調べたりもっと話せるようになりました。
遥さん
私は、まず単語を覚えて文法を使って文章を作るとゆうことに気づき、勉強に活かしていきたいと思いました。また、英語を使わなくても、相手がどうしてほしいのか農作業を通して、知ることができました。

私は英語がわからなくても、諦めずにジェスチャーや単語だけでも話したいと思いました。また、ここで学んだことを日常生活に取り入れていきたいと思います。

2つ目は、農業の大変さや難しさについて学びました。私達は、朝10時からfoodlife work(フードライフ・ワーク)をしていて、雑草を抜いたり、ブルーベリーやいんげん、スモールトマトなどを収穫したり、棒にトマトの茎を支えたりしました。意外に山の天気は変わりやすく、その時は別のことをしたり、中止したりしていました。
ブルーベリーを収穫する遥さん
アジア学院では農作業のことをfoodlife workと言っていて、アジア学院で使われている言葉です。私はfoodlife workの意味は、命と命をつないでいくことだと思っています。何故なら家畜を殺して自分の糧にして命をのばしているからです。私が当たり前に食べている物は誰かが育てて、殺してそれを食べている、とゆうことを理解しました。私は好き嫌いがあるけど、少し嫌いなものを克服できるように努力しようと思います。

私は、アジア学院で人とのコミュニケーションや農業のことキリスト教のこと、命のこと、沢山のことを学びました。いろんな国の人達がアジア学院で生活していて、その中で言語が違ったり文化が違ったりします。そんな中で、一緒に勉強をして農作業して、たまに喧嘩して日々を過ごしています。私は、凄いことだと思います。言葉が通じなくてもお互いを助け合い、協力し合えることに驚きました。私もアジア学院の留学生の人達のように言葉が分からなくても協力し合い、助け合えるような人になりたいと思いました。
アジア学院で学んだことを未来に活かしたいとおもいます。1週間お世話になりました。ありがとうございました。

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2022/09/13

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート4(大薮 房之介)

 JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します。

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 大薮 房之介

「ちゃんと生きてる」

あの一週間から三日が経った。今朝は、珍しく五時半に目覚め、一時間ほど街中をジョギングしていた。あの時と同じ汗が身体を滴っていくのを感じた。「ちゃんと生きてる。」と心から思えた。
房之介さん

ARI(アジア学院)。そこはまるで理想郷のような世界だった。あらゆる国籍、人種、文化、言語、価値観を持った人々が、一つのコミュニティーのなかで、人・土・神と触れ合うことによって共に生きることを学ぶ。まさに多様性の社会。僕はこの社会に本能的に引き寄せられた。そんな理想郷が自身にもたらした興奮はキャンプを終えた今でも、収まることを知らない。この感覚をいつまでも忘れたくない。
 
キャンプが始まる前、樸は英語を使って異文化を学びたいと思っていた。将来的に必要だと思っていたからだ。結果、想像以上の学びができた。これまで、一方的にインプットしていた英語が、会話というコミュニケーションによってアウトプットし、その英語を理解してもらえた時は、初めて身についたと感じたし、とても嬉しかった。
英語で絵の説明をする房之介さん

手を使ったカレーの食べ方を留学生の方々から教えてもらっているときは、まさに異文化交流ができ、その瞬間は、本当に幸せだった。でも、ARIでの学びは、それだけではなかった。
 
今、僕は三重県にある農業高校に在学している。そこでの生活は聖書を土台としていて、日常的に祈る場がある。全寮制でもあり、人・土・神を身近に感じることができる。ARIにかなり似た環境だと思う。しかし、ARIでの農作業やバイブルスタディでは、全く新しい学び、また出会いがあった。
 
農作業では、積極的に取り組み、最後には達成感を感じられた。普段、高校で農作業をしているが、このような感覚にはならなかった。仕事という感覚があり、義務感で動いていたからなのかもしれないが、ARIではみんなで楽しくという雰囲気で、色んな人と時に英語で会話しながらの作業だったので、あっという間に感じられるほどに良い時間だった。また、汗をかいて働き終えた時の達成感から、「ちゃんと生きてる」と実感できた。今朝ジョギングしたのも、そんなARIでの日々の余韻で、動かずにはいられなかったからだと思う。


そして、それを感じるたびに、神様がいるんだと鳥肌がたった。バイブルスタディでも、創世記から神様という存在を劇やアクティビティを通して考えたり、平和や命について意見交換したりした。どれも、これまでに一度は考えたことがあるのに、初めて気づいた事がたくさんあった。わかった気になっていたんだと痛感した。
 
様々な人と話し、初心になって聖書を学び、真摯に土と触れ合えたARIでのキャンプは、自分の内面を刺激するものばかりだった。失いかけていた幼いころの感受性を、少しだけ取り戻せた気がした。そして、ここにいれば、本当に大切なことに気づき、平和を追求し続ける人であれるのだと思った。

 

2022/09/10

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート3(杉野 夏美)

  JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します。

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杉野 夏美

私は、このキャンプに参加する前は、不安と緊張で、胸がドキドキしていました。本当に行けるだろうかと。しかし、キャンプは無事に7日間開催されて、本当に良かったです。

ブルーベリーを収穫する夏美さん

キャンプでは、日本語と英語を話しながら、交流していました。初日は、全く、英語を聞き取ることができなくて、不安になりましたが、スタッフのサポートや、留学生たちが、ゆっくり話してくれたおかげで、少しずつ聞き取ることができまた。


この7日間で学んだことは3つあります。1つ目は、「命のサイクル」です。普段、豚肉や牛肉をたくさん食べていました。このお肉は、何頭もの豚や牛が屠殺されて、私たちが食事として食べていることを知りました。つまり、命を頂いて、私たちは生かされているということです。この話は、森林の牧場を経営している、山川さんと、アジア学院のスタッフである山下さんから聞きました。衝撃的だったことは、豚が出荷されるまでの期間です。せいぜい生まれてから2、3年で出荷されると思っていましたが、生後わずか半年で出荷されるという話でした。

イングリッシュスピーチを披露する夏美さん

また、森林の牧場では、ジャージー牛を25頭飼っていると山川さんが言っていました。この数は、他の牧場と比べるとかなり少ないそうです。理由は、生産効率を求めるのではなく、一頭一頭大切に育てたいという願いがありました。だから、全部の牛に名前があるようです。そして、お乳が出なくなった牛は、出荷して、牧場のカフェで、「命のミートソース」という名前で販売されていました。そのミートソースを使ったパスタをお昼に食べましたが、牛肉の味がしっかりと感じられるパスタでした。


2つ目は、「仲間の大切さ」です。キャンプでは、常にキャンパーやスタッフ、アジア学院の人達と一緒に生活していたので、寂しさを感じることなく、楽しい時間を過ごすことができました。特によかった時間は、カレー作りとキャンプファイヤーです。カレー作りでは、同じグループの人と声をかけ合いながら、協力して作ることができました。キャンプファイヤーでは、キャンパーとアジア学院の学生たちと一緒に盛り上がって、幸せな時間でした。

夏美さん(右)とキャンパー仲間

3つ目は、神様と私の関係です。キャンプの中で、常に神様に見守られているなと感じました。参加して良かったです。


2022/09/08

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート2(浦部 灯)

 JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します。

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浦部 灯
 

灯さん

今回、JELAキャンプがARI(アジア学院)において開催され、その中で多文化共生の可能性と有機的に循環した生活の可能性、何より英語を使ったコミュニケーションの楽しさについて学ぶことが出来たことはとても良かったと思う。

 

始めにセミナーハウス(宿泊施設)に入ったときから空気が違っていた。そこら中に多種多様な植物、温かい木の感触、それらが融合して一つの調和した空間があった。それこそがARIの特徴を如実に表している。全世界14か国の人々が集まり、温かい空気感を持った共同体を作り、土の上にそれぞれの長所を活かし、出来ないことは頼り合って調和している。その特徴が最も発揮されるのはコイノニアホール(食堂)であっただろう。丸テーブルを囲み、穫れた食材を使ってできた世界各国の食事をみんなで食べる。

 

ここに集まる人々はどこの国だから、どの民族だから、という見方はしない。その人はこんなバックグラウンドを持ったここがいい人、そういう見方をしてくれる。今回、私が拙い英語で学生さんと話をしたときも、それぞれの母国のこと、ARIのこと、食べ物のこと、みんな優しく話してくれた。十人十色のなまりがあって聞き取りにくいこともあったけれど、ここでは何回聞き直しても丁寧に言い直してくれた。自分のバックグラウンドを大切にしながらも、相手を尊重して、いいところを見つけ出す。そんな空気感によって私は多文化共生の可能性、持ちうる力について、実践的な学びを得ることができたと思う。このような英語でのコミュニケーションはとても楽しく、自分の思いが伝わったときにはとても嬉しかった。意外と自分も英語でコミュニケーションができるんだと思えたこともとても大きな学びの一つだった。

キャンプ参加者とARI学生たちと音楽を楽しむ灯さん

バイブルスタディでは、創世記に着目して学びを深めた。そもそもなぜ神は世界を作ったのか、人を作ったのはなぜなのか、どうして人に他の物を治めさせようとされたのか、そういったことに関して、ディスカッションとアクティビティを通し英語と日本語で学ぶことが出来た。ディスカッションでは積極的に発言することで、みんなが発言しやすい雰囲気を作れたと思う。ディスカッションはグループに分かれて行い、その中で意見を交換し合った。その中で、なるほどな、と思う意見にも出会うことが出来て良かった。

 

この7日間の学びを通して、私は、神は愛のために在って、天地その他被造物は愛のために在って、人はその愛を表すためにこそ在るのだということに気付かされた。神は周りの動植物を食べなければ生きていけないように人を作られ、その大切な命である糧を愛をもって、感謝していただくように作られたり、人を神の像(かたち)に似せて作られたのに完全にはされず、その御霊を活かして他の人の短所を補って人が互いに愛をもって生きるように作られた。つまり全ての行為行動が愛のためになっていると考えさせられた。そして人の罪とは、自分と他人とを比べ、妬み、憎み争う事だと私は感じた。
私はこのJELA English Bible And Work Camp 2022を通して、より他の人の良いところを認め、自分に出来ることで他の人を助けるような生き方をしたいと思った。

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【チャリティコンサート2022】出演者・曲目・公演日程のご案内

JELAは今年の10月から12月にかけて、19回目となる「世界の子ども支援チャリティコンサート」シリーズを開催します。コロナ禍により、2度のオンライン収録シリーズでお送りしてきましたが、3年ぶりに会場での開催となります。

今回のコンサートは東京都内の3会場にて3回開催いたします。その内の2会場での出演者・曲目・日程をご案内します。今回は、2016年から2019年まで4年連続ご出演されたヴァイオリニストの真野謡子さん、そして真野さんと共に2016年のコンサートに登場し、今回が出演2回目となるピアニストの前田勝則さんによるデュオをお届けします。

(12月10日に開催するゴスペルシンガーMARISAさん他によるコンサートについてはこちら

出演者プロフィール

真野 謡子(ヴァイオリン)
山口県出身。オランダ・デンハーグ王立音楽院卒業。Netherlands String Quartet Academy, ロッテルダム音楽院にて、さらに研鑽を積む。ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭アカデミー、オードバラ音楽祭、小澤征爾音楽塾などに参加。2010年春には、パレスチナにて、バレンボイム=サイード財団の教育プロジェクトに携わる。スペイン・バレンシア州立歌劇場オーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団、Malaysian Philharmonic Orchestraのフリーランス奏者として、演奏。現在、欧州、アジア、日本において、ソロ・室内楽・オーケストラで幅広く活動中。これまでに、光永俊彦、佐久間礼子、Theodora Geraets, Ilona Sie Dhian Ho, Gordan Nikolicの各氏に師事。室内楽を安永徹、市野あゆみの両氏に師事、研鑽を続けている。また、Mauricio Fuks, Zakhar Bron, Ana Chumachencoの各氏のマスタークラスを受ける。
【公式ホームページ】http://www.yokomano.com/
真野 謡子 (ヴァイオリン)
© Shigeto Imura
前田 勝則 (ピアノ)
前田 勝則(ピアノ)
東京学芸大学卒業。東京藝術大学大学院首席修了、修了時にNTTドコモ奨学金を授与される。国内の様々なコンクール、オーディションにて入賞多数。2000年よりほぼ毎年ソロリサイタルを開催。お話を交えた親しみやすいプログラムによるコンサートは各地で好評を博している。アンサンブルピアニストとしての活動も盛んであり特に合唱分野では多くの演奏会に出演、これまでに共演した合唱団は170団体を超える。教材やCDの録音も多数。自宅でのクラシックピアノ小品演奏動画を中心に投稿しているYouTubeチャンネル「pianomaedaful」はチャンネル登録者数6万人。

プログラム

  • J. S.バッハ:G線上のアリア
  • G. F. ヘンデル:ヴァイオリンソナタ第1番
  • A. コープランド:エル・サロン・メヒコ (ピアノソロ)
  • C.フランク:ヴァイオリンソナタ  ほか
日程・会場
  1. 10月30日(日) 午後3時
    会場:日本福音ルーテル市ヶ谷教会(Google マップ
  2. 11月26日(土) 午後2時
    会場:日本福音ルーテルむさしの教会(Google マップ

コンサートは入場無料で、当日席上で寄付金を募ります。頂いたご寄付はJELAの「世界の子ども支援事業」のために用いさせていただきます。
※社会情勢等により開催を中止する場合があります。ご了承ください。

2022/09/06

【カンボジア子ども支援】水プロジェクトの現地サイトを視察

現在カンボジアに滞在中のJELA理事・職員の3名は、パートナーNGOLife with Dignityライフ・ウィズ・ディグニティ=LWD「尊厳ある生活」の意味)を訪問し、同団体がJELAの数年に渡る全面的協力のもと日本の外務省の草の根支援を得て実施した水プロジェクトの現場を視察しました。(当プロジェクトの詳細はこちらのブログ記事をご覧ください)
外務省の支援とJELAの協力によるプロジェクト完成を記念する看板の前に立つJELA古屋理事長

当プロジェクトによってプルサット州レイン・クワヴ村に新設された給水施設は、今年の3月末に第1段階が完成したばかりです。JELA代表団一行は、施設やそれを取り巻く環境に直接目と肌で触れ、今後の段階へ向けた進捗も確認することができました。


 引き続き皆様のご支援とお祈りをよろしくお願いいたします。

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート1(船山 李緒)

JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します。

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船山 李緒
 
私は今回のワークキャンプで2つの事を学びました。
李緒さん

1つ目は食に対する感謝の気持ちです。普段私は食材が誰によってどのようにして育てられたのか考えることがありませんでした。しかし、今回のワークキャンプで除草や収穫、土寄せなどを通して作物が作られる過程を少し知ったことで食べ物を作った人の労力の分も感謝しなくてはいけないなと思いました。
 
また、今までは処理されたお肉しか見てきませんでしたが、アジア学院で豚や鶏を見てそれらが犠牲になって自分達の食材になっていることを目の当たりにし、気軽にお肉を食べたいと思えなくなりました。これは全く悪い意味ではなく、自分の中で命をいただいているという当たり前の事に対する感謝の気持ちがとても大きくなったと言うことです。
 
2つ目は相手を理解しようとする姿勢の大切さです。例えば、相手のバックグラウンドを考慮して発言したり、相手の言いたいことをある程度予想してみたり、相手の人間性を会話を通して考えてみることです。これは友達のパティシパント(アジア学院の留学生)と積極的に話し、理解しようとしている姿から学びました。たとえ国や文化が違うことで言語が違っても、違うのは言語だけで、相手に興味をもち、理解しようとする姿勢さえあれば、言葉の壁を越えて仲良くなれるということを知りました。
 
1週間前はまだ知らなかったとは思えないような友達ができ、こんなに楽しい思い出ができると考えもしませんでした。このようなキャンプにしてくださったJELAのスタッフとアジア学院の皆さんに感謝すると共に、このキャンプに私を導いてくださった神様に感謝します。

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2022/09/05

【インド子ども支援】さらに2か所で手作りマスクを配布

既報のとおり、現在JELAから3人の理事・職員が、支援地域の視察や現地パートナーとの会合のためインドとカンボジアへ派遣されていますが、先日に引き続きさらにインド国内の2か所で手作りマスクの配布を行いました。

こちらはインド第3の都市・コルカタにある、スラム街に暮らす女児の生活・教育支援を行う児童保護施設(CCI)での、マスク配布の様子です。JELAの長年のパートナーNGO「Lutheran World Service India Trust (LWSIT) 」が運営しています。

マスクを手渡すJELA古屋理事長


こちらはJELAと協力関係にある米国のNGO「Lutheran Partners in Global Ministry (LPGM)」が運営に携わる女子学校でのマスク配布の様子です。インド南部のタミル・ナードゥ州Arunkurukkai村にあります。


JELAから出張中の3人はインド各地で視察や会合を重ね、またJELAがパナソニック様との提携のもと無電化地域に配布した、太陽光で稼働する照明器具「ソーラーランタン」の使用者に対するインタビュー調査も行いました。

現在はカンボジアに移動し引き続き視察等を行っています。今後も当ブログにて現地からの報告をお伝えしてまいります。