2023/04/20

【難民支援事業】RVEP第一期生が専門学校を卒業、調理師免許を取得しました

 JELAUNHCR駐日事務所は、2020年から共同で、難民の背景を持ち日本に在住する方を対象とした専門学校就学支援(奨学金)事業「難民専門学校教育プログラム(Refugee Vocational Education Program – RVEP)」を提供しています。

RVEP第一期生で調理師を目指して学んでいたD氏が専門学校を卒業し、調理師免許証を取得しました。D氏は元々料理が大好きで、RVEPの選考時に「日本に来て料理の奥深さを知って調理師になりたいと思いました。夢に向かって頑張りたいです!」と熱く語っていたことが印象に残っています。今回、D氏が夢をかなえられたとこは、支援する側にとっても大き喜びです。

D氏から届いた調理師免許証

D氏は公衆衛生学の座学や大根の桂むきなどの実技で苦労していましたが、学校側のサポートもあり何とか夢をつかむことができました。

ご支援してくださった皆さま、ありがとうございました。


 今年、RVEPには新たに公益財団法人ウェスレー財団が加わってくださることとなり、計4名の方への進学支援が可能となりました。本年度のRVEP募集は、4月7日(金)から開始しています。

一人でも多くの難民の方に学びの場、夢をつかむ場が与えられるようにと願っていますので、RVEP(奨学金)の情報を皆さまのお知り合いなどに広くお伝えいただければと思います。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


また、JELAの難民事業他にご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。
クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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【世界の子ども支援】Panasonic Cambodia のSNSに「ソーラーランタン寄贈式」の記事が公開されました!

 JELAパナソニックホールディングス株式会社様のご支援により、インドとカンボジアの無電化地域にソーラーランタンを届ける活動を行っています。今年は、カンボジアに540台のソーラーランタンのご支援をいただけることになりました。

540台のソーラーランタンは、JELAのカンボジア・パートナーLife with Dignity(=LWD、意味「尊厳ある生活」)通じて、無電化地域の農村の貧しい家庭に支援物資として届けられます。

3月末には、カンボジアのポーサット州コンポンスプー州の村で「ソーラーランタン寄贈式」が行われました。その様子をPanasonic Cambodia(パナソニック・カンボジア)がSNSやニュースとして配信くださいましたのでご紹介いたします。

Panasonic Cambodiaが発信してくださったSNSの投稿やニュースFacebook(フェイスブック) Linkedin Cambodia Investment Review

皆さんからのニュース記事やSNSへの「いいね!」をお待ちしております。

JELAでは世界の子ども支援として、インド・カンボジアの支援を行なっています。ご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。


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2023/04/18

【世界の子ども支援】米国教会からキルトの寄付、カンボジアの農村家庭へお届けしました!

 JELAのローウェル・グリテベック理事の母教会である米国ウィスコンシン州にあるベツレヘム・ルーテル教会のキルティング・チームがJELAの世界の子ども支援事業のためにキルト3枚を寄付してくださいました。

グリテベック理事とキルティング・チームの皆さん

ご寄付いただいたキルトは、3月末にグリテベック理事らによってカンボジアの農村の子どものいる家庭に支援物資として届けらました。

キルトを受け取ったある家族は、「これまで寝るためのブランケットを使用したことがなかったので、大変嬉しいです」と喜びを語っていました。



ベツレヘム・ルーテル教会のキルティング・チームの皆さん、心のこもったキルトをありがとうございました。心より感謝いたします。

JELAでは世界の子ども支援として、インド・カンボジアの支援を行なっています。ご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。


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2023/04/17

【奉仕者育成】アジア学院にJELAの奨学生ジミック・タムレイチャンさんが入学!

JELAは奉仕者育成事業の一貫として毎年一名、アジア学院(Asian Rural Institute = ARI)に進学する方に奨学金を差し上げています。アジア学院は有機農法や発展途上国の農村リーダーを育てる全寮制の専門学校です。今年はインド出身のジミック・タムレイチャン(Zimik Tamreichan)さんがJELAの奨学生となりました。

4月15日(土)には、アジア学院(栃木県那須塩原市)のコイノニアホールを会場に「アジア農村指導者養成専門学校 第51回入学式」が行われ約130人が集いました。JELAからは奈良部慎平職員が入学式に出席しました。

ジミックさんを囲んで、荒川朋子校長(右)と奈良部職員

 世界14カ国から集まった新入生の皆さん

ジミックさんはインドの東部にあるナガランド州の出身で、本業はバプテスト教会の牧師です。インドには妻と二人の子どもを残して来日されました。アジア学院での学びは、12月までの約9ヶ月間ですが、ジミックさんは「家族に会えないことは寂しいが、神様から与えていただいたチャンスなので多くを学んでナガランドの地域社会に貢献したい。支援してくださったJELAのためにも頑張りたいです」と抱負を語っています。

入学式で日本語で自己紹介をするジミックさんの動画です。

ジミックさんの学びが祝されますよう、お祈りいただければ幸いです。

JELAではジャミックさんが学ぶアジア学院で今夏「English BibleWork Camp(イングリッシュ・バイブル&ワークキャプ)」を開催します。詳しいキャンプ内容や申込方法については、こちらからJELAのホームページ内にある特設ページをご覧ください!

またJELAの奉仕者育成事業にご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。


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2023/04/14

【感想まとめ】カンボジア・ワークキャンプ2023 参加者感想レポート一覧

 JELAは、2023年2月13日から23日の日程で、実に3年ぶりとなる「カンボジア・ワークキャンプ2023」を開催いたしました!

総勢13名、カンボジアで11日間のワークキャンプ

大学生を中心に全国から10名が参加し、Svay Rieng州のプレスクールや社会福祉施設でのボランティアワーク、アンコール遺跡群やキリングフィールドを訪れたスタディツアー、さらに聖書の言葉から1日の活動を振り返るディボーションも毎日行いました。

☆11日間のキャンプの様子リアルタイムで綴った記事はこちらから!


自身の身と想いを届けたボランティアワーク

今回は、その参加者レポートのブログ記事を一覧にした「まとめページ」を作成しました!次はきっとあなたもキャンプに参加したくなる?!渾身のレポートをぜひご覧ください!

〜JELA カンボジア・ワークキャンプ2023 参加者感想レポート(10名)〜


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【募集開始!】中高生ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2023」

 昨年大好評いただいた中高生対象の国内ワークキャンプ「English BibleWork Camp」が今年も開催されます!!


キャンプの舞台は、栃木県那須塩原市にある農村指導者養成を目的としたキリスト教主義の専門学校「アジア学院 (ARI)」です。

このアジア学院には世界の様々な国や地域から留学生が集い、農薬や化学肥料を一切使わない有機農業や職に根ざしたコミュニティー作りなどを学んでいます。留学生の多くが日本語を話さないため、学内の共通語は英語で、講義や農作業、学内イベントなど全てが英語で行われています!


今回のキャンプでは、日本でありながら外国さながらの英語環境下で、有機農業体験や、食といのちについて考える生活体験、収穫した野菜を使った料理体験や火おこしから行う本格スパイスカレー作り、さらに聖書の創世記をテーマに御言葉を学ぶバイブルスタディーなど、アジア学院とJELAのキャンプでしかできない、唯一無二の体験をしていただけます!!




この夏、JELAと一緒に、生きる上で本当に大切なことを見つけ、学び、考えてみませんか?



詳しいキャンプ内容や申込方法については、こちらからJELAのホームページ内にある特設ページをご覧ください!
 
JELA English BibleWork Camp 2023
日程:2023730()85()
会場:学校法人 アジア学院
参加対象:中学生・高校生
募集人数:10名(先着順)
参加費用:50,000
申込方法:こちらからお申し込み下さい。
申込締切:2023615()
主催:一般財団法人 JELA
問い合わせ先:jela@jela.or.jp 

2023/04/06

【カンボジア・ワークキャンプ2023】参加者レポート⑩(青木洋平さん)

JELAは2月13日から23日に3年ぶりとなるカンボジアでのワークキャンプを行いました。

引率3名を含む13名の参加者たちは、JELAが現地パートナー団体LWD(Life With Dignity)と協力して支援している2箇所のプレスクール(幼稚園)でのボランティア活動を行いました。また、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCC)にも協力してくださり、現地の青年会や礼拝に参加し、ボランティア活動を含めて、施設の子どもたちなどと交流を深めました。
食前の参加者の皆さん

カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、拷問博物館、戦争博物館、王宮などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡の観光も体験することができました。

また、キャンプ中に毎晩行ったディボーションでは、チャプレンを引率してくださいました日本福音ルーテル日吉教会の多田哲牧師が、参加者の皆さんと共に、その日に体験したことを聖書と照らし合わせながら、振り返りと分かち合いの時間を過ごすことができました。 これらの体験をもとに、今回の参加者10名から感想のレポートをいただいておりますので、順次ご紹介いたします。

 以下は、青木洋平さんのレポートです。
※青木さんは、レポートと言うよりは、加工されたエッセイ本(35ページ)を書いてくださいました。ここでは、その一部を編集したものをご紹介いたします。ご本人の原文は、プログ最後にあるリンクをアクセスいただければご覧にになれます。

◇◆◇

青木さん

 ディボーション

楽しみにしていたアンコールワット遺跡観光の前に、今回のワークで毎日行われた、ディボーションと呼ばれる対話の時間があったため、その話をしよう。1日の振り返りと今後の課題、抜粋された最初の箇所を読み、率直な意見と毎日異なる設問に自分の意見と、周りの意見を共有するというものだった。

 

クリスチャンでは無い僕からしたら1日活動してなんで夜に話し合わなあかんねん、とディボーションに初日から嫌気が差していた。聖書の箇所の1章や1節、細かい文の表現やその意味、なぜそれを聖書に書いたのか、11日間読んでも正直わからなかった。クリスチャンでは無い僕だから、他の人の意見や、クリスチャンである人の意見を行けるのはとても貴重だった。その中で、キリストに派遣されている、ということを聞いた。自らの行いを派遣と表現して、神のお告げを信じて疑わず、いつでも見守っているということらしい。確かに無宗教の僕だけど、何かを応援する時、神様に祈っている気がする、腹痛の時もなぜか神に祈り、そして許してください、と懺悔している気がする、明らかに自分の意志で食べたり、飲んだり、応援したりしているのになぜ何かに、神に祈るんだろうか。

 

このディボーションという時間で多くの人の意見を聞けた、愛とは何なのか、「それは、許すことでは?」という意見に、自分は正解だと思った。クリスチャンだからこその理解とクリスチャンでは無い僕だからこその理解が対峙した時、違いが出てきて面白かった。ただ日中ボランティアとワークを行い、昼食を食べ、夕食を食べ、寝るだけではもしかしたら味気ないただの旅行になっていたと思う。毎日の出来事を振り返ることなんて二十歳を超えた今、自ら行わないため貴重な時間だった。

参加者とプレスクールの柵補強作業をする青木さん(中央、鋸)

最終日に行われたディボーションでは今回のワークの感想や1日目との比較を行った。最終日のディボーションは結果として楽しく終われていた。数日前の初日に書いた短文を数日後の最終日に、自分は否定していた。数日の間に僕はほんの少しだけど変わっていた。完璧な人間にはなれないけど、数日の間に考え方が変わって違う事を考えていた。1日を振り返らなければそれにすら気づかなかったのかもしれない、最後のディボーションで僕は、目標をゴールとして捉えている、と発言した。ゴールがなければどこに行けば良いのかわからない、けれど目標にしてしまうと達成しなければならない、と僕は縛られた感じがして昔から嫌だった。あくまで通過点でのゴールを設けてその方向に進むだけ、という感覚だった。自意識の話なので、ゴールと目標は一緒、と言われてもどうすることもできない。縛られるのは嫌だという言葉を盾に生きてきた結果、めちゃくちゃ馬鹿で太っていた。今回集められたメンバーはほぼみんなそれなりに英語が話せて、コミュニケーションを取ることに難しさを感じてはいなかった。

 

みんな目標を掲げて、達成して、今ここにいるのだと思うと僕が持つ自意識は正しいものなのかわからなくなった。人の意見と人が生きてきた結果を目の当たりにすると、自分が恥ずかしくなる。

誰のために

今回のワークに参加する目的の9割は、アンコールワットに来ることだった。幼少期から不思議と目にしていたのは祖母の家になぜがアンコールワットの写真が額縁に入れて飾ってあった。幼少期の頃から当たり前に飾ってあったので、当時はただの写真だと疑問にすら思わなかったが、カンボジアを意識した時、不思議でたまらなかった。聞いてみると、新婚旅行で行く予定だったが、祖父が体調を崩して、行くことは叶わなかったものの、それも思い出として写真を飾っていたらしい。そんな裏話があるなんて思わなかった。幼少期から見ていたアンコールワットに僕が先に行くなんて思いもしなかった。

 

念願のアンコールワットはただただ大きく広く、深い。という印象だった。大昔に作られたこの建造物はただ大きいだけではなく、外壁の模様がとても細かく、昔の技術とは思えない ほど繊細で、その当時の何かを鮮明に表していた。

念願のアンコールワットに到着した青木さん


魚に動物、人間、神、沢山の人によくわからない模様に、建物の中に、また建物が幾つも建てられていた。それだけ当時はこの建物力を注ぎ、何かを表して、誰かに伝えたいと思っていたんだろう、その時代が駆使できる最大の技術は、結果として後世で世界遺産となり、多くの観光客が訪れ国を支えている。あの大きくて広いアンコールワットに少しでも訪れる事ができてよかった。言葉も意志も読み取れなかったけど、当時の誰かが、誰かのために残した小さくて 細かい表現は、僕に伝わっている。巡り合わせって面白い。

青木さん(右)現地の僧侶との記念撮影


あとがき

帰国してあっさりと解散して家に着き、レポートに書きたい事を軽くまとめようと思いなんとなく書いていた。僕は今、大学4年生でコロナと共に大学生活を過ごしてきた。オンラインが基本となり、外に出なくて良い、その生活はマイペースで自堕落な自分に合っている4年間だったと思っていた。

 

けれど、この文を書いていて分かった事がある。自覚がないだけでこの大学4年間に、寂しさを感じていたんでしょうね。帰国する前日あたりから、肩に寒気をずっと感じていた。汗をかくくらい暑いはずなのに。望んではいなかったけど自分の性格に合っているコロナ生活だったと思っていたけれど、11日間全力で過ごしたら、結果として感じたのは後悔と楽しさと嬉しさだった。

 

現地教会の青年集会での交流を楽しむ青木さん(左)と参加者たち
自分の知らない世界ではいろんな事が起こっているのに、知ろうともしなかった4年間の後悔と、参加して得られたこの4年間以上の楽しさと嬉しさ。人と話すってこんなに楽しいんだ、人と話すってこんなに難しいんだ、自分の意見を出すって難しいんだ、たくさん努力してるみんなを見てすごく感じた。 

恥ずかしいけど、これを書いている今、涙が止まらなかった。ずっと感じていた寒気は寂しさなんだなと涙で気づいた。みんながいる前で男が泣いたら恥ずかしいな、なんて思って空港で泣かないように、寒気を感じても気づかないふりをして我慢していた。泣いていた理由は分からないけど空港で泣く、ある1人を見て羨ましかった。感情に素直になるって簡単にできることじゃない。羨ましかった。 人の目を気にする僕はまだまだ、大人になりきれていないと強く思った。 

 

けれど、書きながら1人で泣くのはもっと寂しく孤独だった。ならみんなの前で泣けばよかった。涙が止まらない、と聞いたことあるけど完全にそれだった、一度泣いてしまうと感情を抑えていたダムが崩壊し余計に寂しくなる、涙の跡がメガネについて前が見えない、こんなに泣いたのは初めてかも知れない。

旅が終わり、あの時間が記憶と思い出になる寂しさなのか、これから迎える将来の不安なのか、自分はなんで泣いてるのかわからないくらい泣いていた。多分、みんな優しいからその場で泣いても笑ってくれたと思う。なら感情を曝け出せばよかったな。たまたま出会った人の赤の他人だったのに、こんなにも優しい人達がいるなんて思いもしなかった。嬉しかった。


逆に僕は誰かに優しくできたろうか、記憶に残ったろうか、わからないけどまた会えるとい いな。次みんなと会う機会が有れば全力で感情を表現しようかな。 

 

それと僕より若かったメンバーが何人かいたと思う、そもそも英語もできるし、何の心配もいらない君たちだけど、伝えたい事がある。僕の文章なんて読むかわからないし、仮に読んだとしても記憶に残るかわからないけど、「やりたいと思う事は絶対に行動に移しやるべき」だと、 22歳で沢山後悔して、諦めた僕は強く思う。

 

やろうと思えば助けて協力してくれる人がいる。そして新たに出会う人もいる、それは今回のワークキャンプでよく分かったと思います。失敗したと思う事も必ずあると思う。けど行動に移さず、諦める失敗より遥かに偉大だと思う。失敗は失敗を恐れない人にしかできない。僕にはその勇気がなかった。僕なんかが言える立場じゃないくらい馬鹿だけど、あなたの人生をより楽しいものにするために、今のうちから全力でやりたい事をやれば絶対に楽しい人生になると僕は思います。

 

そして、応援しています。長くなってしまったけど先が見えなくて、思い描いていた大学4年間ではなかったけど、そんな4年間の最後にカンボジアに行く事ができて、人と話す事ができて、みんなに出会えて本当によかった。今回出会った全ての人に感謝します。ありがとうございました。 


青木洋平さん作日本の過保護犬とカンボジア王国の野良犬 」より


2023/04/05

【カンボジア・ワークキャンプ2023】参加者レポート⑨(本間いぶ紀さん)

JELAは2月13日から23日に3年ぶりとなるカンボジアでのワークキャンプを行いました。

引率3名を含む13名の参加者たちは、JELAが現地パートナー団体LWD(Life With Dignity)と協力して支援している2箇所のプレスクール(幼稚園)でのボランティア活動を行いました。また、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCC)にも協力してくださり、現地の青年会や礼拝に参加し、ボランティア活動を含めて、施設の子どもたちなどと交流を深めました。
アンコール・トム遺跡南大門前にて

カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、拷問博物館、戦争博物館、王宮などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡の観光も体験することができました。

また、キャンプ中に毎晩行ったディボーションでは、チャプレンを引率してくださいました日本福音ルーテル日吉教会の多田哲牧師が、参加者の皆さんと共に、その日に体験したことを聖書と照らし合わせながら、振り返りと分かち合いの時間を過ごすことができました。 これらの体験をもとに、今回の参加者10名から感想のレポートをいただいておりますので、順次ご紹介いたします。

 以下は、本間いぶ紀さんのレポートです。

◇◆◇

本間さん(左)
カンボジアに滞在して数日が過ぎた夜、ディボーションでこの讃美歌を歌いながら心がとても満たされる感覚になったことを覚えています。讃美歌集によって訳の違いがあるため、その時歌った歌詞は、「ここは神の世界なれば」でしたが、私は慣れ親しんだ「ここも神の御国なれば」を思い出しました。私がこう感じた理由は、カンボジアにあるルーテル教会を3つ訪問することができ、日曜日には現地の方と共に礼拝を守ることができたからです。礼拝では私たちのために英語を使用してくださったのですが、私と隣に座る現地の方はクメール語・日本語という言葉という壁があっても、世界で聖書がたくさんの言語に翻訳され述べ伝えられているように、同じメッセージを聞いているのだということを実感しました。そして仏教国として知られ、仏教的生活習慣が根強く残るカンボジアで、キリストの福音が述べ伝えられているということに福音の強さを感じ、ここも神の御国なのだと思いました。

私は今回が2回目のカンボジアワークキャンプへの参加でした。3年前の2020年2月、私は大学1年生で、帰国後に「今回だけでなくこれからもカンボジアに関わり続けたい」という感想を残していました。就職を控えた大学4年生の今、この「関わり続けたい」という想いを実現できて、またコロナと共にあった大学生活を経て再びカンボジアに心を向けることができて、本当に嬉しく思います。
本間さん(右)子どもたちと折り紙

今回のワークは日程的にも内容的にもハードで、心身共に疲れが見える場面もありましたが、日曜礼拝での牧師先生の言葉にとても癒されました。「カンボジアにいる日本人はお金儲けをしに来ていることが多い。しかしあなたたちはあなたたちの存在と愛を届けにきた」という言葉です。正直ワークと言っても、機会だけでなく材料も用意していただいていたので、これを本当にワークと言っていいのかという心残りがある中でのワークでした。これは今回だけでなく前回の感想でもあります。しかし、この牧師先生の言葉によって救われました。なぜカンボジアの皆さんが笑顔で「オークン」(ありがとう)と言ってくれるのか、言葉も伝わらない私たちを歓迎してくださるのか、心の中のモヤモヤが一気に消え去りました。「行くだけで何かあると信じたい」と感想を残していた3年前の私にも答えが与えられたように思います。ちょうどこの日のディボーションでは、神は愛だという箇所を読みました。私たちがカンボジアの教会に愛を届けることができたのなら、それは間違いなく神の働きで、その愛は神そのものです。こんなにも聖書の箇所をハッキリと感じる経験をしたということに驚き、そして感動しています。
プレスクールの柵補強作業に懸命な本間さん(中央)

また、前回も訪れたTang Krang(タンクラン)村の教会では、3年前に出会った子どもたちと再会することができました。子どもたちに前回撮った写真を見せると、驚きながらも笑顔で「覚えているよ」と言ってくれ、その言葉だけで疲れが癒されました。彼らに再び出会うことができて、関わることができて心が満たされています。JELA職員の皆様、支援してくださった皆様に感謝申し上げます。
本間さんとタンクラン村の子どもたち

2023/04/04

【カンボジア・ワークキャンプ2023】参加者レポート⑧(田中碧さん)

JELAは2月13日から23日に3年ぶりとなるカンボジアでのワークキャンプを行いました。

引率3名を含む13名の参加者たちは、JELAが現地パートナー団体LWD(Life With Dignity)と協力して支援している2箇所のプレスクール(幼稚園)でのボランティア活動を行いました。また、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCC)にも協力してくださり、現地の青年会や礼拝に参加し、ボランティア活動を含めて、施設の子どもたちなどと交流を深めました。
色違いのキャンプTシャツをお披露目する参加者の皆さん

カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、拷問博物館、戦争博物館、王宮などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡の観光も体験することができました。

また、キャンプ中に毎晩行ったディボーションでは、チャプレンを引率してくださいました日本福音ルーテル日吉教会の多田哲牧師が、参加者の皆さんと共に、その日に体験したことを聖書と照らし合わせながら、振り返りと分かち合いの時間を過ごすことができました。 これらの体験をもとに、今回の参加者10名から感想のレポートをいただいておりますので、順次ご紹介いたします。

 以下は、田中碧さんのレポートです。

◇◆◇

田中さん(右)、現地教会の青年集会にて

カンボジアのワークキャンプから「ボランティア」に対する考え方が変わり、改めて平和について考えることができました。初めてカンボジアに行き初めてだらけのワークを行い、11日間とは思えないほど、様々な人の多様な考え方にふれる経験ができて、楽しかったです。

 

このキャンプを応募した理由は「ボランティア」をしたかったからです。小さい頃から、海外でボランティアをしてみたいと思っていました。また、「自分の手で誰かを幸せにする」というのが人生の目標にあったため、ボランティア活動を海外でしてみたいと思っていました。

 

実際にカンボジアに行き仲間と共にワークをすると、ボランティアに対する考えが少しずつ変わっていきました。カンボジアへ来て4日目に、スベイリエン州にあるプレスクールを2か所訪問し、学校のトイレの壁を塗り、絵を描きました。また、竹で作られたフェンスを設置し塗装するワークもしました。壁にペンキで色を塗ることも絵を描くことも得意ではありませんでした。それでも、現地の人達は筆を使い分けられるようにたくさん用意して下さったり、色を作るのを手伝ったりして下さいました。フェンスの設置では、フェンスを補強するワイヤー切りや竹を切る作業もありました。やり方を教えて下さり、足りないものがあれば揃えて下さいました。

プレスクールのフェンス補強作業をする田中さん

 ワークを振り返ると、ボランティアするための道具も場所も全て用意して下さり、ボランティアさせてもらっていたと強く感じました。その日のディボーションも通して、自分の中でボランティアをする側を、このような立場で考えていたのだと気づきました。「している」のではなく「させてもらっている」。誰かを手助けする行為も一方的な思いだけではできない。互いの思いがあるからこそできるということに改めて感じました。また、圧倒的な技術を届けるだけがボランティアではなく、誰かを思う気持ちを身体と共に届けることがボランティアなのだと気づかされました。

 

またチュンエク大量虐殺センター、トゥール・スレン虐殺博物館、シェムリアップにある戦争博物館を周り「平和」について改めて考えさせられました。虐殺博物館は想像以上に恐ろしい歴史があり、博物館自体もその当時が想像できてしまうほど生々しさが残っていました。同じ人間がしていたという事実になにより驚きました。虐殺センターでは思わず耳をふさいでしまいたくなるような話もありました。今は跡地となっているからこそ、そこにある自然の美しさにも目を向けられますが、当時ではこの自然の美しさに気づくことすらできなかったという事実を前に悲しい気持ちになりました。

LWDソフィアップ事務局長(右)と話し合う田中さん(中央)

 戦争博物館では、戦車を間近に見ることができ、中が空洞になった戦車や錆びだらけの機体を見ながら、操縦士等の気持ちについて考えていました。実際に見る戦車はとても恐ろしく、地球のものではない気がしてしまう異様な雰囲気がありました。しかし、戦車を作り、動かしたのは人間である事実を痛感しました。

 

カンボジアの歴史に触れ、人に触れ、聖書を読み、人間の望む「平和」とは何だろうと改めて疑問に感じました。「良いところも悪いところもあるのが人であり、互いの全てを理解することは難しい。」頭では分かっていても、自分の価値観で善か悪かを測り、理解できないものを除外しようとしてしまう。不条理なことにさえ責める理由を探してしまう。受け入れることも受け止めることも頭で理解することと、心で理解することは違うものだと考えさせられました。

 

様々な文化や習慣、人に触れ多様な考えを吸収することができたからこそ、新たな考えが生まれたのだと思いました。この経験を忘れずにこれからも様々な人と出会い、考えを吸収して「平和」につながる一歩を見つけられればいいなと思いました。

田中さん(左)とLCC現地スタッフ


2023/04/03

【カンボジア・ワークキャンプ2023】参加者レポート⑦(谷口 和恵さん)

JELAは2月13日から23日に3年ぶりとなるカンボジアでのワークキャンプを行いました。

引率3名を含む13名の参加者たちは、JELAが現地パートナー団体LWD(Life With Dignity)と協力して支援している2箇所のプレスクール(幼稚園)でのボランティア活動を行いました。また、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCC)にも協力してくださり、現地の青年会や礼拝に参加し、ボランティア活動を含めて、施設の子どもたちなどと交流を深めました。
アンコールワット遺跡前にて

カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、拷問博物館、戦争博物館、王宮などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡の観光も体験することができました。

また、キャンプ中に毎晩行ったディボーションでは、チャプレンを引率してくださいました日本福音ルーテル日吉教会の多田哲牧師が、参加者の皆さんと共に、その日に体験したことを聖書と照らし合わせながら、振り返りと分かち合いの時間を過ごすことができました。 これらの体験をもとに、今回の参加者10名から感想のレポートをいただいておりますので、順次ご紹介いたします。

 以下は、谷口和恵さんのレポートです。

◇◆◇
谷口さん、アンコールトム遺跡にて

飛行機に乗って7時間飛ぶと、そこはカンボジア。真冬の日本から常夏の国へと足を踏み入れた。「新しい出会いがあるかしら?食べ物は美味しいかな?カンボジアと言えばアンコールワット、そしてつい30年ほど前のポルポト政権による恐怖政治は記憶に新しいなぁ」など飛行機の中でぼんやり考えていた。しかし、これから始まる11日間のワークキャンプは私の想像をはるかに超え、驚きと感動そして神の愛の中に包まれている実感、そんな豊かな時となった。
 
ワークと交流、これはキャンプの柱だ。JELAが関係する数か所の施設を訪問。幼稚園、小学校、教会とその施設など。どこでも温かな笑顔と手作りの珍しい食べ物、ココナッツウォーターで歓迎され、どれもがカンボジアの人びとの心尽くしのおもてなしに溢れていた。 ワークでは用意されていた建物にペンキなどで色を塗り、絵の得意なキャンパーのもとみんなで汗を流し、日本の足跡を残してきた。(カンボジアには2か所の施設にそれぞれ富士山が描かれている!) また、ある幼稚園では近くの竹林から切ってきた竹で囲いを作りペンキで色を塗る作業。それも現地の方々のご厚意が感じられるワークとなった。子どもたちには日本から持って行った手作りマスクをプレゼントし、一緒に折り紙を折り、若いキャンパーは子どもたちとサッカーに興じ、そこかしこで屈託のない笑い声が響き、人懐っこくきらきら光る子どもたちの瞳がとても印象的だった。
子どもたちを魅了する谷口さん

キャンプのもう一つの柱は毎晩行われるディボ―ションの時間だ。聖書のみ言葉に聞き、内面を見つめその日の振り返りをする。それはキャンプの一日の締めくくりに相応しく、このキャンプを特別なものにしてくれた。

日頃から聖書に親しんでいる者、教会には行ったことがない者とキャンパーは様々だったが、多田先生が用意してくださった神さまのみ言葉はどの人にもそれぞれの経験値の中で咀嚼され、心の深くに届いたのではないだろうか。「みなさんはそれぞれの思いでこのキャンプに参加されました。でも皆さんは自分をこの地に運んできたことで、確実に神さまの愛を運んでくださっている。出会った人々は皆さんを通して神さまの愛を見るのです。隔ての壁が取り払われ、神の平和が広がっていくといいですね。」と言われた。 神の愛を運ぶ、それは私にとっても新しい視点であり、嬉しい気づきとなった。特別な何かが出来なくても自分を通して神の愛が現わされるとしたらこんなに嬉しいことはない。
聖書と分かち合いの時間、ディボーションでの谷口さん(中央、青ブラウス)と参加者たち

カンボジアは歴史上幾多の戦場になり、記憶に新しいところではポルポト派による大量虐殺が4年近くに渡って行われた。当時の政府にとって邪魔な知識層が200万近く虐殺されたのだ。それには女性子どもも含まれる。実にその数は国民の4分の1にも上る。 訪れたプノンペンのトゥ―ル・スレン虐殺博物館や郊外にあるキリングフィールドではあまりの悲惨さに足がすくむ思いだった。しかし町の人びとは黙して語らず、今訪れている平和を享受し、プノンペンの町は大都会へと変貌し続けている。乗り越えられない辛さや悲しみを抱えながら、それでも人々は力強く前を向いていた。
プレスクールの柵修復作業に励む谷口さん(左)

シュムリアップのアンコール遺跡群にも訪れた。長い歳月を感じさせる遺跡の数々はそれだけでカンボジア王朝が繁栄していたころを物語り、悠久の歴史を感じさせてくれた。
 
たった11日間過ごしただけで、カンボジアは、もはやガイドブックに載っている国の一つではなくなった。かの地で出会った人々の笑顔に愛を感じたし、日々の暮らしぶりを思う時私も励まされる思いがしている。
 
最後になりましたが、毎晩のディーボ―ションで振り返りの大切な時間を用意してくだった多田牧師、 このキャンプを企画し引率をしてくださったJELAの星崎ポールさん、森一樹さん、そして時を共にしてくれたキャンパーの皆さんに心からの感謝!!
壁に虹を描く谷口さん(スベイリエン州プレスクールにて)

「『わたしはある』というお方が 私をあなたたちに遣わされたのだ」出エジプト3:14
「神は愛です。愛にとどまる人は神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます」  ヨハネ4:16