2019年8月30日

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート14(R.F.)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 



参加者の感想文を掲載します。 

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R.F.(東京都)

今回のキャンプで特に印象強く残ったものは、言語や文化が違う中で作り上げられた人と人との繋がりでした。キャンプ以前から外国の友達は何人かいましたが、生活を共にし、共同作業に勤しんだ仲間とはまた違う繋がりを感じることができました。

最初は、中々自分の思うことが伝えられず、ワークサイト(※修繕する家屋現場)でどうやってこの場を切り抜ければいいのかなど、最低限のコミュニケーションだけで言われたことを理解出来た限りのことをしていただけでした。

そんな自分を見かねたクルー(※一緒に家屋の修繕をしたグループ)リーダーをはじめ、クルーの仲間たちが聞き取りやすい英語でゆっくり話しかけてくれたり、会話の輪の中に入れるように話題を降ってくれたり、日本のことについての質問をたくさんしてくれました。

これらのような優しい気遣いによって少しずつ自分のクルーだけでなく、他のクルーの人たちとも少しずつ仲を縮めることができ、まだ上手とは言えない英語でしたが、自ら積極的に話しかけたり、輪の中に入っていくことができるようになりました。

Rさん(左)と仲良しクルー


僕はこのキャンプに参加する前、どう周りにとけこめばいいのか、自分の英語は通じるのか、相手の英語を聞き取ることが出来るのかなど、心配なことばかりでした。また、現地の人に対しても英語がわからない僕達を面倒くさがったりしないかとか、相手にしてくれないのではないかなど、不安を抱いていました。

Rさん(階段前列)と大勢のクルー仲間たち

しかし、実際にワークキャンプが始まるとそんなことは全然なく、日本では感じることの出来ないような人の温かさを感じることが出来ました。自分たちとは住む文化が違うけれど、日本にもこのキャンプで貰った人の温もりを持ち帰り、それを今度は自分が人に与えられるようになれればなと思いました。


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JELA海外ワークキャンプ関連記事(JELAニュースBLOG)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート13(穂積 愛理)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 
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穂積 愛理(愛知県)

私がワークキャンプで学んだ事は二つあります。

一つ目は仲間と支え合うことの大切さです。私のグループはポーチ(※縁側、ベランダ)を作りました。木を切ったり、釘を打ったりとやることすべてが初めてで戸惑いや、器具に対する恐れがとてもありました。しかし、クルー(※一緒に修繕をするグループ)のメンバーがお手本を見せてくれたり、コツやポイントを教えてくれたり、励ましの言葉をかけてくれました。そのため勇気を出してトライすることができ、作業を終えるたびに褒めてくれて自信を持つことができました。また、お互いで声を掛け合うことにより始め少し距離があったものの、だんだん距離が縮まりとても仲良くなることができました。

クルーだけでなく、日本人メンバーとの間でもお互いわからないことを助け合い、その日大変だったことや、不安なことなどを相談し、安心感のある憩いの場を作ることができました。仲間と支え合うことは、達成感を分かちあえるだけでなく、信頼関係やたくさんの人との出会いを生み出してくれる素敵なものであることに気づきました。

クルーメンバーと作業をする愛理さん(右)


二つ目は異文化交流についてです。国籍も違えば言語や生活文化も違う。そんな人と一週間共に生活することはできるのだろうかととても不安に思っていました。いざ過ごしてみると、始めは言葉の壁がありましたが相手も言葉を理解しようと一生懸命頑張ってくれたお陰で壁もなくなりました。さらにたくさんの人が日本語を聞いてくれたり、夜のバレーボールでは日本語で数を数えたり、夜プロ(※夜のプログラム)でも日本語が所々使われたり、みんなが日本人を歓迎してくれたことに感動しました。

異文化交流とはただ異文化に触れるだけでなく、異文化の仲間と出会い共にする中で知ることができ、互いに求めあって成り立つものである事に気づきました。また、異文化交流の素晴らしさ、ありがたみを強く感じました。

愛理さん(左から2番目)とクルー仲間

さらに、私は学んだ事以外に大切なものを得ることができました。それは神様との出会いです。高校生になってクリスチャンの高校に入りキリスト教と出会いました。学校の課題のために月一回教会に通い始めたのがきっかけで少し興味が芽生えました。

それから、ずっと一歩踏み出せずに時が過ぎ、ワークキャンプを迎えました。毎日クルーの仲間や、クリスチャンの仲間と神様について考えていく中で、さまざまな神様との向き合い方を知りました。木曜日の夜プロでなぜか神様を自分から求め、これから求め、学んでいこうと決心をしました。


【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート12(S.K.)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

参加者の感想文を掲載します。


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S.K.(東京都)


私は今回のワークキャンプで様々な事を学びました。

まずは自分を信じる事です。私は英語を話すことに恐怖がありました。喋れないし、伝わらないと思っていたからです。でも、自分を信じて思い切って言ってみると、みんな一生懸命理解してくれて、わかるまで聞いてくれて、笑顔で返してくれました。 

自分を信じるだけではなく、相手を信じる事も学びました。私は1日目と2日目のワークが何をしたら良いかわからなく、英語も伝わらずに辛くて、3日目は行きたく無くなりました。

でも、クルー(※一緒に家屋の修繕をするグループ)のリーダーのJimが声をかけてくれた時、彼を信じて自分の辛い気持ちを打ちあけようと思い、言ってみました。するとJimは、最後まで聞いてくれて、「自分をサキの本当のお父さんんだと思って。家族だと思って。」と言ってくれました。辛い思いを言えただけでも楽になったのに、こんな言葉をかけてもらえて、言葉に出来ないくらい安心して涙が出ました。それからのワーク中は声をかけてくれたり、ご飯の時は隣に座って簡単な英語で会話してくれました。

S.K.さん(左)に話しかけるリーダーのJimさん

毎日がとても楽しかったです。ワークだけでなく、朝と夜のプログラムもとても楽しかったです。みんなで、賛美歌を歌ったり、礼拝をしました。バラエティーショーでは、日本人でソーラン節を踊りました。最後の振りが終わった瞬間スタンディングオベーションをしてくれて、今でも覚えているくらい嬉しかったです!

他にも自分が変わった事があります。木曜日の夜のプログラムです。神さまは、私達が犯した深い罪でも許して認めてくれます。私は十字架の下に行って、神さまにたくさんの罪を許していただきました。神さまがどれだけ愛してくださっているか、とても強く感じました。悲しいことや辛い事などもたくさん思い出して涙を流しました。しかし、神さまは全てを受け入れてくれました。私はこの時に、これからも神さまと共に歩むと決めました。この日の事は、自分の人生の中でとても大きな経験になりました。

咲喜さん(右端)とクルー仲間

最後に学んだ事は、感謝をすることです。簡単で当たり前の事ですが、いざ1人で言葉の通じないアメリカに行くと、どれだけの人が助けてくれたか、勇気や愛をくれたか。感謝する事ばかりでした。いろんな人が私に刺激をくださって、今の私を与えてくださいました。出会った人みんなに心から感謝をしています。神さまにも、全ての出会いと経験に感謝しています。この経験は私の宝物です。

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日本福音ルーテル社団(JELA)

一日神学校でブース出店&TEENSプログラムを担当!

9月23日(月・祝)の「一日神学校」(場所:日本ルーテル神学校[東京都三鷹市])にて、今年もJELAはブースを出店し、カンボジアの布地や小物などを販売します。

商品の例
お店の人。カンボジアの子供達のためのチャリティと言ったらまけてくれました。

また今年は、TEENS(中高生)のためのプログラムの一部をJELAが担当し、JELAの事業についての説明したり、過去にアメリカ・インド・カンボジアの各ワークキャンプに参加した人に体験談をお話しいただく時間をもちます。
JELAの部分が始まるのは14:15からです。

一日神学校にはどなたでもお越しになれます。またTEENSの皆さんもぜひお友達をさそってご参加ください。

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2019年8月29日

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート11(和田賛太)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 

参加者の感想文を掲載します。 


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和田 賛太(福岡県)

賛太さん
私は今回のワークキャンプで、神様は自分の罪を許して受け止めてくださるということと、自分から行動を起こすことの大切さを学びました。

ワークキャンプのプログラムの中で、1人になり、自分が犯してきた罪と向き合い、その罪について神様に祈るというプログラムがありました。そのプログラムに参加しているときに、泣いている人などが多くいて、その場にいた皆が真剣に取り組んでいて、自分の罪と向き合っているということがよく分かりました。

実際に生活していると、そのように自分の罪について深く考える時間がないので、自分と本気で向き合う時間が取れてとてもよかったと思います。その中で私は、自分の罪と向き合い、神様にその罪について祈る行為が生きていく上でとても大切な行為なんだな、と思いました。これからそのように、自分と向き合うという時間をとっていきたいと思います。

ワーク中などで、日本人が自分しかいない時に、自分からアクションを起こす事の大切さを改めて実感しました。ワークの一日目には、自分から行動を起こすことが出来ず、ワークもあまり積極的に出来ませんでした。しかし、これでは何も成長しないと思い、次の日は、自分から声をかけて、どのような仕事をすれば良いかを聞くと、同じ班の人がとても親切に教えてくれ、積極的にワークをすることができ、

住人とワーク仲間たちでお昼を過ごす賛太さん(右)

さらにその日から班の人達ととても仲良くなることが出来ました。今では、インターネットを通して連絡を取り合っています。私はこの経験から、自分から行動を起こすことがどれだけ大切か実感しました。少しの勇気を出すことで、状況を大きく変えることが出来るので、これから継続していきたいです。



このような素晴らしい経験がで来たので、また海外に留学するなどしたいと思いましたし、このキャンプに関わった人達に感謝しています。ありがとうございました。

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日本福音ルーテル社団(JELA)

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート10(平林 和加子)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

今年は14名の青少年が7月24日~8月6日の日程で、ホームスティをミシガン州で数日間行い、イリノイ州プリンストンでの一週間のキャンプに参加しました。

今回は、2018年のキャンプにも参加した平林和加子さんの感想文を掲載します。
  

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平林 和加子(東京都)

私は今回、二回目の参加でしたが新たな発見や驚き、自分への課題を見つけることができ
たとても充実した二週間でした。

和加子さん(中央)とクルー仲間
ワークキャンプ初日、クルー(※一緒に作業をする仲間)と対面したとき、自己紹介も満足にできずただでさえ不安だったのに、その後3グループ合体の18人で作業をすると聞いて、頭が真っ白になりました。 

二日目は、レジデント(※修復する家の住人)に会い、ワークが始まりました。みんなは、自分から積極的に仕事を見つけ動いていましたが、私は何をすればいいのか分からず、眺めていることしかできませんでした。

そんな中、お昼ごはんを済ませた後、私が最も恐れていた、ディボーション(※分かち合い)の時間になりました。18人もいるので、挙手せいで答えることになり、ほっとしましたが、最後の質問に「どうしたらこの一週間を最高の日々にすることができるでしょう。」という問いがありました。私はこれを聞かれ、このまま何も答えずに終えることもできたが、それではアメリカに来た意味がないと思いました。自分から話しかけなければ一週間を無駄にしてしまうと思い、勇気を出して下手くそな英語で答えたのにもかかわらず、みんな耳を傾けてくれて、 話しかけてくれるようになりました。

ワークに励む和加子さん

次の日からは、作業中に私も知っている洋楽を流してくれたり、アメリカで流行っているダンスを教えてくれたり、日本語を積極的に覚えてくれたり、言葉の壁など忘れて楽しく作業することができました。私はこの経験から、住んでいる環境が違っても、自らが心を開けば相手も心を開いてくれるということに気づくことができました。

キャンプで披露するダンスを参加者に指導する和加子さん(右端)

夜のプログラムで一番心に残っているのは木曜日のプログラムです。今まで犯してしまった罪や背負ってきた罪悪感を水に濡れると溶ける紙に書き、それを水に浮かべて消すという体験をし、その後、30分間神様に心を向ける時間がありました。その時間は私にとって、とても貴重な時間で神様と一対一で向き合えているような気がしました。また、その場にいた同い年ぐらいの子達がみんな真剣に神様と向き合っていて、クリスチャン人口の少ない日本では決して作り上げることのできない空間だったと思います。この経験から、私は神様が私たちの犯した罪を赦すために十字架にかかって死んでくださったということを心にとめ、その愛の大きさを忘れない大切さを学ぶことができました。

私はキャンプに参加して、たくさんの愛に触れたことが精神的にも霊的成長にもつながったと思います。この二週間で学んだことを忘れずに、これからの人生にいかしていきたいです。

最後になりますが、お世話になったホストファミリーの方々、辛いときにそばにいてくれた友達、つたない英語にも耳を傾けてくれたクルーのみんな、アメリカに快く見送ってくれた家族、私たちが充実した日々を送れるように準備してくださったJELAのみなさん、そしてこのキャンプに導いてくださった神様に感謝します。貴重な二週間をありがとうございました。


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JELA海外ワークキャンプ関連記事(JELAニュースBLOG)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2019年8月27日

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート9(武田 咲々良)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 


 
参加者の感想文を掲載します。 


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武田 咲々良(東京都)


咲々良さん(右)と引率中山玲子さん
私がワークキャンプに参加したきっかけは、友達からの誘いでした。最初は、私自身英語力もそんなにないし、自国にいる今でも人と関わるのが苦手な私が、外国でやっていける筈がない、と行かないつもりで迷うばかりでした。けれど、母は、「こんな機会ないよ、絶対行くべきだ、友達も行くから大丈夫だよ、絶対楽しいから。」と背中を押され、私は周りの言葉に流されるまま、このワークキャンプに参加することを決めました。

空港に着いてからも、アメリカに行くという実感があまりなく、それと比例するように不安も緊張もその時点ではほとんどありませんでした。学校で規則に縛られたまま行く海外ではない、友達もいるから、と、私は軽い気持ちのまま飛行機に乗り込みました。 

ホームステイでホストファミリー達と過ごし、今まであまり感じていなかった不安や緊張は、ワークキャンプの日が近づくにつれ、次第に大きくなっていき、当日は一日中お腹の調子が悪かったのを覚えています。

現地に到着した時には、キャンプのスタッフさんらが日本ではありえないテンションで私達を迎えてくれました。大勢の人と賑わう場所が苦手な私はその時さらに不安と緊張に駆られ、もう帰りたいと思うほど気分は落ち込んでいました。


その夜、ホールに行き、初めて自分のクルーと対面しました。友達と別れ、日本人が全員バラバラになった瞬間は、本当に不安で仕方ありませんでした。その時の私はきっと、泣けるならその場で人目なんか気にせずに大泣きしていたでしょう。けれど、自分のクルー(家の修繕を一緒にするグループ)のメンバーを見つけた時、本当にここで合ってるのかな、とおろおろしていた私に、クルーの一人が声をかけてくれました。両手で人差し指を立て、「11?」(クルー番号)。私はそのジェスチャーと言葉に「イエス」と必死に頷きました。それから他のメンバーと集まって話した時も、彼らは私が日本人だと知ると、私が理解できるように簡単な英語で話してくれました。日常的な会話すらまともに英語で話せない私に、彼らは冷たい目を向けることもなく、むしろ積極的に話しかけてくれたのです。

初日は緊張気味な咲々良さん(右から3番目)……
数日後は楽しく作業をこなしていました!
作業に取り掛かった日も、12人中、自分ひとりしか日本人がいなくても、多少の不安はあったけれど平気でした。普段の私なら、友達に泣きついていたと思いますが、作業が終わった最終日には、むしろ一人でよかった、と思ったほどに、私は昔の自分から少し成長したのをその時感じました。友達といればきっと、私はその友達ばかり頼って、周りと関わることを拒絶し、ろくに英語も話さずに終わってしまうのが目に見えていたからです。

この一週間、私はたくさんのことを学び、関り、経験し、考えました。後悔したことも、泣きたくなったこともあったけれど、それ以上に、思い出は私にとって最高の瞬間でいっぱいでした。日本にいたままの私では絶対にしなかったこと、できなかったこと、感じることができなかったことを、この短い間でたくさんしました。そしてこの一週間、普段よりも、神様という存在を強く感じ、普段よりも、神様に心を向けて祈ることができました。

咲々良さん(右座)とクルーの仲間たち
この一週間、思い返せば、新しい自分であふれています。この瞬間でしか、できなかったこと、出会えなかった人。私はたくさんのことを新しく考え、決意しました。この短い間で、こんなに最高な出来事でいっぱいなのはこれが初めてだと思います。人生で一番、最高の思い出が詰まった一週間です。

私はこのワークキャンプに参加できたことを本当に良かったと心の底から思います。もし、私がこのキャンプに参加していなかったら、今まで通り、何の変哲もない夏休みを繰り返し、神様について考えることもせずに、この感動に出会うこともなかったと思います。そしてそう思ったとき、人生は一回きりしかないことを強く感じました。

このワークキャンプに誘ってくれた友達に、このワークキャンプを企画してくれた方々に、そして全てのきっかけを与えてくれた神様に感謝します。

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【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート8(武田 好々良)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 



参加者の感想文を掲載します。 

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武田 好々良(東京都)


私は、友達からの誘いでこのワークキャンプに参加しました。最初は正直、行くのが面倒
ワークに集中する好々良さん

だと思ったり、海外に行くことに不安を感じたりして躊躇ったまま、友達に行く、と返事が出来ずにいました。そして、母の言葉や双子の意思に流されるがままに、私は空港へ向かいました。そのまま飛行機に乗り、アメリカへ。現地に着いたとき、見るもの全てが日本とは違う雰囲気で、私の適当だった気持ちは、次第に好奇心へと変わっていきました。

ホームステイ一日目は、仲良しの友達と離れてしまい、一人のように感じて心細く、仲良しの子と一緒の部屋割りだったホテルにまだ居たかったと思っていたことを覚えています。しかし、ホームステイ先では、暖かく迎えてくださり、一緒のグループの子達と夜に話したり、アイスを食べに行ったりと、楽しく過ごすことができました。最初は長く感じていた一日が、短く感じ、あっという間にたくさんの思い出が詰まった一週間になりました。

そしてついに、ワークキャンプが始まりました。ミシガン州からイリノイ州に、長い時間をかけて車で移動し、学校が見えてきたときは、落ち着いていた心臓が次第にバクバクと音を立てて鳴り始めました。派手に出迎えてくれたスタッフの方たちを、今でも覚えています。

グループ分けをしたときが一番緊張したと思います。しかし、当然他の子たちも、私と同じように別々の場所からきているため、誰かと話している様子はなく、ただ椅子に座っているだけでした。それを見て、緊張していた心が少しほぐれたように感じました。


リーダーが進行して話を進めているときは何を言っているのか明確なことがわからず、単語を聞き取って判断するしかなく、必死に耳を傾けていました。話を振られたときには、あやふやに答えるしかなかった私に、優しく、フレンドリーに、返事をしてくれました。また、廊下ですれ違っただけで、「Hi!」と声をかけてくれたり、困っているときには、「手伝いましょうか?」と当たり前のように声をかけてきてくれるアメリカの習慣に、本当に感動しました。
塗装を楽しむ好々良さん(右)と奏穂さん
修理をしなければいけない現場へ向かい、作業前にはみんなで手を繋いで神様にお祈りしました。この時間があるから、私は気持ちを落ち着かせて作業できたのだと思います。また、自分からなにをすればいいのか聞くときには、合っているかわからない英語で必死に伝え、伝わったときは凄く達成感がありましたが、もっと英語が喋れたらなあ……と度々後悔しました。クルーの皆とお別れをする最後の日に、プレゼントを渡した時、「Thank you!」と言ってくれたことを、この先一生忘れないと思います。


この短いようで長かった二週間は、本当にいいものになり、以前の私よりも成長したことをこの身に感じています。もし、あの時に行かない選択をすれば、一日中家で、暇を過ごしていると思うと、本当に来てよかったと心の底から思います。このワークキャンプで様々な場面で神様に助けてもらい、また神様についてより信仰を深められたと思います。

仲間ととうもろこし畑の前にて、好々良さん(左から2番目)

そして、より海外への興味が沸き、前よりも英語を勉強しようという気持ちが大きくなり、次行くときにはもっと話せるようになっていたいと強く思います。


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日本福音ルーテル社団(JELA)

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート7(吉村章)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 

参加者の感想文を掲載します。
 


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吉村章(熊本県)


吉村章さん
このワークキャンプを通して分かったことが4つあります。

1つ目は、アメリカ人のパーソナルスペースについてです。アメリカ人のパーソナルスペースは広いと聞いていました。しかし、実際に会ってみてみればそんなことはなく、みんな優しい人でしたし、フレンドリーで、明るい性格を持っていました。日本人と比べて違う部分は、人を見た目で判断しないということです。日本のある人は、自分のような健常者とは違う障がい者たちを敵として見ていることがとても残念です。アメリカはもともといろんな人種が住んでいて、それが当たり前で、周りの人は自分と違うのが常識だからこそ、今のアメリカ人のルーツになったと思います。障がい者である私でも友達になろうと話しかけてくれました。それがとても嬉しかったです。

2つ目は、ケアカードです。日常から人に対して感謝を込めて言葉を送ったり、紙に書いたりすることがあまりなかったのでとても斬新で、いろいろ考えさせられました。相手にどんな言葉を送れば、喜んでもらえるかなとそんなことばかり考えて、ケアカードを書いているときがとても楽しい時間でした。ケアカードを読んで、どれも自分に対する感謝やお礼がたくさんあって、感謝されるって、とてもうれしいことなんだと感じました。


3つ目は、4日目の夜のプログラムで、神様と向き合い、自分を振り返り、考えたことです。その時間はとても大切な時間になりまた。自分はクリスチャンなのか分からないけれど、人は自分を振り返る時間が必要だと思いました。


4つ目は、コミュニケーションに関してです。私はほとんど英語が喋れないのですが、スタッフさんがASL(アメリカ手話)を使えることにびっくりしました。自分も自己紹介くらいは覚えていたので、会話をすることができました。残念なことが一つありました。年下の子が話しかけてきたのですが、それが何を言っているのか分からなくて、無視してしまったことがとてもダメだと反省しています。名前を聞くことも出来ず、謝れなかったのが心残りです。だから、もっと英語を勉強すれば彼を傷つけずに済んだかもしれないと思っています。
修繕した家の住人(白ブラウス)と作業仲間の写真、章さん(右端)

最後に、この経験をするまでの自分と今の自分が変わっていることです。人は本当に自分で経験をしなければ感じることができないと思います。ワークキャンプで経験をしたことを人に話すのは本当に難しいと思いました。人は感じ方がそれぞれだから、話すのではなく、自分自身が行って経験をした方がいいと思いました。

私はこのワークキャンプに来てよかったと思っています。自分でわかる変わった部分は、自分の中にあるアメリカに対する偏見が変わりました。最初は怖いなど様々なイメージがあって、それがこのワークキャンプによって、全てが変わりました。本当にこのワークキャンプに参加できてよかったです。出来たらまた、参加したいです。



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2019年8月24日

【ワークキャンプ】同窓会を開催しました

去る8月10日、日本福音ルーテル大岡山教会で「JELAワークキャンプ同窓会~TALK! TALK!! TALK!!!」を開催しました。短い呼びかけ期間にも関わらず、20人の方々が集まってくださいました。

自己紹介を兼ねたゲームで打ち解けたあと、ピザを囲んで歓談のときをもちました。キャンプの思い出を語り合ったり、キャンプで歌われた讃美歌をみんなで歌ったりして、キャンプで与えられた恵みを分かち合いました。


その後、2018年カンボジア・ワークキャンプの参加者(感想文)で、今年からJELAの支援を受けてサンパウロにある日系ブラジル人向けのルーテル教会に派遣されている森一樹さん(「JELA NEWS」第49号p.4参照)からのビデオメッセージを視聴し、さらにテレビ電話で現地とリアルタイムで話をし、ワークキャンプ経験者である森さんの現在の働きについて学ぶことができました。


同窓会の後半では、アメリカ、インド、カンボジアの各ワークキャンプの経験者の中から代表者がそのキャンプでの体験や霊的成長について証をしてくださいました。その後、キャンプの行き先ごとに3グループに分かれ、そのキャンプについて、「参加したことのない人に最も伝えたいこと」を考えるディスカッションの時間をもちました。

最後にディスカッションの内容を各グループが発表し、お互いにキャンプの意義やキャンプを通して得られた成長や意識の変化について知ることのできる機会となりました。


JELAでは今回のようなワークキャンプ同窓会を今後も定期的に開催していく予定です。ワークキャンプ参加経験者の皆さん(スタッフとして参加した方も可)、今後ともぜひご期待ください。




2019年8月23日

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート6(太田 士勇也)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。
今回は、2018年のキャンプにも参加した太田士勇也さんの感想文を掲載します。
 
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太田 士勇也(東京都)




柱用の穴を掘る士勇也さん(左)
僕は今回、自分にとって2回目となるワークキャンプに参加しました。

ワークキャンプ1日目はクルーという作業をする5〜6人のグループとの顔合わせでした。そのクルーの中ではひとりひとり役職が決まっています。僕はそれらの役職の中でも一番英語を使う機会が少なく英語に慣れていない人には最適である、ブレークメイカー(クルーの食糧管理担当者)という役職につこうとしていました。しかし、僕はブレークメイカーになれずに、クオーターマスターというその日に使う工具を準備するという英語に慣れていない僕にとって難易度の高い仕事についてしまいました。僕はブレークメイカーではなくクオーターマスターになってしまい、これから始まるワークキャンプの1週間が不安になりました。

 
ワークキャンプ2日目はクルーでの初作業でした。会ってすぐのアメリカの人たちと一緒に作業をしなければなりませんでした。

僕はクオーターマスターになったことや、英語に慣れていないことから不安でいっぱいでした。しかし、自分から積極的に声をかけたり困ってそうな仲間を助けたりしているうちに、クルーのメンバーが英語が慣れていない僕にも分かりやすいようにゆっくり喋ってくれたり、体で表現してくれたりと優しく接してくれたので、クルーのメンバーと段々と仲良くなることができて、初日の不安が少しずつ安心に変わっていくのを感じました。
電動のこぎりの指導を受ける士勇也さん(左)

ワークキャンプ3日目以降はクルーのメンバーと順調に仕事を進められて冗談を言えるような中にまでなり、クルーがアットホームな感覚がしました。この時自分が抱えていた不安が完全に安心に変わったのを今でも覚えています。

クルーと作業をしているうちにあっという間にワークキャンプの最終日は訪れてしまいます。別れはいつ何時もとても辛いです。しかも、アメリカの友達だけあって次いつ会えるか分からないような状況でとても寂しかったです。
士勇也(後列右から2番目)とクルーの仲間
しかし、神様が僕を国も文化も年齢も違う人クルーのメンバーと僕を出会わせて、仲良くさせてくれたのだから、またどこかで必ず会えると信じてワークキャンプを後にしました。今となってはクルーのメンバーと一緒に作業をした事、毎晩毎晩外に出てクルーのメンバーや他のクルーや友達とバレーをしたり、追いかけっこをしたりと、たくさん遊び、プログラムの時には一緒に考え、一緒に賛美し、たくさんのアメリカの人たちと交流を持ち、大きな経験をできたこと全てが僕の思い出となって、これからの人生の生きる糧になるんだろうなと思いました。

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【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート5(田中 春音)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。
今年は14名の青少年が7月24日~8月6日の日程で、ホームスティをミシガン州で数日間行い、イリノイ州プリンストンでの一週間のキャンプに参加しました。
 

今回は、2017年のキャンプにも参加された田中春音さんの感想文を掲載します。
 
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田中春音(東京都)

私は2年前も参加させていただき、今回2回目のワークキャンプで不安や心配もありましたが、色々な経験と学びがありました。
修理に励む春音さん
 
年前は中学二年生ということもあり、英語が話せず、聞き取れず、会話も続かずに言いたいことも伝えられずにいました。ですが今年は、出来るだけ自分から積極的に話しかけたり、答えを「Yes」や「Yeah」だけではなくて、文章で答えたりすることが出来ました。

クルー(※家の修繕を一緒にするグループ)のメンバーとペンキ塗りとドリルで家の修理をしました。ペンキ塗りは2回目でしたがとても大変でした。ドリルは初めてやったので、すごく難しく感じました。

日本ではボランティアのようなことはやったことがないので良い経験になりました。そして、ボランティアはとても大変なことなんだ、神様に仕えているんだと、この経験を通して感じることが出来ました。また、レジデント(※修繕する家屋の住人)は足が不自由で簡単には歩けない方だったので、とても喜んで下さいました。

木曜日の夜プロ(夜のプログラム)で30分間自分の罪や誤ちなどを十字架の前でお祈りする時間がありました。30分もお祈りした事がありませんでした。神様自身は何もしていないのに私たちの為に十字架に架けられてしまったことを覚えると涙が止まりませんでした。

日本人グループとして、夜のバラエティショーでソーラン節をやることに決まった後、ダンスは得意じゃないけれど、2年前に踊った際に少し覚えていたので、練習は少しスムーズに出来たと思います。しかし、覚えている部分が少なかったので、教えてもらいながら練習しました。本番では練習したことが大成功へと導かれて、終わった後には、キャンパー全員が立って拍手してくれたのがとても嬉しかったです。

最後に、お祈りしていてくださった教会の方々、お世話になったホームステイ先の家族、家の修理を一緒にしたクルーのメンバー、レジデントの方々、キャンプ中も仲良くしてくれた日本人グループ、一緒にいて見守ってくださったJELAのスタッフ、共にいて下さった神様、この二週間色々な方に支えられて、アメリカ・ワークキャンプに参加できたことに感謝します。
クルーと遊ぶ田中さん(中央)

2019年8月22日

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート4(亀谷 愛)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。
今年は14名の青少年が7月24日~8月6日の日程で、ホームスティをミシガン州で数日間行い、イリノイ州プリンストンでの一週間のキャンプに参加しました。

参加者の感想文を掲載します。

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亀谷愛(愛知県)

私は今回のキャンプで様々な事を体験し、たくさんの刺激を受けました。 

ワーク1日目、少しでもクルー(※家の修繕を一緒にするグループ)に悪く思われないように自分は何をすべきなのかを積極的に聞いて、ひたすら作業をしました。2、3日目以降、段々とその他のコミュニケーションもとれるようになりクルーともジョークで笑い合えるような仲にもなれました。

ワークキャンプに参加して、自分自身が変わった点は自分で実感できるものだけでもいくつかありますが、その中でも特に大きかったのが「イエス・キリストを信じるということへの自信」の変化です。 

お昼のデボーション(※分かち合いの時間)で、「みんなの地元でゴッドサイティング(※神様の存在を感じた出来事のこと)を気軽にシェアできそうなのは誰ですか。」という問いかけがありました。その時に、クルーの同世代のアメリカの子達は次々に挙げていました。学校の友達、習い事の友達...私はその時に、アメリカと日本のクリスチャンの割合の圧倒的違いに改めて気づかされました。そのデボーションの時間を使って、クルーに日本の宗教のことやアメリカとのクリスチャンの割合の違いを説明するとみんな驚いた表情をしていました。クルーの男の子が「周りにクリスチャンも少なくて、宗教の都合もあまり通らないのに、それでもイエス・キリストを信じているのは、あなたが神様からハンパなく追い求められてるからなんだよ」って「relentless」(ハンパない)を使って、私に話してくれました。
クルーの食糧を集める愛さん(右)
今までイエス・キリストを信じている事に自信が無かったわけではないけれど、沢山の人の中から私を選んで教会に繋げてくれていること、ワークキャンプに参加するように導いてくれていること、アメリカのクリスチャンの子の考えを私に与えてくれていること、私の事をきちんと見てくれて正しい道に向くようにしてくれていることにとても安心しました。

初めての海外、初めてのワークキャンプで、不安と緊張でいっぱいでしたが、自分なりに工夫をしてたくさんの友達を作り、たくさんの経験をし、とても濃い1週間になりました。
愛さん(後列右端)とクルー仲間

最後に、貴重な経験をさせてくださったJELAの方々、引率ポールさん、玲子さん、恵美さん、日本人メンバー、現地でお世話になった方々、キャンプを覚えてお祈りしてくださった方々、常に隣にいてくださった神様に感謝します。

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【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート3(船山 真希)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

今年は14名の青少年が7月24日~8月6日の日程で、ホームスティをミシガン州で数日間行い、イリノイ州プリンストンでの一週間のキャンプに参加しました。

参加者の感想文を掲載します。


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船山真希(東京都)

私がワークキャンプを通して学んだことは5つあります。


一つ目はアメリカ人の魅力です。アメリカ人はとてもフレンドリーで励ますのが上手だなと感じました。ワークキャンプが始まる前は、英語が話せないので、とても不安でした。でも、実際にワークキャンプに行ってみると、興味を持って話し掛けてくれる子や、英語が話せない私のためにゆっくり話してくれる子に囲まれていました。ワーク中も、仕事の内容がわからなかったり、ブレイクメイカー(※飲み物と食糧係り)の役割が果たせなかったりして、たくさん迷惑をかけました。それでも、「イッツオーケー」や「グッジョブ」と言ってクルー (※家の修繕を一緒にするグループ)が励ましてくれました。

二つ目は、一生懸命に物事に取り組む大切さです。自分はあまり英語が話せないけど、一生懸命仕事をしたり、英語を理解して話そうとしたりする姿を見たクルーが「グッジョブ」と言ってくれたことがきっかけでいろんな人と仲良くなれました。だから、一生懸命物事に取り組めば、周りの人がそれを見てくれて評価してくれると思いました。

三つめは笑顔の大切さです。ワーク中にクルーがいろんな言葉をかけてくれる中で、自分の知っている言葉だけでは表せない感謝やうれしさを自分が笑顔になることで伝えることができました。自分が笑顔になったら、クルーのみんなも笑顔になってくれるのがとてもうれしかったです。その時、笑顔は言葉以上に気持ちを伝えることができると思いました。
笑顔の真希さん(左)、仲間と休憩の一時

四つ目は、神様の存在です。私は四日目の夜プロ(※夜のプログラム)が忘れられません。30分間のお祈りの間、ワークキャンプでの日々を思い返していました。声をかけてくれる子がいること、昼のデボーション(※分かち合いの時間)ではじめは答えられなくても、次の日には答えられるようになったこと、最高のクルーのメンバーに囲まれていること。少し神様に思いを巡らせれば、神様のたくさんの愛があることに感動しました。また、十字架の前でひざまずいてお祈りしたら、心がなぜだかとてもすっきりしました。それは、神様が自分の罪を拭い去って下さったからだと思います。今回、夜プロで神様の愛を感じることができたから、これからも、自分でお祈りする時間を作っていきたいと思いました。

五つ目は、英語力です。今回、もっと英語ができたら、ワークキャンプの内容を理解できたと思います。しかし、今回はしおりや夜プロでの内容を自分の力で理解することができなかったのが、悔しかったし、もどかしかったです。だから、次回は、もっと英語力を高めて、臨みたいです。
クルーの仲間(真希さん右から2番目)

2019年8月21日

【続・信仰書あれこれ】かけがえのない一冊


昨年の3月に「一冊だけ手もとに置けるとしたら」という題で、『聖書のことば』(宮本武之助著) をとりあげました。同じ質問を今、自らに問うなら、躊躇なく『ローマ書講解説教~Ⅲ』(竹森満佐一著、1962~72年、新教出版社) を挙げるでしょう。

今年の1~5月に、十種類近くある竹森氏の講解説教を順番に読了し、6月から再び、『ローマ書』に目を通しています。信仰書に限らず、読んでから数か月後に同じ本を再読するのは、私には初めての経験です。

本書は、日本基督教団・吉祥寺教会で竹森牧師が何年かにわたって行った礼拝説教を信徒が忠実にメモし、その記録を書籍化したものです。キリストの福音をまっすぐに伝えようとする著者の情熱が伝わってくる名説教集です。

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以下に、本書の二つの分冊から、律法・割礼・洗礼と神の福音との関係に触れた箇所を一部ご紹介します。

<第一分冊> ローマ書3章1~8節
  • 神がまったく自由に、御自身のお考えからユダヤ人に律法をお与えになったのであります。ところがそのことが、何か自分の特権のように思って、それに対する責任はあまり考えなくなったということです。……律法を受けたことが特権であるのなら、これを謙遜に受けて、その恵みを知るべきであったのに、そうはしないで、それをただ自分の誇りの材料にしたことに問題があるのであります。律法や割礼が与えられたのに何の役にも立たないのか、とまるでそれが神の責任であるように言うわけであります。(中略)このようなことは、今日の信仰者の場合も起こりうることであります。キリスト教の信者でも、信仰が弱くなるといろいろな点で不平を言うようになって、「洗礼を受けても、自分は少しも変わりはしない」というような愚かなことを、得意そうに話したりするものであります。……自分の方に用意しておくべき信仰のことは忘れてしまって、洗礼を受けたのだから神は何とかしてくれそうなものではないか、というような、まるでふてくされて居直ったような言い方であります。……これらすべてのことに共通なことは、神の約束ということであります。律法であれ割礼であれ洗礼であれ、それらを生かすものは神の約束であります。神が救いの約束をしてくださったからこそ、これらのことは意味があるわけであります。その約束の内容は、約束する者が定めるのであります。それを受ける者が、これを信仰を持って受け、これを恵みとして受けるのでなかったなら、全く空しくなることは、イスラエルの長い歴史が証明しているとおりであります。そして、今日の信仰者の生活の中でも、絶えず経験していることであります。(242~44頁)

<第二分冊> ローマ書4章9~12節
  • 洗礼は何のためにあるのでしょうか。割礼を受けると同じような意味で、洗礼さえ受ければ救いは受けられる、と考えるのは間違いでしょう。洗礼は、ここの言葉で言えば「信仰によって受けた義の証印」<11節>でありましょう。キリストの恵みを受けたことが確認されるのであります。しかし、もしそれが内容を失ったらどうでしょうか。信仰が忘れられて、洗礼を受けているから自分はアブラハムの子である、と考えたらどうでしょうか。そうなれば、洗礼も割礼と同じように我々に益をもたらすことはなく、かえって害を与えることになりましょう。我々を支える信仰が日ごとに新しいものとなる時に、洗礼は、神の確かな契約のしるしとなるのであります。(48頁)

本書は現在、少し値が張るものの、オンデマンド版として入手できます。各説教の冒頭には、とりあげる聖書箇所の言葉がすべて記されていて、電車内で立って読書することの多い私には、とてもありがたい作りです。

JELA理事
森川 博己

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