2019/08/30

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート13(穂積 愛理)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。 
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穂積 愛理(愛知県)

私がワークキャンプで学んだ事は二つあります。

一つ目は仲間と支え合うことの大切さです。私のグループはポーチ(※縁側、ベランダ)を作りました。木を切ったり、釘を打ったりとやることすべてが初めてで戸惑いや、器具に対する恐れがとてもありました。しかし、クルー(※一緒に修繕をするグループ)のメンバーがお手本を見せてくれたり、コツやポイントを教えてくれたり、励ましの言葉をかけてくれました。そのため勇気を出してトライすることができ、作業を終えるたびに褒めてくれて自信を持つことができました。また、お互いで声を掛け合うことにより始め少し距離があったものの、だんだん距離が縮まりとても仲良くなることができました。

クルーだけでなく、日本人メンバーとの間でもお互いわからないことを助け合い、その日大変だったことや、不安なことなどを相談し、安心感のある憩いの場を作ることができました。仲間と支え合うことは、達成感を分かちあえるだけでなく、信頼関係やたくさんの人との出会いを生み出してくれる素敵なものであることに気づきました。

クルーメンバーと作業をする愛理さん(右)


二つ目は異文化交流についてです。国籍も違えば言語や生活文化も違う。そんな人と一週間共に生活することはできるのだろうかととても不安に思っていました。いざ過ごしてみると、始めは言葉の壁がありましたが相手も言葉を理解しようと一生懸命頑張ってくれたお陰で壁もなくなりました。さらにたくさんの人が日本語を聞いてくれたり、夜のバレーボールでは日本語で数を数えたり、夜プロ(※夜のプログラム)でも日本語が所々使われたり、みんなが日本人を歓迎してくれたことに感動しました。

異文化交流とはただ異文化に触れるだけでなく、異文化の仲間と出会い共にする中で知ることができ、互いに求めあって成り立つものである事に気づきました。また、異文化交流の素晴らしさ、ありがたみを強く感じました。

愛理さん(左から2番目)とクルー仲間

さらに、私は学んだ事以外に大切なものを得ることができました。それは神様との出会いです。高校生になってクリスチャンの高校に入りキリスト教と出会いました。学校の課題のために月一回教会に通い始めたのがきっかけで少し興味が芽生えました。

それから、ずっと一歩踏み出せずに時が過ぎ、ワークキャンプを迎えました。毎日クルーの仲間や、クリスチャンの仲間と神様について考えていく中で、さまざまな神様との向き合い方を知りました。木曜日の夜プロでなぜか神様を自分から求め、これから求め、学んでいこうと決心をしました。