JELAインド・ワークキャンプ2026が、2月10日〜20日の日程で開催され、日本全国から集った9名の学生が参加しました。今回もマハラシュトラ州ジャムケド市にある、医療福祉施設「Comprehensive Rural Health Project (=CRHP)」を訪れ、施設内の工房での義足作りや、施設修繕、菜園整備などのボランティアワークを行いました。
【インド・ワークキャンプ2026】10日間のキャンプがスタート! 羽田空港に全員集合!!
チャプレンとして、日本福音ルーテル蒲田・横須賀教会の市原悠史 牧師も参加し、毎日の終わりに聖書の御言葉を通して1日を振り返り、感じたことや気づいたことを分かち合う「ディボーション」を行いました。
キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載します!
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綺麗好き代表の日本に住む私にとって、インドはまさに「衝撃旅」そのものでした。空気、街並み、トイレ、車道。そのすべてがこれまでの常識を揺さぶるものでした。そんな10日間のなかで、私の価値観に大きな影響を与えた三つの出来事を紹介します。
西川さん(右)と現地の子ども
まず人が優しすぎる!休憩のたびにチャイを振る舞ってくれたり、義足づくりで不器用な私を笑顔で手伝ってくれたりと、インドの方々は驚くほど寛大でした。その姿から、心に余裕があるからこそ他者に優しくできるのだということを学びました。「まあいいか〜」と受け流せる強さは、決して無責任さではなく、包容力なのだと気づかされました。就職活動やアルバイト、試験などで常に余裕を失っていた私にとって、「もっとフラットに物事を捉えていい」という視点を与えてくれたのが、彼らの優しさでした。
二つ目は、義足づくりを通じて出会った青年との経験です。私より一歳年上の彼は、左足を失っていました。その日は数分間リハビリを手伝っただけでしたが、後に彼が「人間の尊厳を取り戻せた」と語っていたと聞きました。労働が生活の基盤である社会において足を失うことは、自らの価値を失うことに等しいと感じていたのだと思います。一方、日本では保険制度が整い、最先端技術による義足が存在します。その環境のありがたさに目を向けなければいけないと感じました。義足の贈呈式の日、数分のリハビリを手伝った学生の一人なんて覚えていないだろうと思っていました。しかし目が合うと手を振り、写真を撮ろうと声をかけてくれました。笑顔で友人のバイクに乗り去っていく姿を見たとき、自然と涙があふれました。後に職人の方から、彼が二度自殺未遂を経験していたと聞きました。だからこそ、あの瞬間に立ち会えたことの重みを強く感じました。実は私は、英語に自信がなく、彼に話しかけることを躊躇していました。しかし勇気を出して話しかけたからこそ、彼との出会いがあり、彼との出会いのおかげで、1つ1つの瞬間を大事にすることを学べたと感じています。
西川さん(左から3番目)と義足の青年(右隣)
三つ目は、毎日の締めくくりに行われる「ディボーション」です。クリスチャンではない私が参加できるのか不安もありましたが、キャンプメンバーの温かい雰囲気のおかげで、自然体で言葉を紡ぐことができました。(みんなありがとう♡)日中の活動で感じたことを言語化し、共有する時間は、思考を整理し、自分の視野が確実に広がっていることを実感させてくれました。同じ体験をしても、印象に残る点や解釈は人それぞれ異なります。「自分ならどう感じただろうか」「なぜこの人はそう考えたのか」と問い続けることで、物事を多角的に捉える力が養われたと感じています。
ボランティアとして赴いたはずの私でしたが、実際には助けられることの方がはるかに多い10日間でした。この経験は、時間の経過とともに薄れてしまうかもしれません。だからこそ、今こうして言葉に残し、自分自身が何度も立ち返れる指針としたいと考えています。そしてこの記録が、誰かにとってインドの現状を知るきっかけや、新たな視点を持つ第一歩となれば幸いです。価値観を覆すのではなく、「こんな考え方もある」と心に留めてもらえることを願っています。
西川さん(中央)と参加者メンバーたち
最後に、この10日間を支えてくださったCRHPの皆さま、そして志を共にしたキャンプメンバーに本当に感謝しています!同じ志を持ってボランティアに挑めたことは私にとってかけがえのない経験になりました!本当にありがとうございました!みんな大好き!
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JELAはワークキャンプを通して、日本と世界の平和のために貢献する人=「奉仕者」の育成を目指しています。この奉仕者育成にご賛同いただけましたらぜひご支援いただけますと幸いです。


















































