2022/09/15

【難民支援】入管収容者の支援活動を行っている牧師先生がJELAを訪問

日本基督教団原町田教会で牧師を務めるかたわら、定期的に入管収容施設に赴き、被収容者の支援活動を行っている宮島牧人牧師が、JELAを訪問してくださいました。

宮島先生は、出入国在留管理庁・東日本入国管理センターが所在する茨城県牛久市の教会に赴任したことをきっかけに、2009年から被収容者の支援を始め、東京都町田市に異動してからも東京出入国在留管理局で支援活動を継続なさっています。

活動内容は、被収容者との面会や差し入れの提供、仮放免希望者の支援(身元保証人等)で、休日を利用して月2回ほど通われているとのことです。長年にわたり多くの時間や金銭を使い活動を継続している先生のお働きに感服するとともに、入管行政の課題や被収容者の処遇の問題を深く憂慮し、草の根の取り組みを続ける先生の信念に大きく刺激を受けました。

JELA1階ホールにある「旅をしていたときに宿を貸し」(マタイ25:35)を表すステンドグラスの前で
宮島牧師は中央

JELAでは、難民シェルター事業の中で、収容代替措置(ATD)と呼ばれる取り組みに協力する形で、元々収容されていて仮放免となった人にご入居いただく等の支援を行っています。入管施設での支援は実施していませんが、宮島先生によると、被収容者の中には日本語学習に興味があるという人が多いとのことで、JELAがこれまで行ってきた日本語ボランティア派遣のノウハウを活かすことができるかもしれません。

今後もJELAは、様々な個人・団体との連携を更に深めつつ、日本で必要とされる難民支援を続けてまいります。

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