2017/06/07

【ブラジルAMILUだより】子どもたちの将来のために

サンパウロ教会の徳弘浩隆牧師より届いた5月のお便り「その二」をご紹介します。
最初の記事はこちらです。) 

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日系の教会がブラジルの貧しい地域の方々のために行っているこの働き(子どものための音楽ミニストリー)では、日本式のあいさつの仕方なども取り入れて、保護者の方々にも好評です。子どもたちも、音楽のリズム感がよくなったり楽譜が読めるようになり、歌や演奏も少しずつ上手になって、楽しそうに通う子どもたちに保護者の皆さんもうれしそうです。
ダンスの練習に励む子どもたち
一学期は6月末までで、教会ではブラジルの6月のお祭りFesta Junina(フェスタ・ジュニーナ)のお祝いの一環として、音楽の発表会もする予定です。幼児たちの歌は、今回は「おもちゃのチャチャチャ」。2年前に、AMILU立ち上げを手伝っていただいた、元JICAボランティアでブラジル在住の、高校音楽教師のあゆ子先生に依頼して、この曲をポルトガル語に訳してもらい、子どもたちと練習しています。
 
熱心に音楽のビデオを観賞
音楽だけではなくて、音楽を通して、子どもたちに集中力や行儀を身に着けてもらい、自信をもって生きていくすべを学んでほしいと思っています。15歳を過ぎると放課後などに悪友たちとつるんで、青少年の非行やお酒や麻薬、窃盗や望まない妊娠などが地域に蔓延しています。「子どもたちを救ってあげられるのは、まだ素直な今のうちですよね」とのボランティアの日本人の一言が心に響きました。今後も、学童保育のようなことに広げて、もっと続けていきたいと、みんなで語り合っています。
音楽レッスンの合間のおやつタイム
気がつけば、音楽教室だけではなく、頭も心も体もたましいも、総合的に子どもたちや地域の人々へ奉仕するセンターになりつつあります。さて、神様のご計画はいかがでしょうか。どうぞ、皆様もお祈りにおぼえ、ご支援をよろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。
  (徳弘浩隆・由美子)


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