去年の11月に来日した短期宣教師の一人、カイリー・ホワイトヘッドさんが熊本に赴任し、東京と熊本での数か月を振り返って便りをくださいました。
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カイリ―さん代々木公園にて |
東京での2ヶ月の研修期間は、まるで夢の中にいるようでした。ですから、まぶしい大都会を発ち熊本に降り立ったときは、ちょうど夢から覚めたような感覚でした。もちろん夢なんかではないけれど。東京ではよく散歩しました。そして、しょっちゅう道に迷いました(迷い込まなければ到底見つけられないような場所に運良く偶然たどり着いた、という嬉しい迷子)。日本、タイ、インドといろんな国々の料理を楽しみました。メキシコ料理のお店も日本にあるんですね。
私の日本語はまだまだです。初めは日常のこともうまくできなくて、もどかしくもありました。家族に手紙を書いて郵便局へ持って行っても、局員の言っていることがわからないのです。
成田空港に到着する前、私が知っていた日本語はたったの二語。ある歌にあった言葉、「ドモ アリガト、ミスター・ロボット」だけだったのに、それを思うと今は本当に上達したんだなと、思うようにしています。今ではレストランで注文できるし、「寒いですね」と、お天気の話題を話せるようになりました。郵便局への道順を尋ねることもできます。ひらがなも、ゆっくりですが着実にわかるようになってきました。
日本語の基礎を教えてくれた日本語クラスは大きな体験でした。課題はまだたくさんあります。発音が難しいです。間違えることを気にしてしまいます。それと時々なのですが、日本語を話そうとしているのに、なぜか思わずスペイン語とかイタリア語をしゃべってしまったりします。
カイリ―さんが日本語クラスで使っていた教材等 |
1月7日に熊本へ移動して、オリエンテーションと授業参観が始まりました。熊本で教壇に立つのが今からとても楽しみです。これから生徒たちに英語を教えるのですが、こうした経験がきっと役に立つと思っているので、貴重な体験として大切にしたいと思います。
カイリー・ホワイトヘッド