2016/03/11

【ブラジル子ども支援】AMILUだより

サンパウロ教会の徳弘浩隆牧師より便りが届きました。現地の音楽ミニストリー(AMILU)の一環として、一日音楽教室が開催れた時の模様です。

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一日音楽教室開催!
しばらくの「夏休み」※1が終わり、AMILUが再開しました。今学期のはじめは、Melo先生に一日音楽教室を企画してもらいました。ただ覚えるのではなくて、簡単でいいから(簡単なほうがいいから)、楽譜の読み方や発声法などを一緒に勉強してほしかったからです。ブラジルの子どもたちは今の義務教育では音楽がありませんし、音符記号の意味、高さや長さ、また、自分のパートはどこを読んで、どこで繰り返すとか、わかっていません。大人でも、むかし音楽を習った人以外は、しばらく練習をした後でも、実はどこを歌っているのかわからずについてきていた、なんてこともあるのがブラジルです。恥ずかしがらずに、初めてのことなのでと、みんな一緒に説明してもらいました。そして、音の高さと低さ、声の大きさと小ささ、テンポ、腹式呼吸、発声練習なども体を動かしながら楽しくやりました。リコーダーがだいぶん上手になった子も、楽譜の読み方をもっと勉強できて楽しそうでした。(※1:ブラジルの夏季は12月から2月です。)
参加者を指導するMelo牧師(中央)

音楽を体で表現する参加者たち
ギターの講座には、サンパウロ市の隣のマウア市にあるカザマテウスというIECLB(ブラジル・ルーテル告白福音ルーテル教会)の地域子ども支援センターでギターを教えている青年が来てくれました。去年の10月の私たちの教会創立50周年の折に、日本から来られたJELCの方々やJELAのポールさんと一緒に訪ねたところです。私も知り合いになっていた先生と再会を喜び、彼の指導で、35年ぶりにギターを弾いてみました。
ギターの指導を受ける徳弘牧師(中央)
昼食はブラジルらしくシュラスコ。今日は簡単にエスペチーニョ(くし刺し)です。ひと休みの後、午後は合唱、リコーダー、そしてギターと別れて練習。その後、合わせて発表会。最後は「終了証」を一人ずつもらい、記念撮影。
一日音楽教室に参加した皆さんと記念撮影
子どもたちは二人、あとは大人の音楽教室や聖歌隊のメンバー、そして教会に普段来ない方も、誘われて参加。礼拝にバスで2時間かけてこられるご婦人二人は、土曜の音楽講座が終わってから家に帰ると大変だからと、教会のゲストハウスに泊まって、翌日の礼拝と昼食会、バザーのためのお手伝いにと、丸二日を教会で過ごされた方も。楽しい音楽教室でした。(徳弘浩隆)

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