2018年1月19日金曜日

【信仰書あれこれ】信仰生活の原点に返る

私は一般信徒ですが、説教の準備・仕方、あるいは牧会のあり方などについて書かれた本を読むのが好きです。中でも特に有益だと感じている一冊、ユージン・ピーターソン著『牧会者の神学―祈り・聖書理解・霊的導き―』(越川弘英訳、1997年、日本基督教団出版局)をご紹介します。

本書の意義については、神学者・加藤常昭氏による帯文に要領よく記されているので、全文を引用します。
「10年前(*1987年)、刊行されたばかりの原著に触れ、激しく心を揺さぶられて以来、待ち焦がれていた訳書が、しかもすぐれた訳で刊行された。とても嬉しい。牧師職の霊的刷新を提案し、キリストの教会の霊的再生を願い、神学的洞察と実践的提案をする、著者の名声を確立した稀に見る画期的著書である。日本のキリスト教会もまた今、切実に再生を必要とする。牧師・信徒ひとしく本書の批判に身をさらし、その指し示す道に生きてほしいと切望する。」

統計上、日本のクリスチャン人口は1%(礼拝の定期的出席者数は、それ以下)とよく言われますが、私はむしろ、この本を読んで「そのとおりだ」と言える人がどれだけいるのか、ということの方が大切ではないかと思います。信仰の原点を見つめ直したり、これから神学校で学ぼうとする人に勧めたい本です。

最後にひとこと。数年前に米国ミネソタ州のルター神学校を訪れました。校内の書籍売り場には人気の高いキリスト教著作家の作品コーナーが設けられていて、ヘンリ・ナウエンC・S・ルイスと並んでユージン・ピーターソンのコーナーもありました。彼の作品が日本で数冊しか訳されていないのが不思議です。

JELA事務局長
森川 博己

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2018年1月18日木曜日

【難民支援】ジェラハウスの建て替えをご支援いただけませんか

建て替え予定のジェラハウス
このたび、2棟あるジェラハウスの古いほうを建て替えることになりました。築45年の木造住宅で老朽化が進んでいます。建て替え後は、より居住性が高く部屋数の多い、耐震構造を備えた建物に生まれ変わります。完成は今秋の予定です。

JELAは難民支援事業を1984年に開始しました。支援内容を模索する中で、難民申請者の方々が無償で安心して利用できる住居が必要であるとの認識に至り、都内の中古アパートを購入し、91年から難民シェルター「ジェラハウス」として運営を開始しました。2011年に2棟目を購入し、両者をフル稼働させながら現在に至っています。

毎年の利用者は、約40~50名(延べ人数。出身国は、アフリカやアジアの十数か国)。四半世紀にわたり、常に満室状態で難民申請者の方々に貸し出しを行ってまいりました。

利用者は、難民支援NGO、国連難民高等弁務官駐日事務所(UNHCR)、公益財団法人アジア福祉教育財団 難民事業本部(RHQ)などからご紹介いただいた方々です。

難民シェルターの提供は、難民の方が日本の大学などで学ぶための奨学金の提供とともに、JELA難民支援事業の大きな柱です。

この4月から始まる建て替え工事の進展をおぼえてお祈りいただけると幸いです。また、この建て替え費用のためにご寄付をいただけますと、誠にありがたく存じます。

寄付の方法は以下をご覧ください。


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【寄付の方法】
  • 払込取扱票 ― 弊社団ニュースレター「JELA NEWS」などに添付されているJELA所定の払込取扱票お持ちの方は、ご寄付の目的を記す欄に「ジェラハウス改築支援」と書いていただき、払込・振替をお願いいたします。
    • それ以外の用紙をご利用の場合は、通信欄に「ジェラハウス改築支援」とお書き添えください。払込・振替先は以下です。
      番号  : 00140-0-669206
      加入者名: 日本福音ルーテル社団
  • クレジットカード ― Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubのいずれかのクレジットカードをお持ちの方は、こちらのウェブページからご寄付いただけます。”寄付の種類”を選ぶ項目で「ジェラハウス改築支援」を選択してください。
  • 銀行振込 ― 振込依頼人の名義を「カイチク+ご氏名」とし、以下の口座にお振込ください。
    • 横浜銀行 恵比寿支店(店番907)
      普通口座 番号6002037
      名義:一般社団法人日本福音ルーテル社団
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2018年1月16日火曜日

【難民支援】ジェラハウスに住む家族から感謝の手紙

年明けに、ジェラハウスに住む難民のご家族(お母さんと子ども二人)から、JELAの支援に対する感謝のお便りが届きました。

お母さんは英語で、子どもたちは靴下の絵(クリスマスシーズンのイメージでしょうか)の中に日本語でメッセージを書いてくださっています。

お母さんのメッセージは、以下のような内容です(敷衍訳=JELA事務局)。

「年末年始のお休みを満喫されたことかと思います。広く温かいお心から、私たち家族をジェラハウスに住まわせてくださり、ありがとうございます。去年の夏に連れて行ってもらったサマーランドは本当によかったです。子どもたちはとても楽しい思いをし、今でもその事をよく話します。12月にJELAのホールであったクリスマスパーティもすばらしかった。皆さんは確かに神様が天から送ってくださった方々です。神様が皆さんのような人々を用いて、私たちのような貧しい者の心にふれるようにしてくださることをありがたく思っています。神様が皆様のお働きを祝福してくださいますように。JELAの皆様お一人お一人を愛しています。ありがとうございます。」

このようなお手紙を頂き、シェルター提供を軸とするJELAの難民支援事業が人々の役に立っていることを嬉しく感じるとともに、今後も日本に庇護を求める人々の助けになる働きを地道に粘り強く続けていこうと改めて思わされます。 

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2018年1月15日月曜日

【信仰書あれこれ】生活を変えるデボーションと小さな勇気

毎年、1月からデボーションの本を新しくすることにしています。デボーションはキリスト教的には、「日々、時を定めて神の前に自らのこころ、たましいを静める営み」(ウィキベデアの定義)のことで、以下は、それを助けるための本の話です。

この種の本は何種類もありますが、今日ご紹介したいのは、元旦から読み始めた、エミー・カーマイケル著『日毎の霊想 主の道を行かせてください』(湖浜馨訳、いのちのことば社、1989年)です。

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一日分が一頁、短い聖書個所と、そこを霊的にとらえた著者の言葉からなっています。その日の箇所を静かにゆっくりと、コーヒーをすすりながら読むのが私の朝の日課です。

1月13日の記述の一部が特別に心に響き、教会手帳の表紙裏に書きとめました。こうすると、日々のスケジュールを確認するたびに読み返せるのです。写したのは次の文章。

「私が親切にしてあげられる人がいないだろうか。私が神のいつくしみを示してあげられる人がいないだろうか。慈愛に満ちた神よ、どのようにしてあなたのいつくしみを示したらいいのか教えてください」。

不思議なことですが、それからすぐ、この部分に重なる実践ができました。

以前から通勤のバス停で見かける男の子が気になっていました。所作や表情は子どもっぽいものの、体格や髭の伸び具合からすると二十代に見えます。彼はおとなしく、私も人見知りをするたちなので、何度もバス停で顔を合わせながら、言葉を交わしたことがありませんでした……何年も。

カーマイケルの言葉を手帳に記した日の朝、バス停に向かうと彼がいたので、勇気を奮って話しかけました。にこにこした顔で返事が返ってきたではありませんか。何らかの障がいのためか、意思疎通は簡単ではないのですが、仕事場(作業所?)に行くところらしいことはわかりました。

今朝も彼に会い、この前よりも話が弾みました。バッグから飴を取り出して一つ分けてくれさえしました。「もう友達だね」ということでしょう。終点の武蔵境駅で、「おじさん仕事行くの? えらいね」とほめられたお返しに、「がんばってね」と彼にも声をかけました。以前に比べ、彼の歩く姿に明るさがましたような気がします。

カーマイケルの本を読んでなかったらこの展開が起こりえたか、私にはわかりません。しかし、今はワクワクした毎日を神に感謝しています。新しい出会いが生まれるには少しの勇気があればよいのだ、という事実を久しぶりに体験しました。その前は……三十数年前に今のワイフにプロポーズした時だったような気がします。

皆さんの新しい出会い、ワクワクする出来事についても、メールや郵便でお知らせいただけると幸いです。ご自分が使っていらっしゃるデボーションの本の感想も大歓迎です。

JELA事務局長
森川 博己

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2018年1月10日水曜日

【信仰書あれこれ】祈りへの気づき

きょうは、「とりなしの祈り」(ほかの人のための祈り)の重要性を再認識させられることになった本、『ウィリアム・ローの キリスト者の聖潔』(マービン・D・ヒンテン編、棚瀬多喜雄訳、1988年、いのちのことば社)をご紹介します。


原著『敬虔にして聖なる生活への召し』(英文題の直訳)は、18世紀にウィリアム・ローが著した13万字の大著ですが、これからご紹介する本は、編者ヒンテンが原著の精髄を2万語にまとめたものを和訳したものです。

原著は出版当時、メソジスト運動の創始者ジョン・ウェスレーと詩人サムエル・ジョンソンという高名な二人のキリスト者に多大な影響を与えたと言われています。『ナルニア国物語』で知られ、キリスト教護教家としても著名なC・S・ルイスもこの本から大きな影響を受けたようです。

以下は、今年の正月休みに、この本から私が気づかされた事柄です。

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JELAのような組織にいると、今年は寄付が多かったとか、ニュースレターホームページで情報をたくさん提供しているのに、思ったほど寄付が集まらないとか、ともすれば寄付の額に目がいきがちです。寄付は自分たちの事業活動の原資ですから、その額が気になるのは当然なのですが、問題は、それを気にするあまり、大切なことを忘れていないか、ということです。

日本や世界で困窮している人をJELAが支援するにあたって、あるいは必要とされる支援が可能となるために、どれだけ多くの方々の祈りが自分たちの背後にあるか、常にそれを意識してきただろうか――次の個所を読んでいる時、私はそんな思いにとらわれました。

「……神はみんなが同じように幸福に至ることができるように、幸せの源(神ご自身)への道を備えてくださいました。(中略)とりなしの祈りについて考えると、私たちの愛の表現としての行為そのものは、時とお金とエネルギーの点で制約があります。具体的な物による援助は、ほんのわずかな人たちに及ぼすことができるだけです。けれども祈りを通して、私たちは無限の力を持つことになります。もしできれば実行したいと願っている愛のわざを、(とりなしの祈りを通して)神は私たち自身のわざとしてくださるからです。私たちは地球上の病人全部の世話をすることはできません。貧しい人たちをみんな助けるとか、悩みの中にいる人たちを一人残らず慰めることもできません。けれども、その人たちのために祈ることはできます。そして、そのように祈る者を、良いわざを行うものとして神は認めてくださるのです。……」(同書89~90頁)

誤解しないでいただきたいのは、上のように書いてあるからと言って、祈りさえあれば寄付などいらない、ということではありません。寄付も大事なのですが、それと同時に、いやそれ以上に、JELAの活動のために、JELAの働き人のために、そして支援を受ける一人ひとりの困窮者のために、祈りを捧げてくださる人が必要だということ、その数・量・力をもっと意識すべきだと言いたいのです。

祈りに意識的に関わる、これが私の今年の目標です。この一年、形式的でない真の祈りを、つまり、神との真の交わりを、より確かなものにしたいと考える次第です。

JELA事務局長
森川 博己

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【ブラジル子ども支援】メロ牧師の日本研修だより(7)

ブラジル・サンパウロ教会のメロ牧師が2017年5月下旬から岐阜県大垣市に滞在し、日本語・日本文化を研修中です。この日本語レッスンの費用全額をJELAが支援しています。今回は12月の報告です。

*以下は、メロ牧師によるポルトガル語をJELA関係者が一部補足し、和訳したものです。
**日本研修だよりバックナンバー ⇒ (1)(2)(3)(4)(5)(6)

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今回の研修を可能にしてくださった、親愛なる日本の兄弟姉妹の皆様に心からのお礼を申し上げます。

来日して半年あまりが驚くほど速く過ぎました。いま私は、ブラジルへの帰国の準備を始めています。日本のルーテル教会で与えられた、そして現在なお継続して備えられている、すべての出会いと知識と経験を、サンパウロ教会の兄弟姉妹と分かち合い、牧師としての良い働きができるように、大切に宝として守っていきたいと思っています。

日本の教会で礼拝や諸集会に参加し、また歴史的な場所を訪ねたことで、日本の長い伝統を知ると同時に、この伝統が教会の中に深く浸透していることを体験できたのは大きな喜びです。
日本を満喫したメロ牧師

2月下旬にはブラジルに帰りますが、その前に、東海以外の教区を訪問して礼拝奉仕のお手伝いをしたり、東京のJELC本部、JELA、神学校にも足を運んで、ご挨拶をしたく思っています。

12月は主イエス様のお誕生を覚えるときです。世界中のキリスト教会がクリスマスをお祝いし、神様が、イエス様という最大級の贈り物を通して私たちに神様の愛を示してくださることを覚えます。5月からずっと私が所属しているルーテル大垣教会でもクリスマス礼拝と祝会がありました。洗礼式もあり、信仰の証しの場に同席する幸いを感謝しました。

クリスマス礼拝での洗礼式、ルーテル大垣教会にて
日本語の勉強も12月で終了しました。与えられた知識と学びの機会に心から感謝します。レッスンは100回を数えました。途中、博物館に行ったり大相撲を観戦する機会もあり有意義でした。このレッスン費用のすべてを負担してくださったJELAに感謝します。

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【関連リンク】




2018年1月5日金曜日

【信仰書あれこれ】将棋からキリストの福音を考える

新年あけましておめでとうございます!

2017年に颯爽と登場した将棋界のプリンス、藤井聡太君の活躍は今年も続くことでしょう。そこで今日は、将棋を題材にキリストの福音を語る本、『聖書将棋談議』(相沢良一著、2000年、黒潮社。*アマゾン検索では見つからない本)をとりあげます。著者は牧師で、健在なら2017年で百歳です。

全部で87の短文からなり、以下は、「捨てる」と題された一編です。引用聖書は口語訳。◆は段落の初めを示し、読みやすさの観点から表記もごく一部を変更しました。



◇◆◇


◆手がゆき詰まった時、思い切ってあの駒、この駒を捨ててみて、起死回生の妙手を発見することがよくあるものだ。駒を惜しんでいるあいだは、将棋は強くなれない。大駒を惜しげもなく捨てることができるようになったら、しめたもの。◆このことは、何も将棋に限らない。人生には「身を捨てて浮かぶ瀬もあれ」である。◆使徒パウロは“しかし、私にとって益であったこれらのものを、キリストのゆえに損と思うようになった。私は、さらに進んで、私の主キリスト・イエスを知る知識の絶大な価値のゆえに、いっさいのものを損と思っている。キリストのゆえに、私はすべてを失ったが、それらのものを、ふん土のように思っている”(ピリピ人への手紙3:7~8)と述べている。◆パウロにとって“益であったこれらのもの”とは、彼が身につけていた地位であり、名誉であり、学問であり、財産であったのである。◆パウロはキリストのゆえに、それらを損、すなわち無用の長物と思い、さらに、それらをいっさい失ったが、キリスト・イエスを知る“あまりのすばらしさ”から比べてみると、それらは、ふん土のように思われたのである。◆我々は、主イエスのために、いったい何を失い、何を捨てたのであろうか。捨てるどころか、あれも欲しい、これも得たいと、この世のことに心を奪われているのではないだろうか。◆“自分の命を救おうと思う者はそれを失い、私(=イエス)のために自分の命を失う者は、それを見出すであろう”(マタイによる福音書16:25)とある。主のために捨てるべき、わが大駒は何か。
―『聖書将棋談議』47~48頁より

上で言う「キリストを知る」というのは、形式的理解のことではなく、聖霊によってキリストに出会わせていただく、という意味です。このようにして出会った主イエスと結ばれているために、どのような自分であることが求められているのか、キリストが忌み嫌われるものは何なのか、(日々示されているようにも感じますが)年の初めにあたり改めて吟味する必要を感じている次第です。
JELA事務局長
森川博己

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【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2017年12月19日火曜日

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】音楽やパソコンを習うのは何のため

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。以下は徳弘宣教師ご夫妻による最近の報告です。

◇◆◇

2学期の発表会の途中にビデオを見せて少しお話をしました。2月から始めた教室のスナップ写真を50枚選んで音楽付きのビデオを作っていたので、これを上映しました。子どもたちは自分が出てくると手をたたいたり、他の子が出てくるとその子の肩をたたいたり、大喜び。この1年弱を振り返り、みんなで楽しみました。
楽器と歌と踊りで楽しむ子どもたち
「今日のビデオはこれで終わりじゃないんだよ。先生が撮ってきた外国の写真を三つ見せます。みんなで一緒に、ちょっとアメリカと、カンボジアと、インドに行ってみよう!」というと、お母さんたちも興味津々。

「アメリカはお金持ちの人ばかりと思う? そうじゃないんだよ。貧しかったり、年をとって体が弱いのに一人で暮らしていたり、いろんな人が住んでいて、教会のボランティアのみんながお手伝いに行くワークキャンプというのをやっているんだよ。手伝っている子には、みんなより少し年上だったり、同じくらいの子もいるねぇ」。

「次はカンボジアだ。国の中で戦争があって、地雷もたくさんあって、学校があんまりないんだ。だから、小学校を建てる手伝いやペンキ塗りをしたりするボランティアに日本から行ってるんだ」。

「最後はインド。貧しくて病院に行けなくて足を切ってしまった人たちに、義足を作ってあげるのを手伝うボランティアに日本から行っています。這っていた女性が歩けるようになったり、『新しい足』でバイクを運転して仕事もしやすくなったおじさんもいるんだ。今までは人に助けてもらっていたけど、自分で歩けるようになって、仕事もできるようになって、次は、人のお世話をしてあげられるようになるんだ」。

こんな感じで、彼らの少し年上の子たちも、日本の教会からJELAのプログラムに参加して外国の困っている人たちのお手伝いをしているということを話しました。

子どもたちもお母さんたちも、教会員やスタッフも、神妙な顔をして聞き入っています。「だからね、先生たちがここで音楽やパソコンを教えているのはね、楽しむためだけじゃないんだ。みんなが勉強して、立派な大人の人になること。そして、今まで助けてもらってきたら、今度は困っているほかの人を助けるような人になってほしいからなんだ」。みんなうなずきながら聞いてくれました。
ビデオとお話を熱心に聞く
数日後です。今度洗礼を受けることになったアナライザがホワイトボードに何か書いているので、そばに行ってみました。「Sensei、私の名前カタカナでなんと書くか、ちょっとわからなくなったから教えてよ」と言います。ポルトガル語で一つの文章が書いてあって、自分の名前のところだけ、習いたてのカタカナで書こうとしているところでした。

私はその落書きの文章を見て、とてもうれしくなりました。こう書いてあったからです。「Eu アナライザ quero ir ao Estados Unidos USA ajudar as pessoas de lá. Arigato. Obrigado. ♡(私アナライザはアメリカに行って、そこの人たちのお手伝いをしてあげたいです。ありがとう。オブリガード ♡)」。 インドやカンボジアのことも書き加えていました。
ホワイトボードの前のアナライザさん
「自分が助けてもらったら、そして教会に通って洗礼を受けて成長したら、勉強も続けて、今度は困っている人のお手伝いをしてあげられる人になってほしい」。そんな私たちの祈りが、少しは子どもたちの心に届き始めているのかもしれません。

これからも、祈りながら、取り組んでいきたいと思います。山あり谷あり、一喜一憂や資金不足も続くでしょう。でも、神様が必要と言われるなら、続けていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。
徳弘浩隆・由美子

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2017年12月18日月曜日

【世界の子ども支援】明治学院中学校ハンドベルクワイアがチャリティコンサート 席上献金を全額JELAへ

毎年クリスマスを前に、ルーテル保谷教会明治学院中学校ハンドベルクワイアによる「親子で祝うクリスマス チャリティコンサート」を開いてくださり、席上で捧げられた献金のすべてをJELAの世界の子ども支援事業のために寄付してくださいます。

今年も17日(日)午後からコンサートがあり、86名が集まりました。ディズニーアニメーションの曲や、メンデルゾーンやチャイコフスキーのクラシックまで、多彩な演奏を繰り広げました。

後半はクワイアのメンバーがサンタクロースの帽子をかぶり、クリスマスナンバーを披露し、会場は一足早いクリスマスの雰囲気に包まれました。

献金総額は、70,196円。このすべてをインドの少女支援のために使わせていただきます。明治学院中学校ハンドベルクワイアの皆様、そしてルーテル保谷教会の皆様、会場にお集まりいただいた、すべての方に感謝いたします。よいクリスマスをお迎えください!

【関連リンク】 
JELA世界の子ども支援関連記事(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

会場に掲示されたインドの少女たちのプロフィール  作者:岡本心奈

会場の様子

2017年12月13日水曜日

【ブラジル子ども支援】メロ牧師の日本研修だより(6)

ブラジル・サンパウロ教会のメロ牧師が5月下旬から岐阜県大垣市に滞在し、日本語・日本文化を研修中です。この日本語レッスンの費用全額をJELAが支援しています。今回は11月下旬から12月上旬にかけての報告です。

*以下は、メロ牧師によるポルトガル語をJELA関係者が一部補足し、和訳したものです。
**日本研修だよりバックナンバー ⇒  (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5)

◇◆◇

11月23日に長崎のカトリック浦上天主堂で行われたルターの宗教改革500年を記念する式典に参加しました。

日本福音ルーテル教会のすべての牧師とカトリック教会の司祭、そして多数の信徒が一同に会し、宗教改革500年を記念するシンポジウムと祈りの時を持ちました。

カトリック教会と合同でこのような会を持てたことは大変有意義であり、日本にいたことでその式典に参加できたことを光栄に思っています。

浦上天主堂前に勢ぞろいした教職者たち

長崎の後は熊本も訪問し、九州には合計2週間滞在しました。熊本の教会では日本語で礼拝説教と聖餐式を担当し、日ごろの日本語レッスンの成果を発揮しました。


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【関連リンク】

2017年12月11日月曜日

【世界の子ども支援】12月17日にルーテル保谷教会でクリスマスコンサートを開催

明治学院中学校ハンドベルクワイアによる「親子で祝うクリスマス・チャリティコンサート」が12月17日(日)午後1時30分から日本福音ルーテル教会保谷教会で行われます。

当日会場で集められた献金は、JELAのインド少女支援のために捧げられます。近隣の方、お時間のある方は、コンサートに参加いただければ幸いです。

会場の詳細は、下記の保谷教会ホームページをご参照ください。
http://www.jelc-houya.org/map.html

どうぞよろしくお願いいたします。


【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017年12月8日金曜日

クリスマスは何をする日?

NHKの「クローズアップ現代」で長年キャスターを務められた国谷裕子さんにお会いする機会がありました。帰宅後に、国谷さんの『キャスターという仕事』(岩波新書)を読み返したところ、クリスマスを扱った同番組制作時の次のエピソードに興味を引かれました。

インタビューを受けるのは脚本家の倉本聰さん。本番で流すVTRリポートを事前にスタッフとながめた直後に倉本さんはこう言い放ったそうです。

   「全然違う、俺は帰る」

スタジオにいる国谷さんとスタッフのあわてぶりが目に浮かぶようです。

イラスト:たかみねみきこ
倉本さんが言いたいのは、「クリスマスは何かをしてもらう日ではない。何かを人のためにする日だ。VTRリポートには、こうしてほしい、あれが欲しいが描かれている。まったく違う」ということらしいのです。この「事件」について国谷さんは、「倉本さんはクリスマスとは本当はどういう日かを話してくれた。私は、大事なことに気づかされた思いがした」と結んでいます。

クリスマスの朝、欲しくてたまらなかった野球のグローブや玩具を枕元に見つけて大喜びした幼い頃。プレゼントにはサンタさんからの手紙もついていました。「なんか、おかあちゃんの字みたいやなあ」(筆者は大阪育ちです)とつぶやきながらも、それ以上は追及しないという「純真な」子どもでした。

親子の愛情の分かち合い。それはそれで素晴らしいものです。しかし、倉本さんが言う「人のために」の「人」には、もう少し広い意味が込められているでしょう。国を追われた難民近くに学校がないアジア貧村の子ども震災で多くを失い子どもの学費に苦労する母子家庭……こういう人々を含む言葉ではないでしょうか。JELAはそのような人々を支援する団体です。

クリスマス。それは、家族や人々に愛を分け与えるときです。家族団欒を楽しんだあと、JELAに寄付をすることによって、今年のクリスマスをより充実したものにしませんか。

世界は皆さんお一人お一人の愛の奉仕と捧げものによって少しずつ、しかし確実に、よりよいものに変えられます。皆さんの愛の奉仕のお手伝いをJELAにさせていただけませんか。

2017年のクリスマスを前にして
JELA事務局長 森川博己


*ご送金いただける場合は以下をご覧ください。
http://www.jela.or.jp/donation/index.html

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

【国際青年交流奨学金】アジア学院の奨学生が卒業発表

卒業発表をするネリー・シェラさん
開発途上国の農村リーダーを育成しているアジア農村指導者養成専門学校(栃木県那須塩原市、運営母体:学校法人アジア学院)で、JELAの奨学金で今年4月から研修を受けているネリー・シェラ・チャプチュッ・ヨンガさん(カメルーン出身)の卒業発表が12月4日に行われ、JELAの下川職員が出席しました。

ネリー・シェラさんは、今は亡きお母さまの設立した女性自立支援のNGOに勤め、コミュニティ生活や食料生産に対する総合的なアプローチを会得したいと、今春からアジア学院で研修なさっています。

ネリー・シェラさん(右)と下川職員
発表の中でネリー・シェラさんは、「すべての人が、健全で自足・自立した生活を送ることができるコミュニティを築きたい」という夢を語り、母国に戻ったときには特に女性と若者にフォーカスした活動を展開したいと述べました。その上で、アジア学院で培った有機農業やリーダーシップのスキルを活かして、コミュニティ生活から得られる富をメンバーが分配できる仕組みを作ることを目指している、と具体的な計画を発表しました。

ネリー・シェラさんは聡明で自信に溢れ、また故郷を非常に大切に思う方です。発表は、理論に根ざした合理的内容で、同時に自分のコミュニティを良くしていきたい、という強い思い感じ取れるものでした。アジア学院のスタッフも「彼女は非常に熱心で、よく学び、よく働く」と高く評価していました。

JELAのサポートによって、このような優秀な方が日本の地で有益な学びを得ることができたことを嬉しく思います。ネリー・シェラさんは今月帰国予定ですが、カメルーンにもどった後のご活動が祝されたものとなるよう祈ります。

【関連リンク】

2017年12月7日木曜日

【国際青年交流奨学金】英大学院修了の小川さんがJELA来訪

JELAの奨学金支援を受け、英ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジでダンス・ムーブメント・サイコセラピーを学び、今夏修士課程を修了した小川昂子さんがJELAを表敬訪問してくださいました。
小川さん(右)とJELA森川事務局長
小川さんは在学中のインターン先に就職し、当面は英国でダンス・ムーブメント・サイコセラピーを実践する予定ですが、将来的には日本での活動も考えていらっしゃいます。小川さんのさらなるご活躍を祈ります。


2017年12月4日月曜日

今年も事業報告会&パーティを開催!

12月2日に恵比寿のJELAミッションセンター・ホールで、事業報告会とパーティを開催しました。ご支援者の方々を中心に約60名にご出席いただきました。

報告会は、JELAの担当職員が今年のカンボジアインドの子ども支援の状況を説明したほか、カンボジアやアメリカのワークキャンプ参加者短期宣教師と日本語レッスン担当講師、JELA奨学金を受給してイギリスでダンス・セラピーを学んできた方、ボランティアとして難民のとの触れ合いをしてくださっている方など、JELAの事業に関わりの深い皆様をご紹介する場となりました。

JELAの難民シェルター「ジェラハウス」に居住する難民の方々も、子どもをたくさん連れてご参加くださいました。その中に、今月中旬に母国への帰国が決まっているHさんご家族がお見えになっていたので、会場で渡航費の募金を呼びかけたところ、16,100円もの献金が集まりました。渡航費の約2割にあたります。感謝して用いさせていただきます。募金にご協力いただきました方には、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。なお、残る8割はJELAが負担いたします。

このようなイベントを通じ、支援者・関係者の皆様と交流できますことを感謝いたします。ニュースレターを読むだけでは味わえない触れ合いの場として来年も開催予定です。引き続きJELAの活動をお支えいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

当日は、号外の「JELA NEWS」を発行しました
挨拶に立つJELA森下博司理事長
パーティの様子
乾杯
パーティの様子2
【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

【川柳ひろば】第10回 入選句発表!

JELA川柳ひろばの第10回入選句が発表となりました。次の三句が選ばれました(柏木哲夫・選)。おめでとうございます。追って粗品をお送りします。
 
<最優秀句>
  • 五十年複利で貯めたこの脂肪(およし)


<優秀句>
  • ベルト穴二段ゆるめてうなぎ喰う(うなたろう)
  • 包丁の音止みチンの音ばかり(とんちゃん)


以下のような作品もありました(川柳ひろば管理人・選、柳名略)。
  • ケーキからスマホになって子供の日
  • しないなら気軽に言うな「反省」と
  • 赤ちゃんに耳たぶ触られ笑み漏れる
  • 「呆けました」失敗全てそのせいに
  • 「あれ取って」それが出てくるありがたさ
  • 孫たちのLINEに入りて安否よし
  • 「恵みのみ」ルターの言葉今新た
  • 候補者は心にもない愛を説き
  • リニア線開業するころ僕シニア
  • 突然に秋と尿意は訪れる
  • IR法依存症者のカネの声
  • ギャンブルは無用無情の響きあり


 作品は随時募集しています。JELA事務局までご投句ください。(これは内緒ですが)一度に数十句いただけると、入選作や佳作に選ばれる可能性がぐっと高まります。入選句の発表は毎号ではなく、一定数の投句者と作品がそろった時点で行います。お知り合いの方に投句をお勧めいただけると幸いです。
(川柳ひろば管理人・森川博己)


川柳募集の趣旨や詳細は、こちらをご覧ください。

川柳の作り方については、こちらからをご覧ください。
◆ 「川柳ひろば」の投稿先:
  日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
  住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26  
  FAX:03-3447-1523
  E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。


【関連リンク】 

2017年11月21日火曜日

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】カンフーに感謝

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。1ヶ月間一部お休みになった音楽教室の代わりに行ったのは? 徳弘宣教師ご夫妻による報告です。
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10月はジアデマの音楽教室はお休み。理由は二つです。一つは、ジアデマ教会に二階を増築する計画のため、教室のある場所が子どもたちには危ないから。もう一つは、音楽を教えている徳弘由美子先生が急遽日本へ一時帰国することになったからです。ご両親が心臓とがんで同時期に同じ病院で手術をすることになり、お世話が必要なのです。

午前クラスの小さな子たちには、「楽しい音楽自習ノート」を作って渡しました。一か月完全にお休みです。午後の年上の子たちには、教室に来るという生活リズムを続けてほしいので、
代わりの会場を借り時間を短くして、いつもと違った勉強をすることにしました。メニューは映画会、カンフー教室、日本語講座などで、会場は近所のパーティ会場を借りました。

さてカンフーですが、最初は嫌がって部屋の隅で携帯をいじっていた子どもたちですが、ボランティアの先生が携帯を取り上げて参加を促すと、照れながら「イチッ、ニッ」と始めました。先生はサンパウロの教会員の娘さん夫婦。サンパウロ教会の中庭は毎晩、生徒が集まり道場になっています。先生は寡黙なブラジル人ですが、みんなを上手に指導します。奥さんのほうは楽しそうに、グローブで女の子たちのパンチを受けます。手で突き、足を上げ……だんだんみんな楽しくなってきました。

習が終わると、「ねえ、センセー。来週もカンフーあるの?」と何人も聞いてきます。「みんながお行儀よく一緒にやれるなら、頼んでみるよ」と答えると、「お願い、とっても気に入ったから、来週もやりたい!」とのこと。
実は、一度試しにやってもらった後、カンフーの先生と議論したことがあります。「子どもたちは行儀が悪くて、授業中に出たり入ったり。あれじゃだめだ。ちゃんとやる気がある子どもならいいんだけど」。私も負けずにポルトガル語で応戦しました。「ちょっと待って。最初から動機づけできていて、行儀がいい子たちがそろっていたなら、カンフーの授業を頼まないってば。知ってるでしょ、ブラジルの学校や子どもたちの問題。学級崩壊で、先生や友達の話を聞かないし。だから、音楽やカンフーを通して楽しくひきつけながら、しつけをやり直してるんだよ。だから、あなたに頼んでるんだよ」。

貧しい地域の子たちは、いろいろと気の毒な問題が多くて、なかなか落ち着いていません。彼も、それならば、と引き受けてくれました。

あっという間に一か月が過ぎ、いよいよ11月。由美子先生も両親が退院した後は弟妹夫婦にまかせて帰ってきました。朝クラスの子どもたちは、宿題帳を持って集まりました。新しい子どもも来てくれました。午後の子たちも音楽やパソコンで思いっきり楽しんでいました。
子どもたちを指導する由美子先生(中央)
「なんだか、前よりもお行儀がよくなった気がする」と由美子先生。毎週見ていると気づきませんが、少しは音楽教室やカンフー教室の効果もあるかもしれません。

パソコン教室では、探求心や問題解決力を養うように気をつけています。ボランティアには、海外赴任の駐在員の奥さん方(日本人)に加え、お友達の台湾出身の奥さんも来てくれるようになりました。地球の反対側で国際交流も広がります。

子供たちは12月のクリスマス礼拝や発表会に向けて、一生懸命練習中です。今後とも、お祈り、お支えをよろしくお願いいたします。

徳弘浩隆・由美子

 
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【新しい短期宣教師】スコット・カルズ二さんが来日

11月16日に短期宣教師のスコット・カルズ二さんが来日しました。東京で日本文化や日本の宗教に関するオリエンテーションを受け日本語を学んだのち12月中旬に熊本に移動し、来年4月から2年間はルーテル学院中学高等学校で英語を教えながら現地の教会で奉仕をします。

生まれてから2年間をドイツで過ごし、その後4年間はスウェーデンに滞在。米国マサチューセッツ州に実家があります。来日は2度目で、高校生だった2011年の秋に北海道倶知安高等学校で3ヵ月間交換留学を経験。その時の印象は、「雪と寒さ」とのこと。

アメリカ・ボーイスカウトの最高の進級章「イーグルスカウト」を取得しているスコットさんは、米国内のボーイスカウトの集会でたまたま会った日本人のメンバーたちがきっかけで、日本をはじめアジアに興味を持ちはじめました。大学では東アジア研究を専攻し、シンガポールや台湾にも留学したことがあります。米国にいたときはボストンの教会で日本語の礼拝にもたびたび参加していたそうです。

JELAを訪問したスコットさん(右から3人目)。JELA職員と。
大学で日本語を勉強したスコットさんは、今後の2年間で日本語に磨きをかけ人生に活かしたいと考えています。 皆様のご支援とお祈りをよろしくお願いいたします。



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2017年11月14日火曜日

【奨学金】夢に向かって次のステップへ!

母子家庭のひとりっ子として日本で育ったラブリー・シドニーさん(ナイジェリア国籍)。母親が仕事で長期にアフリカに滞在することになった後も、テンプル大学日本校での本人の学びが継続できるように、JELAは卒業までの学費を支援してきました。

このたびご本人の就職も決まり、神様への感謝と今後の人生の歩みを知らせる便りが届きましたのでご紹介します。 

*ラブリーさんがJELA奨学金を得るに至る経緯や、それまでの生活については、ジェラニュース第37号(2015年8月発行)3頁をご覧ください。
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ラブリーリリー・シドニー
テンプル大学日本校学生

ラブリーさん
この5年間、私は人が普通にイメージするのとは一味違う学生生活を送ってきました。テンプル大学日本校国際関係学科では、政治学をメインに様々な世界事情を学びました。国際色豊かなキャンパスで、今まで以上に世界に目を向けられるようになり、一人の人間として大いに成長できたと確信しています。

学業が終わりに近づき次のステップへ進もうとしている今、将来のビジョンとしては国際貢献のできるNPO団体や、国際連合などの国際機関で働きたいと思っています。具体的には自分の母国(ナイジェリア)のあるアフリカを拠点に、貧しい国で厳しい環境に置かれている人々を救い、サポートできる仕事に就きたいと思っています。

アフリカ各国では道路が舗装され交通機関が改善されたり映画館などの娯楽施設が増えたりと良い変化もありますが、貧富の差や不安定な政治情勢は未だに大きな問題です。母の暮らすブルンジも2年前に起きた紛争を機に経済危機に陥っており、厳しい状況が今も続いています。こういった問題を迅速に解決し修復するためのサポートができる人材になりたいと私は願っています。

この夏に就職活動を終え、横浜にある石油系物流会社で来年から働くことになりました。海外で事業も行なっている会社で、英訳などの業務に携わる予定です。アフリカ各国では今でも、食料や生活用品を届けるのが難しい地域がたくさんあります。「物を安全第一に届ける」のがモットーのこの会社で物流に関する知識を蓄え、物流の面で自分なりに役に立てるであろうと確信しています。

テンプル大学日本校
テンプル大学は、世界で活躍できる人間になるための良い訓練の場になりました。JELAの奨学金は、そこでの学びを可能にしてくれたという意味で、必要不可欠なものだったたと心から感じています。

合格した青山学院大学への入学をとりやめてテンプル大学日本校に入った矢先に、自分を支えてくれていた母がアフリカに行くことになり、金銭面での心配からナイジェリアの大学への編入も一時は考えました。ですがJELAの奨学金を得ることで、アルバイトをしながらテンプル大学日本校での学びを継続することが可能となりました。

おかげで、内気な私が授業中に発言できるようになりましたし、英語に自信が持てなかったのに某懇談会のMCをバイリンガルでやったり、何百人もの人を前に英語でスピーチができるまでになりました。様々な国籍の人々が集まるテンプル大学で学んでいなければ、ここまで自分の苦手を克服することはできなかったと思っています。

親しい男性と
あきらめずに頑張ることができ成長できたのは神様の愛のおかげです。JELAの奨学金も含め、神様は必要なものを必要な時に与えてくださいました。いつも励まし支えてくれる母親、教会の家族、恋人、友達をも与えてくださいました。忙しくて教会に行けなかったり、神様との距離を遠く感じたりする時もありましたが、神様はいつも私のことを気にかけてくださり、みことばを通して毎日励ましてくださいました。

マタイによる福音書6章34節*にあるように、私たちは日々たくさんの心配事に悩まされます。ですが、神様を本当に信頼しているのなら、私たちの人生はすでに神様に委ねられています。だから明日のことを心配する必要はないんです。この5年間を通し、神様はそのことを様々な方法を通して気づかせてくださり、一日一日を精一杯生きることの大切さを噛みしめることができました。また、クリスチャンとしても成長できたと思っています。神様の寛大さと偉大さに改めて触れることができた5年間でした。感謝の気持ちでいっぱいで、感謝しきれないぐらいです。神様ありがとうございます。

* マタイによる福音書6章34節「だから、明日のことは思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(新共同訳聖書)

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最新の機関紙「ジェラニュース44号」電子版を掲載しました

皆様にJELAの活動をお伝えする機関紙「ジェラニュース44号」の電子版をホームページにアップいたしました。印刷版は発送済です。ホームページからは「ジェラニュース」創刊号からのバックナンバーもご覧いただけます。

なお、お手元に「ジェラニュース」が届いている方で、ホームページで読めるなら送付の必要がないという方は、電話03-3447-1521、ファクス03-3447-1523またはメールjela@jela.or.jp(件名欄に「ジェラニュース不要」と記す)でJELA事務局にご一報いただければ幸いです。


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