2015/04/21

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】公開講座5月7日「詩編71編 老いて白髪になるとも」のポイント

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)公開講座は一般に開かれた講座です。多くの皆様のご興味と関心に合致した内容をご提供できればと思っています。

5月7日の詩編71編 老いて白髪になるとも」担当柴田千頭男講師(ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校名誉教授)に聴きどころをお寄せいただきましたのでご紹介します。

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吉田松陰の生涯は、三十歳たらずであったが、処刑の直前に獄中でしたためた『留魂録』に、「十歳に死ぬ者にはその十歳におのずから春夏秋冬があるし、二十歳の者には二十歳の四季節があり、三十、四十もしかり。自分の三十に満たない人生もそうであった」というような言葉がある。いまや人生が八十歳でも普通となり、ことによると、冬ばかり、あるいは晩秋ばかりが長い、そんなことになっていないか。事実、エイジング社会では暗い話が圧倒的に多い。




人の一生の春夏秋冬とはなにか。詩編にも、生まれてから、老いるまでを歌った詩編は、きわめて少ない。この71編はそんな希少価値を持つ詩編であり、このエイジング社会を生きるわたしたちにとり、深い意味を、希望を与えてくれる詩編だと思う。年をとっていくことで、問題ばかりが話題になるこの時代に、年をとることの喜びや希望をこの詩編に探ってみたい。
柴田千頭男







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2015年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
電話03-3447-1521
時間:午前10301200
費用:1,000円(事前申し込み不要。当日受付で頂戴します)

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)とは、ハープと歌の祈りを届けるボランティアを養成する講座です。

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