JELAの世界の子ども支援事業の一つ、ブラジルにある保育所「よきサマリア人ソーシャル保育センター」(Centro Social E Creche Bom Samaritano、以下Centro。)への支援活動をご紹介します。
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2006年から支援しているリオデジャネイロのCentroでは近隣のスラム街(ファヴェーラ)に住む2~6歳の児童100人のデイケアとその家族へのサポートを行っています。JELAはこれまでに食事提供と制服購入の支援をしました。また2014年には、新しい遊具設備のために寄付金を贈りました(ジェラニュース34号5頁参照)。
昨年末にCentroよりJELAに、児童の仮眠室にエアコンを何台か設置してほしいとの要請がありました。リオデジャネイロは夏期(12月~3月)の温度が年々上がっていて、時には温度計が測定上限の40度を示す場合があります。施設のディレクター、ヴィルマ・ペッシさん曰く、こんな時、実際の温度は50度近くまで到達しているとのことです。
こういった気候から、同市の市議会が法令で託児所施設にエアコン設置を義務づけました。温度を下げるのにあまり効果のない扇風機しかなかったCentroの児童仮眠室にも、エアコン設置が必須の課題となりました。
そして先日、先方より感謝のメールが届きました。新しく設置されたエアコンの下で、子どもたちが気持ち良さそうに寝ている写真も一緒でした。「ご支援ありがとうございます。エアコンは子どもたちの安らぎと健康のために欠かせないものです」とペッシさんはお礼の言葉を書いています。
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ブラジルの子どもたちとCentroに代わって、JELAの世界の子ども支援事業の支援者の皆さまに感謝申し上げます。今後ともご支援とお祈りをよろしくお願いいたします。
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