2015/08/12

【アメリカ・ワークキャンプ2015】参加者のレポート(その5)

百武歩人(ひゃくたけ・あゆと)さんからレポートが届きましたので以下に掲載します
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。

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百武歩人(JELC田園調布教会・15才)


今回のアメリカのワークキャンプは初参加だったが、アメリカに行ったのは2回目で、以前にハワイに訪れたことがある。その時最も感じられたのは、英語を聞き取ることができない、英語の発音が通じない、ということであった。だから今回のアメリカ滞在でも、同じようなことになると予想していたが、発音の面では、予想以上に通じたようで、嬉しいと感じた。


しかし、聞き取る方はかなり困難で、ネイティヴの人の発音は速く、何回も聞き返すということになってしまった。単語もわからないものが多く、簡単な単語に変えてくれる人もいた(勉強不足かな?)。コミュニケーションがうまく取れない状態に置かれたため、状況を把握する力がついた気がする。

クルー(※1)の人とは5日間でかなり仲が良くなり、自分の英語力を理解してくれたようで、なるべくゆっくり話したり、簡単な単語に変えてくれたりした。とても優しい人たちだ。その中でも、Allison(アリソン)は、夜のプログラムのなかで、質問された内容について『今の理解できた?』と聞いてくれ、わからなかった時は簡単な英語にしてくれた。とても感謝している。また、最後のほうでは、冗談も言い合えるほど、コミュニケーションが取れるようになっていた。英語が上達したんだと思う。

日本人グループの人ともとても仲良くなり、お互いが兄弟のような関係になった。ともに2週間を過ごすということに加えて、英語が話せない環境に置かれ、日本人同士が貴重に感じるという二つのことが重なり、普通の友達とは違う、なにか特別な関係を築くことができたと感じている。

クルーの飲み水を運ぶ百武さん

特に、義輝と知登とは本物の兄弟、家族のような仲の良さになれたと思っている。ホストファミリーと一緒にディスクゴルフ(※2)をしたり、夜遅くまで外で遊んだり、一緒にふざけあったり、ハンバーガーをたらふくたべたり、パンケーキをバカ食いしたり、ナイアガラの滝にいったり、シャワーを無理やり3人で入ったりして、とても充実し、普段の生活とはかけ離れた日々を送ることができたと思っている。


また、キリスト教に対する考え方も『Reframe』(リフレーム、再構築)され、今までのように都合のよい神様ではなく、いつもそばにいてくれるということに気づけたような気がしている。

今回引率をしてくださった、ポールさん、恵理香さん、また支援をしてくださったJELA、田園調布教会の皆さんには、自分の人生を変えるきっかけになるとても貴重な体験をさせていただいて、言い表しきれないほど感謝しています。


来年のワークキャンプにも、ぜひ参加したいと思っています。よろしくお願いします。

※1:クルー=6人のメンバーで家屋の修繕を一緒にしながらキャンプを過ごすグループ
※2:ディスクゴルフ=フライングディスクを使ったゴルフのようなスポーツ


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