2015/08/13

【アメリカ・ワークキャンプ2015】参加者のレポート(その6)

谷菜穂さんからレポートが届きましたので以下に掲載します
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。


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谷 菜穂(広島県・15才)


私は、アメリカ・ワークキャンプに参加させていただいた二週間で、多くのことを学ぶことができました。自分がクリスチャンでないことや、英語力に自信がないことを理由に、はじめは参加をやめようかと思ったこともありました。しかし今では、キャンプに参加できたことを幸せに思っています。

ホームステイでは、日本人の別の人と二人組になりました。ホストファミリーの人の優しいおもてなしを受けた時や、ペアになった日本人の子が英語で困った私を助けてくれた時、周りの人の支えがあるから自分があるんだなと強く感じることが出来ました。

アメリカに行く前に本当に不安に思っていたのは、ホームステイではなく、アメリカ人の中で日本人は自分一人という環境に置かれるキャンプでした。だから、キャンプが始まった時は、日本に帰りたいと強く思うこともありました。

ワーク初日は全くなじめず、言葉が通じないつらさを感じるばかりでした。しかし、二日目、三日目、と日が経つにつれ、だんだんコミュニケーションが取れるようになり、会話ができる喜びを感じられるようになりました。ペンキ塗りがどんどん進んでいくと、レジデント(※1)の人も喜んでいるのが伝わってきて、どんどんやる気が出てきました。

デボーション(※2)の時間では、神様のことを考える中で、お互いのことをもっと理解できたのではないかと思います。夜のプログラムでは、アメリカの人たちの信仰心の強さを強く感じました。400人もの人が同じイエス様を信仰し、この場に集まっているんだと思うと、すごいことだと思いました。また、やはり日本人のグループに帰ると安心し、みんなの存在がわたしの心の大きな支えとなりました。

私がこのキャンプでReframe(リフレーム、再構築)できたと思うのは、感謝する、ということです。日々、自分はあまり人に感謝を感じることが少なかったのではないかと思います。でもこのキャンプでは、たくさんの人の愛を感じ、たくさんの感謝を感じました。自分も、これからの人生の中で、もっと人に感謝していきたいと思います。

最後に、このキャンプで私たちをずっと見守り、長時間の車の運転や、たくさんのことをしてくださった、JELAのスタッフの方々、日本人メンバーのみんな、アメリカで出会った多くの人々、また、いろいろな準備や、心配をしてくれた家族に深く感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

※1:レジデント修繕する家屋に住んでいる方のこと
※2:デボーション=奉仕作業の途中に行われる、聖書の言葉や祈りなどを分かち合う時間


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