10月17日、JELAは、ニューヨークの在宅ホスピス緩和ケアでスピリチュアルケアのカウンセラーとして長らく活動された岡田 圭 氏をスピーカーにお招きし、チャリティ講演会『人生の最期に、何を語り合えるのか』を開催いたしました。
講演では、岡田氏がこれまで経験した出来事や患者さんとの対話が取り上げられ、人生の最期の季節を迎えている方々との向き合い方や、自身の心構え、受け止め方などについて話されました。聖書も多く引用され、参加者にもその大切な人にも注がれている「愛」について、会場を包み込むような優しい口調で語られました。
当日のプログラム
講演の後半には、参加者との語り合いの時間が設けられ、質問や相談に親身になって答える岡田氏の姿が大変印象的でした。
また、昨秋9月に出版された著書『いのちに驚く対話』(医学書院)についても取り上げられ、本編では収録されなかった詳しい説明や患者さんとのエピソードなども語られました。また、終演後には医学書院様のご協力のもと著書の販売とサイン会も行われ、特設ブースは多くの方で賑わっていました。
さらに、JELAの奉仕者育成事業のプログラムである「リラ・プレカリア研修講座」の卒業生で、現在はパストラルハープの活動を広める働きをなさっている大石千絵さんと村岡晶子さんが、開演前にパストラルハープの演奏を行い、参加者が心を落ち着けて講演を聞けるような雰囲気を作ってくださいました。
講演後にはリラ・プレカリア研修講座のディレクターを務めたキャロル・サック宣教師がパストラルハープを演奏してくださり、岡田氏の言葉とハープの音色が溶け合い、美しい余韻を残しながら幕が閉じられました。
今回のイベントには56名の方が参加し、¥38,800のご寄付を頂きました。ご寄付は全てJELAの世界の子ども支援事業のために用いさせていただきます。チャリティイベントにご参加、ご協力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
