2025/10/21

【世界の子ども支援】コンポンスプー州のJELAプレスクールを訪問しました!

 10月19日から23日の旅程で、JELA役員、職員がJELAの支援国カンボジアを訪問しています。

今回は、JELAの協力により現地パートナー団体 Lutheran Hope Cambodia Organization (LHCO)が日本国外務省の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」によってポーサット州に建設した小学校の開校式典に出席する目的です。
それに先立ち、ポーサット州への途上、コンポンスプー州に立ち寄り、JELAが今年建設したばかりのプレスクールを訪問しました。

2025年にJELAが建設したプレスクール

このプレスクールには、現在、2つの村から24人の子どもたちが月曜から土曜日まで週6日通っています。
5人のお子さんがいる親御さんから、プレスクールに通いたいというリクエストも来ているようです。将来的には40名の子どもが通うことが見込まれています。

「箱もの支援」のようではありますが、カンボジアでは、政府の基準を満たしたプレスクールが官民問わず建設されると、初めて政府から村に先生が派遣されます。そうした意味で、2007年以来JELAが継続して行っている農村のプレスクール建設プロジェクトは、幼児教育が後回しになりがちな農村地域に光をあてる働きとなっています。

JELAの古屋理事長は、日本の幼稚園児童が描いた絵をプレスクールにプレゼントし、プレスクールの子どもたちが絵を描いてくれたら日本の子どもたちに渡すことを提案しました。このように、JELAは、現地のプレスクールと日本の幼稚園との連携、交流も生まれ、深まっていくことも目指しています。

LHCO事務局長ボネさんと古屋理事長


また、皆さまからご寄付いただいた色鉛筆やクレヨンを、プレスクールの先生にお渡ししました。大変喜んでくださいました。


今回の訪問で出会ったプレスクールの関係者は、みな口々に「Very Happy」と感謝の言葉を伝えてくれました。プレスクールの噂を聞いた近隣の村人も訪ねてきて、「ぜひ私の村にもプレスクール作って欲しい」と言っていました。


都市部を中心に発展し始めたカンボジアでも、農村部にはまだまだ貧困があり、教育支援の必要があります。

引き続き、皆さまのご支援とご協力をお願いいたします。