2018年7月2日月曜日

【ブラジル音楽ミニストリー報告】公立学校で生徒たちに話したこと(1)

JELAが支援するブラジルの音楽ミニストリーに関する報告が届きましたので、二回に分けてご紹介します。報告者はどちらも徳弘浩隆牧師夫妻です。

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教会の音楽教室に来ている生徒の学校では、ワールドカップに合わせて、いくつかのクラスが一緒になり、WC出場国を選び、独自に研究発表することになったそうです。そういえば教会のパソコン教室が終わってからも、学校の勉強をするといって、スペイン、イギリス、メキシコやオーストラリア、モロッコや日本の地図や通貨、歌や踊り、街並みや民族衣装などの写真も探していました。幸い私も行ったことのある国ばかりなので、その時の写真を見せると、みんなびっくりして、喜んでいろいろと聞いてきます。印刷して、壁新聞を作って発表するのだそうです。

ある日、子どもたちの学校のアナ・パウラという先生から連絡がありました。「生徒がいつも、教会の音楽教師でお世話になっているそうでありがとうございます。学校の研究発表をしていますが、生徒のアナは自分の牧師先生は日本人で、いろんな国に行ったことがあるというので、ぜひ、手伝ってほしいんです」ということでした。子どもの研究発表に合わせて、日本の紹介をすることと、和服や折り紙など、どんなアイデアでもいいから、直接子どもたちに伝えてほしいというのです。

当日は朝7時に教会を出発して、8時には学校に行きました。私と妻と、音楽教室を手伝ってくれているジョルジさんとソニアさんも途中で拾って合流しました。実はこの二人は、藤枝に住んでいたことがあり、ルーテルの藤枝や島田の教会にも通っていたことがある方々です。学校に着くと、教会に来ている子どもたちが大歓迎して駆け寄ってきてくれました。ほかのお友達にも、自慢げに紹介してくれます。学習発表会なので子どもたちの保護者も少しずつ来ていて、知り合いに挨拶したり、初めての方にも挨拶をしたり。
生徒達によるワールドカップ出場国発表会の催し

アナ・パウラ先生と打ち合わせです。子どもたちは教室を回って、それぞれの発表を見学、そしてしばらくしたら1階のサロンに興味のある子を集めて、日本の紹介をしましょう、ということになりました。持って行ったマイクやスピーカー、液晶プロジェクターなどをセットしました。着物もいくつも持って行ったので、今日も数人が来てアピールするということで、にわか着付け教室がはじまります。教室を回ると、各国を紹介する展示物や民族衣装を作ってきている子たちもいます。私も一通り回って、子どもたちにいろいろと教えてもらいました。


そうしていると、ジョルジュさんとソニアさんが一人の先生を連れてきてくれました。私と話したいということでした。ホザ先生です。少し苦しいことがあるということで、教会を訪ねてくれた先生と一緒にお祈りしたことがあります。私は買い出し中でしたので、ちょうど来ていた教会の役員の方が話を聞いて一緒に祈ってくれたのです。
学校発表会にて、左から徳弘夫妻、音楽教室生徒とお友達4人、ソニアとジョルジュさん
そのホザ先生と初めてお会いしましたら、「教会でほんとによい働きをしてくれていて、私たちも感謝しています。教会の教室に通っている子たちは、聞き分けが良くなり、行儀よく、静かに話を聞いてくれるようになりました。そして私の受け持ちだったイザベラ(以前このブログで紹介)もリコーダーがとても上手でみんなびっくりしています。私は今年小さな子たちの担任になりましたが、これからも子どもたちを音楽教室に紹介していきますからね」とうれしそうに話してくれました。

ブラジルの学校の子どもたちはとても元気で自己主張が強く、特に貧しい地域の生徒たちがいる学校は、学級崩壊といってもいいほどの状態が多いようです。わたしも、「公立学校が教会の働きを認め今日も招いてくださるし、子どもたちが良くなってきているという話も聞いてうれしいです。それぞれの立場で協力して、一緒に子どもたちや彼らの将来のためにこれからも続けましょうね」と話をして、抱き合って喜んだのでした。
徳弘牧師とホザ先生
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