2017/12/08

【国際青年交流奨学金】アジア学院の奨学生が卒業発表

卒業発表をするネリー・シェラさん
開発途上国の農村リーダーを育成しているアジア農村指導者養成専門学校(栃木県那須塩原市、運営母体:学校法人アジア学院)で、JELAの奨学金で今年4月から研修を受けているネリー・シェラ・チャプチュッ・ヨンガさん(カメルーン出身)の卒業発表が12月4日に行われ、JELAの下川職員が出席しました。

ネリー・シェラさんは、今は亡きお母さまの設立した女性自立支援のNGOに勤め、コミュニティ生活や食料生産に対する総合的なアプローチを会得したいと、今春からアジア学院で研修なさっています。

ネリー・シェラさん(右)と下川職員
発表の中でネリー・シェラさんは、「すべての人が、健全で自足・自立した生活を送ることができるコミュニティを築きたい」という夢を語り、母国に戻ったときには特に女性と若者にフォーカスした活動を展開したいと述べました。その上で、アジア学院で培った有機農業やリーダーシップのスキルを活かして、コミュニティ生活から得られる富をメンバーが分配できる仕組みを作ることを目指している、と具体的な計画を発表しました。

ネリー・シェラさんは聡明で自信に溢れ、また故郷を非常に大切に思う方です。発表は、理論に根ざした合理的内容で、同時に自分のコミュニティを良くしていきたい、という強い思い感じ取れるものでした。アジア学院のスタッフも「彼女は非常に熱心で、よく学び、よく働く」と高く評価していました。

JELAのサポートによって、このような優秀な方が日本の地で有益な学びを得ることができたことを嬉しく思います。ネリー・シェラさんは今月帰国予定ですが、カメルーンにもどった後のご活動が祝されたものとなるよう祈ります。

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