2018/09/26

【ブラジル音楽ミニストリー】一年で大きく成長したアナ・ライザ

JELAが支援するブラジルの音楽ミニストリーに関する最新報告が届きました。報告者は徳弘浩隆牧師です。



前回ご紹介した音楽発表会に参加した音楽教室常連生のアナ(Ana)・ライザさんのお話です。



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「ねえ、センセイ、ほら手が震えてるよー」と手のひらを私の目の前に持ってきて見せる13歳のアナ・ライザ。「大丈夫だよ。安心して。みんなついてるし、君は上手だから」と手を握って勇気づけてあげました。

この日、彼女はピアノで「虹のかなたに」を弾いて、メロ先生のピアノ伴奏に合わせて「神はわがやぐら」をリコーダーで吹いて、その後でまたピアノに合わせて歌を歌うという三つの発表をこなしました。
ピアノ演奏を披露するアナさん

アナは去年の2月に、私たちが音楽教室をメロ牧師から引き継いですぐに、友達に連れられてやってきました。 音楽やパソコンも練習し、クリスマスには洗礼も受け、今では三十数人来る子どもたちのお姉さん格です。
メロ牧師(左)のピアノ伴奏に合わせてリコーダーを演奏するアナさん
アナのお姉さんのアナ・リズリーとお母さんも教室や礼拝に来てくれ、姉妹で教会学校も手伝ってくれるようになった成長株です。アナはお姉さんのリズリーと二人でよく手伝いもしてくれます。15歳のリズリーはパソコンも上手で、将来に備えてもっと覚えたいというので、難しいパソコン操作や作業も別途時間を取って教えています。
最後は歌うアナさん
母と娘の三人家族は時々サンパウロのイベントや礼拝にも来てくれて、もうみんな家族のような存在です。お母さんの仕事やお姉さんのアルバイトもあるので、最近の礼拝はアナだけの日も多いですが、火曜のメロ先生の音楽教室の日、木曜の私たち夫婦の日、そして日曜日の礼拝と、週に3回教会に通います。学校の宿題も教会でやることが増えました。パソコンを使って調べものをして歴史や理科や英語の宿題をしています。どうしてもわからない時は、私も手伝って教えてあげることがあります。

しっかり者のお姉さんと違って、アナはまだ少し気が弱いところがありますが、みんなの前で一人で演奏したり歌ったりして発表することは、大きな自信につながっていると思います。発表後は安心して、楽しそうに食事をしたり、「写真を撮って」とポーズを決めたり、冗談を言ったり……。もっともっと成長してほしいと願っています。
 
 (徳弘浩隆)
アナ(左)とお友だち
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