2020年7月16日

【難民支援】JELAハウス日本語ボランティア 「文化や価値観は違う、それらを超えて親しくなれる!」その2

JELAは難民や難民認定申請中の方にJELA(ジェラ)ハウス(難民シェルター)を無償で提供しています。居住者の中には、来日して間もないため日本語が話せない方や、日本語の読み書きを勉強する機会が無かった方もいらっしゃいます。JELAでは、居住者支援の一環として、日本語を学びたい方にボランティアで日本語レッスンをしてくれる方をご紹介しています。新型コロナウイルスの影響で、対面でのレッスンが難しくなりましたが、ボランティアの方々がインターネットを使った新しいレッスンを開始してくれました。ボランティアの方法も新しい時代に突入したのだと思います。新型コロナウィルス禍の影響下にありながら、パソコンやスマートホン、オンライン教材を駆使して日本語ボランティアをしてくださっている塩野かなでさんにご寄稿いただきました。  

JELAハウス日本語ボランティア 
「文化や価値観は違う、それらを超えて親しくなれる!」 その2
塩野かなで 

前回の寄稿文(その1)をご覧ください https://jelanews.blogspot.com/2020/06/jela_30.html

在は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、オンラインで授業を行なっていますが、教科書を使いながらスピーキングを中心に練習をしていて、対面形式で行なっていた頃と比べて変わらないくらいスムーズに授業を進める事ができています。皆さん、おうち時間を日本語の勉強に当てているようで、授業の最初に日本語でその日のテーマに沿ってお話をしてもらうと、前回よりもより多くの単語や文法を使って説明してくれ、彼らの日本語の上達を実感しています。私はボランティア活動を通じてたくさんのことに気が付き、そして学びましたが、その中で一番大きく変わったと思う事は難民の方に対する考えです。ボランティアを始める前から難民についての話を聞き知識を深めるように努力していましたが、それらの知識は社会問題の中の「難民問題」として捉えた全体的なことであり、難民の方の一人一人のストーリー、経験、考えなどではありませんでした。

しかしボランティアとして実際に難民の方と接するうちに、皆さんの考えや価値観、優しさ、今までの経験、努力が見えてきて彼らの存在が身近に感じられるようになりました。何となく遠い存在だと感じていた難民の方達は私たち日本人と何ら変わりのない一人の人間であり、文化や価値観は違うかもしれませんが、それらを超えて親しくなれると強く感じました。例えば、日本語の授業の時にそれぞれの国の食文化について話していると、意外と遠い国での食べ物が日本の食べ物と似ていることに気が付いたり、日本が他の国でどのような国だと思われているかなど、普段はなかなか知る機会のないことも学ぶことができます。また、決して恵まれているとは言えない状況下にあっても、将来の夢や目標を日本で実現させようとしている彼らの話にはいつもインスパイヤ(感化)されています。

  私がボランティアを始めた時はまだ高校生で、特に専門知識があるわけではありませんでしたが、それでも難民の方のサポートを少しはできたと思います。自分のように特に大きな力があるような人間ではなくても、少しの勇気と熱意があれば誰かの助けになれるということを知り、大きな達成感を得ることができました。大学進学のため、この先今のように日本語のボランティアを続ける事は一時的に難しくなってしまいますが、自分の小さな行動でも難民の方の助けにはなるということを忘れずに、サポートを続けていきたいと思います。(了)



 JELAでは、今回ご紹介した塩野さんのようにジェラハウスに居住する難民の方々のために日本語を教えてくださるボランティアを募集中です!

 遠方の方でもオンラインレッスンも可能かと思いますので、ご関心のある方は以下までご連絡ください。

Eメール: jela◎jela.or.jp (◎を@に変えてください)
電話: (03)3447-1521 (平日9:00~17:00)

JELAボランティアになるためには、
ボランティア登録(履歴書の提出)と面談(オンライン説明会)がございます。
双方が納得した場合、正式にボランティア登録となります。


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