4月27日「ホスピスケアと音楽療法」の柏木哲夫講師(淀川キリスト教病院理事長)に講義のエッセンスをお寄せいただきましたのでご紹介します。
柏木哲夫 講師 |
「ホスピスケアにおける音楽療法の目的は患者の全人的痛み(Total Pain)を和らげ、QOL(Quality of Life=ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のこと)を高めることです。治療に反応しなくなった患者に対してホスピスも音楽療法も、そのQOLを高めるという点において、共通の目的を持っています。」(柏木哲夫)
講師略歴
1965年大阪大学医学部卒業。同大学精神神経科に3年間勤務し、主に心身医学の臨床と研究に従事。その後3年間、ワシントン大学に留学し、アメリカ精神医学の研修を積む。
1972年帰国し、淀川キリスト教病院に精神神経科を開設。翌年日本で初めてのホスピスプログラムをスタート。その後、同病院にて内科医としての研修を受け、1984年にホスピス開設。副院長、ホスピス長を経て、1993年大阪大学人間科学部教授就任(人間行動学講座)。淀川キリスト教病院名誉ホスピス長。大阪大学定年退官後2004年4月より金城学院大学学長。2007年4月より金城学院学院長を兼務。2013年9月より淀川キリスト教病院理事長。1994年日米医学功労賞、1998年朝日社会福祉賞,2004年保健文化賞受賞。
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【2017年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
電話03-3447-1521
時間:午前10:30~12:00
参加費:無料(会場に献金箱を設置し、自由献金とします)
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