2016/07/15

【宣教師支援】ブレント・ウィルキンソンさん、再び熊本に

ルーテル学院中学・高等学校での2年間の教員生活を終え、今年の3月に米国に帰国した短期宣教師(J3)のブレント・ウィルキンソンさんが、再度来日し、同校の教員として2018年3月まで教えることになりました。

任務を完了して帰国したJ3が数か月の間に同じ仕事に復帰するのは非常に珍しいことですが、4月の地震で新任のJ3が帰国してしまい、教員が足りなくなった学校を慮り、余震が続く中でブレントさんは再来日を決断してくださいました。評判の良かった先生の復帰に、学校や生徒も大喜びです。

 以下に一問一答形式で、ブレントさんの復帰への思いをJELAが聞きました。

◇◆◇

<JELA>アメリカに帰った後、何か計画はあったのですか。
<ブレント>4月から就職活動をしていて、ふたつほど決まりかけていました。高等学校の留学派遣コーディネータと、歴史・スペイン語の教員です。

<JELA>熊本でもう一度教えてくれないかと声をかけられたとき、どんな感じでしたか。
<ブレント>最初は、「冗談じゃないよ、みんなにサヨナラして、アメリカに帰国したばかりなんだよ」でした。友だちや家族と再会できてすごく嬉しかったし、久しぶりのアメリカ生活を満喫している最中でしたから。

<JELA>熊本に大きな地震があったことを知ったのはいつですか。
<ブレント>4月14日の前震が発生したときアメリカは朝でしたが、私が地震を知ったのは午後のラジオ・ニュースでした。テレビやインターネットのニュースでも目にしました。それから一週間後に熊本復帰の話が来たというわけです。

<JELA>熊本に戻ろうと思ったのには、何か理由がありますか。余震が収まってもいないのに、どうして戻って来ようと決めたのですか。
<ブレント>地震が理由です。この地震で、熊本の皆さんが想像できないほどの苦労をされていると感じました。私にできることは何か、それは、少し前まで勤めていた九州ルーテル学院の教師仲間や熊本の牧師先生たちの負担を少しでも軽くすることではないか、と思ったんです。それから、私がまた教えることで、生徒たちの教育レベルを保てたらとも考えました。

<JELA>熊本に戻る決心をするとき、家族や友達と相談しましたか。したのなら、あなたが「熊本にまた行く」と行ったとき、どんな反応やアドバイスがありましたか。
<ブレント>何年も留守にしてアメリカに帰ったばかりだったので、家族や友人のほとんどはがっかりしました。でも、私の決心をわかってくれたと思います。

<JELA>2回目のJ3として、今度はどんなことをしたいですか。前の2年間とは別の、特に達成したいことがありますか。
<ブレント>やるべきことは前と同じですが、それを、より良くできるようにがんばりたいです。生徒には英語を、前回以上にわかりやすく教えたいし、バイブルスタディも、もっと有意義なものにしたいです。九州ルーテル学院のJ3は毎年、英語のカリキュラムがよりよいものになるように変更しているんですが、その改善作業にも貢献したいです。仕事以外では、日本語がもっとうまくなりたいことと、日本のいくつかの山に登ってみたいし、ラーメンをもっとたくさん食べたいです!

2014年当時、九州ルーテル学院で生徒に英語を教えるブレントさん

◆◇◆

2016/07/14

【国際青年交流奨学金】 1年目の学びを終えて

JELAの奨学金を受けて昨秋よりロンドン大学ゴールドスミス校のダンス・ムーブメント・サイコセラピー修士課程(二年制)で学んでいる小川昂子さんより、1年目の修了報告書を頂きました。以下にその抜粋をご紹介します。

◇◆◇

教授、クラスメイトらと(右端が小川さん)
この一年間は、言葉では表しきれないぐらい充実した学びの期間でした。大学院での体験的な授業や、支援対象者である子どもたちとのダンス・ムーブメント・ サイコセラピー(DMP)の実践を通して、これまでに出会ったことのなかった自分自身と向き合ったり、精神力動学に基づくセラピーの取り組み方の初歩を身につけたり、身体とマインドのつながりについて理解を深めたりと、ダンス・ムーブメント・サイコセラピストになる最初の階段を順調に登り始めたと少しずつ実感を深めています。

9月から始まる2年目のトレーニングでは、大人を対象 としたDMPの理論と実践に取り組むことになります。私は、大変恵まれたことに、大学院から推薦していただき、ロンドン南部の精神科治療に重点を置いた大学病院で実習できる機会をいただきました。この大学病院は、英国の国民健康サービスという制度の一環で運営されており、患者さんにはほぼ金銭的 負担のない公的なサービスとして提供されていることと、精神医学的介入と私が取り組んでいるセラピー治療的介入を組み合わせたチーム医療の中で実習させていただけるところに強い関心を抱いています。これまでとは全く違う環境になるので、 多くの難しい状況に直面すると思いますが、貴重な経験が積めることを今から楽しみにしています。
(小川昂子)

◆◇◆

EU離脱で揺れるイギリスで研鑽を積む小川さんの新たな一年が、神様に守られ、さらに実り豊かな学びの時となるよう期待しています。

2016/07/13

【熊本地震被災者支援】九州学院の支援学生・保護者と面談

2016年4月に発生した熊本地震の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

JELAはこのたびの被災者支援として、九州ルーテル学院と九州学院の学生の学費支援を行います。これに関連して森川博己事務局長は、先日の九州ルーテル学院訪問に続いて7月8日に九州学院を訪れ、支援学生5名とその保護者にお見舞いを述べるとともに、支援内容を伝えました。

面談したすべての方々がJELAからの支援を喜んでくださいました。一人あたり二十数分の面談では、好きな教科やクラブ活動・趣味そして将来の夢などにも話題が広がり、終始うちとけた雰囲気の中で意見交換することができました。

面談者の中には、入院中の父親が被災した家族のために一時退院し、無理を押して面倒を見ている間に急死した学生、自宅付近の国道・鉄道が不通のため、早朝5時半に村に迎えに来る支援通学バスを利用するため、毎朝4時に起床している学生など、それぞれに苦労をされていましたが、将来の夢を語るときには笑顔が見られました。

多額の寄付をくださったアメリカ在住の支援者の方々に、生徒・保護者から感謝の手紙をお送りする予定です。便りがきっかけとなり、いつか米国の支援者を訪問してお礼を述べる機会が与えられれば嬉しい、とおっしゃる親子もいらっしゃいました。

地震が起こってほぼ3カ月になりますが、復興はまだまだのようです。皆様、熊本の被災者のために引き続きお祈りいただけると幸いです。

【関連リンク】
JELAのホームページ

2016/07/12

【ジェラニュース】第40号 間もなく完成します

8月発行のジェラニュースが編集の最終段階に入りました。以下のような記事が掲載されます。

<世界の子ども支援>
カンボジアの農村に水を供給するプロジェクトの完成報告。ひとりの匿名の寄付によって動き出したプロジェクト完成には約3年を要しました。

<難民支援>
連載「政治経済的視点を踏まえた難民保護」の第三回目は、ドイツの実践から(1)です。昨年大きく取り上げられたヨーロッパの難民問題についてドイツの具体的な例を紹介しています。なお、「ドイツの実践」2回分の筆者は有馬みき先生です。

<東北被災者支援>
原発事故の放射性物質飛散の影響で野外で遊ぶことが困難な子ども達に屋内で遊び場を提供する団体「キッズケアパークふくしま」への支援を開始しました。

<熊本地震被災者支援>
4月に発生した熊本地震被災者のうち、九州ルーテル学院と九州学院の何名かの学生さんに給付型の奨学金を差し上げ、学業継続をサポートします。

 他にも、「ブラジル子ども支援」、「世界の子ども支援チャリティコンサート2016報告」や川柳ひろば入選句発表など、盛りだくさんの内容です。詳しくは、8月発行の本紙(電子PDF版もあり)をご覧ください。

もうすぐ発行です。楽しみにお待ちください。


ジェラニュース(フルカラー/8ページ)は年3回発行しています。JELAの活動をわかりやすく掘り下げて取り上げ、 ホームページやブログでは伝えきれない情報も満載です。
 創刊号からのバックナンバーは以下リンクからご覧いただけます。
■バックナンバー「ジェラニュース」一覧


 印刷された「ジェラニュース」をご希望の方は、下記までご連絡ください。
【メール】 宛先:jela@jela.or.jp
・件名に「ジェラニュース希望」と明記してください。
・住所(郵便番号、アパート等の場合は建物名と部屋番号もお願いします)
・氏名(フルネーム、よみ方もお書きください)
・電話(携帯電話も可です)
・希望部数
・クリスチャンの方は所属教会をお教えいただければ幸いです。
※電話・FAXでも受け付けいます。
 電話:03-3447-1521
 FAXの送信先は、03-3447-1523までお願いいたします。
なお、お送りいただきました個人情報につきましては、JELAの案内等にのみ使用させていただきます。

【関連リンク】
日本福音ルーテル社団(JELA)

2016/06/27

【難民支援】 「難民の日」関連イベントをJELAホールで開催

毎年6月20日は国連の定める「世界難民の日」。この記念日に合わせ、6月22日にジェラ・ミッションセンター(東京・恵比寿)の1階ホールにて、国内の難民支援団体がそれぞれの活動を紹介するイベント「なんみんフォーラム オープンデー2016」(主催=NPO法人なんみんフォーラム[FRJ])が開催され、来場者約100名の大盛況となりました。


イベント主催者のFRJは、JELAも加盟する、日本で活動する難民支援団体のネットワーク組織です。イベントでは、JELAを含む十数の加盟団体が、ブースの出展、リーフレット・チラシの配布、日本における難民支援の歴史を紹介するスライド発表等を行いました。実際の難民の方々も会場に数名お越しくださいました。また、高田馬場のミャンマー料理店や、難民シェルター居住者の協力のもと、アジアやアフリカの郷土料理も振る舞われました。参加者の皆さんは世界の美味に舌鼓を打ちつつ、普段はなかなか行えない難民の方や難民支援関係者との交流・情報交換を楽しんでいました。



キリスト教系オンライン新聞「クリスチャントゥデイ」の記者の方が取材にお見えになり、今回の催しを記事にしてくださいましたので、以下にご紹介いたします。
【関連リンク】

2016/06/24

【国際青年交流奨学金】 アジア学院が支援者向けにランチイベント

JELAは例年、奨学金事業を通じて栃木県のアジア学院(Asian Rural Institute、略称「ARI」)で学ぶ研修生を支援しています。この学校は、(アジアに限らず)世界各地の発展途上国から人材を募って研修を受けてもらい、それぞれの故郷で農村指導者としてコミュニティの生活向上に寄与できるよう、農業研修や、キリスト教主義に基づくリーダーシップ教育を行っています。

ARIはここ数年、首都圏の支援者のためのランチイベント「アジア学院ランチ in Tokyo~感謝の集い~」を聖公会聖アンデレ教会(東京都港区)で開催していて、 昨年同様、今回もJELAはご招待をいただき、職員の下川正人が出席しました。以下にイベントの様子をレポートします。

◇◆◇

JELAは今年度、アフリカ南東部のマラウイ共和国から来た、マクドナルド・ンジャラ・バンダさんの研修費を支援しています。彼はマラウイ聖公会の司祭の資格を持ち、宗教者としての活動のほか、地元での農業指導や環境保護活動に携わってきました。

マクドナルドさんは、2010年にも一般の研修生としてARIで学び、その後5年間、母国でその学びを活かした活動を行ってきました。今回は、一度ARIでの研修を終えた者が、さらに学びを深め、またARIスタッフのアシスタントをしながら指導者としての力を培う「研究科生」として3月に再来日しました。

ランチイベントの会場でお会いするやいなや、マクドナルドさんは早速、JELAの支援に対する感謝の言葉を述べてくださいました。「ルーテル教会の団体が支援してくれると聞いたときは、本当に嬉しかったです。マラウイでは聖公会とルーテル教会は互いに協力する関係にあるのです」。

2010年にARIで研修を受けたことで、どのような良い影響があったかを訊ねると、 「考え方が、次のようなものに大きく変わりました。農業の持続可能性や環境への影響に配慮するようになりましたし、『仕える指導者』を目指し、他の民族や宗教の人に寛容になりました。 母国で実践するべき学びばかりでした」と熱く語ってくださいました。心からの思いを述べているということが分かる、まっすぐな眼差しが印象的でした。
発表をするマクドナルドさん(中央)

この日マクドナルドさんは、研究科生として、マラウイに帰国していた5年間の活動報告のプレゼンテーションを行い、ARIでの学びが、いかに自分の農村指導者・奉仕者としての活動やコミュニティの発展のために活かされてきたかを説明されました。エネルギッシュかつ思慮深い内容で、JELAはとても良い人材をサポートできているのだと感じました。
ランチでは、すべてARIで採れた食材を使って、研修生の皆さんが自国の郷土料理を振る舞ってくださいました。見慣れない料理でしたが、食べてみると美味。出身国も、肌の色も、文化も違う人たちですが、同じものを食べて「おいしい」と思えるのは素晴らしいことだと思いました。

会の最後には、研修生の皆さんが歌と踊りを披露し、支援者の皆さんも巻き込んでの大盛り上がり。大盛況のうちにお開きとなりました。ARIの皆さんのおもてなしに始終こころ嬉しい一日でした。
(下川正人)

◆◇◆

マクドナルドさんより、感謝のお便りをいただきましたので、以下に和訳したものをご紹介いたします:

違う教派の出身にも関わらず、私を、そして私のコミュニティを支援してくださっているJELAに心から感謝します。キリストの愛が、この奨学金を通じて確かに働いていることを感じます。この感謝は言葉に言い尽せません。これからも全能の神がJELAを祝福し続け、他の人にも将来、JELAの支援が行き渡ることを祈っています。私は、今後の活動を通じて、自分のスキルを多くの人と共有していきます。JELAが私に下さった投資は、より大きなコミュニティへの投資です。

マクドナルド 

マクドナルドさん(左)と下川

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】実施結果と会場報告一覧(まとめ)

5月7日から6月12日にかけて、真野謡子さん(ヴァイオリン)と前田勝則さん(ピアノ)による「第13回世界の子どもチャリティコンサート」を全国7会場で実施しました。来場者総数は約700名で、席上献金総額は66万円でした。今回の献金と米国からの寄付金や弊社団(JELA)の国際青年交流奨学金の一部など合わせて合計300万円を、熊本地震で被災した九州学院と九州ルーテル学院の学生の学業継続の奨学金として用いさせていただます。皆さまのご協力とお祈りに感謝いたします。

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】 松本会場で開幕

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】 大森教会 来場者百人超す賑やかな会に

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】 岡崎教会コンサート&ワークショップ 136名の大盛況

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】 沼津教会 こころ温まる会に

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】熊本教会 被災地への思い

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】宇部教会 故郷・山口県での熱演

【世界の子ども支援チャリティコンサート2016】保谷教会 華やかにフィナーレ飾る

演奏者の真野さんと前田さん

 【関連リンク】  
チャリティコンサート関連記事(ブログ) 

 

 

 

【アメリカ・ワークキャンプ2016】 参加者説明会を実施

JELAは毎年夏、アメリカのキリスト教青少年向け書籍出版社「グループ社」が米国各州や周辺国で開催する青年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から青年を派遣しています。

キャンプでは、貧困や老齢のために自宅の修繕が困難な人のために、ペンキ塗り・大工仕事などのボランティアに従事し、キリストの愛を示す形で奉仕の心を培います。入念に企画されたプログラムを通して、神様や聖書について体験的に学べるキャンプです。
(昨年の参加者の感想文はこちらです。)

今年は、北は北海道から南は熊本まで、9名の参加者(うち3名は去年に引き続き参加)が与えられました。6月18日の説明会では、欠席者1名を除く8名の参加者と同行スタッフ2名が初めて顔を合わせ、キャンプの日程・内容・心得・注意点などについてのオリエンテーションが行われました。

自己紹介とアイスブレイクのゲームの後、同行スタッフの一人であるJELAの星崎職員がホームステイ先、キャンプ地、日程等の説明を行いました。説明が進むにつれ、アメリカに行くという実感を皆さん深めているようでした。またグループ・ワークキャンプの紹介ビデオが上映されると、これから体験することを想像するように、全員熱心に見入っていました。

説明会の最後には、今回はじめて同行するJELAの渡辺職員によるデボーション(神様について仲間と考えたり、分かち合いをしたりする時間)が行われました。一人ずつ、自分にとって神様とはどういう存在か、ということを自分の言葉で分かち合っていき、神様が様々な形で私たちに働きかけてくださることを実感するひとときでした。
アイスブレイクのゲーム
アメリカについて説明する星崎職員
渡辺職員によるデボーションの時間
◇◆◇

説明会では、参加者の皆さんに、キャンプへの意気込みも書いていただきました。
以下に抜粋をご紹介いたします。
  • 仲間を大切にする。霊的成長をする。この経験から多くのことを学ぶ。Workcampを全力で楽しみます!
  • ワークキャンプに参加して、困っている方々を助けることによって人間的に大きく成長できたらいいと思います。 
  • 知らない場所に行くという緊張と、英語が全然話せず、うまく自分の気持ちを伝えられるかという不安がありますが、国を超えて友達がたっくさんできるように積極的に話しかけていきたいです。
  • (説明会を通じて)「早く行きたい」とすごく思いました。感謝の気持ちを忘れず、明るく笑顔で頑張りたいです!
  • アメリカでどんな方たちとの出会いがあるか、どんな試練が待っているのか楽しみです。
  • みんなで踊る「ソーラン節」(編集者注・キャンプの企画「バラエティショー」で予定している日本人参加者の出し物)を成功させたいです。
  • 去年もキャンプに参加させていただいたので、そのときに感じたこと、もっとこうすれば良かった思ったことをやってみたいです。
  • 今回は2回目の参加です。ワークキャンプは本当に良い経験になるし、人生が変わるので、新しい参加者がより楽しんでアメリカでの時間を過ごせるように、リピーターとしてサポートできたら嬉しいなと思っています。
◆◇◆

今年のアメリカ・ワークキャンプは7月28日~8月9日の日程で行います。プログラムは、ミシガン州でのホームステイと、ペンシルベニア州でのワークキャンプです。参加者・スタッフ一同の旅の安全、素晴らしい経験、そして霊的成長のためにお祈りください。

来年2月にはインド・ワークキャンプも!
JELAは毎年2月に、アジア(インドまたはカンボジア)にて独自のワークキャンプを行っています。
2017年はインド・ワークキャンプを開催いたします(予定期間:2月9日~19日)。
主なプログラムは、医療設備・制度が整っていない現地で、ケガ・病気のために足の切断を余儀なくされた人々のために、簡易な義足づくりを手伝うことを中心としたボランティアです。
参加できるのは18歳以上(高校生不可)。日程や募集の詳細については追って当ブログなどでお知らせします。

【リラ・プレカリア 関西地区セミナー同行記】⑥ 同志社大学チャペルコンサートにて

2016年5月17~30日、キャロル・サック宣教師は関西各所に招かれてセミナーなどを行いました。そのいくつかに同行したリラ・プレカリア研修講座5期修了生の早野潤子さんからレポートが寄せられましたので、6回に分けてご紹介します。
今回はその6回目(最終回)です。
◇◆◇

関西での2週間にわたる活動の最終日は、同志社大学今出川キャンパス内にある礼拝堂で行われたチャペルコンサートでした。新島襄ゆかりのこの礼拝堂は、1886年に建てられたプロテスタントのレンガ造りチャペルとしては日本に現存する最古の建物で、重要文化財に指定されているとのことです。

同志社大学社会学会、同志社大学社会学部社会福祉学科、同志社大学キリスト教文化センターの主催により、学生の皆さんはもとより、学外からもお越しくださった約220~30名の方にリラ・プレカリアの活動とその音楽をご紹介することができました。

参加者からは次のような感想をいただきました。
・心穏やかな時間を過ごすことができました。どの曲もどこか懐かしいと思わせる旋律だったのが興味深かったです。
・ハープの振動が木の床を通して伝わってきました。歌と一緒にいつまでもこんこんと静かに溢れる泉のような音楽。最初のフレーズのハープの響きに涙が出そうでした。
・気持ちがすーっと無理なく、あるべき場所に落ち着いた感じ。気持ちのむかう方向もとても健やかでいい感じです。

木造の木組みと、美しい彩りのステンドグラスの空間に包まれて、会場いっぱいの皆さまの温かい気持ちに満たされた豊かなひとときを共に過ごさせていただけたことを、感謝いたします。

研修講座を修了したばかりの間もない時期にかかわらず、関西在住であることから、キャロル先生のサポートという形でこのような機会に恵まれ、本当に濃密な2週間を過ごさせていただきました。また今回、それぞれの場所で音楽を奏でるとき、研修してきたベッドサイドでの1対1の形でないこともあり、自分自身、戸惑いや緊張、試行錯誤がありました。けれども、様々なスタイルでの活動の中で音を紡ぐとき、共通して大切なのは、ただただ無心に、あるがままに、その場にいる方の、あるいはその場の「息遣い」を聴きながら、「共にいる」ということではなかろうか、と気づきが与えられました。

握りしめていた恐れを手放して、
あるがままに、
そこにある時空に、
こころをひらき、
からだをひらき、
たましいをひらくとき、
訪れる天と地が一つに包まれる平安
その憩いの内に
たゆたいながら ただ 共にいる

ことができますように。
私自身は何の力も持たない存在ですが、音楽を通して、そのような時空を創り出す、
大いなる方の道具として用いていただけますように、と祈ります。

◆◇◆

・同行記① → 関西学院大学チャペル・アワーにて
・同行記② → 関西学院大学商学部キリスト教学クラスにて
・同行記③ → 関西学院大学人間福祉学部のゼミにて
・同行記④ → 神戸ユニオン教会の婦人会にて
・同行記⑤ → 神戸イエス団教団(賀川記念館)にて
・同行記⑥ → 同志社大学チャペルコンサートにて

※リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

【関連リンク】
リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【リラ・プレカリア 関西地区セミナー同行記】⑤ 神戸イエス団教団(賀川記念館)にて

2016年5月17~30日、キャロル・サック宣教師は関西各所に招かれてセミナーなどを行いました。そのいくつかに同行したリラ・プレカリア研修講座5期修了生の早野潤子さんからレポートが寄せられましたので、6回に分けてご紹介します。
今回はその5回目です。

◇◆◇

神戸イエス団教会(賀川記念館)では、スライド・レクチャーはなく、約1時間半ずっと、ハープと歌によるパストラル・ミュージックを奏でました。

今から約100年前、平和な共同社会を目指し、様々な運動を推進した賀川豊彦が創設したイエス団教会。礼拝堂で昨年に続いて行われた2回目の黙想会でしたが、30名ほどが集まられました。床に敷かれた絨毯の上に持参の枕を使って横になったり、その周りの椅子の上で、思い思いリラックスした姿勢になって聴いていただきました。

演奏前にハープの調弦をしていると、昨年も参加したというある方がお声をかけてくださいました。その方が昨年参加されたのは、大切なご友人が亡くなられてすぐのことだったそうです。演奏を耳にして思いがけず涙が溢れ、お友達を回想する静かなひとときになったとお聞きして、キャロル先生も私も思わずその方の手を取り、今晩、そのご友人のためにも祈って弾きますとお伝えしました。

後日「友のことを覚えて弾きますと言っていただき、友は喜んでいると思います。私も喜んでいます。批評家の若松英輔さんの文章にありましたが、『死者が生者を慰める出来事』でした。友が私を慰め、竪琴と祈りの音楽がその取り次ぎをしてくださいました」とお伝えくださったその言葉に、神様の深い慈しみを思い、心打たれました。

◇◆◇

・同行記① → 関西学院大学チャペル・アワーにて
・同行記② → 関西学院大学商学部キリスト教学クラスにて
・同行記③ → 関西学院大学人間福祉学部のゼミにて
・同行記④ → 神戸ユニオン教会の婦人会にて
・同行記⑤ → 神戸イエス団教団(賀川記念館)にて
・同行記⑥ → 同志社大学チャペルコンサートにて

※リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

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【リラ・プレカリア 関西地区セミナー同行記】④ 神戸ユニオン教会の婦人会にて

2016年5月17~30日、キャロル・サック宣教師は関西各所に招かれてセミナーなどを行いました。そのいくつかに同行したリラ・プレカリア研修講座5期修了生の早野潤子さんからレポートが寄せられましたので、6回に分けてご紹介します。
今回はその4回目です。

◇◆◇

神戸ユニオン教会は1871年に創立された日本で最も古いプロテスタント教会の一つで、世界各国の人が集うインターナショナルな集まりです。今回、参加させていただいた婦人会の場にも、様々な国から文化的背景の異なる女性たちが20~30人ほど集まっておられました。半数くらいの日本人の皆さんも、英語でコミュニケーションをされていました。

プレゼンテーションは英語で行われ、リラ・プレカリアの概要を示すスライド上映の後、25分ほどハープと歌によるパストラル・ミュージックを聴いていただきました。皆さんたいへん興味をもって聴いてくださり、「自分もハープを始めてみたい」という方や、「大切な方が大きな試練の中にあり、パストラル・ハープを聴かせてあげたい」とお話しくださる方もおられました。

パストラル・ハープの祈りの音楽を通した一つひとつの出会いの不思議さを思いました。音楽は本当に不思議なものであり、文字どおり「言葉を越えて」、そしてまた、目の前におられるその方を通して繋がり何かが流れていく、そんな思いを持ちました。

◇◆◇

・同行記① → 関西学院大学チャペル・アワーにて
・同行記② → 関西学院大学商学部キリスト教学クラスにて
・同行記③ → 関西学院大学人間福祉学部のゼミにて
・同行記④ → 神戸ユニオン教会の婦人会にて
・同行記⑤ → 神戸イエス団教団(賀川記念館)にて
・同行記⑥ → 同志社大学チャペルコンサートにて

※リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

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【リラ・プレカリア 関西地区セミナー同行記】③ 関西学院大学人間福祉学部のゼミにて

2016年5月17~30日、キャロル・サック宣教師は関西各所に招かれてセミナーなどを行いました。そのいくつかに同行したリラ・プレカリア研修講座5期修了生の早野潤子さんからレポートが寄せられましたので、6回に分けてご紹介します。
今回はその3回目です。

◇◆◇

関西学院大学人間福祉学部・人間科学科の、死生学がご専門の藤井美和先生のゼミでは、3・4年生に大学院生も加わり20人ほどの受講者が参加されました。1対1の呼吸に合わせた奉仕ではありませんでしたが、大教室ではなく小さな空間で少人数にパストラル・ハープをお届けできたこともあって、音楽による祈りが深いところまで届いた気がしました。

リラ・プレカリアでは基本的に、聴く人に馴染みのない曲と言語をあえて用いますが、それは曲にまつわる特定の思い出や歌詞の意味に捉われることなく、お一人お一人に、その瞬間に必要な「自由な心の旅」をしていただきたいからです。

教室で半円形になって座っている皆さんの真ん中で、音楽を奏で始めると、そっとハンカチを取り出して両手で目に押し当てながら聴いておられる方もおられました。パストラル・ハープを体験したホームレスの方から届いた手紙を朗読すると、さらに何人かの方々が目を赤くして涙を滲ませておられました。

ゼミの皆さんはそれぞれ、これまでの歩みの中で人という存在に深い関心を寄せてこられました。虐待を受けた子どもを預かる養護施設など福祉の現場で、対人援助に実際に取り組んでいる方もおられるとのこと。人間が身体的・社会的な存在であるだけでなくスピリチュアルな存在であるということを改めて体感する機会になったのではないか、と授業の最後でおっしゃった藤井先生の言葉が心に響きました。

終了チャイムが鳴った後もハープに実際に触っていただいたりして、なかなかお話が尽きることはありませんでした。

今回、大学の若い世代との交流を通してわかったことは、リラ・プレカリアのセミナーが「いのち」や「生と死」、自らの生き方を振り返る糸口になったり、キリスト教的死生観を通してスピリチュアルな人間の存在への気づきと洞察につながるのではないかということ、つまり、≪Death Education(死の教育)≫ ≪Life Education(いのちの教育)≫≪Faith Education(信仰の教育)≫の意味をも持ちうるのではないかということです。そして、パストラル・ハープを通して「目の前にいるお一人お一人に『あなたはそのままで価値のある大切な存在ですよ』と伝えること」は、終末期にある人だけではなく、宗教や信条を問わず、すべての人にとって大切な祈りなのだと改めて思いました。

◆◇◆

・同行記① → 関西学院大学チャペル・アワーにて
・同行記② → 関西学院大学商学部キリスト教学クラスにて
・同行記③ → 関西学院大学人間福祉学部のゼミにて
・同行記④ → 神戸ユニオン教会の婦人会にて
・同行記⑤ → 神戸イエス団教団(賀川記念館)にて
・同行記⑥ → 同志社大学チャペルコンサートにて

※リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

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