2019/03/07

【インド・ワークキャンプ2019】参加者のレポート(その1)

2月9日からインド・ワークキャンプに参加したメンバー13名が2月19日に無事帰国しました。皆様のお祈りを感謝いたします。

これから参加者全員のレポートを一人ずつご紹介しますが、第一号としてメンバーのS.Tさんの報告を掲載します。なお、今回を含め、今後掲載するレポートの内容は、JELA事務局が一部編集したものです。

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インド料理チャパティー作りに挑戦するTさん
今回のワークキャンプは自分にとって忘れられない経験になりました。キャンプの目的は奉仕活動を通してそれを人間としての成長の助けとすることでした。昨年はアメリカでのキャンプに参加しましたが、アジアでのキャンプは初めてでこのキャンプは私にとってとても新鮮であり、一方でそれがどのようなものであるのかが想像し難いという不安も同時に感じていました。しかし、キャンプを終えた今は以前感じていたどんな不安よりも参加して良かったという感情がまさっています。

この十日間はまさに刺激の連続でした。往路だけで三本の飛行機を乗り継ぎ、プネー市からバンで悪路を四時間かけて走り、目的地に向けて移動を繰り返すだけで体調を崩したこともありました。食事に至っても同様です。普段は食べたい物を食べたい時に容易に手にできることが当たり前だと思っていましたがインドに着いてからは普段のようにはいかず苦労したこともありました。キャンプに限らずこのような普段の生活からは得ることのできない大切な事に気づくきっかけができ、一歩成長することができました。

長かった移動を終えるといよいよワークキャンプが始まりました。今回は二度目のキャンプ参加でしたが、初めてのアジアでのキャンプ、そして自分が最年少であるということで行く前から不安なことや緊張で色々な思いがありました。しかし他のキャンパーと顔合わせをした時には全員が歳の差を感じさせないような親しみに溢れた接し方をしてくれたので不安と緊張はすぐに楽しみと期待に変わりました。アメリカ・ワークキャンプでお世話になったポールさん(JELA職員)と再会できたこと、チャプレンの嗣さんとキャンプのメンバー、そしてCRHP(※1)のスタッフの方々に出会うことができたことには神様の見えない導きを感じたので、これを糧にワークに尽くすことができました。

 昨年のアメリカでのキャンプでも同様でしたが、キャンプ中は毎日デボーションの時間が設けられ、意見を交換する場がありました。普段は宗教的な話し合いの場に立つ機会はなかなか無いので、今回のキャンプを機に知識を深めることができたことを嬉しく思います。

インドでのキャンプを終えた今、無償の奉仕をすることで得られる霊的な成長、そしてこれが人としての成長に繋がることを知りました。今後はこの経験を常に意識し、無償の愛を他人に与えることができる生活と、そのような人間になるように尽力しようと思います。もしまた機会があればこのキャンプに参加したいです。

※1:CRHPComprehensive Rural Health Project/キャンプ地インドのマハラシュトラ州ジャムケッドにあるNGO団体施設
Tさん(中央)とCRHPのインターンスタッフ

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