2025/10/03

【募集開始!!】JELA インド・ワークキャンプ 2026

 JELAは2026年2月10日から20日の日程で、インドはマハラシュトラ州でのワークキャンプを開催いたします!!


ワークキャンプの舞台は、インド・マハラシュトラ州ジャムケッドにある、医療福祉施設Comprehensive Rural Health Project(日本語訳:包括的農村保健プロジェクト、略称:CRHP)」。CRHPは「農村地域の人々の健康」をテーマに、医療、子ども教育、有機農業指導、ソーシャルワーカの育成など、幅広い取り組みをしている医療福祉施設です。
CRHP WEBページ(英語のみ)はこちら


非営利・非政府の公益活動を行う施設に滞在し、交通事故や病気などで必要とする方のための義足作りや、施設内の病院での診察や治療の補助、近隣の小学校やプレスクールの見学・児童との交流、施設の建物修繕など、様々なボランティアワークを現地の人々と共に行います!



義足作りのボランティア


学校見学・児童との交流


施設修繕のボランティア


ワークや現地の人々との交流を通して、医療と健康をテーマにした、貧困・格差問題や、子ども教育への取り組みについて学びます。また、インドという国に飛び出して、外国語での会話や協働が求められますので、日本ではできない国際経験や異文化体験はもちろん、キャンプを通して国際協力や国際貢献についても学んでいただけます。


現地で福祉に携わる人々との交流

毎日の終わりには、聖書から1日の出来事を振り返る「ディボーション」も予定しています。キャンプに集った仲間の言葉と想いを聞き、互いの意見を交換し、そして聖書の言葉に親しむキャンプの中でも評判のプログラムです!

ディボーションの様子

人気のインドツアーのような観光地を巡るプログラムは一切ありませんが、「健康」をテーマにした様々な社会福祉事業から多くを学び、現地の方と共に生活をし、普通では体験することができないインドの「日常」に触れてみませんか?


<JELAインド・ワークキャンプ2026 募集要項>
  1. 日程:2026年2月10日(火)から2月20日(金)の11日間
  2. 内容インド・マハラシュトラ州ジャムケッドの医療福祉施設「Comprehensive Rural Health Project(略称:CRHP)」でのボランティアワーク(義足作り、病院での診察や治療の補助、建物修繕、プレスクールや小学校の見学、児童との交流など)や毎日の学びの分かち合い、ディボーション(聖書の学び)など
  3. 対象:キャンプ開始時点で18歳以上(高校生3年生は要相談)で、飛行機・バスでの長時間の移動に問題がなく、上記のようなワークが可能な、健康で体力に自信がある方
  4. 募集人数:5〜10名程度
    • 最低催行人数は5名です。
    • 応募多数の場合は選考の上、締切日の翌日中に参加の可否を通知します。
  5. 参加費:255,000円(航空券代、現地での移動費、宿泊費、食費を含む)
    • 海外旅行傷害保険費、パスポート取得費、自宅から出発・帰国時の集合場所(空港)からまでの交通費、前泊・後泊する場合の宿泊費については、上記の参加費とは別に全額個人負担)
  6. 申込方法こちらをクリックして「参加申込書」をダウンロード・印刷の上、必要事項を記入し、郵送・メール・FAXでご提出ください。(詳しくは参加申込書の最終ページをご覧ください。)
  7. 申込締切2025年11月20日(木) (郵送の場合は必着)
  8. 参加者説明会2025年12月6日(土) 13:00〜17:00 にオンライン開催いたします。
    • 説明会では、参加にあたっての事前研修や参加者・引率スタッフの顔合わせなど大切なプログラムが行われます。キャンプご参加の条件となりますので、お申込の際にあらかじめご予定の上、必ずご参加ください。
  9. お問い合わせ先:当キャンプに関するご質問等は以下までお願いいたします。
◆申込・参加にあたっての注意事項
  1. 行程・プログラムは、現地の受け入れ状況、天候、その他の都合により変更することがありますので、あらかじめご了承ください。 
  2. インド入国の際、パスポートの残存期間が6か月以上、余白が2ページ以上あることが必要です。 
  3. このワークキャンプは、参加者の個人責任で参加していただきます。JELAからの同行スタッフは、参加者の安全と健康について十分に配慮してツアーを計画いたしますが、万一の怪我、病気、不慮の災害・事故に備え、「海外旅行傷害保険」に必ずご加入いただきます。また、渡航時や現地における安全管理は参加者個人の責任となりますのでご了承ください。 
  4. 予防接種は個人の判断と責任になりますので、各自で医師に相談・確認してください。
  5. 参加者説明会には必ず参加してください。 不参加の場合はキャンプへの参加をお断りする場合がございます
  6. 海外旅行傷害保険費、パスポート申請費、参加者説明会の会場(JELA)への交通費や出発・ 帰国時の集合場所(空港)から居住地までの交通費、前泊・後泊する場合の宿泊費については、上記の参加費とは別に全額個人負担していただきます。
  7. キャンプ期間中は、協調性を持って同行スタッフの指示に従い、行動、健康に関して自己管理を行なってください(体力が必要ですので、健康状態等に不安のある方は応募前に必ずご相談ください)。
  8. 参加費は、JELAの広報活動に協力することにご同意頂いた方のための特別価格となっています。JELAの広報活動(機関紙、ホームページ、ブログ、SNS)に記名感想文やキャンプの写真(顔写真含む)などを掲載します。記名感想文は、必ず帰国後10日以内に作成して電子メールにてJELAに提出してください。
以上

2025/10/02

【お知らせ】10/17(金) JELAチャリティ・イベント『人生の最期に、何を語り合えるのか』を開催! ふるってご参加ください!!

 JELAは今秋、全米認定チャプレンとして活動される岡田 圭 氏をスピーカーにお迎えし、チャリティ・イベント『人生の最期に、何を語り合えるのか』を開催いたします。
昨秋9月に出版された著書『いのちに驚く対話』(医学書院)は、早くも日本の臨床スピリチュアルケア界、ホスピス緩和ケアなどの分野で大いに注目されています。岡田氏が著書を通して投げかけた、「最期」についての多様な見方や、そこで起きる対話・言葉をどう意識し理解できるかという問いに対し、岡田氏とともに立ちどまり考える時を持ちませんか。

 ◆イベント概要◆
 ・講演名:『人生の最期に、何を語り合えるのか』
 ・講演者:岡田 圭 氏 
 ・日  時:2025年10月17日(金) 午後1時30分開場 午後2時開演
 ・入場料:無料(当財団公益目的事業へのご寄付を承ります)
 ・主催/問い合わせ先:公益財団法人JELA
◆参加申込フォーム(締切:10月10日)
(飛び入りのご参加も可能ですが、席数に限りがあるためお申込みいただいた方を優先してご案内いたします。ご了承ください。)
※悪天候・社会情勢等により開催を中止する場合があります。ご了承ください。 
 
◆書籍販売とサイン会◆
 医学書院さんのご協力により岡田先生の書籍『いのちに驚く対話ー死に直面する人と、私たちは何を語り合えるのか』の販売とサイン会を実施します。

 ◆岡田 圭 氏 プロフィール◆
 ニューヨーク生まれ、金沢市育ち。上智大学外国語学部ポルトガル語科を卒業後、1982年にロータリー財団奨学生として渡米。美術専攻でニューヨーク市の美大School of Visual Artsを卒業後、ポストモダン・ダンサーたちとの舞台芸術創作を経て、ユニオン神学校卒(神学修士)Union Theological Seminary。現場教育の授業で臨床チャプレンの仕事に興味を持ち、臨床研修CPE (Clinical Pastoral Education) を市内数カ所の病院で終了。専門チャプレン協会Association of Professional Chaplains の全米認定資格を所得。チャプレンとしてコーネル大学医療センター小児科「エイズの子供たちのためのプログラム」クリニック、HIV キャリアのホームレス療養施設Housing Works, Inc.での勤務を経て、2006年よりニューヨーク訪問看護サービスVisiting Nurse Service of New Yorkホスピス緩和ケアでスピリチュアルケア・カウンセラーとして勤務。2021年末、終末期スピリチュアルケア・プログラム・マネージャーとしての職務から退職し、昨年『いのちに驚く対話ー死に直面する人と、私たちは何を語り合えるのか』(医学書院)を刊行。現在、国際スピリチュアルケア協会(スイス、ベルン大学)会員、臨床スピリチュアルケア協会(PASCH)顧問。

【JELAの公益活動は皆さんのご支援によって支えられています】
 JELAでは、「JELAサポーター」を募集しています。JELAの公益事業をお支えいただけます方は、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
JELA寄付サイト

【関連リンク】
JELAオフィシャルサイト

#公益財団法人 #JELA #チャリティイベント #秋 #2025 #東京 #恵比寿 #岡田圭 #スピリチュアルケア #グリーフケア #パストラルハープ #キリスト の #愛 で #隣人 に #仕える #charity #event #tokyo #ebisu #jelafoundation 表示を縮小

【御礼】多数の文房具をありがとうございました! カンボジアの小学校やプレスクールにお届けます!!

 JELAは9月末までカンボジアの小学校やプレスクールの子どもたちが使う文房具を集めていました。複数の個人の方、また学校の有志の方などから多数の文房具をお寄せいただきました。この場を借りて文房具をご寄付いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございました!

当初は本当に文房具が集まるか不安もありましたが、月末にどどっと荷物が届いた時には、スタッフも大変驚き「カンボジアに持って行くのが大変だね」と嬉しい悲鳴をあげていました。

皆様にお送りいただいた文房具は、10月下旬にJELAスタッフがカンボジアの小学校やプレスクールに直接お届けします。多数の文房具のため、複数回に分けてカンボジアに届ける可能性もありますので、その点についてはご理解いただけると助かります。

このJELA NEWSブログでもカンボジアへの文房具寄贈について公開して参りますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

【JELAの公益活動は皆さんのご支援によって支えられています】
 JELAでは、「JELAサポーター」を募集しています。JELAの公益事業をお支えいただけます方は、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
JELA寄付サイト

【関連リンク】
JELAオフィシャルサイト

2025/09/30

【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート16(渡辺 讃々美さん)

   JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら


今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

アメリカにも居た神様

渡辺 讃々美(高校3年生)

高校三年の夏、私は初めての海外に飛び立ち、アメリカでのワークキャンプに参加しました。出発前はワクワクと不安が入り混じっていましたが、飛行機の中で感じたのは「今この瞬間がどれだけ恵まれているか」という実感でした。異国の地で、何が待っているのか分からない中で、自分がどんなふうに変わるのか、ほんの少しの期待も持っていました。
渡辺さん

最初の数日は、言葉の壁や環境の違いに心がついていかず、正直「もう帰りたい」と何度も思いました。特に人間関係のことで悩むこともあり、「自分ってこういう場に向いてないのかもしれない」と思い込んでしまったこともあります。でも、そんな時でも、誰かと会話できたり、ちょっと笑い合えた瞬間があって、それだけで救われたような気持ちになれました。

ワークが始まってからは、アメリカの子たちと作業を共にしながら、少しずつ距離が縮まっていきました。英語が完璧に話せるわけじゃないけれど、一緒に働いて、一緒にご飯を食べて、少しずつ心が通じるようになった時、自分の中にあった「伝えたい」「つながりたい」という気持ちの大切さを感じました。ある日、ずっと話したかった現地の子とようやく会話ができた時は、本当に嬉しくて、これまでのもやもやが一気に晴れたような感覚でした。
渡辺さん(左端)、クルーとレジデント(住人)と記念写真

その中で気づいたのは、神様は私にちゃんと「備え(Equipped)」をしてくださっていたということです。今までの人生で経験してきたこと、挑戦してきたこと、そして失敗してきたことのすべてが、このキャンプの中で活かされていた気がしました。もっと英語を勉強しておけばよかった、もっと努力しておけばよかった、そう思う場面もたくさんありましたが、それも含めて神様が私に気づかせてくれたことだったと思います。

最終日に近づくにつれて、だんだんと「やりきった」と思える瞬間が増えていきました。ダンスを披露する場面では思いがけないほどの反応をもらえたり、集会の雰囲気を楽しめたり、自分がこの場所でちゃんと存在できているという実感を持てたのは、本当に大きな経験でした。全部が順調だったわけではないけれど、全部に意味があったと今では思えます。
ホストファミリーと「アイスブレイク中」の渡辺さん(前)と参加者の菊地さん


このキャンプを通して私が一番学んだのは、「与えられているものの価値に気づくこと」と、「すべてを用いて神様が私を導いてくださっている」ということです。神様は、出会う人、悩む経験、環境のすべてを通して、私に必要なことを教えてくれました。そして、私自身が持っている力も、神様が備えてくださったものだと信じられるようになりました。

今回の経験は、私にとって人生で忘れられない大きな一歩でした。このキャンプで得た気づきを、これからの進路や生き方の中でも大切にしていきたいと思います。







【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート15(和田 詩さん)

   JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら


今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

通じ合える瞬間

和田 詩(高校2年生)

私は兄がこのアメリカワークキャンプに参加した時から、ずっとこのキャンプに参加したいと思っていた。去年は学校行事と重なり断念したが、今年参加できたことで、去年とはまた違ったかけがえのない出会いや経験を得ることができたと思う。これが神様が与えてくれた equipped 【神備】だと感じた。

和田さん

ワークが始まって1日目の夜、国境を越えたコミュニケーションの難しさを痛感した。正直、アメリカに行く前はそれほど不安はなく、これまで学んできた単語や文法でなんとかなると思っていた。しかし、実際には単語や文法以前に会話のスピードが速すぎて聞き取れず、自分の英語が通じるか不安になり、次第に自信をなくして何も言えなくなった。今まで日本でやってきた英語の勉強は何だったんだろうとこの数年間が全て無意味だったように思った。会話に入りたくても内容が分からず入れないもどかしさ、言いたいことを英語でどう伝えればいいか分からず飲み込むことしかできない悔しさ、英語で話が盛り上がり仲が深まっていく輪の中に入れない孤独感。日本にいるだけでは絶対に経験できない感情だった。

キャンプ初日、メンバーとの会話に奮闘する和田さん(右から2番目)


それでも徐々に打ち解け、通じ合える瞬間が増えていった。私自身、アメリカに行くまでは外国の人をどこか別世界の人のように感じ、無意識に壁を作ってしまっていたが、実際に出会った人々は皆本当に親切で英語が理解できない私を温かく受け入れてくれた。毎日、初めてのことでいっぱいでついていくのが誠意いっぱいだったけどそれでもひたすらに楽しかった。夜の自由時間では髪を乾かす時間も惜しいほど仲良くなった皆で集まって沢山話し、就寝時間ギリギリに宿舎に飛び込む毎日だった。


言葉が通じなくてもこんなにお腹を抱えて笑えるんだ、こんなに仲良くなれるんだと知ることができた。また、言葉が通じないからこそ心が通じた時の喜びを知った。コミュニケーションを取る上では、「正しい英語を話すこと」よりも「伝えようとする気持ち」が何より大切だと学んだ。

ワークサイト用の飲料水を積む和田さん


この五日間は、私の17年間の中で最も濃く、意味のある時間だった。帰国後の今もアメリカの友達と毎日連絡を取り続けており、昨日のことのように暇さえあれば写真や動画を見返して浸っている。この繋がりがずっと続いてほしいと思っている。このキャンプに参加してよかったと心から思う。






【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート14(山口 太靖さん)

  JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら


今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

支え合いと内省

山口 太靖(大学1年生)

私は今回のアメリカ・ワークキャンプを通して、二つ気づきを得ました。まず一つ目は、「人は支え合って生きている」ということです。キャンプでは家屋の修繕や壁のペンキ塗りなどの作業を、クルーメンバーと協力して行いました。私は、英語が得意ではなかったため言葉の壁を感じる場面もありましたが、それでもジェスチャーを使ったり、相手がゆっくりと発音してくれるなど、お互いに工夫しながら意思疎通を図ることができました。たとえば壁を塗るときには、どの範囲を担当するかを相談して作業を分担したり、家具を移動させるときには端と端をそれぞれ持ち合って慎重に動かしたりと、言葉が通じにくくても心は通わせることができるのだと実感しました。

山口さん


さらに、クルーメンバーは日本から来た私に対して積極的に話しかけてくれたり、気遣ってくれる姿勢に感動しました。彼らが温かく受け入れてくれたことで、人と人とのつながりの大切さを改めて感じることができました。


ワークキャンプに参加する人々は、ただ奉仕作業をするだけでなく、相手を尊重し、思いやりを持って接してくれる素晴らしい人々だと強く思いました。

山口さん(上から2番目)とクルーメンバー


二つ目は、「神は常に私たちに必要な備えをしてくれている」ということです。キャンプ2日目の朝、突然体調を崩して発熱し、2日間作業に参加することができませんでした。その時はとても悔しく、焦りや不安な気持ちもありましたが、後になってその経験を振り返るうちに、それが神によって与えられた内省の時間だったのではないかと思うようになりました。

左から参加者の阿部さん、山口さんとホストファミリー夫妻


今回のキャンプのテーマは「Equipped」、その中でも私は「Evaluate」という言葉に強く共感しました。この時間を通して、自分自身に問いかけるようになったのです。「なぜ私はこのワークキャンプに参加したのか?」と。当初、私は友人に誘われたからという軽い理由で参加を決めていました。しかし熱で寝込む時間の中で、考えを深めることができました。そして気づいたことは、私はさまざまなキリスト教信者の背景や考えを知りたくて参加していたのだということです。実際に、多くの参加者に信仰のきっかけや経験を聞いてみると、一人ひとりに違った理由がありました。幼い頃からキリスト教の環境で育って自然と信仰を持った人もいれば、キリスト教の考え方に惹かれて信じるようになった人、キリスト者の温かさに触れて入信した人など、その背景は多様であり、心に響きました。





2025/09/29

「グローバルフェスタJAPAN2025」に出展しました! 絵本アンケートの結果は?

外務省・JICA・JANIC共催の「グローバルフェスタJAPAN2025」が、9月27・28日に開催され、JELAもブースを出展しました。

「グローバルフェスタJAPAN」とは、国際協力活動を行うNGO・NPOや、SDGsなどに取り組む官民の団体が一堂に会する国内最大級の国際協力イベントです。今年は「世界を変える、あなたの一歩 ~プラス1の国際協力~」をテーマに開催されました。

JELAのブースでは、主として世界の子ども支援事業に関する展示を準備しました。特に「世界の子どもに届けたい! 日本のおすすめ絵本は?」と題して、来場者にステッカーで投票をしていただくアンケート企画を実施しました。

アンケート回答の様子

2日間で合計686名もの方々に投票していただきました!
アンケートにご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。

投票の結果は次のとおりです。


順位 作品 1日目票数 2日目票数 票数計
1 『ぐりとぐら』(福音館書店)
なかがわ りえこ 作、おおむら ゆりこ 絵
61 80 141
2 『あんぱんまん』(フレーベル館)
やなせたかし 作・絵
46 79 125
3 『スイミー』(好学社)
レオ=レオニ 作、谷川俊太郎 訳
42 59 101
4 『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)
香山美子 作、柿本幸造 絵
26 56 82
5 『からすのパンやさん』(偕成社)
かこさとし 作・絵
24 53 77
6 『手ぶくろを買いに』(偕成社)
新美南吉 作、黒井健 絵
18 25 43
7 『ノンタンおしっこしーしー』(偕成社)
キヨノサチコ 作・絵
18 21 39
8 『いないいないばあ』(童心社)
松谷みよ子 文、瀬川康男 絵
14 18 32
9 『がたん ごとん がたん ごとん』(福音館書店)
安西 水丸 作
13 11 24
10 『いやだいやだ』(福音館書店)
せな けいこ 作・絵
7 15 22
投票数合計 269 417 686

また、上記の10作品以外で、次の絵本もお薦めいただきました。

  • 『だるまちゃんとてんぐちゃん』 加古 里子 作・絵/福音館書店
  •  『はらぺこあおむし』 エリック・カール 作、もりひさし 訳/偕成社
  • 『はははのはなし』 加古 里子 文・絵/福音館書店
  • 『わすれられない おくりもの』 スーザン・バーレイ 作、絵小川仁央 訳/評論社

今回のアンケートの上位5作品『ぐりとぐら』『あんぱんまん』『スイミー』『どうぞのいす』『からすのパンやさん』については、10月下旬にJELAスタッフが実際にカンボジアのプレスクールや小学校にお届けする予定です。

今回の「グローバルフェスタJAPAN」で、アンケートや事業の説明を通じて多くの方々と交流でき、担当したスタッフにとって大変貴重な経験となりました。JELAのブースにお立ち寄りくださった皆様に改めて深く感謝いたします。ありがとうございました!

【関連リンク】
公益財団法人JELA ウェブサイト

【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート13(古澤 奈々子さん)

     JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら

 今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

主にあって備えられる

古澤 奈々子(高校3年生)

初めてのワークキャンプ、実はとても不安な気持ちから始まりました。元々参加しないつもりでしたが、友人からの誘いで申し込みました。今思えばこれは友人が背中を押してくれた、神様からの恵であり、今回のテーマである「Equipped(神備)」されたことだなと思います。
古澤さん

英語も苦手でコミュニケーションもまともにとれないままアメリカへ向かいました。孤立してしまうのではないかととても緊張していました。ですが実際行ってみれば、ただ使う言語が違うだけの温かな人達でした。ずっと自分に翻訳をしてくれる人、聞き取りやすくゆっくり話してくれる人、誰かもわからないけどとりあえず声をかけてくれる人、頑張って日本語で話しかけてくれる人、など人の優しさに心から触れることができました。
クルーとのコミュニケーションに励む古澤さん(中央チェックシャツ)

また、実際のワークでは、英語のみの会話についていけませんでしたが、全員同じ目標なことに変わりはなく、心一つに頑張る楽しさを感じました。完成した時の達成感とレジデントの笑顔は一生忘れないと思います。
ワーク中の一息、クルーと古澤さん(中央)

そして私が一番心に残っていることは祈りの時です。ここではグループ全員で手を繋いでお祈りをしました。もちろん英語なので、私には何を祈っているのか理解できませんでしたが、心が繋がったようなそんな感覚がありました。この祈りの時も神様からEquippedされた出来事だと感じました。人は言語が通じなくても、心は繋がれる。世界中みんなが神様に愛されているんだな、と実感できる12日間でした。キャンプに参加できて本当に良かったです!出会えた全ての人と出来事に感謝します。沢山の濃い良い経験をありがとうございました。







2025/09/28

【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート12(橋本 亜優菜さん)

    JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら

 今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

新しい場所で感じたあったかい気持ち

橋本 亜優菜(20歳・社会人)

今回のキャンプを通して、日本にいた時には味わうことができなかった感情や経験に触れることができました。初めての場所、初めて出会う人々の中で、不安もありましたが、それ以上に新しい刺激や学びが多く、自分の中の何かが大きく変わったように感じています。

橋本さん

ワークやプログラムでは、自分の考えを言葉で伝えることの難しさや、逆に言葉が通じなくても心が通じ合う瞬間の嬉しさを体験しました。現地の人々との交流を通して、相手を思いやる気持ちや、互いに理解し合おうとする姿勢がどれほど大切かを学びました。特に、私たちを温かく迎えてくれた方々の優しさや笑顔には本当に励まされ、自分も誰かにとってそんな存在になりたいと強く思いました。

橋本さん(左)と参加者の和田さん


また、神様が神備してくださっていると感じた瞬間もたくさんありました。たとえば、自分が孤独を感じた時に声をかけてくれた友達や、タイミングよく助けてくれたスタッフの存在は、まるで神様が「ひとりじゃないよ」と教えてくれているようでした。人との出会いや支え合いの中に、神様の愛が確かに生きていると実感しました。


この経験は、これからの人生の中で自分にとってなくてはならない大切なものだと心から感じています。日本では気づけなかった「人とつながる喜び」や「感謝する心」、そして「神様の存在への気づき」は、これからの私の生き方に大きな影響を与えてくれると思います。この貴重な時間に感謝し、今後もその学びを忘れずに歩んでいきたいです。








【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート11(奈良部 真理さん)

    JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら

 今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◇◆◇

神様が私に備えてくださったこと

奈良部 真理(中学1年生)

今回のキャンプで、英語を母国語とする同年代の人たちと交流することを、私は緊張しつつも楽しみにしていました。ホストファミリーはもちろん、アメリカの方々は、私たちが外国から来た学生だったので、私たちの立場になって簡単な言葉で分かりやすく話してくれたことが、とても親切だと感じました。私のホストファミリーはご夫婦がそれぞれの教会を牧会する牧師さんで、日本のアニメや漫画、サンリオなど日本の文化が家族全員大好きな一家でした。会話やおもてなしで私たちの緊張をほぐしてくれ、主日にはそれぞれの教会に連れて行ってくれました。礼拝の出席者が多く教会が大きいことに驚きました。

奈良部さん


また実際のキャンプでは、クルーのメンバーと協力して民家のペンキ塗りをしました。それぞれの作業を黙々と真剣に取り組んだ後、声掛けしながら塗りきれていないところを確認し合って、隅々まで仕上げることができ、その家の住人に喜んでもらえて達成感を感じて嬉しかったです。ワークが終わってからも、みんながフレンドリーに話しかけてくれて、趣味や互いの国についてだけでなく、聖書のことや信仰のことなど、ホストファミリーと同様に楽しく会話ができました。共通の趣味で盛り上がって、再会を約束した友達もいます。

奈良部さん(右から3番目)とクルーメンバー


日本では、教会以外で同年代の人と、信仰や宗教のことを話すことはほとんどありません。今回は、クルーとデボーションをしたり、そこで分からなかったことを日本人グループの分かち合いで理解できたり、日本人同士だったら通じる感覚なのだと確認できたことは、私にとって大きな実りでした。国や文化が異なっても、信じることが同じ人たちと出会えたことは、神様が私に備えてくれたことだと感じています。

ホストファミリー、参加者2名とポーズをとる真奈良部さん(前列右)


相手の立場で考えたり、親切にしたり、友情を結べたこの体験を通じて、私は英語がますます好きになりました。私はもっと語学力を伸ばして、将来は世界の人とたくさん関わっていきたいと思います。困難なことがあっても、本当に必要としていることはその時々に神様が備えてくださる。親切なアメリカの友人たちを通じて、そう信じることができる恵み深い体験でした。