2026/03/18

【インド・ワークキャンプ2026】参加者レポート2(笹山 百合菜さん)

JELAインド・ワークキャンプ2026が、2月10日〜20日の日程で開催され、日本全国から集った9名の学生が参加しました。今回もマハラシュトラ州ジャムケド市にある、医療福祉施設「Comprehensive Rural Health Project (=CRHP)」を訪れ、施設内の工房での義足作りや、施設修繕、菜園整備などのボランティアワークを行いました。

【インド・ワークキャンプ2026】10日間のキャンプがスタート! 羽田空港に全員集合!!

チャプレンとして、日本福音ルーテル蒲田・横須賀教会の市原悠史 牧師も参加し、毎日の終わりに聖書の御言葉を通して1日を振り返り、感じたことや気づいたことを分かち合う「ディボーション」を行いました。

キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載します!


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神様に祝福されたインド旅


笹山 百合菜


私はインドワークキャンプに参加し、神様の祝福で観光では知ることのできない現地の人たちの暮らし、思いに触れ、素晴らしい経験をすることができました。現地では、義足作り、ペンキ塗り、農作業に分かれて作業をしました。私は義足作りには、短時間しか携わることができませんでしたが、義足を必要としている方から交通事故や農作業中での事故などで足がなくなったと聞きました。日本ではあまり聞かない事故や怪我によって義足を必要とする人が多いことを知り、義足が生活の中でどれほど重要な役割を果たしているかを実感しました。義足はその人たちの命、生活、家族の生活に直結することをしりました。職人の方々は、私たちに丁寧に教え、義足作りのひと過程に私たちを関わらせてくれた貴重な機会に感謝したいです。義足作りはとても力のいる作業で、特にアルミを切る工程は、素人の私たちにとって最初は四人がかりで行うほど大変でした。

笹山さん(左)

プレスクールでは、子どもたちと触れ合う時間を持ちました。子どもたちは「ディリ!ディリ!(マラーティー語でお姉さんの意)」と笑顔で駆け寄ってきてくれる無邪気な姿はとても印象的でした。一方で、朝子どもたちを迎えに行く道中、ズボンを履いていない幼い子や、水たまりの近くで一人泣いている赤ちゃんの姿も目にしました。多くの子どもが笑顔を向けてくれる中、手を振っても反応のない、どこか光を失ったような目をした子の姿が忘れられないです。経済的な貧しさは、教育や家庭環境にも影響を与え、時に心の貧しさへとつながってしまうこともあります。しかし同時に、私はその人たちの生活のほんの一部しか見ていないこと、現地の言葉も分からず本当の思いを知らないことにも気づかされました。私たちが考える「幸せ」が、その人たちにとっての幸せとは限らない。教育の在り方や価値観も、日本とは違うかもしれない。その違いを理解せずに一方的に判断してはいけないとも感じました。

隣村の子どもと一緒に施設プレスクールに向かう笹山さん(右)
キャンプに行く前は、現地の人々との交流や活動内容を知ることを期待していました。しかし実際に経験してみると、「知る」だけでなく、今回の旅は、まず“知ること”の大切さを教えてくれました。そしてこれから自分は何をしたいのか、何のために学び、どんな形で関わっていきたいのかを真剣に考えさせられる機会にもなりました。


私は将来、貧困問題に携わりたいと考えている。そのために、今回持ち帰った気づきや学びを一時的な感動で終わらせず、学び続け、行動し続ける人でありたいと思いました。

今回の経験は、私の中で「かわいそう」という感情を超え、今後「どう行動するか」を問い続ける原点となりました。

参加者仲間とインドの夜景を堪能する笹山さん(右端)


今回の貴重な機会を与えてくださったJELAの皆様、支援者の方々に心より感謝申し上げます。


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JELAはワークキャンプを通して、日本と世界の平和のために貢献する人=「奉仕者」の育成を目指しています。この奉仕者育成にご賛同いただけましたらぜひご支援いただけますと幸いです。

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