2026/03/17

【インド・ワークキャンプ2026】参加者レポート1(木原 萌さん)

 JELAインド・ワークキャンプ2026が、2月10日〜20日の日程で開催され、日本全国から集った9名の学生が参加しました。今回もマハラシュトラ州ジャムケド市にある、医療福祉施設「Comprehensive Rural Health Project (=CRHP)」を訪れ、施設内の工房での義足作りや、施設修繕、菜園整備などのボランティアワークを行いました。

【インド・ワークキャンプ2026】10日間のキャンプがスタート! 羽田空港に全員集合!!

チャプレンとして、日本福音ルーテル蒲田・横須賀教会の市原悠史 牧師も参加し、毎日の終わりに聖書の御言葉を通して1日を振り返り、感じたことや気づいたことを分かち合う「ディボーション」を行いました。

キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載します!


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隣人愛をすることに怖気付かないで


木原 萌


インドに行き最も考えたことは隣人愛についてでした。隣人愛とは何か考えたとき、この体験が特に印象的だったので話させてもらいます。私はインドの西側、ムンバイに近いマハラシュトラ州のジャムケドという町で長年地域への奉仕活動を続けているCRHPに受け入れてもらい、様々なことを体験しました。
施設内のプレスクールで塗装ワークを行う木原さん
私たちはこの活動に参加し、現地の子どもたちと時には遊び、共に働き、農園の畑をインドの遊牧民の人々と一緒に作り直したり、病院を見学したり、義足職人の人に教わりながら義足を作ったりなどを行いました。本当に色んなことをやりました。でも足を無くした人に義足を渡す贈呈式があったとき、他のメンバーに比べて感情移入ができない自分がいました。義足は殆ど作ることができなかったため、この祝いの場にいておこがましくないのかと遠慮したのです。そして同時に気持ちが入らない自分を責めることにもなりました。


この気持ちになっていた時、夕方に行うディボーションで善いサマリア人(じん)という聖書箇所がその気持ちを変えてくれました。ざっくり人物紹介、半殺しにされたある人はユダヤ人、無視をした祭司やレビ人は社会的地位が高い人、そして助けたサマリア人はユダヤ人と敵対する人種でした。憎い存在であったユダヤ人を助けたサマリア人、この人こそがそのときのユダヤ人の隣人であったとイエス様は示唆します。私たちは隣人愛を実践しろとはよく聞きますが、じゃあ隣人愛とは何でしょうか?誰彼構わず愛することでしょうか?でもそれを誰がわかるでしょうか。


義足職人とコミュニケーションをとる木原さん(中央)


もしかしたら祭司やレビ人はユダヤ人を可哀想に思ったかもしれません。逆にサマリア人はユダヤ人を好きだから助けたわけではなくて、半殺しにするのは自分だからほかの人から受けた傷は治してやろうという不純な動機だったかもしれません。しかしその時、私たち日本メンバーを引率してくれた市原牧師が私たちの気持ちは気にしなくて良い。何故ならイエス様は「行って、あなたも同じようにしなさい」と言ったのだからと仰いました。また、その行動には想像以上の影響があるのだとも同時に仰いました。つまり、隣人愛は行動であって、私たちの気持ちの大きさや内容は問題ではないのです。
CRHPスタッフと共に菜園整備のワーク


ですから不純な動機で人を助けても良いんです。気持ちがともわなくたっていいんです。私たち日本メンバーを受け入れ、毎食を用意してくれた現地スタッフの方々やナマステを返してくれるスラム街や商店街のインドの人々が何を思ってるかは分かりません。でもその行動に私たちの心は動かされました。おそらくやってくれた人の想像以上です。それと同じように、私たちの行動には想像以上の力があるはずです。予想ですが今後も自分の動機がしょうもなかったりすることで行動をためらうときは必ずきます。その時に、踏み止まらず、行動したい気持ちに素直になりたいとインドに行き再確認しました。


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