中央がグリテベックと奈良部職員 |
JELAは10万台の3%強にあたる3,218台をインド・カンボジアの支援先へ寄贈していただきました。そして受贈家族からアンケート形式で多数のデータを収集し、アジアの無電化貧困地域に及ぼすソーラーランタン利用の効果について分析しました。
セミナーでは、上記の分析に携わったJELA上級顧問のローウェル・グリテベック(国際開発学博士)が、以下のような内容をスライドを示しながら説明しました(通訳:奈良部慎平JELA職員)。
- ソーラーランタンの使用は子どもの学習時間の増加、家計のエネルギーコストの削減、より豊かで充実した家族団らんの時間の産出を実現した。
- 家庭のエネルギー支出が月3~4ドル節約できることとなり(貧困家庭にとっては大きな額)、余ったお金の44%は子どもの教育費、40%は栄養価の高い食費に向けられた。
- 灯油ランプを使わなくてよくなったことにより、家族の健康状態が改善した。
- ランタンは明るくて軽く持ち運びに便利なため、夜間外出が安全に行えるようになった。