2018/05/14

【世界の子ども支援】毎日メディアカフェでソーラーランタンの有効性を説明

5月11日(金)に毎日新聞東京本社のメディアカフェで、パナソニック株式会社のCSRセミナー「みんなで“AKARI”アクション~無電化の地域へあかりを届けよう」が行われました。

中央がグリテベックと奈良部職員
パナソニックは2018年に創業百周年を迎えるにあたり、2013年からその記念事業「ソーラーランタン10万台プロジェクト」に取り組み、今年1月に目標を達成しました。

JELAは10万台の3%強にあたる3,218台をインド・カンボジアの支援先へ寄贈していただきました。そして受贈家族からアンケート形式で多数のデータを収集し、アジアの無電化貧困地域に及ぼすソーラーランタン利用の効果について分析しました。

セミナーでは、上記の分析に携わったJELA上級顧問のローウェル・グリテベック(国際開発学博士)が、以下のような内容をスライドを示しながら説明しました(通訳:奈良部慎平JELA職員)。
  • ソーラーランタンの使用は子どもの学習時間の増加、家計のエネルギーコストの削減、より豊かで充実した家族団らんの時間の産出を実現した。
  • 家庭のエネルギー支出が月3~4ドル節約できることとなり(貧困家庭にとっては大きな額)、余ったお金の44%は子どもの教育費、40%は栄養価の高い食費に向けられた。
  • 灯油ランプを使わなくてよくなったことにより、家族の健康状態が改善した。
  • ランタンは明るくて軽く持ち運びに便利なため、夜間外出が安全に行えるようになった。
セミナーの模様は、5月14日付の毎日新聞の朝刊紙面や同社WEBサイトに掲載されました。