2018/10/15

【新しい短期宣教師の自己紹介】動物と天体に詳しいエリンさん

10月1日に三人の短期宣教師が来日して、東京で日本語の学習その他のオリエンテーションを受けています。三人とも来年1月に熊本に移動し、4月から2年間、ルーテル学院中学高等学校または九州学院で英語を教えながら、現地の教会で奉仕をします。

以下は、エリン・ライアンさんの自己紹介です(英語の原文をJELA事務局が訳しました)。


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はじめまして、エリンと申します。メリーランド州の出身で、そこで高校生に科学を教えてきました。教えることが特別に好きなわけではありませんが、科学は大好きです。私たちが幼い頃から、両親は私たちの勉強に関心がありました。というのは、彼らが教育者だったからです。私たちは楽器を演奏したりスポーツをすることを教わり、読書も楽しみました。

そういったことすべての中で科学の魅力は絶大で、とりわけ天文学に魅せられました。ほうき星であれ、流星であれ、太陽を巡る惑星の動きであれ、時間や季節に関係なく両親は私たち子どもを外に連れ出し、一緒にそれを眺めるように仕向けました。朝早く起こされた二人の兄は迷惑だったと思いますが、私はそれが大好きでした。
お兄さん(左端)のご家族とお誕生日を祝うエリンさん(右から2人目)

6歳か7歳の頃に野生動物や自然の素晴らしさにも目覚め、デューク大学で畜産学を勉強しようと心に決めていました。残念ながら、高校生になって、デュークで畜産学を専攻できないことを知ったばかりか、メリーランドでデュークのライバル校に行かなければならないということがわかりました。メリーランドのどの学校にも行くつもりはなかったのですが、メリーランド大学のキャンパスの美しさと学内のルーテル信徒会の活発な活動にまったく魅了されてしまい、そこで学ぶことになりました。

大学では、日本文化に興味があったというだけで日本語のクラスをとりましたが、当初はそれをどう活かすかは全く考えていませんでした。自分がするべきことを自分の中の何かが拒んでいて、メリーランド大学から畜産学の学位をとった後、Salisbury大学でもう二つの学位を取ろうとしました。

そこで地球科学の授業を受けた際に、担当教授に何気なくメリーランド大学で天文学を学んだことを伝えました。すると、教授は天文学の授業で入門的なレッスンのプレゼンをするように依頼してきました。なんと、それがとてもおもしろくて、教師になることを真剣に考えました。これが2012年から今まで私がしてきたことです。そしてたどり着いたのが、熊本で英語を教えることというわけです。

大学で習った日本語はほとんど忘れました。これから日本で浴びるように日本語にさらされる毎日が楽しみです。日本の伝統文化はとても興味深く、祐天寺に来てから小さな神社をいくつも訪れました。日本人のことをもっと知り、その文化、特に食べ物について学ぶことができればと思っています。また、多くの人と知り合い、その人たちからいろいろなことを学びたく思っています。とりわけ、一緒に教える先生たちと親しくなりたいですし、他の人に仕えるためにどうしたら自分の賜物を最もよく用いることができるか理解したいです。
日本の大学キャンパスでの文化祭を満喫するエリンさん

私は教師としての経験がまだ浅いので、熊本で一緒に教える先生から教室作業の技術を習い、それを自分に合った形にアレンジして、将来アメリカで教える時に役立てたいと思っています。

ランニングやハイキングも好きです。日本の公園や自宅の近所を走るのを楽しみにしています。富士山に登ることは私の長年の夢でした。日本滞在中にそれが叶えられると思うと嬉しくてなりません。札幌の雪まつりや九州の島々も訪問したいですし、中国やオーストラリアにも足を運んで、日本近辺の国で活躍しているELCAの宣教師たちにも会いたいです。
ランニング・ハイキング好きのエリンさんは早速近所を探検

私の信仰の旅路がこの日本に私を導いてくれたことに感謝します。この地で何が体験できるか楽しみです。日本で奉仕できる機会が与えられたことを嬉しく思います。


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